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2008.10.31

匿名の仮想人格をつくりリアル人格と結合するビジネス

 
mixiが、会員であれば住所を知らない人にでも年賀状を送れるサービスを始めたそうです。

mixi、マイミクシィ同士で年賀状が送れる「mixi年賀状」(BB Watch 2008/10/28)

ミクシィ、日本郵便と連携した新サービス「ミクシィ年賀状」を開始~住所を知らないマイミクシィに年賀状を郵送~(株式会社ミクシィ 2008年10月28日)
 
 
住所氏名を知らない mixi の知人に年賀状を送りたい場合、相手がうけとりを同意してくれれば、mixi が代わりに年賀状を送ってくれるわけだ。

すなわち、住所や氏名というリアルな世界の人格が、お互いが直接それを知ること無しに、SNS 上の仮想の人格と結びつくわけだな。

この場合、中間に存在する mixi は、両人格を結びつける事が可能であり、もし mixi が情報を漏らせば匿名性はなくなってしまう。でも、もともと mixi はユーザの素性を知っている(はず)なんだから、仕方がない。なかなかいいアイディアだと思うよ。mixi の住人が利用するかどうかはわからないけど。
 
 
 
で、思いついたのですが。

別に年賀状だけでなく、さらに mixi なんて通さずに、郵便局が直接こんなサービスをやればいいのにね。

任意のハンドルネームとハンドル住所である「仮想住所氏名」を郵便局に申し込むと、それあての郵便を「リアル住所氏名」に送ってくれるサービス。私書箱のもっと極端なサービスかな。

たとえば、僕の仮想名前と住所として「M78星雲のセブン」を郵便局に申し込んでおく。もちろん有料でかまわない。

で、日常性格において、この仮想の名前を利用するわけだ。名刺もこれでいいかな。

リアル住所氏名を知られたくない場合、たとえば懸賞やアンケートの住所氏名欄には、「M78星雲 セブン」と記入するわけだ。

もし懸賞が当選したら、「M78星雲 セブン」あてに景品が送られ、これを郵便局がリアル住所氏名に変換した上で、自宅に送付してくれる。

もともと郵便局は全国民の住所氏名を知っているのだから、現在以上にプライバシーが脅かされることはないだろう。

将来、銀行の口座がこの仮想住所氏名で開設できるようになったりすれば、現実の世界を複数の独立した人格で楽しむことが可能になるかもしれない。

いいな、このサービス。値段にもよるけど、絶対売れると思う。郵便局に売り込みに行こうかな。まずはビジネスモデル特許だ!
 
 
(本気で、リアル人格と仮想人格の結びつきを、第三者に対しても完全に明かさないで済むような仕組みを作ろうと思ったら、複数の独立した認証局をつかえば可能なのかな? かなり大がかりなインフラになりそうだけど。)
 

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2008.10.30

コミュニケーションスキルが足りないのは誰だ?

 
社内のコミュニケーション不足、特に上層部と現場のコミュニケーション不足で悩む企業というのは、世の中にたくさんあって、そんな悩める企業は、企業向け教育ビジネスが提供する「コミュニケーションスキル研修」とかに頼ってしまうわけです。 

研修の内容は、いろんなビジネスの現場での意思疎通の方法を実習形式で確認する形式が多くて、たとえば、一対一で会話している相手が携帯をいじりっぱなしで自分の話を全く聞いてくれない……てなシチュエーションを実際に体験してみて、「話す方も聴く方も姿勢が大事なんですよぉ」てな当たり前の結論をありがたくいただいたりします。

よくよく考えてみれば、大のおとなが真面目にやるものじゃないですね。

とはいっても、まぁ研修を実施する会社や講師の実力にもよりますが、カリキュラムはかなり工夫されており、大人が参加しても決して飽きるものではなく、たいていの場合は受講した本人はそれなりに勉強になった気になります。社内のコミュニケーション不足に悩む企業は多いようで、一日コースでひとり十万円とか平気でとられるにもかかわらず、この手の研修はなかなか人気があるそうです。
 
 
さて本題。教育ビジネスの中に人に聞いた話。

大抵の会社では、入社数年の若い衆にこの手の研修を受けさせることが多いのですが、若者の受講後の感想は、かならずこんな感じだそうです。

「この研修は役に立つ。しかし、我々よりも上司に受けさせるべきだ」
 
 
そして、社内の年をとった偉い連中にこの手の研修を受けさせてみると、年寄りの感想はこんな感じだそうです。

「この研修は役に立つ。しかし、我々よりも若手に受けさせるべきだ」
 
 
お互いに、コミュニケーション不足の原因を、相手のせいだと思ってるのですな。日本の企業の、……いや、日本社会の世代間のコミュニケーション不足は、深刻なのかもしれないなぁ。
 

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2008.10.28

Excelを信じてはいけないよ

 
Excel2007 の統計機能はまったく信用ならないそうです。もちろん、それ以前のバージョンも同様です。統計で嘘をつきたくない人は、注意しましょう。
 
  

スラッシュドット


Excelの統計機能は不正確(スラッシュドット 2008年10月27日)



Excel 2007の統計的分布解析や乱数生成、推定関数は精度の面で不正確であり、Excel 2007の統計関数は正しい結果を返さない可能性があるため、もし統計解析を行いたいならExcelは使用すべきでない


     

Excelのいい加減さを述べた論文を紹介しているブログ

Excel使うな(Okumura's Blog 2008-10-25)

まず最初の論文

(……中略……)

要約:どうしょーもないから使うな。
 


(……中略……)

要約:どうしょーもないから使うな。
 


(……中略……)

昔のExcelの乱数は無茶苦茶だった。

(……中略……)

Excel 2007になってもまだおかしい。Microsoftはたった十数行のアルゴリズムもまともにインプリメントできないんだ。

   

Excel問題についての老舗(?)

