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2009.06.30

「現代萌衛星図鑑」は、ちょっと凄い本だぞ

 
ちょっと旬を逃してしまったかもしれませんが、ちょっと凄い本を読んだので、今さらながらのご紹介。

「現代萌衛星図鑑」しきしまふげん (著), へかとん (イラスト), 松浦晋也 (監修) (amazon)
 
 
また「萌え」か……などと、侮ってはいけません。

この手の萌え本の多くは、ちょっとオタクっぽい内容の本に、むりやり美少女のイラストやマンガをからめただけのものがほとんどです。要するに「萌え」なんて有っても無くてもどうでもよくて、ハッキリ言ってしまうと「萌え」成分はただの宣伝用のコピーでしかなかったりします。
 
 
しかし、この本はそんなニセ萌え本とは、ひと味もふた味も違います。

著者の人工衛星に対する愛は、尋常ではありません。さらに、愛の対象はマシンとしての衛星そのものだけにはとどまらず、衛星を開発する人々、運用する人々へも向けられます。

この尋常ではない愛を表現するためには、衛星が擬人化されるのは必然だったのでしょう。衛星達は、日本の宇宙開発をささえ、応援する全ての人々の愛娘として具現化され、ありったけの愛情と共に描かれます。

また、擬人化されることにより、彼女たちが産まれた社会的な背景や与えられた任務、その人生の歩み、そして最期の時まで、実に自然にかつドラマチックに描かれます。特に、3億キロの彼方で孤独に耐えながら必死にミッションをこなす「はやぶさ」と、愛娘の帰還を地球で待つ親たちのシーンは、涙無しでは読めません。
 
 
著者はJAXAのプロジェクトチームにも直接取材したそうですし、さらに監修はかの松浦晋也氏ですから、技術的な内容についてはおそらく心配有りません。参考文献もちゃんとあげられており、これは一般教養としての科学本のひとつの究極の形と言えるかも。

萌え萌えが好きな人、科学が好きな人、そして日本の宇宙開発について真面目に勉強したい人にもおすすめです。
 
 
もし続編がでるのなら、日本初の衛星「おおすみ」と、彼女を生み出した親たちの苦労も取り上げて欲しいなぁ。
 
 

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2009.06.28

J2第24節 仙台 1-1 札幌

 
2009年06月27日(土)
J2第24節 仙台 1-1 札幌(宮城)
ニュースなどで結果を知る

猛暑の中の試合、何とか引き分け
 
本家サイトはこちらです
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
http://homepage3.nifty.com/dole/
 

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2009.06.26

今日のいろいろ 2009年06月25日

いろいろ
 
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セキュリティ予防接種

危険性のないダミーの標的型攻撃メールを組織内にばらまいて、普段からユーザーの理解を高めておこうという試み。

ITセキュリティ予防接種実施調査報告書(JPCERT/CC、2009-06-19)

標的型メール攻撃の“予防接種”、半数が感染するも学習効果あり(INTERNET Watch、2009/6/19)

JPCERT/CCが「予防接種」の効果を報告 標的型攻撃の危険性はベテランでも新人でも同じ(@it、2009/06/22)

 
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USBメモリ

USBメモリ経由の感染機能を持つマルウエア調査報告書(JPCERT/CC、2009-06-19)

 
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スマート電力計

日本では今ひとつ普及していませんが、ご家庭の電力消費量を勝手にはかり、ネットワークで通信する「スマート電力計」というものが、欧米ではそれなりに流行っていたりします。

将来は、電力会社を自由に選んだり、自宅で発電した電気を電力会社に売ったり、家庭の家電製品のコントロールしたり、電力網全体をフレキシブルに制御するために役に立つ……と言っている人もいますが。

バグっている「スマート電力計」が電力網ボットネットへの道を開く?!(セキュリティホールmemo、20090616)


 
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機能安全

いまさら聞けない 機能安全入門(@it、2009/6/15)

 
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三菱UFJ証券

顧客情報持ち出しの件

三菱UFJ証券、情報漏えいの再発防止について表明( ITmedia、2009/06/25)

お客さま情報流出における弊社対応について(三菱UFJ証券)

 
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攻撃を受けてサービス停止

ゴルフダイジェスト・オンラインが、不正にアクセス攻撃によってサービス停止に追い込まれた事例。

不正アクセスによるサービス停止——事例から学ぶセキュリティ対策(ITmedia、2009/06/12)

 
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iPhone 3G S

買っちゃおうかなぁ。

「iPhone 3G S」の価格や解約時の費用が気になってなかなか購入できない人のためのまとめ(らばQ、2009年06月17日)

新型「iPhone 3G S」を予約してわかった新たな注意点と追加情報(らばQ、2009年06月21日)


 
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中国の検閲ソフトの件

中国の検閲ソフトは世界最大のボットネットになりうるか(スラッシュドット、2009年06月14日)

インストール義務化の検閲ソフトはパクリだった?!米企業からソースコード盗用か—中国(Yahoo! ニュース Record China、6月15日)

さすが中国

 
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Fortran

学部生はFortranを学ぶべき?(スラッシュドット、 2009年06月14日)

情報系の大学生なら、学ぶ言語の種類なんて、本質的な問題ではないだろう。たしかにちょっと古くさい言語ではあるけど、スーパーコンピュータ屋さんやシミュレーション屋さんでは、Fortran は現役バリバリの言語だし。分野ごとに異なる言語が使われるのは、あたりまえ。

どうでもいいけど、社保庁のシステムについて「いまだにCOBOLが使われている!」とバカにしていたバカな評論家がいたけど、地球温暖化のシミュレーションが「いまだにFortranで計算されている」と知ったら、どんな反応をするだろう?

 
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EUとマイクロソフト

EU市場向けWindows 7ではIEをバンドルせず(スラッシュドット、2009年06月13日)

Microsoftの「ブラウザなしのWindows」計画に,ECが依然厳しい姿勢(ITpro、2009/06/15)

マイクロソフトとすれば、「じゃあ、どうすればいいのよ」てな感じ?


