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2008.06.24

サッポロシティ・スタンダード

 
今を去ること30年くらい前?,パソコンがマイコンとよばれていた頃のことです.

クリーンコンピュータMZ-80や国民機の前身PC8001がマイコン雑誌の表紙を飾り,札幌地下街の電電公社のショールームではTRS80とかPETとかapple2が誇らしげに展示され,大阪屋ではTK80BASICがデモされ,梅沢無線にはTIの74××のICが並び,CQハドソンが有名にはりはじめた頃(ローカルな話だ).

当時,パソコンのデータの保存は主にカセットテープに行われていたわけですが,そのための規格のひとつが,「サッポロシティスタンダード」です.

米国で一般的だった「カンサスシティスタンダード」の転送速度がたしか300ボーくらいでひどくゆっくりだったに比べて,この「サッポロシティスタンダード」は1200ボーと速度が4倍も速く,そりゃ画期的なものでした.

昔からの札幌市民としては,パソコンの規格の中に「サッポロ」と名前のついたものがあり,しかもそれはアメリカの「カンサス」よりも優れている,それだけでなぜか誇らしを感じたりして(あまりメジャーな規格じゃなかったけど).

デッキから聞こえる「ピーーーギャラギャラギャラグギャゲギャゴグギガ……」という音が,パソコンが頑張っている様子を感じさせてくれたものです.
 
 
あまり関係ないお話しになりますが.

カセットテープにデータをセーブしていたのは,パソコンだけではありません.初代ファミコンのゲーム「エキサイトバイク」は,ゲームの障害物の位置などを自分でデザインして,そのデータをテープに録音する事ができました.

最近でも,セーブデータをあえて「音」で保存するゲームがあるらしいですが,これはこの時代のマシン達へのオマージュという奴かもしれませんね.
バンガイオー魂(ESP)
 
 
さらに関係ないお話しになりますが.

データを音声に変換して記録するということは,媒体として利用できるのはカセットテープだけではありません.例えば,電話回線にモデムを繋いででデータを送るのも,原理的には全く同じです.

信じられないかもしれないけど,パソコン関連の情報を扱ったTV番組で,TVの音声信号にパソコンのプログラムのデータをのせて放送したことがあった……ような記憶がかすかにあります.「ピーギャラギャラ……」をTVから録音して,パソコンに読み込ませるの.これこそが,データ放送の先駆けといえるかも.(番組名などはあまり記憶がハッキリしません.ググっても見つからなかったので,夢だったかもしれません)
 
 
メインフレームの世界では紙テープやパンチカードがまだ現役で,パソコンではフロッピーさえ普及していない,昔のお話しでした.
 

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コメント

記憶にあります。
深夜のパソコンの番組だったか、NHKのパソコン入門みたいな番組だったか。
よく覚えていましたね。

投稿: Lion | 2008.06.24 07:00

コメントありがとうございます.

やっぱりそんな番組ありました?

あと,データが録音されたソノシートが付録についた雑誌……てのがあったという話も聞いたのですが(私が買ったわけではないので,伝聞です),本当なんですかね?
 


投稿: sapporokoya | 2008.06.25 00:50

http://ja.wikipedia.org/wiki/パソコンサンデー
夢ではないが、放送にデータをのせていたのが、
データ(回線)に放送を載せられちゃういまとなっては
夢幻

メールアドレスはもちろんダミーです

投稿: Sharp | 2008.10.13 13:21

情報ありがとうございます。

>データ(回線)に放送を載せられちゃういまとなっては

当時、たった20年たらずで、放送も電話も回線に載る世の中になるとは、予想した人はいなかったでしょうねぇ。

投稿: sapporokoya | 2008.10.14 22:23

ソノシートですが、工学社のI/Oの姉妹雑誌PiO(ピオ)ですね。ソノシートをレコードプレイヤーで再生してカセットテープに録音し、パソコン(8ビット)で読み込んだりしました。ソノシートに傷がついていたりしてテープリードエラーが出たりすることもありました。ソノシートのことで雑誌の交換はできないのでその時は泣き寝入りしかなかったです。80年代半ばの頃でした。その後I/Oでは5インチフロッピーディスクが付いた雑誌などが出ました。
RAMという雑誌では紙テープが付いたことがありました。BASICでした。

投稿: Jester | 2008.12.18 15:18

コメントありがとうございます。
ソノシート、やっぱりあったんですね。
I/OはMZ80のころからずっと買っていたんですが、5インチフロッピーディスクが付録についていたのは記憶にありません。

そして、紙テープが付録についた雑誌があったんですか? それはすごい。紙テープリーダなんて持っている読者がいたんですかね?

投稿: sapporokoya | 2008.12.18 23:27

>紙テープリーダなんて持っている読者がいたんですかね?

フォトトランジスタを9つ並べて手でテープを引っ張る簡易型のテープリーダーの「作り方」と制御ソフトが合わせて記事になっていましたよ。
それぐらい朝飯前な手作りマイコン人がたくさんいた時代でした。

たしかB5の本の1ページに4,5本、総計十数ページがテープ(の絵?)だったように思います。(はさみで短冊状に切って使う)
(対象CPUは6801か6502で、私は8080系だったので無用の長物だった)

投稿: uratan | 2014.07.09 00:15

創刊当時のASCIIに4K BASICとかのソノシートがついてたような気がします。

投稿: がりょう | 2015.07.14 22:48

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