ひどい話です!(群馬大学社会情報学部)

Excel は,コンピュータ・ソフトウェアの三種の神器のようになっていますが,とんでもないこともあるというお話。

 

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2008.10.26

J1第30節 川崎 3-1 札幌


 
2008年10月26日(日)
J1第30節 川崎 3-1 札幌(等々力)
スカパーで観戦

個人の能力の差で完敗。
 
 
くわしくはこちら。
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
http://homepage3.nifty.com/dole/
 

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2008.10.25

マイクロソフトアップデート緊急増刊 これはやばい?

 
久しぶりに緊急アップデートがでました。

Windowsをリモートから自由自在にコントロールできる脆弱性が発見されたそうです。

すでに、この脆弱性を利用したゼロディ攻撃やら、ウイルスの存在も確認されているようで、かなりやばい状況かもしれません。マイクロソフトもあわててるようですね。
 
 
マイクロソフト セキュリティ情報 MS08-067 - 緊急Server サービスの脆弱性により、リモートでコードが実行される(958644)(マイクロソフト 2008年10月24日)

2008年10月24日のセキュリティリリース (定例外)(マイクロソフト 日本のセキュリティチーム 24 October 08)

今回対応した脆弱性は、ファイル共有などをになっている Server サービスに存在し、139/TCP, 445/TCPで不正に細工された悪意のある通信パケットを受信することで、システムを完全に掌握される可能性があります。

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003の深刻度が緊急で Windows XP および Windows Server 2003 において標的型攻撃を確認しています。 Windows Vista, Windows Server 2008 については、深刻度は重要で、悪用も比較的困難であると分析しています。

すでに悪用も確認されていますので、可能な限り早期に適用することを推奨しています。


 
 
公的なサイトとか
Microsoft Serverサービスの脆弱性 (MS08-067) に関する注意喚起(JPCERT/CC 2008-10-24)
マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(警察庁 @police 平成20年10月24日)

便利なまとめ
マイクロソフトセキュリティ情報 MS08-067 - 緊急 : Server サービスの脆弱性により、リモートでコードが実行される (まっちゃだいふくの日記★とれんどふりーく★ 2008年10月24日)

すでに出現しているウイルスについて
Microsoft Server サービスの脆弱性 (MS08-067)を悪用した脅威(トレンドマイクロ ウイルス解析担当者ブログ 2008年 10月 24日)
 
 
今すぐアップデートしたほうが良さそうです。
 
かつて、世界中のネットワーク管理者と社内OA担当者を恐怖のずんどこに陥れた、ブラスターワームの時といろいろ似ているかもしれません。忘れかけていたあの悪夢がよみがえるのか?
 

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2008.10.24

テープをはがしてX線

 
既に世間で大きな話題となっているけど、やっぱり取り上げずにはいられない話題。

なんと、真空中で粘着テープをはがすと、エックス線が放射されることが、実験で確かめられたんですって。しかも、そのエックス線で人間の指を透視した写真が、Nature のカバー写真になったって。

論文と表紙
Correlation between nanosecond X-ray flashes and stick–slip friction in peeling tape

Nature

関連
ごく普通の粘着テープからX線が放出される(スラッシュドット  2008年10月23日)

「真空中で粘着テープを剥がすとX線生成」Nature誌掲載:動画と画像で紹介(WIRED VISION 2008年10月23日)
 
 
これは凄い。この研究が社会に与える影響は大きい。

とりあえず、妊婦による粘着テープの使用の禁止を呼びかけねば。大量の粘着テープの利用には、放射線取扱主任者の資格が必要になるかも。

それどころか、予防原則に従えば、メーカにより安全性が確認されるまでは、粘着テープの製造販売自体が禁止されるべきかもしれないぞ。
 
 
 
冗談はさておき。

医療用のCTの、患者がくぐる穴の周りの円形の部分、あそこに何が入っているのか今まで謎だったのだが、あそこは実は真空で、でかいセロテープが入っていてグルグルはがされていたんだな。

もしかして、極端に幅の広い円筒形にまかれたスコッチテープを真空の宇宙において、超高速で回転させてテープをはがせば、そのままX線レーザー砲として使えたりしないかな。直径6キロ、長さ18キロの円筒にまかれたスコッチテープをはがしてやれば、そのままソーラ・レイになったりして。
 
 
 
まじめな話をすると。

これって、誰もの身近にある物で、実にあざやかに誰もが驚く結果を出してしまった、かなりすごい研究だと思います。とりあえずイグノーベル賞、そして遠い将来、新たなX線源として粘着テープが実用化された暁には(そんな時がくればの話ですが)、ノーベル物理学賞も夢ではないと思う。
 
 
 
ちなみに

「セロテープ」はニチバンの登録商標、「スコッチテープ」は3M。ですから、公の場では「粘着テープ」あるいは「セロハンテープ」と言っておくのが無難かもしれません。
 

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2008.10.23

キーボードの電磁波を傍受する

 
一般的なキーボードから出る微弱な電磁波を傍受して、遠隔から入力文字を読み取ることが可能だそうです。

キーボード打鍵時の電磁波で情報漏えい、スイスの研究者が実証(INTERNET Watch 2008/10/21)

キーボードから発せられる電磁波で入力されたキーを傍受する(スラッシュドット 2008年10月22日)

実験では、2001年から2008年に製造された11種類の有線キーボード(USB、PS/2、ノートPC)が用いられた。キーを打つ際に電子部品からは微弱な電磁波が放射される。この電磁スペクトルを傍受・解析することにより、最大で20メートルの距離から、また隣室で壁によって隔てられていてもキーボードで打った文字を再現できることがわかった。

INTERNET Watch の記事


 
 
おもしろいなぁ。セキュリティの研修などで、こぼれ話として話すネタとしては、最高かも。

たしかに、ディスプレイに映る画像をケーブルから漏洩する電磁波でのぞき見することが可能なのだから、キーボード入力も電磁波でのぞき見できても不思議はないわな。

このあたりも参照
漏洩電磁波(ウイキペディア)
 
 
でも、20メートルまで近づいて、アンテナを展開する必要があって、しかも複数のPCが稼働している状況では使い物にならない。こんな技術が、実際に役立つ状況というのが、ちょっと思いつかないなぁ。

例えば、要人が宿泊しているホテルの隣の部屋にアンテナを置くとか?