 
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「Microsoft Security Essentials」ベータ版

MS、無料セキュリティソフト「Security Essentials」ベータ版公開 -(INTERNET Watch、2009/6/24)

米MSが無料ウイルス対策ソフトのベータ版を限定公開、日本は対象外(ITpro、2009/06/25)

 
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ネット教育

ネットを理解できない親や教育者たちによって、ネットの危険性が助長されている……というおはなし。

ネットを危険地帯にしているのは教育者---和歌山大の豊田准教授が指摘(ITpro、2009/06/11)

 
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住民基本台帳

どんな組織がどんな理由で住民基本台帳を閲覧しているのか気になったので閲覧状況の公表を軽く調べてみた(Eiji James Yoshidaの記録、2009-06-14)

そんな理由で閲覧されているんだ。

 
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民主党のSNS

民主党東京都総支部のサイト「東京ライフ」の中につくられたSNS「電子フォーラム」が、大変な事になったようです。

民主党が“東京SNS” Wikipedia風の生活情報ページも(ITmedia、2009年06月17日)

民主党が利用規約のない SNS を開設し → 祭り → 閉鎖 → 利用規約募集中 !(スラッシュドット、 2009年06月23日)

理想のSNSを作ろうとして失敗したこと自体は、まぁ仕方がない。

でも、政党のくせに、利用規約もないSNSを用意すればどんな連中が集まるのか、それすら予想もできないの程度のITリテラシーしかないのは、ちょっと情けないと思う。さらに、それを穏便に納める事もできないし。

もっとも情けないのが、これ

今回の「東京ライフ」は、多くのネチズンの声を受け、世代を超えた多くの国民の皆様にインターネット利用の意義や有効性を実証し、インターネット選挙解禁に大きな弾みをつけていきたいとの万感の思いをこめて、様々なリスクを覚悟で、開設に踏み切ったものであります。したがって、今回の試みが、インターネット解禁に反対する勢力の主張を裏付けるような結果に終わったならば、我々の時代に、政治・政策分野におけるインターネット利用促進を、論壇や国会の場で決着させることはほぼ不可能になります。この議論を決着させるには、私の次の世代の登場を待たねばならなくなってしまいます。

「東京ライフ」電子会議室の再構築にあたっての「知恵と工夫」募集のお知らせ(東京ライフ、2009年6月20日)


自分たちで失敗したことを、市民のせいにする根性はいただけない。多様な市民の意見を集約して、うまいところにおとすのが政党の仕事だろうが。

 
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先端的研究で実現して欲しいこと

科学技術で「実現してほしいこと」「実現すると期待していること」は何ですか?(スラッシュドット、2009年06月16日)

意見募集:先端的研究を推進して実現してほしいこと(内閣府、2009年6月12日)


 
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科学的な「安全」と、市民の「安心」

クローン牛の件。

食品安全委員会のクローン牛審議 - (松永和紀blog、2009-06-12)

科学的な評価は「安全」。
 
 
クローン牛の評価案を審議 食品安全委、8割反対も「安全」(中日新聞、2009年6月9日)

意見募集は、同委員会が評価案をまとめた3月から4月にかけて実施。寄せられた336件のうち、賛成意見は51件にとどまり、残りはほぼ反対意見だった。

 このうち半数程度は「気持ち悪い」という消費者の不安や、「生命の尊厳を汚す」といった倫理面の批判などで、調査会は「科学的視点で評価するわれわれがかかわる部分ではない」(同)として審議しなかった。

市民のみなさまの根拠のない「安心」と、科学的な「安全」の評価は、まったく関係ない。(科学的な評価がいつも正しいとは限らないのは、言うまでもないが)

 
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科学者と政治家

食品安全委員会の委員が、民主党などの反対により、参議院で不同意になった件。

食品安全委員会の吉川教授参院不同意と、中西準子先生の論文(松永和紀blog、2009-06-21)

科学的な評価と政治的な判断は別でもかまわない思うけど、政治家が科学的な判断を行う場に介入するのは、よろしくないだろう。(理想論でしかないのは承知の上だけど、あまりにあからさまなのは、かっこ悪い)
 
 
関連

食品安全委人事:民主が不同意へ(毎日JP、2009年6月1日)

食品安全委のBSE対策まとめ役・吉川座長が辞意 - 政治(asahi.com、2009年6月14日)

食品安全委:吉川座長が辞意 国会の人事案件不同意で(毎日JP、2009年6月16日)


 
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骨髄バンクで、厚労省天下り官僚がやりたい放題

骨髄移植推進財団(骨髄バンク)の理事に厚労省から天下ったキャリアが、セクハラ、パワハラ、自分たちの給料アップなど、やりたい放題……らしいですよ。

天下り官僚を拒否せよ!役人どもがこの国をダメする(東京日和@元勤務医の日々、2009/06/17)

 
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新型インフルエンザの感染の発見が不自然に偏っている件

5月、博多で新型インフルエンザの患者が発生しなかったのは、ウイルスを封じ込めたのではなくて、情報を封じ込めたから……というおはなし。

博多の壁(新小児科医のつぶやき、2009-06-12)


 
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専門家のヒューリステック

米国内のナノテク分野のトップ研究者363人に対して実施したアンケート結果の分析だそうです。

米国のナノテク専門家へのアンケート調査(リスク論のネタ帳&ナノ追っかけ、2009-06-20)

専門家もまた一般人と同様、個人的な価値観に基づくヒューリスティクスで判断しているらしいですよ。

 
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自動生成無意味論文

コンピュータがランダムに作り出した、意味のない言葉を並べた論文が、アクセプトされてしまったそうです。

自動生成無意味論文が査読付を標榜する学術誌にacceptされたという...(忘却からの帰還、2009年06月14日)

オープンアクセス方式の学術論文誌に機械生成した「無意味な論文」が受理される(スラッシュドット、2009年06月17日)

一種のチューリングテストだな。
 
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ac.jp でニセ科学


東京女子医科大学付属青山自然医療研究所クリニックのサイトが、ニセ科学過ぎる件。

ac.jpなのにものすごいことになっている件(Archives、2009/06/11)
 
 
自然医療と統合医療(東京女子医科大学附属青山自然医療研究所クリニック)

こりゃすごい。
 
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これが応用哲学だ

応用哲学会の公開シンポジウムの様子。

Youtubeこれが応用哲学だ!オンエア開始(感じない男ブログ、2009-06-16)

一部で話題の、伊勢田哲治さん、森岡正博さん、茂木健一郎さんの講演。

 
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皆既日食

asahi.com(朝日新聞社):日食ツアー当て外れ、あと1カ月なのに空き 鹿児島 - 社会(asahi.com、2009年6月22日)


 
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再販制

本屋さんから出版社への返品を認めない代わりに、書店の取り分を増やす制度ができるそうです。

出版業界の流通革命?返品改善へ「責任販売制」広がる (asahi.com、2009年6月22日)


コンビニのお弁当の値下げの件とまったく同じ構図なのに、どうもマスコミの歯切れが悪いのは、この問題を追及すると新聞の再販制度もやばくなるからなんだろうなぁ。

 
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イデオン

「伝説巨神イデオン 総音楽集」発売 未収録BGM含む4枚組(アニメ!アニメ!、2009年06月22日)

伝説巨神イデオン(すたちゃまにあ)

伝説巨神イデオン 総音楽集
出版社/メーカー: キングレコード(株)
発売日: 2009/08/26

バイラルジンが亜空間から出てきて、ガンドロアを発射するまでのBGMが好き。

これは買わねば。

 
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ガンダム

NHK BS2 5夜連続で宇宙世紀ガンダム特集 たっぷり20時間(アニメ!アニメ!、2009年06月22日)

ガンダム宇宙世紀大全(NHK、2009.06.12)

BS2 2009年7月27日(月)から7月31日(金) 5夜連続放送

これはミネバ見ねば。
 

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2009.06.24

J2第23節 札幌 1-1 横浜FC


 
2009年06月24日(水)
J2第23節 札幌 1-1 横浜FC(札幌厚別)
札幌厚別競技場 ゴールドシートで観戦

完全に試合を支配しているのに、得点できる雰囲気がまったくないのが不思議。
 
 
こちらもみてね
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2009.06.22

J2第22節 湘南 3-2 札幌


 
2009年06月21日(日)
J2第22節 湘南 3-2 札幌(平塚)
スカパーの中継で応援

うーーん。勝ちきれませんねぇ。後半15分に逆転されるというシーンを見せられたのは、今季何度目でしょう?
 
