« 2007年12月 | トップページ | 2008年2月 »

2008.01.30

ネットの格子と宇宙の格子


インターネットには莫大な量の情報が保存されています。それぞれの情報のネット上での位置は、URLという文字列で指定されています。例えば、このブログなら http://dole.moe-nifty.com/ というやつですな。

このURLの文字列、いったいどれくらいの情報を指し示すことができるのでしょう?

ドメインの部分については、インターネットの決まりが書かれた文書(RFCといいます)できちんと定義されており、ピリオドからピリオドまでが63文字以内、全体でも255文字以内とされています。

これにファイル名が加わるので、URL全体ではどんなに長くても500文字くらいですかね。実際には、そんなに長いURLを使うことはないので、まぁ実用的な範囲を適当に見積もって、最大100文字くらいでしょうか。

すなわち、任意のインターネット上の情報を指し示すためには、100文字程度の文字列を考えればいいわけです。
 
 
さて、話題をネット上の仮想空間から現実の宇宙に移動してみます。

この宇宙の任意の一点を指し示すためには、どの程度の文字列が必要でしょうか?

空間を細かく細かく細かく分割していくと、1.61624 × 10の-35乗 メートルくらいで、「これ以上は細かく分けることができない長さ」に到達します。これはプランク長と呼ばれる長さで、これよりも細かい部分はどうやっても物理的に絶対に観測することができません。ですから、宇宙をマス目の格子で覆うとすると、プランク長がもっとも細かいマスと考えてもいいわけです。

人間に観測可能な宇宙の大きさは、だいたい直径 930億光年くらいだそうで、これは 8.798 × 10の26乗 メートル 、プランク長に換算すると、約5.444 × 10の61乗プランク長になるそうです。2進数で計算すると、200ビットちょっとですか。これを文字数に直すと、一文字8ビットとして、宇宙の直径は約25文字で表現できますね。

空間は3次元ですから、全宇宙の中での任意の一点を指し示すには、25×3=75文字くらいで十分なわけです

ついでに、長さと同様に時間にも「これ以上は細かくわけれない時間」というのがありまして、これはプランク時間よばれ、 5.39121 × 10の-44乗秒くらいだそうです。

宇宙開闢以来、約137億年 、 4.323299 × 10の17乗秒経過したと言われていますから、これをプランク時間を単位として表すと、約8.0193 × 10の60乗プランク時間になります。これも文字数にすると、まぁだいたい25文字くらいですかね。

すなわち、量子論とか相対論とか宇宙論とか難しいことは考えないでおけば、この宇宙のすべての空間と時間の中から、ある任意の一点をさすためには、せいぜい100文字分の情報があれば十分だろうと思われるわけです。

100文字というと、上で述べたURLの文字列と同じくらいですね。
 
 
というわけで、現在のインターネットと現実の宇宙は、同じくらいの広さといえるかもしれません。ちょっと意外ですね。

「ネットは広大だわ……」 (これが言いたかった)
 
 
 
※このお話しの基本的な元ネタは、どこかの本で読んでとても印象に残った内容をもとにしているのですが、それがどの本だったのかどうしても思い出せなかったりします。本ではなくてネットだったかもしれません。どこだったかなぁ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.01.29

大学では、社会に出て役に立つ勉強なんて必要ない

大学の授業では、どんな言語を教えるべきなのか、というお話し。

お手軽プログラミング言語は教育によくない(スラッシュドット)

最近の大学の授業ではCやC++、Lisp、(そしてもちろん)Adaと言った本格的な言語、数学やアルゴリズム、ハードウェアとの密接な関わり方といった難解なテーマを教えず、Javaのような簡単で人気が高く、近年減少気味の受講者数を増やせそうなお手軽な言語とカリキュラムしか教えなくなっている

僕は大学では生物学を専攻していた人間で、計算機科学の教育をまともに受けたことはないので、的外れな事をいっているかもしれないけれど。
 
お手軽で生産性の高い言語で、実際にプログラムを作る方法を教えるというのは、技術者の裾野を広げるためには絶対に役に立つと思う。誰だって、自分で作った物が動けばうれしいはずで、教育のとっかかりとしては、間違っていないかもしれない。

また、業界で流行の言語をつかった効率の良い開発手法を極めておけば、卒業後に企業に入っても、即戦力として働けるかもしれない。企業から見れば、おいしい人材育成につながるわけだ。

このような傾向は、「大学では、卒業後に企業で直接役に立つことを教えるべきだ」などと、近視眼的なバカなことを言う企業がおおいのが原因なんだろうな。そして、それに迎合する大学があって、そんな大学を選ぶ学生がいる。おそらく、国を問わず、さらに計算機科学に限らず、どの分野でも同じなんだろう。
 