簡単なシールドされたら終わりだけど。
 
 
 
もし僕が悪人だったら、同じリスクを覚悟するのなら、ディスプレイが見える位置に盗撮用のカメラを設置するかな。こちらの方がまだ簡単で、しかも効果は遙かに大きそうだ。
 

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2008.10.22

B型のうた

 
世間では、B型は大人気なようで、B型の人間を称えた歌がたくさん歌われています。

どれくらいたくさんかというと、googleさんで「A型のうた」と検索してみると、

もしかして: B型のうた

なんて余計なお世話されるくらい。

で、googleさんのお勧めに従って、「B型のうた」をちょっとだけ検索してみました。

 
---

血液型B型のうた おおくぼ良太

いやだいやだと嫌われる 社会の迷惑B型!

あまりの歌詞の過激さゆえに、発禁になったとか。

YouTubeにあった。
血液型B型のうた_おおくぼ良太(YouTube)
 
 
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B型ロックンロール はなわ

B型の子供は自己中だから、かくれんぼの途中なのにそろばんに行っちゃう。 さらにB型の子供は気分屋だから、絵の具のパレットを洗わない。

少なくとも、僕に関してはあたってる!

くわしい歌詞はこのへん参照
B型ロックンロール(Yahoo! ミュージック)
 
 
---

彼女はBlood type B 稲垣潤一


作詞:秋元康  作曲:桑村達人



誰にも自由をしばらくれたくなっい!
O型の僕だから、なぜか惹かれるぅううう。

(耳で聞いただけなので、正確な歌詞じゃないかも)

こんな、血液型で恋愛をかたるようなバカな男が、マイペースのB型女とうまくいくわけがない……なんてね。
 
 
---

B型独立宣言 カステラ


作詩:大木知之 作曲:大木知之



B型はB型で あつまって
島に行って 国をつくる
A型やO型は 楽になって
本当の しあわせ知る
TU TU TU TU………
初めて地球が 平和になる
TU TU TU TU………
世界が喜ぶ おめでたい国

哲学的だ。

くわしい歌詞はこの辺を参照
B型独立宣言 - カステラ(goo 音楽)
 
 
---

B型の詩

我儘結構、自己中結構、今日も行きます我道を。 他人が何と思おうと、人生悔いはありません。

陽気で寡黙な性格です。躁鬱病ではありません。
ついてこなくて結構です。こちらも勝手にやってます。

好きな人には尽くします。とことん助けて差し上げます。
嫌いな奴らはシカトです。この世の末までさようなら。

勝てない勝負は致しません。熟慮の末の不参戦。
一度始めた勝負なら、たとえ死んでも負けません。

(……以下延々と続く)

自虐ネタとしては、かなりおもしろい。

引用元はここ
B型によるB型のためのB型の研究
 
 
---

もともと血液型による性格判断なんて全く信じておらず、そんな話を信じている血液型信者を心の底からバカにしているにもかかわらず、信者から「B型って自己中で……」とか揶揄されると、なぜか喜んでしまうのは、僕だけじゃないだろう。

これこそが、B型気質なのかもしれないなぁ……なんて思ってしまうと、いつの間にやら信者達の術中にはまってしまっているのかもしれない。気をつけねば。
 
 
それはともかく、もしも、血液型以外の遺伝的な形質をネタにして似たような歌をつくったりしたら、けっこう大きな問題になるだろうに。新聞も騒ぎそうだ。なぜ、血液型だけ許されているのだろうなぁ?
 

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2008.10.19

J1第29節 札幌 0-2 柏


 
2008年10月19日(日)
J1第29節 札幌 0-2 柏(厚別)
厚別競技場 ゴールドシートで観戦
 
 
3度目の降格決定!
 
今さら多くを語っても仕方ないので、最初に降格した十年前の日記からの引用。
 


まぁ、負けたものはしょうがない。来年頑張ればいいのです。J2になったらチームの危機だとかいいふらす輩がいるようですが、コンサドーレというチームができて以来、「チームの危機」ではない瞬間があったでしょうか?「2部に落ちる」などという事はサッカーではよくあることです。

(1998年12月5日(土)の日記)


 
 
ついでに、二度目の降格時、6年前の日記からも一言引用。
 

まだシーズンは終わっていない。来年に夢がつながりそうな試合を見せてくれ!!

(2002年10月30日(水)の日記)

 
 
……4度目の昇格をすればいいさ。以上。 
 
 
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2008.10.17

株式市場の混乱の原因を夢想してみる


 
リーマン・ブラザーズが破綻したあの日から、この世界の資本主義は根本的にかわってしまったのかもしれないなぁ、などと、いろいろなブログからの受け売りでつぶやいてみる今日この頃。
 
 
ところで、現在の株やら外国為替の取引の意志決定は、人間の意志がどこまで反映されているんですかね?

少なくとも、相場を動かすほど大規模なお金を動かしているのは、ほとんどがコンピュータ同士による自動的な取引なんじゃないかな。

(注 僕は、金融系のシステム、株や為替の取引に関するシステムなんてまったく知らないので、以下に述べることは単なる戯れ言の可能性が大です)
 
 
コンピュータによる株の売買の意志決定は、なんらかの数式にしたがっているのでしょう。

で、その元になっている数式は、過去の経験と限定されたモデルから導かれた物なのでしょう、たぶん。詳しく知らないけど。なので、仮に大恐慌のような異常事態が起こったとき、そのモデルによって正しい意志決定ができるかどうかは、経済学者もわからないんじゃないかな。

さらに、そんな数式をコンピュータにプログラムとして実装するときには、コンピュータシステムならではの制限が必然的に課せられるはずです。つまり、あらゆる状況において数式を完璧にシミュレートすることは、原理的に不可能なわけですな。

たとえば、コンピュータの物理的な能力による限界を近似でごまかしていることもあるだろうし、ネットワークやCPU処理による遅延もあるし、システム構築のコスト削減のため、一般的だと思われる範囲を逸脱した取引は初めから無視したプログラムになっているかもしれないし、そのうえ例外処理やエラー処理も完全ではなかったりするかもしれません。

 
 