 
こちらも見てね
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2009.06.21

イラン情勢と twitter と google と Facebook

 
混乱がつづくイラン情勢に対応して、アメリカのネット業界にいろいろと動きがあるそうです。
 
 
まずは、今や世界的なコミュニケーションツールとなったTwitter。

以前から予定されていたメンテナンスを、わざわざ渦中のイラン国民が困らない時間に変更したそうです。

Twitter、イラン問題に配慮してメンテナンス時間を変更(ITmedia、2009年06月16日)
 
 


 米Twitterは6月15日、同日夜に予定していたネットワークアップグレードのためのサービス停止を、米太平洋時間の16日午後2時〜3時に変更したと発表した。その理由として同社は、Twitterは現在政治的混乱にあるイランのユーザーにとって重要なコミュニケーションツールになっているため、同国での利用が少ない午前1時半にスケジュールを合わせたとしている。

 
 
このTwitterの対応は米国政府の要請だそうで、クリントン国務長官がわざわざコメントを発していますね。

米政府がTwitterにメンテ延期を要請 Twitterは政治的影響を否定(ITmedia、2009/06/17)

米国務長官、「Twitterはイラン国民にとって重要」とコメント( ITmedia、2009/06/19)
 
 
 
もうひとつ。天下の google と Facebook 。

どちらも、急遽ペルシャ語に対応したそうです。

Google、Google翻訳にペルシャ語を追加(ITmedia、2009/06/19)

イランの事変に対応してFacebookとGoogle Translateが急遽ペルシャ語をサポート(TechCrunch、2009 年 6 月 19 日)
 
 
Google translates Persian(Official Google Blog、6/18/2009)

Launching Facebook in Persian (The Facebook Blog)
 
 
twitterもgoogleもFacebookも、突然ですねぇ。

国際社会の注目がイランに集まったのは別に最近のことではなくて、特に核問題に関してここ数年以上にわたって国連安保理と揉めていたはずです。しかし、外交的な努力をつづける米国政府はともかく、googleなどの企業はイラン情勢に特に関心を寄せてはいなかったと思います。それが、イラン大統領選挙による混乱が改革派と保守派による衝突にまで及び、「もしかしたらイラン現政権が大きなダメージを受けるかもしれない」という局面になったとたんに、この動き。

これって、米国政府と国民はイラン改革派を支持するぞ、という姿勢のあらわれなんでしょうねぇ、きっと。自由に世界とコミュニケーションできるネットサービスをイラン国民に提供するというのは、イランの現政権に対する嫌がらせとしては、非常に効果的でしょう。しかも、軍事的な対応よりも安上がり。その上、この方法なら世界中の誰にも非難されないし、なによりも米国国民自身がまったく後ろめたさを感じなくてすむ。

ここぞというときの、米国政府と米国企業の動きは、素早くて、しかも徹底していますねぇ。さすが世界の自由を守る警察官。

(日本には、こーゆー武器がないのが残念)
 

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2009.06.19

臓器移植法案 A案可決

 
子どもの臓器移植と脳死の扱いが焦点となっていた臓器移植法案は、衆院において「A案」が可決されたそうです。

一転、臓器移植法案「A案可決」賛成263票( MSN産経ニュース、2009.6.18)
 
 


投票総数は430票。過半数は216票。A案は「脳死は一般に人の死」と位置づけ、本人が生前に拒否しなければ、家族の同意で臓器提供を可能にする。また、15歳未満の臓器提供を禁じる現行法の年齢制限を撤廃し、子供の臓器移植に道を開く内容。

 
 
 
僕としては、脳死を死と認めることにまったく異存はないし、拒否されなければ大人も子どもも区別なく移植可能というのは、とても合理的で良い案だと思います。死んでしまった、もしくは目を覚ます可能性が限りなく低い人よりも、生きている人間を大事にするのは当たり前でしょう。

一方で、この法案に反対する人がたくさんいるのも理解できますし、そんな人々を非難する気もありません。ですから、どちらかというと合理性よりも感情で動きがちと思われる国会議員のみなさんが、きちんと合理的な判断をしたのは、正直ちょっと意外でした。少しだけ見直したかも。
 
 
さて、せっかく合理的な判断が行われ、臓器移植に向けて法律的なハードルが取り払われそうなのですから(参院でどうなるのかわかりませんが)、次は運用面の整備ですね。

なによりも必要なのは、医師達が脳死について正しい判断を下せるような医療体制の充実と、必要とされる人に臓器が確実に届けられるシステムの整備でしょう。

僕自身や僕の家族が脳死状態になったとき、臓器を提供することには全く抵抗はありません(実際にその時がきたら、どうなるかは自分でもわかりませんが)。それでもやっぱり、脳死判定は厳格に行われたのか、そして提供された臓器がちゃんと役に立るのか、この二点について気になるのは当然です。

そこらへんの体制がきちん整備されれば、臓器提供に応じる人も増加し、それによって救われる患者も増えるんじゃないかな。
 

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2009.06.17

「サイエンスカフェ」と「IT勉強会」

 
世の中では、科学者と市民が語り合う場として「サイエンスカフェ」が大流行です。また、IT系の技術者達が自主的に集う「IT勉強会」というのも、全国で空前の大ブームだそうです。

この「サイエンスカフェ」と「IT勉強会」、比べてみるとなかなか面白かったりします。
 
 
サイエンスカフェ

サイエンスカフェは、ヨーロッパの「哲学カフェ」がルーツと言われ、科学者と市民による双方向のコミュニケーションを目的に開催されることが多いイベントです。

政府の科学技術基本計画で「科学技術と社会のコミュニケーション!」とぶちあげられたのをきっかけに、2005年くらいから、全国各地でさかんに実施されています。主催者は、大学やら学会やら博物館やらお役所関連がほとんど、たまにNPOとかもあります。対象は、理科や科学に興味のある素人市民です。

たいていの場合、アカデミックな研究者がスピーカーになり、集まった市民に向けて話題提供が行われます。建前として、参加者全員での双方向のディスカッションを目的にしている事が多いのですが、アカデミックな世界の研究者と、科学の興味があるといっても所詮は素人の不特定多数市民が、同じ場で突っ込んだ議論をするというのは、なかなか上手くいかない場合が多いようです。
 
