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2008.03.11

学位商法

金で買える学歴があってもいいと思うし、それはそれでそれなりに社会的な意味があるのかもしれません。しかし、それが他の真っ当な学歴と同じ扱いをされてはいけません。両者がちゃんと区別されないと、苦労して勉強やら研究する人がいなくり、学問が崩壊してしまう。

とはいっても、どこの分野にも詐欺師はいるわけで、金で学位を買いたい者と、それにつけこむ学位商法が無くなることは無いだろうなぁ。結局は、ニセ学位のニセ権威にだまされないよう、消費者が情報武装して自らを守るしかないわけだ。
 
 
それにしても、ニセ学位業界の人々の習性が、ニセ科学に関わっている人々のそれと非常に似ているというのは、とても興味深ところです。カルト的であるとか、批判されると提訴をちらつかせて脅しにかかるとか。

両者とも、学位や学会という既存の権威を否定しつつも、やっぱり権威にすがりつかずにはいれられないのかなぁ。

また、これら「ニセ」に対する、まっとうな側の対応も似ているかも。真っ当な教育界はニセ学位に対してあまり関心なさそうだし、真っ当な学会も一部を除いてニセ科学に無関心だし。でも、両者とも、ニセ物撲滅に向けて、もっと消費者への啓蒙をすべきだと思うな。ある意味、商売敵なんだから。

とくに大学をはじめとする教育界は、自らのニセ学位汚染の対策もまじめに考えないとやばいんじゃないか? ニセ学位しかもっていない者が教育界に潜り込み、学位を目指して真面目に研究している学生を指導するなんて事態になったら、これは笑えない冗談だ。
 
 
ついでにもうひとつ。金を払っても学位を取りたい人がいる一方で、主に理系の分野では、一生懸命研究して学位を取っても就職先がないというイヤな現実もあるわけで、自分にとってはともかく、社会にとって「学位」ってなんなんだろうなぁ……などと根本的な問題を考えるきっかけにもなります。

というわけで、この本↓ を読んだ感想でした。

学位商法―ディプロマミルによる教育汚染(小島 茂)
 
 

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