なにが言いたいかというと、ここのところのパニック的な株式市場の動きは、あきらかに通常の取引とは異なる異常事態なわけですが、コンピュータによる意志決定のシステムは、もともとそんな異常な状況に対応してはいないのではないかなあ、なんて思ったりするわけです。通常の状況を想定したモデルの数式を、通常の状況を想定したプログラムで実装したシステムが、ここ数日の異常な取引にちゃんと対応できているのかなぁ? と。

普段はちゃんと動いていても、日常とは異なる異常事態になった途端、うまく動かなくなるシステムなんて、世の中にはいくらでもあります。金融屋さんのシステムだけが、世の中の他の重要インフラのシステムよりも優れているとは、とうてい思えないよなぁ。
 
 
何か事件がきっかけで、ちょっと異常な状況が作られる。で、異常事態に対応できない金融屋さんのコンピュータ達が、人間ではあり得ない異常な判断を行い、それがまた異常な取引につながり、異常事態を増幅させていく。現在の株式市場の状況は、こうして作られたものなんじゃないのかなぁ。ちょっとした初期条件のきっかけからあり得ないほど異常な結果が生じてしまう、文字通りのカオスってやつ。
 
 
さて、株式市場が実体経済に大きな影響をあたえるという逆転現象が、懸念されているそうです。

我々に見えない仮想空間で、まともじゃない意志決定を行う狂ったコンピュータシステム同士が、狂った取引をいつまでもいつまでも自動的に行い続ける市場。それによってカオス状態になった株式市場が、金融業界を混乱させるだけではなく、直接我々の生活を脅かす世の中。

……なかなかSFっぽくて、ちょっとワクワクしますね(不謹慎ですが)。
 

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2008.10.16

市民と専門家のコミュニケーション

 
僕は、地元の某弱小サッカーチームを応援しています。趣味を同じくするサポータ同士なら、いつまで話をしても話題は尽きません。

「どうしてこんなに弱いんだ?」
「みんな貧乏が悪い!」
「それにしても、いつになったら曽田さんは代表によばれるのかねぇ?」

てな感じ。

本場、英国のパブでビール片手に地元チームを応援している人々も、おそらくこんな話をしているんじゃないかな。行ったこと無いけど。
 
 
そして、そんなコミュニケーションの場に、プロの選手やチームの経営者といったサッカーの専門家が参加して議論に加わってくれたなら、僕は感激のあまり三日三晩くらいは語り続けられる自信があります。結果として、選手とサポータの絆は深まり、チームの実力や財政状態も少しは好転するかもしれません。それは、僕らにとっても、専門家にとっても、その場を主催する人にとっても、とても楽しくて有意義で幸福な場なのでしょう。
 
 
さて、そんな楽しそうな雰囲気に誘われて、もともとサッカーに興味のない人がふらりとやってきて、「オフサイドってなんですか?」「サッカーって野蛮だよね」とか言い始めたら、どうなるでしょう。

議論になりませんよね。僕なら、「つまらない質問で、貴重な時間をさくな」「興味ないならさっさと帰れ」とか思っちゃうかもしれません。心が狭いですかね?
 
 
そう、楽しく有意義に議論するためには、最低限の予備知識が必要なんです。
 
 
もし、サポータ相手ではなく、全く知識がない人を対象にしてサポータの裾野を広げる事が目的なら、こんなコミュニケーションではなく別の方法をとるべきです。たとえば、少年向けのサッカー教室とか、いろいろなイベントにマスコットのぬぐるみが出演するとか。まずは興味を持ってもらって、その上で最低限の知識を授けてあげないと。

とにかく、ビール片手に、あるいはコーヒー片手に、双方向の有意義なコミュニケーションを目指すなら、知識も目的も動機もない全くの素人は、邪魔でしかありません。これは、もっと大きくて深刻な問題、たとえば「日本サッカーの未来」なんて問題についての議論する場合も同様です。具体的な議論は、ある程度知識がある人じゃないと、参加されても迷惑です。

もちろん、まったく知識のない人を無視してよい訳じゃなくて、そんな人々にはサッカー業界を挙げてまずは地道な啓蒙活動した上で、議論に参加するに足る知識を持ってもらうように努力すべきでしょう。双方向の議論やコミュニケーションは、それからのことです。

そこまでやったとしても、サッカーについて興味があり知識もある人なんて、世の中全体からみればほんの少数派で、サッカーを国民全体の話題として議論するなんてもともと永遠に無理不可能です。これは野球でも、環境問題でも、科学技術でも同じ。興味無い人に興味を持ってもらおうと思うのなら、まずはその分野の専門家がひたすら一方的に啓蒙してやるしかないし、それでも興味無い市民は興味無い分野に口出しすべきではありません。で、興味があり知識がある人々だけで具体的な議論をするのが、世の中にとっても当人にとっても幸福なことなんじゃないですかね。
 
 
さて、ここからが本題。

環境問題や遺伝子組換え食物の問題などのリスクアセスメントへの市民参加の問題点は、まさにこれです。

…………てな議論を、シュレーダー=フレチェットやサンスタインにからめてをここから進めようかと思ったけど、長いし眠くなったので続きはそのうち。
 
 
ていうか、はじめはサイエンスカフェのあり方について述べてみようかと思って書き始めたのに、いつのまにかこんな話になってしまった。これも続きはそのうち。
 

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2008.10.15

月刊マイクロソフトアップデート10月号

 
今月はもりだくさん。

マイクロソフトが10月の月例パッチ公開、“緊急”4件を含む計11件(INTERNET Watch 2008/10/15)

IEやExcelに「緊急」パッチ、Webやファイルを開くだけで被害の恐れ(IT Pro 2008/10/15)


マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(警察庁 @police 平成20年10月15日)

JVNTA08-288A Microsoft 製品における複数の脆弱性に対するアップデート(JVN 2008/10/15)


2008 年 10 月のセキュリティ情報(Microsoft 2008年10月15日)

2008年10月のセキュリティリリース(Microsoft 日本のセキュリティチーム 15 October 08)