 
サイエンスカフェ(ウイキペディア)

全国のサイエンスカフェ情報は、このへん参照
サイエンスカフェ案内
サイエンスカフェ・ポータル
 
 
 
IT勉強会

IT系のエンジニアによるコミュニティが、勤める企業を超えて自主的に集まって行う勉強会です。ネット上ではなく、どこかの会場に顔をつきあわせて行われます。何がきっかけでいつ頃からブームなのかはわかりませんが、ここ数年はまさに「空前の大ブーム」と言えるほどで、全国各地で毎日必ずなんらかの勉強会が開催されているそうです。

もともとIT系のエンジニアは、ネットを利用して時間や空間を超越したコミュニティを作って様々な活動をしてきたのですが、そのような永続的で強いコミュニティばかりではなく、一見さん大歓迎のローカルで緩いコミュニティもあってもいいかな……てな感じでブームになったのだと思います。

主催はエンジニアのコミュニティがほとんど。企業がバックについている場合もあります。対象は、多くの場合はプロのエンジニア。基本的に全ての参加者が(レベルはともかく)その道のプロなので、それなりに話がはずむ場合が多いようです。

ちなみに、市民とのコミュニケーションとか、先端技術の社会的なアセスメントとかは、まったく意識していません。アカデミックな世界とも違います。あくまでエンジニアによる、自主的な身内の勉強会です。
 
 
全国のIT勉強会の様子については、もちろんここ参照
IT 勉強会カレンダー

ついでに参考になりそうな記事とか
はなずきん——IT勉強会カレンダーは「自分のために」(@IT自分戦略研究所、2008/9/18)
レポート:このカンファレンスは伝説になる-「勉強会カンファレンス2009」開催(技術評論社)
 
 
 
……てな感じで、世間で流行しているといっても、両者はまったくことなるイベントです。まぁ、初めから目的も対象も違うのですから、当たり前といえば当たり前。

でも、外部の人間、たとえば理科や数学やコンピュータに興味のない文系の一般市民のみなさまからみれば、どちらも理系のオタクが集まって、なにやら小難しい話をしているイベントでしかないような気がします。どちろも、科学技術コミュニケーションの一種なのは、まちがいないでしょう。

ですから、「サイエンスカフェ」も「IT勉強会」も、お互いに学べるところがあると思うんですよね。
 
 
たとえば、全国のサイエンスカフェの悩みといえば、プロの研究者と一般市民の双方向コミュニケーションの欠如でしょう。研究者が一方的にしゃべるだけでイベントが終わってしまう事が、多々あるわけです。

これに対しては、IT勉強会で一般的に行われている「ライトニングトーク」を使えませんかね。一部の参加者に事前に準備をお願いして、5分間くらいづつ素人なりの勝手な意見をしゃべってもらえば、幅広い議論のきっかけになるかもしれません。

ライトニングトークの解説はこのへん
ライトニングトーク(ウイキペディア)
ライトニングトークの極意教えます(@IT自分戦略研究所)
 
 
また、IT勉強会も、別に素人市民を参加させろとは言わないけど、純粋なエンジニアだけでなくて、IT系の行政関係者やら法律関係者やら、あるいはアカデミックなコンピュータサイエンスの研究者やら、身内以外の専門家にも参加を呼びかければ、絶対に面白い話が聞けると思うのですよ。

さらに、勉強会の場所や施設を地元の役場に貸してもらったり、大学と一緒にイベント行うことも可能でしょう。「科学技術コミュニケーション」と名がつけばいろいろと予算が付くご時世らしいので、エンジニアのコミュニティが地元の大学に対して「社会人向けの勉強会をやりたい!」とか協力を持ちかければ、大学はすぐに食い付いてくるような気がするけどなぁ。
 
 

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2009.06.14

J2第21節 札幌 1-1 徳島


 
2009年06月14日(日)
J2第21節 札幌 1-1 徳島(札幌厚別)
札幌厚別競技場 ゴールドシートで観戦

2点目が取れていれば楽勝だっただろうになぁ、の引き分け。
 
 
つづきはこちら
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
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2009.06.12

今日のいろいろ 2009年06月11日

 
まったく脈絡無く、たくさんのメモ

 
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Glumblerウイルスとは別物

新たな「Webウイルス」出現、2万件以上の正規サイトに埋め込まれる(ITpro、2009/06/01)
 
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プライバシーマーク

プライバシーマークを取得していないサイトが、勝手にマークを使っているそうです。

プライバシーマークの不正使用にご注意(スラッシュドット、2009年06月10日)

【ご注意】プライバシーマーク(ロゴ)の不正使用について(財団法人 日本情報処理開発協会、平成21年5月26日)

プライバシーマークの実効性に疑問を抱く人も多いようですが。

たしかに、プライバシーマークがあれば安全というわけではないけど、プライバシーマークがあれば(不正使用でなければ)、少なくとも個人情報保護のために努力している企業であるのは間違いないと思う。問題は、不正利用しずらい仕組みをよく考えなかったことかな。

 
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機密情報専用ケーブル

事故で判明、「機密情報専用ケーブル」の存在 | (WIRED VISION、2009年6月 3日)
 
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公共インフラへのハッキング

本格攻撃の前触れか:公共インフラへのハッキング、YouTubeに実況動画が見つかる( ITmedia、2009/05/26)

かなり昔から、発電所がやられた……てな噂だけはいろいろと聞くけれども。

 
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ウェブサイト構築事業者のための脆弱性対応ガイド

「ウェブサイト構築事業者のための脆弱性対応ガイド」などを公開(IPA、2009年6月8日)

 
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Adobeアップデート

この度Adobeでは、四半期ごとに定例のセキュリティアップデートを公開することにしたそうです。で、今月のマイクロソフトアップデートのタイミングにあわせて、初のアップデートが行われました。

ドビシステムズ社の Adobe Reader と Acrobat のセキュリティ修正プログラムについて(6/10)(警察庁 @police、平成21年6月10日)

Adobe Reader/Acrobatのセキュリティアップデート公開(INTERNET Watch、2009/06/10)

Security Updates available for Adobe Reader and Acrobat(Adobe、June 9, 2009)

 今回のセキュリティアップデートでは、JBIG2フィルタに存在する脆弱性など、これまでに確認されている合計12件の脆弱性を修正。脆弱性の中には、悪用することで任意のコードを実行させられる可能性のあるものも含まれている。

 
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オープンデータ

日本は、データをオープンにしようという動きがなさすぎる、というおはなし。

テクノロジーの民主化とオープンデータの重要性 - (SourceForge.JP Magazine、2009年06月03日)

データを利用せずに囲い込むだけでは、まったく世の中の役に立たん。どんなデータでも、オープンすることにより、誰かが社会のために分析して利用してくれるだろう……というのは、おそらく正しいと思う。

 
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私はWinnyを使っていません!