 
でも、大学の専門課程でそればかりやるのは、やっぱり問題があると思う。そんな表面的なものよりも、学問の基礎をきちんと学ぶことに時間をかけるべき。専門学校じゃないんだから。 

会社で社内教育を企画する立場の僕としては、特定の言語に特化した部分の技術なんて、会社に入ってから会社の流儀で覚えてもらえばいいわけで、大学では、もっともっと本質的な事や最先端の事をきちんと学んで来て欲しい。アルゴリズムとか、数学とか、ハードの仕組みとか、関係する法律とか、技術者倫理とか。

業界で働くようになれば、一生の間ひとつの言語に依存するなんて幸運(不運?)はめったになくて、いくつもの言語・環境を渡り歩いて仕事をせざるをえない場合が多い。そんなとき、きちんと基礎を勉強したきた人間のほうが、いろいろと応用がきいて、長期的な目で見れば、本人のためにも会社のためになると思うな。
 
 
……日本のIT業界の場合、上のような「即戦力として応用技術が必要。基礎はいらないから」という企業がある一方で、これとは全く逆に「コンピュータの事なんか全く知らなくてもいい。会社の流儀だけ覚えろ」という極端な企業も少なくなくて、これはこれでかなり問題があったりする。どっちにしろ、どうしてこう近視眼的で極端な経営者しかいないのだろう? 困ったもんだね。

 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008.01.28

今日のいろいろ 2008年01月27日

いろいろ。

寒さと雪かきのしすぎで頭がボーッとしているので、とりあえずメモだけ。
 
---

ウイルス作成者逮捕

言いたいことは沢山あるような気もするが、全然まとまらないので、とりあえずリンク。

原田ウイルス (亜種?) 作者逮捕ねた(セキュリティホールmemo 20080125)
最強の法律、それは著作権法(セキュリティホールmemo 20080127)

俗に言うウイルスをばらまいて、他人を困らせる奴が、悪い奴であることに異論はない。

ただ、いち自治体警察の勝手な思惑とそれを垂れ流すだけのマスコミ報道によって、法律によらずにひとつの犯罪の定義が世間でなんとなく決まっていくのは、とても気持ち悪いと思う。

ウイルスの定義とか著作権のあり方とか別件逮捕とかサイバー犯罪条約の是非とか刑法の改正とか京都府警の一連のやりかたとか、考えなくちゃいけないことは、たくさんあるのに。特にマスコミには、技術的・法律的なことをもう少し勉強してから報道して欲しいな。。

そのうちもっと考えて詳しく書きます。
 
---

脆弱性情報のハンドリング

もしあなたが、やばいセキュリティホールを見つけてしまったら、どうするべきか? 一応、ガイドラインのようなものはあるのだが、それが正しいものなのか? というお話し。

脆弱性情報の公表に関する疑問(ひぐまのひまグ 2008-01-27)
脆弱性情報公表の自由 ~ コントロールを取り戻せ(高木浩光@自宅の日記 2008年01月22日)

一応のガイドライン。
JPCERT/CC 脆弱性関連情報取り扱いガイドライン Ver 1.1(有限責任中間法人JPCERTコーディネーションセンター)
 
 
以下は直接は関係ないお話しですが。

もし住宅のカギの専門家がピッキングのやり方をネットで公開したら、どうなるだろう?

一般市民への啓蒙と見るか、空き巣業界への幇助と見るか、それとも、いつまでもセキュリティホールを放置しているカギ業界や住宅業界の怠慢への警告と見るか、難しいよね。(実際には、すぐにお上から削除要請がくるだろうが。場合によっては逮捕?)。

カギ業界と違って、一般のソフトウェア技術者は、セキュリティホールの情報の公開こそが、世の中の安全性をより高めることにつながると信じているからねぇ。(歴史的に実際そうだし)

そのうちもっと考えて、詳しく書きます。

 
---

重要インフラへのサイバー攻撃

サイバー攻撃で広域停電が発生していた!?(スラッシュドット)

常識的に考えれば、発電所に限らず、重要インフラの制御機器がインターネットにつながるような設計をするはずはないのだが。
 
 
発電所でも飛行場でもプラントでもいいけど、事務用のLANと制御用LANの両方につながっている機器(PCとは限らない)が、ひろい構内のどこかに存在する……とか。

いろんな機器の保守用回線がメーカーにつながっていたりして、その先のメーカー社内でインターネットに……とか。

構内にある業者さんの事務所のLANが、業者さん本社までつながっていて、ついでになぜか同時に構内のLANにもつながっているPCがあって……とか。

監督官庁や地元自治体等からのデータ連係の要望で、お役所と直通回線でつないだ機器があって、その先のお役所で……とか。

非常用の警察・消防やら、気象関連・交通関連やらとつながった回線が……とか。

……本当に大丈夫?
 