緊急 4 件、 重要 6 件、 警告 1 件の計 11 件。緊急が4件もあって、かなりヤバ目なので、早急にアップデートした方がよさそうです。
 
 
 
なお、今月から、脆弱性毎に、その脆弱性を利用した悪用コードが公開される可能性を示す「Exploitability Index (悪用可能性指標) 」が公表されています。

詳細な説明はこのあたり参照。
Microsoft Exploitability Index (悪用可能性指標)(Microsoft)
 
今月の脆弱性の中には、すでに悪のコードが出回っていることを示す「1 – 安定した悪用コードの可能性」もたくさんあるので、やっぱりさっさとアップデートしておきましょう。
 
 
おまけ

Windows Vista の次のバージョンの Windows の正式名称が決まったそうです。その名も「Windows 7」!。

次期Windowsの正式名称は「Windows 7」に決定(INTERNET Watch 2008/10/14)

かつてのライバル「Solaris 2.6」の次のバージョンが、いきなり「Solaris 7」になったことを思い出した。
 

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2008.10.14

理系離れを食い止めるには

 
みのさんに頼んで、「理系ダイエット」を流行らせよう。

「毎日、勉強は理科ばかりという生活を1ヶ月半続けたところ、7キロも減量に成功しました!」

理科の参考書が、全国の本屋さんから消えること請け合いだ。

(誰でも思いつくネタかもしれませんが)

  
 
この作戦は、いくらでも応用がきくぞ。

内需拡大・景気対策には「個人消費ダイエット」
「毎日、お金を使いまくる生活を1ヶ月半続けたところ、10キロも減量に成功しました!」
 
 
温暖化対策には「CO2削減ダイエット」
「毎日、エコバックを買い換える生活を1ヶ月半続けたところ、15キロも減量に成功しました!」
 
 
投票率をアップしたいのなら「選挙ダイエット」
「選挙の度に投票したら……」
これ、まじでいいかも。
 
 
ついでに、「○○党への投票ダイエット」
「選挙の度に、○○党に投票したら……」
どこかの政党がやりそう。
 
 
アナログTV停波の周知には「地デジダイエット」
「地デジ対応TVを買ったら、20キロも痩せました!!」
 ……これは本当にやりそうだな、TV局は。
 

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犬のシャンプーは人間にも効く……かもしれない

 
こないだ、僕の足の甲になにやらでき物ができたわけです。別に痛くもかゆくもないので放っておいたら、なかなか直りません。水虫ではないと思います、たぶん。
 
 
さて、唐突に話はかわって。

うちの犬は皮膚が弱いらしく、放っておくといろいろとできものが出来ます。そのため、殺菌作用のあるシャンプーで、それなりにマメに全身を洗ってやっています。これがなかなか強力なシャンプーで、多少のでき物なら、洗った数日後にはけっこう劇的に直ったりします。

で、いつものように、犬を風呂に入れて全身シャンプーしてやってる時のこと。僕はふと思いついたわけです。犬のでき物に効くシャンプーなら、人間にも効くんじゃないか?  その瞬間、エドワード・ジェンナーの魂が乗り移った僕は、みずからの足に犬用のシャンプーをぶっかけて、ごしごしごしごし洗ってみたわけです。


すると、なんということでしょう。僕の足のでき物が、次の日にはすっかり消えてしまったではありませんか。いやあ、人間の体って、いい加減なものですねぇ。
 
 
一応断っておきますと、僕は普段から毎日ちゃんとお風呂に入ってるし、体は清潔にしてますよ。もしかしたら、人間用ボディーシャンプーよりも犬用殺菌シャンプーが強力だったということなんですかね。
 
 
081013

 さくら(3才)

何を食ってもお腹は一度も壊したことがないけれど、お肌は弱い女の子
 

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2008.10.13

満員御礼! サイエンス・カフェ「初音ミクNight」

 
本日のサイエンスカフェのゲストは、初音ミクの産みの親、クリプトン・フューチャー・メディア株式会社代表、伊藤博之さんでした。

サイエンスカフェ「初音ミクNight~科学を超えた歌姫~」 を開催します(北海道大学サイエンスコミュニケーター養成ユニット)

サイエンスカフェというと、科学者をお招きして科学について語り合う、ちょっとアカデミックな雰囲気であることが多いと思います。でも、伊藤さんは、科学者というよりも、バリバリの経営者にして技術者、そして初音ミク現象の仕掛け人です。ですから、他のカフェとはちょっと違う雰囲気になったかもしれません。
 
 
まずは、開場1時間前から熱心なお客様が並び始めたにビックリ。いつもよりも年齢層が若かったのは(札幌ではカフェは毎月行われています)、なんとなく予想していたとおりかな。

伊藤さんのお話は、音声合成の学術的な内容から、ミク開発の経緯、ミクを利用するユーザへの想い、札幌を拠点としたビジネスの是非などまで、多岐にわたりました。ビジネスにしろ技術にしろ、実績があり、さらにそこから派生する未来までちゃんと語れる人のお話ってのは、聴いていてあきませんね。僕も技術屋の端くれとして、ちょっと感動してしまいましたよ。
 
 
特筆すべきは、会場からの質問の多くが、実にツボをついたものばかりだったこと。そして、イベント終了後も、伊藤さんを囲む人の輪がなかなか途切れなかったこと。熱心な「わかってる人」同士のコミュニケーションの場としては、かなりいい感じだったんじゃないかな。

これは、初めからミクに興味がある人が集まったからこそできたことで、「素人がふらりと参加する」のが理想のサイエンスカフェだとすると、ひょっとしたら本日のイベントはサイエンスカフェとして邪道だったのかもしれません。

理想のカフェがどんなものであるのかについては、議論が分かれるところでしょう。でも、僕の個人的な感想としては、お話しする人も、お話しを聴く方も、イベントを運営する人も、みんながとても楽しめる場が作れたんじゃないかと思います。サイエンスコミュニケーションというのは、やっぱりまずはみんなが楽しくなくちゃね。
 