……ということを証明するツールだそうです。

ネットエージェント、「Winnyを使っていない」証明書を発行するツールを提供 (スラッシュドット、2009年06月03日)

P2Pファイル共有ソフト検査証発行 支援ツール(NetAgent Co., Ltd. )

ツールを売り込むターゲットとしては、情報漏洩のリスクを回避したい企業と、そんな企業に就職したい学生らしいですが……。

こんな証明書を自主的に提出してくるような学生は、うちの会社では採用しません。

ついでに、こんな証明書をもとめるような企業には、就職しない方がいいと思うよ。

 
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オバマ大統領のサイバーセキュリティ・スピーチ

オバマさんが、サイバーセキュリティに関するスピーチをしたそうな。
 
 
米国がサイバー・セキュリティの強化へ(yebo blog、2009/05/30)

米国のデジタル基盤は恒常的な攻撃にさらされているとし (就任時からサイバー・セキュリティを強化する言っていたことだが)、まずは政府のコンピュータ・ネットワークをハッカーの侵入から守るため (敵は中国)、ホワイトハウスにサイバー・セキュリティを担当するポストを新設する

もうひとつ。

オバマ大統領の5月29日サイバーセキュリティ・スピーチ(エフセキュアブログ、2009年06月05日)

興味深いのは政策アクション方針として3番目に上げられている「我々は、この目的に向かう努力のために非常に重要な、公共/民間パートナーシップを強化して行くつもりです。(we will strengthen the public/private partnerships that are critical to this endeavor.)」という部分でしょう。特に、次のセンテンスでは情報インフラが民間によって運用されていることを認め、その次のセンテンスで「私の政権は、民間企業に向けてセキュリティ標準を一方的に指令するつもりはない。(My administration will not dictate security standards for private companies.)」と、はっきり言い切っています。

 
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中国

中国国内で販売されるPCには、検閲ソフトのインストールが義務づけられるそうです。

中国政府、検閲ソフトのプリインストールを義務付け(Technobahn、2009/6/8)

中国、7月から全パソコンに検閲ソフト義務化(NIKKEI NET、20090609)

中国、7 月から全パソコンに検閲ソフト義務化(スラッシュドット、2009年06月10日)

おそらく、このソフトがインストールされていないPCは、噂のグレートファイアーウォールを通過できなくなるのだろうなぁ。さすが中国。


 
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SNS勢力地図

世界ソーシャルネットワーク勢力地図(TechCrunch、 2009 年 6 月 8 日)

おもしろい

 
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ATMにマルウェア

銀行のATMは、実はWindowsXPで動いているのが結構あります。で、そんなATMに、カード情報を抜き取る悪のソフトウェアがぶっ込まれてしまったそうです

WindowsXP搭載のATMからカード情報を抜き取るマルウェア、東欧で確認される(スラッシュドット、2009年06月06日)

 
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Apple

毎年恒例、AppleのWWWDC(Worldwide Developer Conference)2009において、いろいろと新製品が発表されたそうです。もっとも興味深いのは、やっぱりこのふたつ。

Snow Leopard は9月発売、アップグレード29ドル(Engadget Japanese、Jun 8th 2009)

楽しみ。
 
 
速報: iPhone 3G S 発表、国内は6月26日発売(Engadget Japanese、Jun 8th 2009)

外付けキーボードとテザリングが可能なら、嫁さんに土下座してでも、すぐに購入するのだが。

 
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ATOK 2009 for Mac

ついに発売。

日本語入力システム ATOK 2009 for Mac(ジャストシステム ATOK.com、2009.06.02)

発売日:2009年07月17日(金)
Just MyShop予約受付日:2009年06月23日(火)

僕の両手は完全にATOK仕様なので、これは待ち遠しい。。問題は、Snow Leopard への対応だな。

 
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勉強会の勉強会

無事、開催されたそうです。

このカンファレンスは伝説になる−「勉強会カンファレンス2009」開催(技術評論社 gihyo.jp、2009年6月8日)

 
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コミックにICタグ?

日本の出版界が迷走しているというおはなし。

ブックオフ株買収その後〜大日本印刷は「オープン化」スキームを示せるか(【海難記】 Wrecked on the Sea、 2009-06-08)

迷走のあまり、コミックスへのICタグ導入を企んでいるらしいですが。

でも、万引き防止が目的らしいけど、莫大なコストをかけてこんなシステムを導入しようとしても、個別の書店と古本屋へのメリットが全くない。はたして、中小の書店が協力するのか? それとも、大手以外はつぶれてもいいのか? そもそも、今どき、こんなモデルで流通をコントロールできると考える方が不思議。

その上、なぜ商品へのICタグ導入が世界中の消費者から批判されているのか、まったく理解していないっぽい。

世界のどこでも検討されていない「一般売り書籍へのICタグ導入」という悲願はあきらめていただき、大日本印刷にはぜひとも、もっと別のスキームを考えてほしい。

まったく同感。

 
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温暖化懐疑派

温暖化問題懐疑派の槌田敦氏が、自身の論文が掲載されないからと気象学会を訴えた件。

論文掲載拒否で精神的苦痛と提訴 日本気象学会に元大学教授( 47NEWS、20090527)

で、その論文のダメな点について、くわしく解説してくれているサイト

この論文はリジェクトだ(海の研究者、2009-06-07)


 
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Weird Rain

空からオタマジャクシが降ってきた? 石川県で相次ぐ(asahi.com、2009年6月9日)

怪奇…空からオタマジャクシ降ってきた!?(Yahoo!ニュース 産経新聞、6月8日)

はれときどきおたまじゃくし ? 石川県内でオタマジャクシの落下相次ぐ(スラッシュドット、2009年06月10日)

空から降る降る…オタマや小魚、石川で相次ぐ謎の珍現象(Yahoo!ニュース YOMIURI ONLINE、:6月11日)

オカルト好きにとっては、とっても興味深い事件なのだが……。普通に考えて、鳥が吐き出したんだろうなぁ。二件目の魚は、いたずらかも。


 
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えん罪

警察によるえん罪事件は、マスコミも同罪だというおはなし。

足利事件当時の新聞報道 - (どうにもならない日々、2009-06-07)

これはひどい。新聞記者は、どの口で警察を非難しているのか。
 
 
おまけ

「足利事件」捜査の元県警幹部ブログが炎上 「謝罪しろ」コメント殺到(ITmedia、2009年06月05日)

 
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最近の若者は……

なぜ若者は我慢できないのか……などというのは、バカな老人の戯れ言だ、というおはなし。

「このままじっと我慢してれば、そのうち良くなる」。そんな神話を信じる老害社員はなぜ増えたのか?(カレーなる辛口Javaな転職日記、2009年 06/07)

新卒なら入社後3年くらいは我慢した方が、次につながると思うけどね。それ以降は、チャンスがあれば積極的に転職していいと思うよ。

 
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守りたい生態系ってなんだ?