---

どらいぶばいふぁーみんぐ

悪人からの偽メールを見ただけで、あなたのPCがルータを攻撃してしまうそうです。ルータを乗っ取られるということは、すべてが悪人の思いのままということです。

「メールを読むだけでルーターが設定変更される」、驚異の新攻撃出現(IT Pro 2008/01/23)

今回確認されたドライブバイ・ファーミングはHTMLメールを使ったもの。メールは、グリーティングカード(e-Card)の通知メールに見せかけている。グリーティングカードサービスを提供するWebサイトをかたり、受信者あてにグリーティングカードが届いたとする。

このメールにはある細工が施されている。HTMLメールに対応したメールソフトで表示させると、メールに仕込まれたコードが解釈されて、メールソフトからブロードバンドルーターへ設定変更のデータ(HTTP GETリクエスト)が送信される。それによって、ルーターのDNS設定が変更される。

脅威としてはそれほど大きくはないだろうし、技術的にもたいしたことは無さそう。でも、こんなことを思いついて、実際にやってしまうのは(言葉は悪いが)たいしたもんだと思う。

Drive-by Pharming in the Wild(Symantec January 22, 2008)
 
---

官製不況

いつのまにやら、誰が決めたかも定かでないまま、基準があいまないなままで、携帯コンテンツに未成年用のフィルタリングが為されるようになってしまった。で、未成年に対する効果は疑問な上に、せっかく育ちかけたコンテンツビジネスが壊滅してしまいそう、というおはなし。

未成年者の携帯“フィルタリング原則化”、課題は山積み、効果も疑問(INTERNET Watch 2008/01/22)

改正建築基準法やPSE法のときも似たような問題がおきているけど、「日本の官僚が優秀」ってのは、実は嘘だろう。知識がないのはまだ仕方がないとしても、僕らが官僚に期待してる能力、調整能力すらないのは困ったもんだね。僕もこの年になってそれに気づくのもなんだが。
 
---

第2次情報セキュリティ基本計画

内閣官房 パブコメ 「第2次情報セキュリティ基本計画」(仮称)の策定に向けた、情報セキュリティ政策(まるちゃんの情報セキュリティ気まぐれ日記 2008.01.23)

「第2次情報セキュリティ基本計画」(仮称)の策定に向けた、情報セキュリティ政策に関する意見の募集について(内閣官房情報セキュリティセンター 平成20年1月18日)
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.01.27

廃棄したHDDから情報漏洩

東京消防庁のPCのハードディスクが、修理交換を依頼した日立製作所を経由して、リサイクル業者に流失し、中の情報が漏洩したそうです。

日立製作所、廃棄したHDDが中古品量販店に流出(INTERNET Watch 2008/01/21 )

日立製作所は18日、同社が廃棄したPCのHDDが、誤って中古品量販店に流出したことを明らかにした。HDDの一部には東京消防庁のデータが含まれており、このHDDを購入した消費者からの指摘で流出が判明した。

日立製作所では、東京消防庁より依頼を受けて、ビジネス用PC「FLORA」シリーズのHDDを修理・交換していた。HDDの修理および処理を委託している子会社が、動作不能と判断したHDDを資源リサイクル業者に売却。通常、リサイクル業者はHDDの粉砕処理を行なうはずだったが、誤って処理前のHDDが中古品量販店に持ち出されてしまったという。

廃棄処理過程におけるハードディスクドライブの流出について(株式会社日立製作所 2008年1月18日)

消防庁と日立子会社、日立子会社とリサイクル業者の間では、常識的に考えて、それぞれ責任をもってHDDの情報を廃棄する旨の契約が為されていたと思う、思いたい(かなりあやしいけど)。……だとすると、もっとも悪いはずのリサイクル業者の名前が出ないのはなぜだろう? やはり、そんな契約自体がなかったのだろうか? なら、責任を負うべきなのは誰なんだ?
 