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2008.10.10

防犯ブザーも大事だけど、大声の練習をさせよう

 
子供用の防犯ブザーが、故障しまくりだそうです。

 通学途中の子供を犯罪から守るため、各地の教育委員会などが配布している防犯ブザーが故障しやすいことが9日、国民生活センターのテストで分かった。落下テストで、「優良品」と推奨された8商品でブザー音が鳴らなくなるなどの不具合を確認。「鳴らなかった」「つまずいた衝撃で鳴りっぱなしになった」といった相談も約5年間で51件寄せられた。同センターは業界に「子供を守れない」ブザーの改善を求める一方、「家庭や学校で定期的に作動確認をしてほしい」と注意を呼びかけている。

子供の守護神 乱調にご注意 防犯ブザー「優良品」8商品に不具合(MSN産経ニュース 2008.10.9)


 
 
元データはここ
子どもを守れるのか!!防犯ブザーの故障が多発!(国民生活センター 2008年10月9日)
 
 
子供の使う物だからねぇ。しかも、非常時に動かないと意味がないものだし。DSやゲームボーイくらいの頑丈さ、耐久性がないと、話にならないだろうなぁ。

メーカーや教育委員会がちゃんとそれをわかっているのか、単なる価格勝負になっていないか、ちょっと疑問だったりします。
 
 
 
さて、決して防犯ブザーの効果を疑うわけじゃないのですが。

万がいち悪人に襲われたときは、あわててブザーを探すよりも、まずは大声をだすことの方が、重要じゃないですかね。

その方が早いのはもちろんですが、周りの人間に対するアピール度も、人工の音よりも人間の悲鳴の方が大きいと思います。野外でブザーの音が遠くから聞こえてもあまり気にしない人も多いでしょうが、悲鳴が聞こえたらとりあえず本能的に声の元を探しますよね。

でも、まったく練習なしで、とっさの時に大声を出せる人間って、少ないんじゃないでしょうか。そもそも、子供も含めた現代人にとって、本気で大声を出す機会自体が、ほとんどないのではないではなかろうか(体育会系の人ならあるかな?)。僕の場合、力の限りの大声をだした記憶って、数十年前のガキの頃、円山動物園のホエザルの檻のまえでサルと対決したのが最後ですかね。多くの人は、似たようなものでしょう。

しかも、悪人が襲ってきてたら、普通の人間ならびっくりして硬直してしまいます。そんな状況で、息を吸って大声を出すのは、なかなか難しいだろうなぁ(初心者ドライバーが、緊急時にフルブレーキを踏むことができないのと同じですね)。てなわけで、普段のほほんと暮らしている人間がとっさに大声をあげるのは、やっぱり練習が必要でしょう。

ですから、本気で子供を犯罪から守りたいのなら、ブザーを配って安心するのではなく、非常時に大声を出す練習をしっかりする必要があるんじゃないかなぁ、なんて思うわけです。

防犯のため、学校などで子供に大声を出させる練習って、どれくらい行われているんですかね?
 

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2008.10.09

白い悪魔

 
いくら下剤を飲んだとはいえ、バリウムを飲んでから約1時間30分ほどでトイレで第一弾の白い便が観測されるというのは、自分でもちょっと早すぎるような気がしないでもない。腸がこんな素通りで直通状態で、普段からちゃんと栄養分を吸収してるのか、ちょっと不安になってしまうな。

それにしても、相変わらずバリウムは不味い。あれは、ある種のいじめだ。飲んだ途端に胃が痛くなるし。
 
 
 
話はかわって。

バリウム飲んでレントゲンの機械に乗ってベットが傾いていくとき、頭の中でおもわずサンダーバードのテーマが鳴り響き、ちょっとワクワクドキドキしてしまうのは、僕だけではないだろう。

さらに、「ちょっとお腹を圧迫しますよぉ」といわれたとたん、機械から謎のアームが伸びてきて、自動的に僕のお腹を圧迫し始めたのはおどろいた。こんなところまで自動化されているとは、なんてすげぇマシンだ。

CTやらMRIやらPETやらは、確かになにやら仰々しいマシンだという雰囲気だけはあるものの、穴をくぐるだけでいまひとつ患者から目に見える動きがないのが寂しいね。
 

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2008.10.07

中古品にはご用心

 
最近のスラッシュドットから気になる記事をいくつか

 
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設定つきのネットワーク機器

ネットワーク機器を中古で購入したら、前所有者の使っていた設定がそのまま残っていて、そのまま自治体のネットワークと暗号化通信がつながってしまったそうな。

セキュリティ専門家Andrew Mason氏がeBayで99ペンス(200円弱)で落札したVPNルーター「Cisco VPN 3002 Concentrator」には、前所有者が使用していた設定が残されており、そのまま英Kirklees地方議会のネットワークに接続できてしまったそうだ。ログイン情報なども全て機器に残されたままで、去年や今年に発生したクレジットカードデータ盗難事件のカード情報にもアクセスできてしまったとのこと  
 
中古で購入したVPNサーバー、設定が破棄されておらず英地方議会のネットワークに接続できちゃった(スラッシュドット 2008年10月01日)

元ネタ
Alarm sounded on second-hand kit(BBC 29 September 2008)
 
 
「PCを廃棄する際に情報を消せ」というのは、世の中の常識になりつつあるだろうけど、ルーターなどのネットワーク機器の各種設定については、あまり意識しない人も多いかも。

日本の役場や企業の場合、高級な通信機器はほとんどがリースでしょう。で、リース屋さんの中古の通信機器は、中古PCとちがってビックリするほど安売りしていたりします。まさに宝の山。
 
 
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スパイカメラ

中古で買ったデジカメの中に、英国情報部のスパイ情報が!

