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2008.03.03

錯覚認証ってどうかな?

まずはCAPTCHAの説明。

無料メールアカウントを取得する時とか、ブログのコメントを書き込もうとする時、へんに歪んだ文字の画像が出てきて、それを読んで同じ文字を入力するように求める画面に遭遇することも多いと思います。利用者からすると鬱陶しいこのシステムは、スパム目的の悪人が作った悪のプログラムによって自動的にアカウントが取得されまくるのを防止することが目的で、CAPTCHAとよばれる仕組みです。

これは、傾いたり歪んだり、余計な線を加えられる等の加工された文字の画像は、人間には文字として認識できても、プログラムにはその文字を判別することが困難であることを利用した仕組みです。正しい文字を認識できなかったら、それは人間ではないということで、認証を拒否するわけですな。

CAPTCHA(ウイキペディア)

しかし、最近は悪のプログラム技術が向上したため、簡単な画像だと人間並みの精度で認識されてしまうそうです。守る側も、文字の歪みや変形を大きくして対抗しているのですが、はげしい攻防の結果、いまや文字の歪みは老人や視力の弱い人が読みづらいレベルにまで達してしまいました。人間が認証できないのでは本末転倒というやつです。ここまでくると認証として役に立たないので、どうやら悪人の側が勝利しつつあるというのが現状なようです。

「Windows Live Mail」アカウント取得時のCAPTCHAを大量処理(ITpro February6,2008)
Live Mailのキャプチャを破るボットが登場、不正アカウントを大量取得(ITmedia 2008年02月07日)

変形文字「CAPTCHA」はもう無意味?(ITmedia 2008年02月27日)

とても読めないほど歪んだCAPTCHAの画像の例はここ

「これはひどい」と言いたくなるCAPTCHAトップ10(らばQ 2008年03月02日)
 
 
さて、ならばどうしましょう?

たとえば、現在のCAPTCHAにかわる、有名なおもしろい認証として、「ねこ認証」というアイディアがあります。原理は簡単。複数の動物の写真を表示し、その中から「ネコ」だけを選んでもらいます。

例えば、大きさも色も柄も任意の犬とネコの写真があったとして、人間なら一目で区別がつきますが、それを確実に判別するプログラムをつくるのは非常に困難だとおもわれます。それを利用して認証を行おうというものです。

ねこ認証を作ってみた(釣堀.net)

これはなかなか素晴らしいアイディアだと思います。応用も利きますし。例えば、複数のモビルスーツの映像を表示して「MS06から古い順に並べろ」とかどうかな?
 
しかし、画像解析の技術もどんどん進歩していますから、たとえ「ねこ認証」が一般に利用されるようになったとしても、遠くない未来には、悪のプログラムによって破られてしまう可能性が大きいでしょうね。
 
 
 
で、ここから本題。

ならば、発想を逆にしてみましょう。人間にしか出来ないことを探すのではなく、人間だけに出来ないことがあればいい。プログラムなら絶対に間違えないけど、人間なら思わずだまされてしまうものを使って認証できればいいはずです。

たとえば、「錯覚」を使うのはどうでしょう。

<ーーー>
>ーーー<
どちらが長い?

とか

杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー
杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー
杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー
ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏
ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏
ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏
文字は傾いてる?

とか。

……てな感じの問題をだして、間違えたら人間、間違えなかったら人間でない、として認証するのはどうかな?

たとえば、人間なら絶対に騙される錯覚は、以下のサイトに沢山の例があります。このうちのどれかを、うまく認証に使えれば。

錯視(ウイキペディア)
錯視のカタログ
 
僕としては、錯覚認証ってなかなかいいと思います。全ての人類の脳の中だけでおきる不思議な錯覚現象をつかって人間を見分けるというのは、まさにSF。だれか上手い具合に実装してくれないかな?
 

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