 
それはそれとして、似たような事件は、だれでも巻き込まれる可能性があるので、他人事と思わすに注意しましょう。

素人目には壊れたように見えるハードディスクも、ちょっとお金をかければ、中のデータは完全に復活できてしまう場合が多かったりします。

PCやサーバを廃棄するときには、例えそれが壊れたPCだとしても、必ず中のハードディスクを物理的にぶっ壊してから(金槌で釘を刺すとか)、捨てましょう。

リース返却など、物理的に壊せない場合には、中のデータを完全に消去してください。最近のまともなリース会社なら、データ消去用のソフトを貸してくれるはずです(たぶん)。

気をつけなきゃいけないのは、PCの修理を頼んで、ハードディスクの交換になったとき(上の東京消防庁の事件と同じ場合)。

たまに、交換したハードディスクをそのまま持って帰ろうとする業者がいます。そんな時は、完全なデータ消去を契約で保証してもらうか、お金を払ってでも壊れたハードディスク引き取りましょう。それが受け入れられないのなら、業者をかえた方がいいですね。

……特に、全国の大学関係の備品とか、このへんまで考えて、きちんと管理されているのかなぁ?
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.01.23

後ろ向きで運転する車

悲惨な交通事故のニュースが毎日のように新聞を賑わしています。

運転者や搭乗者を守るためには、シートベルトやエアバックなどの装備がありますが、衝突の衝撃を100%吸収してくれるわけではありません。

で、衝突の際の衝撃から人間を守る究極の対策を考えてみると、やっぱりシートを後ろ向きに設置して、後ろ向きに座ることじゃないですかね。もし正面衝突しても、身体への衝撃はシートが吸収してくれるはずです。子供の安全のためのチャイルドシートも、後ろ向きに装着するタイプがあるくらいですし。

ハイテクを駆使すれば、運転者だって後ろ向きに座れるはずです。今の高い車はたくさんのカメラがついているのが当たり前ですから、これをもうちょっと本格的にして、運転者の正面に車の前面をうつす大型ディスプレイを設置すれば、後ろ向きでも問題なく運転できるんじゃないかな。
 
 
古い話で申し訳ないのですが、サンダーバードの後番組「キャプテン・スカーレット」に出てくるスーパーメカ「追跡戦闘車」が、まさにこの方式を採用してるんですよね。

追跡戦闘車の超格好いい画像はこのへんを検索のこと
追跡戦闘車(Googleイメージ)

ミステロンが攻めてきた緊急事態には、基地になっている廃屋をぶっ壊して発進、道路に踊り出す。ごつい10輪がうなりをあげて、最高時速は300キロ以上。障害物があっても関係なく猛スピードで突っ走る。もちろん、たとえ正面衝突しても、後ろ向きシートのおかげで搭乗者はまったく無傷。

いや、格好良かった。ミニカー(プラモデルだったかも)でよく遊んでいた。僕もこんな車に乗りたかった。マッハ号の次くらいに。

(最近、「新キャプテンスカーレット」というのが作られたらしいが、残念ながら見たことはない)
 
 
自動車にハイテクが惜しみなく投入されるいまの時代こそ、このアイディアを現実のものにするチャンスだと思う。技術的にはまったく問題ないでしょう。

問題があるとすると、運転の際、我々の常識とは逆にGがかかることかな。

ブレーキを踏んだら後ろにGがかかる。アクセルだと前につんのめる。そして、ハンドルを右に切ったら、右側にG。慣れるまでは、かなり混乱するだろう。酷い車酔いになるかもしれない。

でも、そもそも「ハンドルやブレーキ操作でGがかかる」というのは、人間にとって後天的に学習されるものだから、慣れてしまえばなんともないんじゃないかな?

ホンダさん、どうよ。
 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

本の内容そのものを書名としよう

本の名前、「書名」という物は、その本の内容を短い文字列で表現した物です。

でも、書名に釣られて中身を読んでみて、内容に騙されたという経験は誰でもあるでしょう。同じ書名、似たような書名の複数の本で混乱することも、よくあります。

このような事態を防止するためには、どうしたらいいでしょう?

答えは簡単です。本の内容そのものを書名としてしまえばいい。
 
 
例えば、川端康成のあの小説の表紙には、本のタイトルとして「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が……」と、マイクロフィルムのように超微細な文字で延々と書き連ねらるわけですな。

こうすれば、書名につられて騙されることは絶対になくなります。

図書館や本屋さんにいって、背表紙を眺めるだけで読書したことになります。アマゾンでの本の全文検索も、書名だけを検索すればいいので非常に楽になります。さらに、本の中のページは必要ありませんから、省資源にもつながります。いいことづくめですな。

でも、本棚の配置はかなり工夫が必要ですし、そもそも人力で本を探すのは不可能になるかもしれません。さらに、ちょっと改訂しただけで書名までかわってしまうのは、困りものですな。
 
 
 
……てなお話しと、本質的には同じ発想らしい技術が、一部で話題(?)になってるようですよ。

HOWS「ISSEI(イッセイ)」 DB技術の限界を超える新発想の高速検索技術(日経IT Pro 2008/01/18)
データをすべてファイル名扱いにして高速検索を実現?(スラッシュドット)

高速検索性を最優先とするために、OSの基本機能であるファイル名検索に目を付け、 そこで検索対象となるファイルに含まれるデータそのものを全て「ファイル名」として管理することにしたということだ。

うーん、これが新発想?