自然との共生?生態系・環境を守ろう?? 偽善エコ社会を糾弾する本(やさしいバイオテクノロジー、2009/06/04)

自然との共生?生態系・環境を守ろう?? 偽善エコ社会を糾弾する本 その2(やさしいバイオテクノロジー、2009/06/09)

『里山は、日本固有の動植物の生息の場』
これ、ホント?
この「日本固有」ってなに?
日本という国ができたのは人類の歴史からみても、ごく最近のことです。
日本列島という国土も、生物の歴史からみれば、ほんの最近のことです。

この「日本固有」って一体なんだろう?
いつからいるの?どんな種のこと?
里山は、人間が棲みつく前にあった生態系を徹底的に破壊しまくって
新しく作り出した人工的な生態系です。(くどいですね)
それを守れということですね。

 
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10億年のメモリ

データを「10億年」保持可能:カーボン・ナノチューブ利用(WIRED VISION、2009年6月 3日)

 
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かぐや

月周回衛星「かぐや(SELENE)」が、無事にお役目を終え、月面に落下したそうです。

「かぐや」月面落下日時・場所(JAXA、2009年6月11日)

「かぐや」、月面に落下=貴重なデータや映像残し−観測1年半、使命終え・宇宙機構(Yahoo!ニュース 時事、6月11日)

ご苦労様でした。
 
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ロケットのISO規格

ISO、宇宙ゴミ対策規格化−来春めど設定(日刊工業新聞、2009年06月02日)

 
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レーザー通信

人工衛星とレーザーで通信(東京新聞、2009年6月2日)

ホワイトベースを追うシャアのザンジバル

「キャメル艦隊と交信できるのか?」
「はい。航路をコンピュータートレースしていますから、できます」
「レーザー交信回線開け」
「……キャメル艦隊のドレン大尉、出ました」

……てなシーンを思い出した。
 

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2009.06.11

月刊マイクロソフトアップデート6月号

 
今月はてんこ盛りです。

MSが10件の月例パッチを公開、IEやOfficeの脆弱性を解(ITmedia、2009年06月10日)

MSが6月の月例パッチ公開、“緊急”6件を含む計10件(INTERNET Watch、2009/06/10)

2009 年 6 月のセキュリティ情報(Microsoft TechNet、2009年6月10日)

2009年6月のセキュリティ情報(日本のセキュリティチーム (Japan Security Team)、09 June 09)
 
 


2009年6月のセキュリティ情報は、事前通知からの変更はなく予定通り、計 10 件(緊急 6件, 重要 3件, 警告 1件)となります。
また、合わせて、MS09-017の更新、セキュリティ アドバイザリを 2件公開し、2件を更新しています。

さっさと適用しておきましょう。
 

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2009.06.10

地球外知的生命体とのファーストコンタクト

 
地球外知的生命体を探している研究者たちが、実際に地球外知的生命体とファーストコンタクトをしたときに我々地球人はどんな挨拶をするべきなのか、アイディアを募集しているそうです。

地球外知的生命体に遭遇したら、なんと言う ?(スラッシュドット、2009年06月09日)
 
SETI institute(地球外知的生命体探査協会)のサイトはここ。
Earth Speaks(SETI Institute)

メッセージのアイディアは、twitter でも配信されてますね。
 
 
ところで、「地球外知的生命体」と簡単にいいますが、「地球外」はともかく、「知的」と「生命体」は、なかなか定義が難しいのじゃないかなぁ。

現在の人類の定義する「生命」なんて、所詮は地球の物質を我々が勝手に生命と非生命に分類した片方でしかありません。例えばウイルスや、あるいは将来確実に出現するであろう自己増殖機械が「生命」ではないのは、単なる定義の問題でしかないわけです。ですから、生命体といっても、チーラみたいのからギドドンガスみたいのまで、もしかしたら原子や分子、太陽系や銀河系クラスの大きさだったり、あるいは電波やら空間そのものやら形のないものだっているかもしれません。

また、「知的」も同様で、人類は自分とコミュニケーションをとれる相手を勝手に「知的」だと認識しているだけで、それ以外の形態の知性があったとしても、その存在を認識することはできないでしょう。ソラリスの海やらジャムやら天蓋領域の連中をみるまでもなく、知的だからといって論理体系がわれわれと同じであるとは限らず、お互いにお互いを知性と感じられるかどうかはかなり疑問ですね。

てなわけで、地球外の生命体や知性は、どちらもわれわれの想像を絶するものだと思います。なので、仮に人類が偶然に他の知的生命体やその痕跡とニアミスしても、そうとは気づかずにすれ違ってしまう可能性の方が高いんじゃないですかね。想像を絶する相手なんですから、認識すらできなくても不思議はありません。

もしコンタクトができるとしたら、それは十分に高度な知性をもつ相手が人類の存在に興味をもっていて、人類にわかるような形で、あえてコンタクトをとってきてくれた場合のみ。

そう考えると、人類が他の知的生命体とのコンタクトできる可能性は絶望的に低いだろうけど、もしそれが出来たときには、意外と友好的なお相手と良いお付き合いができるんじゃないかなぁ、なんて夢想したりもします。(情報統合思念体が地球に有機インターフェースを送り込んでくるようなもんです)。

僕が生きているうちに、人類が宇宙人とコンタクトできればいいなぁ。
 

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2009.06.09

「経済効果」のバカバカしさ

 
岡田ジャパンが目標とする「ワールドカップ4強」が実現した暁には、莫大な経済効果があるらしいですよ。

世界最速で“ダブル岡ちゃん”株が急騰 (nikkansports.com、2009年6月8日)

CM総合研究所(東京都港区)の関根建男代表は

(中略)

岡田ジャパンが目指す強気の目標「本大会ベスト4」が実現すれば、最大400兆円規模の経済波及効果も期待できるという。


 
400兆円ですよ、400兆円。これは天文学的な数字ですよ。
 

1年後のタイミングで、日本が4強になれば、日本経済再ブレークの引き金を引く可能性がある」と指摘。「日本の国内総生産(GDP)の約500兆円に近い上積みも期待できるインパクトになる」としている。

 
場合によっては、まるまるGDPが上づみされるのですって。これは、補正予算はすべてサッカー日本代表の強化費に突っ込むべきですよ、麻生さん。
 
 
……いや、スポーツ紙の記事に掲載された広告屋さんの数字を真面目に取り上げるのは野暮だというのは承知の上ですが、あまりにもバカバカしいにも程があるだろうという数字がでてきたので、つい反応してしまいました。CM総合研究所の関根建男代表の名前は、おぼえておきましょう。
 
 
さて、この手のスポーツイベントの「経済効果」といえば、もっとも有名なのは関西大学の宮本勝浩教授です。

最近のものでは、2008年阪神タイガース優勝やらWBC侍ジャパン優勝の経済効果が、それぞれ767億円、550億円と、宮本教授によって計算されていますね。

阪神タイガース優勝に伴う経済波及効果は約767億円 (関西大学プレスリリース、2008年9月26日)(PDFです)
2009年WBCの経済波及効果は約506億円 (関西大学プレスリリース、2009年2月27日)(PDFです)
 
