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2008.12.03

迷惑メールのクリック率を実証実験

宣伝付きの迷惑メールを受け取った人は、どれくらいの確率でクリックするものなのか。これを研究するため、実際に迷惑メールを出しまくった学者さんがいるそうです。

迷惑メール広告のクリック率と購入率を実証調査(日系BPネット、2008年12月1日)

論文
Spamalytics: An Empirical Analysis of Spam Marketing Conversion(PDFです)
 
 
英語の論文び方はまだ読んでないけど、気になるクリック率などはこんな感じらしい。

 ざっと見積もると、2~3万通の迷惑メールを送信すると1人がサイトを訪問する。1200万通を送ると1名が性機能改善薬を購入する。18~26万通を送ると1名がウイルスに感染することになる。

この数字が大きいのか小さいのかは判断できないけど、具体的な数字が明らかになったのは、意味があるんじゃないかな。このクリック率から得られるベネフィット以上のコストを、なんらかの形で迷惑メール業者に課すことができれば(通信料とか、時間とか)、迷惑メールも減るだろう。
 
 
業者に出回っているメールアドレスのリストの精度についても言及されています。

「メール送信の成功」は24%だけで、76%は送信に失敗している。変更などでメールアドレスが存在しなくなった宛先にも送ったことが考えられる(受信者側のメールサーバーが受信を拒否したものも含む)。

意外と精度低いのね。この研究結果がもとになって、闇に出回るアドレスリスト価格が暴落したりして。
 
 
レスポンス速度。

 迷惑メールの受信者がメール中のURLをクリックする“レスポンス速度”も分析している。迷惑メールを送信して10秒後からサイトへの来訪が始まり、6時間以内に4割が来訪する。24時間で約6割が来訪し、3日で約8割、その後は1カ月たつまでだらだらと来訪者が増える。

大量の迷惑メールを出してプロバイダにマークされても、フィッシングサイトを作って当局にマークされても、3日間だけ稼いでサイト畳んで他のプロバイダに逃げ出せばいいわけだ。それと、迷惑メールに対して、1ヶ月後に反応する人がいるのも、意外といえば意外。
 
 
 
あと、研究のためとはいえ、実際に迷惑メールを大量に送り、善良な市民に迷惑をかけることの倫理的に問題について言及する人もいるようだけど。

うーーーん、これくらいは仕方ないんじゃないですかね。実際にウイルスやフィッシングで被害を及ぼしたというのなら、もちろん問題あるのだろうけど、ただ迷惑なメールが数通くるだけなら、ほとんどの人は気にしないでしょう(プロバイダには仁義通しているのかな?)。あくまで、程度の問題ですけど。

おそらく本人は批判があるのも覚悟の上なんだろうし、この結果が迷惑メール対策に役立つのなら、きっとお天道様も許してくれるんじゃないかな。
 

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