限定された予算で、限定された環境の中で、限定された仕様を満たすための、一種のWindowsのTIPSとしては、まぁいいと思うけど。

でも、データの更新や追加とか、ちょっとした仕様の変更で破綻しそうなシステムだなぁ。windowsの仕様がかわっただけで、やばいような気もするし。

こんなもんを、さも画期的な技術であるかのようにとりあげるのは、ちょっとどうかと思うよ、日経さんは。
 
 
話はかわって、「長いファイル名の中にデータそのものを格納してしまおう」という発想は、特に技術屋や研究者でなくてもだれでも思いついてしまうようで、別に新しくも画期的でもなかったりします。

たとえば、新単位「hanage」で有名な、ジョークサイトの老舗「やゆよ記念財団」さんでは、1996年の段階で、こんなネタが公開されていたりします。

Windows95の機能拡張セットが13日に発売された。このセットを使えば、最大で65535文字までのファイル名が使えるようになる。文字だけでなく、グラフィックや音声をファイル名に含めることも可能。ファイルの中身が空っぽでも、ファイル名だけで十分にデータの保存ができる。

Windows95の機能拡張セット(やゆよ記念財団付属図書館 B館)


 
スラッシュドットでも言ってる人がいたけど、他人に見られたくない秘蔵のエロ画像は、これを応用して隠しておけば、なかなか見つからなさそうだなぁ。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.01.22

今日のいろいろ 2008年01月21日

いろんなところにメモってあったURL。ジャンルはバラバラ。日付もバラバラ。

はてなブックマークとかはなぜか苦手なので、忘れないようここに転記。

 
---

フジテレビと江原啓之

放送倫理で問題になっているそうな。

FNS27時間テレビ「ハッピー筋斗雲」に関する意見(放送倫理検証委員会 2008年1月21日)

「スピリチャル」って、「芸」としてまったく面白くないと思う。
 
---

サイバーカスケードの実例?

政治系のブログ界隈で、「水からの伝言」を巡る騒動があったそうな。

まとめの記事。

左のほうの「水からの伝言」騒動を観察する(玄倉川の岸辺)

この事件(?)、米国の政治学者サンステインさんのいうところのサイバーカスケードの典型的な実例じゃないのかな。

ネットでの民主主義のあり方について考えるとき、この件を日本での事例として研究分析して米国と比較したりすると、かなり面白いかも……などと、Republic.com 2.0(キャス・サンステイン)を読みながら思ったりする今日この頃。
 
---

電子投票の件

電子投票の国政選挙適用に関する継続審議(その2)(武田圭史 )

クローズアップ2008:どうなる電子投票 法改正案、継続審議に(毎日新聞2008年1月15日)
 
---

クロスサイトでプリンタ攻撃

あなたが悪のサイトを見ただけで、あなたのPCがローカルのネットワークプリンターを攻撃してしまう。任意の画像を強制的に印刷されるだけならともかく、複合機の場合は、悪人にFAXを自由に使われてしまうかも。

Webサイトからネットワーク・プリンタに強制印刷させる「クロスサイト・プリンティング」攻撃(IT Pro)

「クロスサイト・プリンティング」攻撃が発見される(スラッシュドット)

よく思いつくなこんな攻撃。
 
---

クロスサイトでルータ攻撃

あなたが悪のサイトを見ただけで、あなたのPCがローカルのルータを攻撃してしまう。ルータをいじられるということは、悪人がなんでできるということです。

UPnPルータ+Flash=深刻なセキュリティ問題(yohgaki's blog)
 
---

にせ学位

「米国大学(院)学位商法」の危険性-いよいよ実名報道(JANJAN 2008/01/14)
 
---

脱公平

自治体病院で、地元民とそれ以外で料金格差がつく件。

お産は市民7万円・市民以外22万円 自治体「脱公平(伊関友伸のブログ 2008/01/14)

お産は市民7万円・市民以外22万円 自治体「脱公平」(asahi.com 2008年01月13日)

なぜ問題になるのかが、さっぱりわからない。
 
---

パンデミックにしーてやるよ

悪性インフルエンザが大流行したとき、「やさしさ」と「ただしさ」が人殺しにつながるというお話し。

NHKのインフルエンザ番組(レジデント初期研修用資料 2008年01月14日)

ドラマ編では、主人公の周りに集まる熱心な医師と、理解のいい患者さん。 実世界ではたぶん、「やさしい人」が輪を破る。

たとえば死体袋の問題。鳥インフルエンザで患者さん亡くなるときは、もちろん家族は付き添えないし、 たくさんの人が亡くなるから、いちいち「荼毘に付す」なんてできない。なくなった患者さんは、 ご家族に「亡くなりました」と電話を入れたら、後は患者さんを死体袋にくるみこんで、 近くの穴に埋めることになる。

