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2008.06.26

地球温暖化で変化するもの


本当に地球は温暖化しているのか? 温暖化しているとして,それは人類のせいなのか? 

巷では温暖化温暖化と騒がれていますが,実はこんな基本的なところからして結構あいまいだったりします.

例えばIPCCの報告も,最初の頃はセンセーショナルなものでしたが,次第に慎重な表現が目につくようになってきました.まぁ,このへんが科学の限界という奴で,白黒つかない問題があるのも致し方ないことです.

というわけで,僕は温暖化対策自体にはあまり興味がありません.「たとえ不確実なリスクでも,最悪のシナリオを防ぐために全力を尽くすべきだ」という意見には文句ありませんし,逆に「不確実なリスクにかける金があったら,貧困など今そこにある危機に対応しろ」てな意見も一理あると思います.どうせ,今の人類の選択が正しいかどうかは,未来の人類にしかわからないことです.
 
 
僕が興味あるのは,温暖化が本当かどうかとは関係なく,人類の価値観が変わりつつあるのかもしれないなぁ,ということ.

もともと価値観なんてものに正しいも正しくないもないわけで,大量消費社会の価値観からエコの価値観に変化することに,合理的な理由なんて必要ありません.たまたま,「温暖化」がキーワードになったということでしょう.

価値観が変わるとどうなるか.今までとはまったく異なる効用がうまれます.今までお金にならなかったことが,お金になるようになります.今まで貧乏だった人・業界・国などが,一気にお金持ちになる可能性があ……るかもしれません.そこに合理的な理由なんてありません.価値観がかわるということは,そういうことです.(これをクーンの言う「パラダイムシフト」に例えると,科学哲学の人に怒られるんだろうなぁ)

今のままではITでもバイオでも金融でも米国には勝てず,さらに消費者の数で中国に圧倒されそうな欧州が温暖化対策に熱心なのは,なんとか人類全体の価値観を変えようという動機があるんじゃないですかね.冷戦後つづけられてきた勝負を一度リセットして,新しい価値観のもとで新しい勝負を仕掛けようというわけです.「エコ!」「自然エネルギー!」「排出権!」てな勝負に持ち込むことができれば,一発逆転もあり得ない事じゃないと.(もちろん,それでもやっぱり負ける可能性もありますが)

京都議定書などではいいように騙されて理不尽な事を求められているようにみえる我が国ですが,もし本当に人類全体の価値観が変わってしまったら,省エネ技術は日本の得意な分野ですから,これを機に大儲けできる可能性も無いわけじゃありません.ついでに,日本の技術で本当に温暖化を防止できれば,さらにラッキーということで.
 
 
てなわけで,確かに現在の地球温暖化についての科学的な知見はちょっと怪しげな部分もありますが,それは科学の限界であり今後の研究を待つしかありません.でも,科学的な知見と社会的な価値観は関係ありません.今のまま人類社会が突っ走るよりも,温暖化をきっかけにして,この辺で一度価値観を転換しても悪くないかもしれないなぁと思ったりするわけです.

(もちろん,科学的に根拠のない温暖化対策ビジネス詐欺は,許されるものではありません.それとこれとは別のお話)
 

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