さらにこの宮本教授、野球だけではあきたらず、ありとあらゆるものの経済効果を計算してしまいます。
 
新型インフル、経済損失743億円 関大院教授試算(asahi.com、2009年5月28日)
くいだおれ人形」の経済波及効果は約17億円 (関西大学プレスリリース、2008年4月9日)(PDFです)
 
すごいですねぇ。
 
 
さて、僕は経済学についてはまったくの素人ですから、この経済効果の計算そのものが正しいのかどうかはわかりません。しかし、ウイキペディアの記述によると、学者としての姿勢にちょっと問題があるのは、間違いないようですよ。

宮本勝浩(ウイキペディア)

効果が検証可能な事例(2007年世界陸上や2009年のWBC優勝)であっても、宮本氏はその効果が実際に存在するかどうかを検証したことは一度も無い。経済学は疑似科学ではなく社会科学である以上、効果の検証や証明を行わない氏の研究者の姿勢には非常に問題がある。(あるいは再現性や検証不可能な試算が行われている可能性がある。)

うーーん。どうして検証しないのでしょう? 正式な論文ではないとしても、学者さんが自分の専門分野についてメディアで大々的に語ったことなんだから、ちゃんと確かめるのが筋じゃないのかなぁ。これじゃにせ科学の一種だと言われても仕方ないと思いますよ。

さらに、ご本人ではなくても、他の経済学者達はなぜ検証しないのでしょう? 阪神や食い倒れ人形はともかく、インフルエンザの経済効果なんて、社会的にも政治的にも大きな影響を起こしかねない、経済学全体に関わる問題だと思うのですが。
 
 
自然科学の科学者の場合、積極的にニセ科学を批判する動機としては、もちろん弱者である消費者を守るというのもありますが、市民の目の前からニセ科学を排除することによって自然科学業界の品質を保つという、業界人の本能のようなものもあるはずです。

経済学者さんたちは、自分たちの業界である経済学に関するいい加減(かもしれない)数字をメディアで垂れ流されて、平気なんですかね?
 

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2009.06.07

J2第20節 札幌 1-2 鳥栖


 
2009年06月07日(日)
J2第20節 札幌 1-2 鳥栖(札幌ドーム)
札幌ドーム ゴールドシートで観戦

後半の後半、みんなの足が止まってしまい、きれいに逆転負け。押しまくっていた前半に、きちんと大量点を取っておけば、楽勝だったろうになぁ。
 
 
つづきはこちらで
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
http://homepage3.nifty.com/dole/
 

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2009.06.05

運転中にサッカー中継を聴くのは危険

 
なんと、科学者による研究の結果、運転中にラジオでサッカーの中継を聴くのは危険だということが明らかになったそうです。

運転中にラジオでサッカー中継聴くのは「危険」(Reuters、2009年 05月 28日)

何をあたりまえのことを……。

と思ったけど、保険会社がからんだ結構まじめな研究らしいですね。

英国レスター大学のプレスリリース
Listening to football - a fatal distraction(University of Leicester : PRESS RELEASES、27 May 2009)
 
 
 


運転中にラジオでサッカーの試合の実況中継を聴くことは、試合が盛り上がった瞬間に衝突のリスクを招くなどして危険な可能性があると、英レスター大の研究者が発表した。

 
イギリスではサッカーの試合をメジャーなラジオ局で実況中継するのが普通なんですかね? 日本におけるプロ野球と同じ扱い? それはちょっとうらやましい。
 
 

同研究は、ゴールやペナルティー、レッドカードの場面でドライバーの集中力が途絶え、運転が不安定になることが分かったと報告。

 
その昔スカパーと契約する前、札幌のローカルコミュニティFM局でアウェイのコンサドーレの試合を電話中継することがあって、電波が届くエリアまで車で行って運転しながら中継を聴いたことがあるのですが、あれはたしかに危ない。ゴールやらカードの瞬間はもちろんエキサイトして危険ですが、試合に負けた直後も、悔しくて悔しくて運転にまったく集中できなくなって、数時間は危険な時間が続きます。
 
 

マイケル・ポント教授は「サッカーファンの人たちは、欧州チャンピオンズリーグ(CL)の決勝といった大事な試合の時にはできれば、誰か別の人に運転してもらうよう頼むべきだとの結論に達した」としている。

 
 
で、この記事の直後に欧州チャンピオンズリーグの決勝があったわけですが。
 
CLで敗れ怒りのマンUファン、車で人込みに突っ込み4人死亡(CNN.co.jp、2009.05.29)
 
マイケル・ポント教授の言うことさえきいていれば、こんなことには……。
 

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2009.06.03

J2第19節 栃木 0-1 札幌


 
2009年06月03日(水)
J2第19節 栃木 0-1 札幌(熊谷)
スカパーの中継で観戦

久々の勝利!

3戦連続引き分けのあとの、順位的には勝たねばならぬ相手との試合。試合全体の内容をみれば「完勝!」と言ってもいい試合だったのでしょうが、見ているサポータとしてはなかなか緊張する試合となりました。
 
 
つづきはこちら
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
http://homepage3.nifty.com/dole/
 

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2009.06.02

今日のいろいろ 2009年06月01日

 
なんとなく興味がわいた記事をなんとなくメモ。

 
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あんしん処セキュリ亭

マイクロソフトが面白いことを始めました。必見。

あんしん処セキュリ亭(マイクロソフト)

 
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GENO

「感染すると、さまざまな被害に」——最新Webウイルスを徹底解説(ITpro、2009/05/22)
 
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ボットネット

フォトレポート:知られざるボットネットの内側(ZDNet Japan、 2009年5月25日)

 
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PCI DSS

5分で絶対に分かるPCI DSS(@it、2008/8/7)

 
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情報セキュリティ市場調査報告

経済産業省 平成20年度情報セキュリティ市場調査報告書(まるちゃんの情報セキュリティ気まぐれ日記、2009.05.21)


 
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Mac Protection

エフセキュアからMac用のウイルス対策ソフトのベータ版がでたそうです

Mac Protection(エフセキュアブログ、2009年05月21)

 
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NAT

IPv4アドレスの共有案 (NAT)(yebo blog、2009/05/20)


 
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企業舎弟?

同窓会サイト "この指とまれ!" がサービス停止になっている件。

ゆびとま:6月14日サービス再開をサイトに掲示(毎日jp、2009年5月31日)

個人情報の流出に関しては、同委員会がデータを完全に保存しており「ご安心してください」としている。

サービスは再開するし、最も心配な個人情報に関しても安心だ、……とは言っているようですが、そもそも「複数の企業と数名のヘビーユーザーからなる「ゆびとま再建委員会」」って信用できる連中なのか?
 