子供のお父さんとか、本当にそれで納得してくれるとは思えない。 健康な人は自宅待機が必要なのに、たぶんお父さんは「主治医を一発ブン殴る」、それだけのために 検問突破して、病人だらけの病院に、マスクもしないで突っ込んでくる。 それは道徳的に正しい行動なんだろうけれど、そのお父さんもまた、ウィルスの味方。

実世界ではたぶん、いいところ見せたい社民党の議員とか、絶対に風が吹いてほしくない、 受診を待ってる長蛇の列にダウンバースト叩きつける毎日新聞のヘリコプターとか、 「やさしさ」「正しさ」振りかざしたウィルスの味方が、人類を苦しめる。

本当にやばいときには、ワクチンの分配なども問題になると思う。

「多数を救うために、役人と医者と警察・自衛隊に優先的にワクチンをまわす」と事前にきちんと決めておかないと、「やさしいバカ」達が騒ぎ出すだろう。

 
---

携帯を落としてしまった時、どうするか?

おサイフケータイの恐怖(CNET Japan 2008/01/04 00:31)
 
---

ご本尊はエレキングとピカチュウとラムちゃん

電気・電波の祖神として、電力・電気・電波などのあらゆる電気関係事業の発展と無事故安全を祈願して奉祀されている、法輪寺電電宮のお話し。

最終手段? 京都に究極のセキュリティ対策を見た(@it 2007/12/26)

さすが八百万の神の国。電気の神様までいるのだ。今後、海底基地や宇宙植民地ができたとしても、日本人はまず神社仏閣を作るんだろうなぁ。
 
---

インターネットマガジン

掲載されたのはかなり前ですが。

インターネットマガジン バックナンバーアーカイブ

『インターネットマガジン』の創刊は、日本でインターネットが本格商用化された1994年で、月刊誌の形態として1994年10月号から2006年5月号まで136号を発刊してまいりました。これらに収録された記事は、日本のインターネットの1つの歴史として、資料性の高いコンテンツであると考えています。

バックナンバーをウェブ上に公開することで、より多くのインターネットユーザーに利用していただけると考えています。

これはすごい。
 
---

犬ぞりは旅客機より効率が悪い

単純な重量と距離のエネルギー効率で考えると、(効率良い)旅客機>人間の歩行>イヌ(効率悪い)だそうです。

犬の運動効率について(医学都市伝説 2007年12月26日)

へぇ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.01.21

コンサドーレ札幌キックオフ2008


2008年式コンサドーレのお披露目イベントをみるために、札幌ドームまで行ってきましたよ。

くわしくはこちら
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
http://homepage3.nifty.com/dole/
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.01.18

公共の場所で仕事の話はやめましょう


 
ディスクの暗号化とか、証跡管理とか、検疫ネットワークとか、お金と手間がかかる対策も確かに必要だと思う。

でも、情報漏洩を防止したいのなら、まずはタクシーの中で仕事の話をするのをやめることだと思うな。(エレベーターの中とか、茶店や居酒屋も同じ)
 
 
役場や大企業に向かうタクシーの中で、おそらく運転手さんを意識しながら、自分たちの仕事がいかに重要なのかを語り合うのは、オタクがわざと第三者に聞こえるように大声でオタクトークするのと同じだよなぁ。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.01.17

MacBook air


かねてから噂の超薄型ノート、ついに登場。その名も MacBook air ですって。

MacBook air(アップル)

1.6GHz Core 2 Duo、2GBメモリ標準、5時間バッテリー、厚さ19.4mmの世界でもっとも薄いノートPC、そしてゼロスピンドル。

すげえ。これは欲しい。こまかいスペックについては、さんざん話題になっているので今さら触れませんが、よくぞここまで思い切ったものです。

機能はてんこ盛り(だけどすべて中途半端)の日本メーカーの製品を見慣れた目からみると、いろいろな意味で、ちょっと物足りないと感じるところもあるかもしれません。

でも、いらないところをスパッと切り捨ててしまうこの思い切りの良さこそが、アップルという会社の最大の強みなんでしょう、きっと。

ただ、問題は価格。お小遣い制の貧乏サラリーマンにはちと高い。大枚はたいてコンサドーレのシーズンチケット購入した直後でなかったら、すぐにでも買ったのになぁ。
  
 
ところで、マックに全く興味のない普通の一般の方々にとって、単なる新機種の発表に対して世界中のマカーがこれほど大騒ぎする様は、どう見られているのでしょうねぇ?