The Sunの記事によると、英国の諜報機関であるMI6の機密情報が含まれたデジカメが中古市場に流れてしまっていたらしい。

そうとは知らずに買った人が旅行の写真をPCにコピーしたらあら不思議、テロリストやらロケットランチャーやらの写真が出てくる出てくる。警察に届けても最初は相手にされなかったのが、数日後物凄い数の対テロリスト部隊が家にやってきてPCとデジカメを押収していったとか。

迷惑料として1000ポンド(約18万7,000円)を貰ったそうで、PCやデジカメに取り返しのつかないようなデータが入っていたのでなければそう悪くない話だろうか。
 

 

MI6の機密入りデジカメ、eBayで販売される(スラッシュドット 2008年10月02日)

元ネタはこれか。
A SECOND-HAND camera sold on eBay by a top MI6 agent held secret records used in the fight against al-Qaeda terrorists(The Sun 30 Sep 2008)
 
 
サンの記事ですから、どこまで信じられるかは不明です。でも、情報部やら諜報機関といっても、所詮はお役所ですから、実にありそうなお話しかも。

さて、もし自分が買った中古品から、本当にやばい機密情報が出てきたら、自分の身を守るためには、どうすればいいだろう? (映画にみたいなお話しですが)

ネットで購入したのなら、身元が割れるのは時間の問題。回収や口封じのために、当局がどんな手を使ってくるかわからない。マスコミに頼ろうにも、この国のマスコミは残念ながらいまひとつ信用できない。

もしかしたら、先手を打ってすべての情報をwinnyで放流し、機密としての価値をなくしてしまうのが、一番いいのかもしれないなぁ。これこそが匿名P2Pの本来の役割かも。
 
 
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盗んだPCで走り出す

「中古」とは微妙にちがいますが。

盗まれたPCを、ネット経由の遠隔操作で取り戻した人がいるそうな。

「(容疑者は)ほとんどポルノ閲覧にしかノートPCを使っておらず、個人を特定する手がかりがなくてイライラした」とのことだが、とうとう先週あるウェブサイトに容疑者が自分の住所と名前を入力し登録を行ったのをキャッチしたそうだ。この情報が決定打となり、容疑者は警察に御用となった。警察関係者によると、このような形でPC盗難の被害者から情報が提供されるケースは増えているそうで、ノートPCを盗まれた被害者がPCのカメラを遠隔操作して容疑者を撮影したケースもあったとのこと。  
 
パソコン泥棒、リモートログオンで特定され御用(スラッシュドット 2008年10月04日)

元ネタはCNN。
パソコン泥棒、所有者の遠隔アクセスで御用 NY州(CNN.co.jp 2008.10.02)

自分のPCに、自分でスパイウェアやバックドアを仕掛けておけば、PCを盗まれても平気ということですな。この手の有料追跡サービスも、いくつか存在するはず。

今のうちに予言しておくと、数年後のウイルスバスターやノートンさんには、この機能が標準でついてくるでしょう。ていうか、僕がセキュリティ製品メーカーの社長なら、すぐに発売させるけどな。PCの盗難を防止できれば、情報漏洩のかなりの割合を防止できるから、宣伝の仕方によっては売れると思うよ。

……さらに予言すると、この機能を逆手にとって個人情報をゲットする悪のウイルスも、後を追ってすぐに出現するだろうなぁ。イヤな世の中だねぇ、まったく。
 

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2008.10.05

J1第28節 磐田 5-0 札幌


 
2008年10月05日(日)
J1第28節 磐田 5-0 札幌(ヤマハスタジアム)
ニュース等で結果を知る

うーーーん。これはこまったなぁ……の敗戦。
 
 
本家サイトはこちら
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
http://homepage3.nifty.com/dole/
 

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2008.10.04

【イベント情報】サイエンス・カフェ「初音ミクNight〜科学を超えた歌姫〜」

(2008/10/04 会場の住所を修正しました)

イベント情報です。

初音ミクさんの産みの親、クリプトン・フューチャー・メディア株式会社の伊藤社長をゲストにお迎えして、サイエンスカフェを行います。

20081003


サイエンス・カフェ 「初音ミクNight〜科学を超えた歌姫〜」

 札幌で生まれた音楽制作ソフト、そして同名のキャラクターが「初音ミク」です。印象に残るツインテールの髪型とキュートな笑顔、透き通るような歌声で、多くのファンを虜にしています。そして、初音ミクの魅力は、それにとどまりません。音楽制作やわたしたちを取り巻くメディアのあり方にも影響を与えているのです。初音ミク現象とは何なのか、音楽と科学技術のスパイラルな関係、ユーザーがコンテンツを創り、それが広く流通するUGC(user-generated content)やCGM(Consumer Generated Media)の可能性、地方発ベンチャーの誇り−。初音ミクの生みの親、伊藤博之さんをゲストに、会場の皆様の質問を交えて進めていきます。

 また、「初音ミクのここが好き!」「伊藤社長に質問!」といったメッセージを受け付けます。アドレスは、cafe.miku@gmail.com

日時:10月12日(日)午後6時〜7時30分(開場:午後5時30分)
場所:sapporo55ビル1階インナーガーデン(紀伊國屋書店札幌本店正面入口前)※札幌市中央区北5条西5丁目
定員:100人(座席は約70席です)
参加費:無料(申し込み不要。当日、直接開場へお越しください)
主催:「初音ミクNight実行委員会」
協力:北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット(CoSTEP)

 ゲスト 伊藤博之さん(クリプトン・フューチャー・メディア代表、北海道情報大学客員教授)
 北海道大学に勤務の後、1995年7月札幌市内にてクリプトン・フューチャー・メディア株式会社を設立、代表取締役に就任、現在に至る。アメリカ、ヨーロッパなど世界各国に50数社の提携先を持ち、100万件以上のサウンドコンテンツを日本市場でライセンス販売している。会社のスローガンは、『音で発想するチーム』。DTMソフトウエア、携帯コンテンツ(着メロ/着うた)、ボイスメールサービス、サウンド配信サービス、コンテンツ検索など、音を発想源としたサービス構築・技術開発を、フラットな社内体制のもと日々進めている。「初音ミク」の開発会社としても知られている。1965年生まれ。北海学園大学経済卒。北海道情報大学客員教授も兼任。
 
 
 ※北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニットは、科学技術の専門家と市民との橋渡しをする人材を育てる教育組織です。大学院修士課程レベルの1年間のコースで、社会人や大学院生など約80人の受講生が学んでいます。
 

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2008.10.03

世の中のプログラムの過半数はウイルスだ

 
「世の中に存在するプログラムの65%はウイルス」、シマンテック(IT pro 2008/10/02)