 
これまでの経過のまとめはこのあたり参照。

主人が「ゆびとま」で「甚大なトラブル」に遭って3週間が過ぎました(C0FFEE の日記、2009 年 05 月 31 日)

あやしさ大爆発です。
 
 
膨大な数の機微な個人情報をあずかったSNSが、一時的にしろ暴力団関係者にのっとられてしまったということの意味を、すこし真剣に考えた方がいいかも。

SNS混迷のゆびとま(Matimulog、2009/06/01)
SNSが企業舎弟になってしまった恐怖(Matimulog、2007/02/22)

 
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Tsudaる

いろんな会議やイベントの内容を Twitter で生中継することを「Tsudaる」とよぶそうです。

「週刊誌の将来」考えるイベント 詳報したのはネットだった(J-CAST、2009/5/18)

Twitterでシンポジウム「生中継」 津田大介さんに聞く(J-CAST、2009/5/18)

津田大介は『Tsudaる技術』という本を書くべきではないだろうか(YAMDAS現更新履歴、2009-05-28)

「Tsudaる」技術 導入編(にっき (n-oshi@lares)、2009/05/31)

 
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医薬品新販売制度

医薬品のネット販売の件

「医薬品新販売制度の円滑施行に関する検討会」を傍聴してきました(音楽配信メモ、2009年05月12日)

医薬品通販規制、「離島」「継続使用」のみ認める経過措置実施へ(INTERNET Watch、2009/05/22)

医薬品ネット販売規制に対し、ケンコーコムとウェルネットが行政訴訟(スラッシュドット、2009年05月29日)

医薬品のネット販売規制の是非については僕はよくわからないけど、結構重要なことが法律によらず省令によって、公的な審議会やらパブリックコメントすらも全く無視して官僚の思うがままに決められるという状況は、よろしくないと思う。日本において物事の最終的な判断を下すのは裁判所なんだから、行政訴訟というのは積極的にやるべきだろう。
 
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GIGAZINE vs 楽天

よくわかんない事件。

GIGAZINE曰く「楽天は個人情報を1件10円で販売している」……(スラッシュドット、2009年05月28日)

 
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地デジカ騒動

これもよくわかんない。

地デジカ騒動とYouTubeリミックス動画に思うこと|四本淑三の「テレビを捨てよ、動画サイトを観よう」(ASCII.jp、2009年05月24日)
 
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勉強会の勉強会

「勉強会カンファレンス2009」6月6日開催 IT勉強会主催者が、勉強会の運営方法について議論(CodeZine編集部、 2009/05/28)

空前のIT系勉強会ブームだが、遂に勉強会のための勉強会が開催される運びとなった。

こりゃすごい。

 
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2ちゃんねらーの実体

googleの分析によると、2ちゃんねらーは意外と普通の人が多いらしいですよ。

マス化する2ch(スラッシュドット、2009年05月29日)

「2ちゃんねらー」意外な実像 14%が年収1000万以上(J-CASTニュース、2009/5/27)

ここで注目が集まっているのが、「2ch.net」、つまり「2ちゃんねる」の利用者層についての分析結果だ。男女比は68:32。かなりの「男社会」であることがわかる。また、学歴は、「高校中退以下」「高卒」「大卒」が、それぞれ31%、30%、34%と、ほぼ拮抗している。「大学院修了」も4%いる。年齢層で最も多いのが、35~44歳が34%と最も多く、25~34歳(17%)、45~54歳(同)、0~17歳(14%)と続いている。比較的高齢化が進んでいることが伺える。世帯年収を見ると、500万円未満が46%と大部分を占めるものの、1000万円以上も14%いる。「ニートやひきこもりが多い」という2ちゃんねらーに対するステレオタイプとのギャップが際だっている形だ。

2ちゃんねるくらい巨大なサイトになると、日本のネット利用者全体の平均とほぼ同じということでしょう。
 
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プログラマーを見分ける方法

おもしろい。

ある一人の人間をプログラマーかどうか見分けるには?(ときどきの雑記帖 i戦士篇、2009年05月26日)

世の中にはただ 10 種類の人間しか存在しない: 二進法を知っている人間と、知らない人間だ。

 
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ヱヴァンゲリヲン箱根補完MAP

欲しい

箱根町観光協会、「ヱヴァンゲリヲン 箱根補完マップ」を配布(スラッシュドット、2009年05月27日)

ヱヴァンゲリヲン箱根補完MAP 配布日・先行配布 決定!(箱根町観光協会)
 
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涼宮ハルヒの憂鬱

唐突に新作が始まりました。

涼宮ハルヒの憂鬱:3年ぶり新作放送、再放送8話目に「笹の葉ラプソディ」(毎日jp、2009年5月22日)

ついに「涼宮ハルヒの憂鬱」第2期放送開始、「笹の葉ラプソディ」スタート(GIGAZINE、2009年05月22日)

アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズ、いきなりの新作放送 (スラッシュドット、2009年05月25日)
 
 
YouTubeで公式に配信されています

角川アニメチャンネル(YouTube)
 
 
直前までまったく宣伝せずにいきなり放送というのは、角川としてはそのほうが話題になると踏んだのでしょう。で、実際に角川の思惑通りになったわけだ。

ところで、佐々木さんの出番はないのか? 回想シーンとかワンカットでいいのだが。
 
 
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インフルエンザのリスク管理

良い方向に軌道修正ができたリスク管理の例になるのではないだろうか−新型インフルエンザの厚労省対応−(J. Nakanisi Home Page、2009.5.26)

 
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世界のコンセント

Power Plugs of the World Map(Gizmodo、 May 18 2009)

 
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いじめ対策

これは凄い。本当に凄い。教員採用試験で出題するべき。

この「いじめ対策」はすごい! (森口朗公式ブログ、2009-05-20 )

 
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科学ライターのお金

科学ライターのお金の話1 (松永和紀blog、2009-05-24)

科学ライターのお金の話2 (松永和紀blog、2009-05-24)

科学ライターという職業が構造的に儲からない世の中なのか、それとも単にマネジメントの問題なのか。

 
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クローン食品

「気持ち悪い」7割批判的 クローン食品に市民意見 内閣府、調査会で再審議へ(Yahoo!ニュース 産経、5月27日)

「クローン」という名前が悪いと思うんだ。

 
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温暖化対策

地球温暖化に対抗するため、屋根を白く塗って反射率を上げようというおはなし。

屋根を白く塗ろう。気候変動を遅らせるために(スラッシュドット、2009年05月30日)

太陽エネルギーを単純に宇宙に反射するのと、太陽電池で電気エネルギーとして取り込むのと、どちらが温暖化防止に役立つのだろうか?


 
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プラスチックごみの渦

太平洋のどこかに、膨大な量のプラスチックごみが集まった場所があるのだそうです。

太平洋の巨大な「プラスチックごみの渦」、遠征調査へ( AFP、2009年05月25日)

プラスチック以外にも、いろいろと集まっているんだろうなぁ。ちょっとロマンを感じる。
 


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