教祖ジョブズ様のご降臨と御自らのプレゼンによるご神託、そして世界中の信者が彼のご威光にひれ伏す姿は、危ない宗教にしか見えないよなぁ、きっと。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.01.16

Leopard にしたらキーボードが

僕は日本語キーボードのmacbook でATOK2006をつかっているわけですが、OSをLeopardにアップデートして以来、キーボードがたまーにおかしくなります。

普段は実に快適なのに、たまに起動直後から、なぜかキーボードだけ英語配列になってしまう。まったくどこの設定もいじっていないのに。

で、こんな時の必殺技ということでリブートしてみると、いつのまにやらなぜか正常にもどっている。まったくどこの設定もいじっていないのに。

おかしくなるのは、20回起動して1回くらいかな。不思議だなぁ。


調べてみると、こんなのもでているようだ。

『Leopard』でキーボードに不具合?(WIRED NEWS 2007年11月 9日)

MacBook, MacBook Pro Software Update 1.1(apple)

でも、うちの場合、キーボードは配列がおかしくなるだけで一応使えるし、リブートしたらなおってしまうんだよね。ホント、不思議だなぁ。

まぁ、appleのやることですから……。

 
 
ところで、ちょうど今、サンフランシスコのMacworld でジョブズが基調講演する直前くらいかな?

もしかしたら、あと数時間後には、とても魅力的な何かが発売されているのかもしれません。(噂の超軽量ノート?)

Apple Storeが「We'll be back soon」になってるし。かなりワクワクしてきました。何が出るのか、たのしみだね。

(我ながら、ジョブズの信者ってのは救いようがない人種だな、ホント)
 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008.01.14

杜氏の手、エンジニアの手、プログラマーの手

 
本当にどうでもいいお話しですが。

化粧品のCMで、「杜氏の手はなぜ白くて美しいの……」なんてのがあるそうで。

杜氏の手はなぜ白くて美しいのか?(P&G あの製品 SK-2)
 
 
まぁ、杜氏さんに限らず、職人、というか働き者の手は美しいと、一般にいわれてますね。

風の谷のお姫様も、こんな事を言ってるし。


「この手を見てくだされ。あと半年もすれば石と同じになっちまう。わしらの姫様はこの手を好きだと言うてくれる。働き者のきれいな手だと言うてくれましたわい」

……いい話だ。
 
 
で、本当に杜氏さん手がきれいなのかどうか気になったので、「杜氏の手」でググってみました。

杜氏の手(御前酒のまにゃあ!)

杜氏の手(北信州の地酒<蔵元天領誉>酒ブログ)

職人さんの手がある意味「美しい」のは間違いないようですが、果たして化粧品の売り言葉になるような美しさなのかどうかは、これだけではわかりませんねぇ。

中でも気になったのは、これ。

初公開!(杜氏の視線)

昔、杜氏が何人もの蔵人を連れて酒造りに来ていた頃、杜氏という人は絶対の権力を持っていたから自ら水仕事をすることもなかった。と以前来ていた蔵人さんに聞いたことがある。

ということは手も荒れないということなのだ。

当時の杜氏はね~

なるほど。
 
 
では、杜氏さん以外で化粧品のCMに利用できそうな職人というと……SEとプログラマーなんてどうでしょう?

数あるエンジニアの中でも、手の肌に害を為すような薬品類を一切行わず、日光にもあたらず、マウスやキーボードよりも重い物を持つことがないプログラマーの手こそ、女性の憧れる手だと思うんですけどね。実際、職場のバリバリエンジニアな女性の中には、きれいに爪を伸ばしている人も結構いますし。

化粧品メーカーとPCメーカーで、「美しい指のためのダイエットキーボード」でも売り出せばいいのに。「プログラマーの手はなぜ白くて美しいの……」なんてCMはどうだ?
 
 (腱鞘炎と、不規則な勤務時間によるお肌の荒れは、職業病みたいなものだけど)
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.01.13

今日のいろいろ 2008年01月13日

年末年始のいろいろ

---

電子投票

 

電子投票の国政選挙適用に関する継続審議(武田圭史)



年内成立かと見られていた改正案は継続審議となった。

いったん衆議院で与野党合意の上で通過した法案が参議院でストップされるという異例の事態に。今後の経過が注目される。


  
---

地デジ


地デジの暗号が簡単に破られるお話し。


衝撃のコピーフリー受信機「フリーオ」、その仕組みをひもとく(IT Pro2007/12/17)

デジタル放送の暗号化に疑問の声が相次ぐ、総務省の検討委員会(INTERNET Watch 2007/12/27)

12月27日(木) デジタルコンテンツの流通の促進等に関する検討委員会 (第30回)(まるも製作所)

何千万枚とカードを発行して、こんなザルにいくらつぎ込んだのだ、そのコストはどーなるんだ、これからまたエンフォースメント強化でさらに金をかけるのか、誰がそのコスト負担するんだという話の流れになってしまうわなぁ

消費者もメーカーも権利者も、誰も求めてないし得にもならないバカバカしい仕組み。推進しているのはTV局だけ?