元ネタはこれ
Losing Touch with Fingerprinting(symantec 10-01-2008)
 
 

世の中に存在するプログラム(ソフトウエアアプリケーション)の半分以上はウイルス(マルウエア)で、65%に達するという。

「世の中に存在するプログラム」と「マルウェア」の定義は、おそらくウイルス対策会社ならではの恣意的なものなのだろうけど、「半分以上はウイルス」というのは、まぁそんなものかもなぁという気がしないでもない。

いつのまにやら酷い世の中になってしまったものです。
 
 


「このままでは、フィンガープリントだけでパソコンのメモリーが占領されて、通常のソフトウエアを動かせなくなってしまう」

フィンガープリントというのは、各メーカーのウイルス対策ソフトが利用している俗に言う「パターンファイル」の中身のこと、要するにウイルスのブラックリストです。いまのウイルス対策は、基本的にリスト化されたウイルスを禁止する「ブラックリスト方式」をつかっているわけです。(他の方法もいろいろ併用していますが)

ところが最近、ウイルスの種類があまりにも多くなりすぎて、このブラックリストが大きくなりすぎ、PCのリソースを食いまくっているのが現状だということですね。
 
 
ブラックリストをPC上ではなくてネット上においてリアルタイムで検索するという手もなくもないけど(クラウドコンピューティング!)、ひとつのプログラムをロードする度にネットで検索するなんて、遅くてどうしようもないでしょう。ネットにつながってないとどうしようもないし。
 
 
ブラックリスト以外の方法として、悪いことをしないソフトウエアの一覧をつくり、それ以外のソフトを禁止する、「ホワイトリスト」方式があります。安全性を優先で追求するなら、基本的にはこの方法しかないでしょう。もし本当に世の中のソフトの過半数がウイルスならば、完璧なリストをつくれば、ホワイトリストの方が小さくなるはずで、この点でも有利かもしれません。

しかし、実際には、世の中のすべての有用なアプリケーションをリスト化するのは不可能だから、厳密に行うとユーザにいろいろと不便がかかります。メーカーも大変だし、オープンソース系のアプリもいろいろ問題が出そう。自由にソフトを作って売るのが困難な世の中は不健全です。

で、例外を認めざるを得なくなって、そこにウイルスがつけ込んでくるのは間違いない、と。
 
 
 
結局、適当なところで妥協するしかないのだろうなぁ。

例えば。

一般的なユーザが普通に利用するアプリケーションの種類なんてしれている(少なくとも現在のウイルス数よりも遙かに少ないのは確か)のだから、これをホワイトリストとしましょう。ロードしたプログラムがホワイトリストに入っていたら、実行許可。

そして、ウイルスの中でも危険で一般的なユーザが出会う確率が高そうなものだけをブラックリストとしてPC上に保持し、リアルタイムに削除する。

どちらのリストにも無かったプログラムについては、ネット上のブラックリストを使って検索、もしくはユーザに判断させる。ネットにつながっていない環境なら、そんなにやばいものが入り込む可能性も低いだろうし。

どうせ完璧な防御なんて無理なんだから、合理的な程度での妥協は必要だと思うんだ。
 

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2008.10.02

駄洒落「ライトとレフト」「サザンとノーザンとウエスタン」

 
世の中は、駄洒落で満ちている。
 
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その1 ライトとレフト

コピーライト

いわずと知れた、著作権です。


著作権(ちょさくけん)とは、著作物を排他的・独占的に利用して利益を受ける権利のことをいい、知的財産権の一種である。

著作権(ウィキペディア)


 
 
コピーレフト

既存の著作権の概念にあきたらない人々が、あらたな概念をつくってしまった。で、つけた名前が、「ライト」でないので「レフト」。

独占的なソフトウェア開発者たちは、ユーザの自由を奪うために著作権を使います。私たちは、ユーザの自由を保障するために著作権を使います。これが、私たちが自分たちの主張を著作権、すなわち「コピーライト」をもじって「コピーレフト」と名付けた理由です。

コピーレフトって何?(GNU)

要するに。

著作物を独占する気がなく、世のため人のためユーザに自由に使ってもらいたい。しかし、著作権を放棄してユーザに完全な自由を与えると、それをちょっと改変しただけで自分の著作権を主張する奴が出かねない。それを防ぎ、すべてのユーザの自由を保障するため、著作権をつかってやろう。すなわち、著作権を主張した上で、ユーザには頒布条件付きの自由をあたえるわけだ。

「この著作物から派生したものは、改変や公開の権利をあたえる。ただし、この頒布条件は変更してはならない。」

ちなみに、単に「ライト」をもじって「レフト」になっただけで、思想が共産主義やら左翼っぽいから「レフト」というわけではないらしいです。
 
 
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その2 サザンとノーザンとウエスタン

サザンブロッティング

あるDNA断片を検出したいときの手法。たくさんのDNA断片を電気泳動した後、目的のDNA配列と相補的な配列をもつプローブ配列(同位体などで標識されている)とひっつけることによって、検出してやろうという方法。

エドウィン・サザンさんが開発したそうです。

サザンブロッティング(ウィキペディア)
 
 
ノーザンブロッティング

あるRNAを検出したいときの手法。RNA断片を電気泳動したのち、目的のRNA配列と相補的な配列のプローブ(標識されている)をひっつけることによって検出する方法。

サザンブロッティングがDNAを検出することに対して、同様の原理によることから名づけられた。サザンブロッティングが開発者エドウィン・サザンの名からとられた事を踏まえ、一種のシャレとしてノーザンブロッティングと名づけられた。

ノーザンブロッティング(ウィキペディア)


 
 
ウェスタンブロッティング

あるタンパク質を検出したいときにつかう手法。タンパク質を電気泳動した後、目的のタンパク質に対する抗体(標識されている)をひっつけることによって探す方法。

サザンブロッティング(南)、ノーザンブロッティング(北)の流れから、半ばジョークで命名されている(ちなみに「イースタン」はない)

ウェスタンブロッティング(ウィキペディア)


 

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