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2008.03.04

クジラと冥王星生物とガミラス人

西暦2199年、地球は謎の星ガミラスによる侵略を受け、人類は絶滅の危機に瀕していた。

冥王星のガミラス前線基地から放たれる遊星爆弾による無差別爆撃により、海は干上がり、赤茶けた地表は放射能に汚染され、生き残るのは地下に逃れたわずかな人々のみ。人類が生き残るためには、はるか14万8千光年彼方のイスカンダルまで、放射能除去装置を取りに行くしかない。

てなわけで、人類最後の希望、宇宙戦艦ヤマトはイスカンダル目指して旅立ったわけです。人類絶滅まで残された時間は、わずか365日。時間的にまったく余裕はありませんが、遊星爆弾の発射基地であるガミラス冥王星前線基地をほおっておくわけにはいきません。ヤマトは、太陽系を抜ける前に、冥王星で決戦を挑みます。
 
 
しかし、時間的にも戦力的にもギリギリの状況であるにもかかわらず、ヤマトは正面からガミラス基地に殴り込みます。ヤマトには波動砲という究極兵器があるのですから、ガミラス前線基地なんてアウトレンジから冥王星ごと吹き飛ばしてしまえばいいのに。

実は、冥王星にはガミラス人だけではなく現住生物がいるという設定があったのです。現住生物は、アメーバのようなスライムのようなウネウネした奴で、人畜無害でちょっと憎めない奴です。この太陽系の同胞を守るため、ヤマトはあえて波動砲を使わず、反射衛星砲の射程圏にその身をさらさねばならなかったのです。絶望のふちで、一日千秋の思いでヤマトを待っている地球の同胞を危機にさらしても、アメーバ達の人権(?)は守らなくてはなりません。……人道的ですねぇ。自然保護はかくあるべきです。
 
 
ちなみに、ガミラスの太陽系派遣軍は、ヤマトの容赦ない攻撃によって全滅します。派遣軍の司令官は、遊星爆弾のお返しとばかりにヤマトから放たれた岩塊に激突、乗艦ごとつぶされてご臨終です。

さらにその後、ヤマトはガミラス本星にまで殴り込みます。本星の地下火山脈を波動砲で打ち抜き、惑星全体に大地震を引き起こし、惑星表面のガミラス人の都市を壊滅させてしまいます。非戦闘員も含めてひとつの惑星の文明を根こそぎ葬り去ってしまうと言うのは、前代未聞でしょう。冥王星のスライムは身を挺しても守るのに、知的生命体であるガミラス人は文字通りの虐殺です。この扱いとの差は、いったいなんなんでしょう? 矛盾してるような気がするのは、僕だけかなぁ。
 
 
で、なにが言いたいかというと、沖田艦長をはじめとするヤマトがやったことは、牛肉を食いながら「クジラを守れ!」と叫びつつ捕鯨船に決死のテロをしかけて来る連中と、行動が矛盾しているという一点においてちょっと似ている気がするなぁ、ということです。

いまでもヤマトが大好きで、深夜の再放送を正座しながら見ている僕などは、よくよく考えてみれば、過激でおバカな自然保護団体の連中を指さして笑う資格はないのかもしないなぁ。 ……どうでもいいお話しでした。
 
 

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コメント

『深夜番組見ていないで早く寝なさい!11pmはダメよ!』
っとお母さんのように叱ってみる。(笑)

投稿: Ryu@vet | 2008.03.05 09:31

コメントありがとうございます。

深夜にやってるヤマトって、デジタル処理されているらしくて、異常に画質がいいんですよね。なつかしくて、ついつい見入ってしまいます。

投稿: sapporokoya | 2008.03.06 00:39

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