音楽のDRMもそうだけど、最初からお客様を泥棒扱いして、バカな仕組みを作って、そのコストを消費者に転嫁、もしくは税金を当てにする業界ってどうよ?

おまけ
地上デジタルへの移行が事実上無料に、ただし米国(スラッシュドット)
  
---

仮想と現実


お天気カメラが核爆発の瞬間を捉えて生放送(GIGAZINE)

この映像すり替え(要するに電波ジャックみたいなもの)の目的は、社会を脅迫したり操作したりするためではなく、我々の毎日の生活の根本が「メディア」によって現実世界も世界中もともに成り立っていることを証明するためだった

ばかばかしい事件だけども、ちょっと考えさせられた。

  
---

Winnyユーザー数


毎日新聞によると、Winnyの利用者が3倍に増えたそうな。

ファイル交換ソフト:ウィニー利用、3倍 ウイルス遭遇は44%--1年前と比較(毎日jp 2008年1月6日)

Winny(ウィニー)などファイル交換ソフトの利用者が、1年あまりで3倍近く増えていることがコンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の調査で分かった。

元ネタはこれ。著作権関連団体がおこなったアンケートの結果。

ファイル交換ソフトの「現在利用」は9.6%、被害は一層深刻に ~利用実態のアンケート調査、クローリング調査の結果まとまる~(社団法人 コンピュータソフトウェア著作権協会 社団法人 日本レコード協会 日本国際映画著作権協会 2007/12/21)

今回の調査では、「現在利用者」がインターネット利用者の9.6%との結果となり(2006年6月の調査では3.5%)、ファイル交換ソフト利用者の急増が明らかになりました。また、利用者がダウンロードしたファイル数のほか、アップロードの経験者数とファイル数なども軒並み増加しており、これに伴い、著作権侵害行為(著作物の無許諾での送信行為)も激増していることが推定されます。
 
ところが、Netagent社による実際のネットの調査によると、Winnyのノード数は明らかに減っている。

Winnyノード数の推移(NetAgent)

この12日間で、平均約31万強のノード数が観測されました。この数値は先のクリスマス期間での発表と同じく、昨年度に当HP上で公表致しました同時期の数値(下記参照)と比較してやや減少の傾向にあります。
 
で、著作権団体と毎日新聞のアンケートっいったいなんなんだ? というお話し。

ファイル交換ソフトの利用者は急増しているのか?(監査とセキュリティのあいだ 2007-12-27)
Winnyノード数現象の原因とこれからの展開について(novtan別館 2008-01-04)
Winnyの新参利用者は急増しているのか?(高木浩光@自宅の日記 2008年01月07日)

「Winnyユーザは1年で3倍の謎(スラッシュドット 2008年01月07日)
Winnyは減少、Shareは増加、じゃあ全体では?(スラッシュドット 2008年01月10日)

 
 
おまけ

上記の毎日の記事で取材され、偉そうなコメントを出している『ネット社会に詳しい「村上情報技術」(大阪府茨木市)の村上元彦社長』とやらについて。

村上情報技術っていったい……?(スラッシュドット)

日コン連みたいなものなのか? 毎日新聞の脳内にしか存在しない架空のもの? まさかぁ。
 
---

違法でなくても?

有害サイト削除、民主が独自法案・プロバイダーに義務化(NIKKEI NET 2008/01/04)



サイト開設者やプロバイダーは違法情報を発見し次第、削除しなくてはならないと規定。違法かどうか明確でなくとも、有害な恐れがある場合は児童が閲覧できなくなるような措置を講じるよう義務付ける

児童を守ろうという方向性については否定しないけど、「有害な恐れがあるかどうか」を現場に判断させるのはやめれ。何が違法なのか、きちんと決めるのが立法府の仕事だ。

おまけ
違法かどうか明確でなくてもサイト開設者に閲覧制限措置を義務付け(罰則付)?(スラッシュドット)

子どもたちを守る法改正に向けて インターネットホットラインセンターを視察(民主党 2007/12/19)

 
---

まんがにICタグ

講談社など出版や書店、ICタグで書籍管理・09年度から(NIKKEI NET 2008/01/01)

 講談社、小学館などの出版各社と書店各社は国内で発行する書籍にICタグ(荷札)を埋め込み、万引き防止などに活用する。第1弾として2009年度に漫画本約1億冊に導入、その後、一般書籍などにも順次導入する。年間400億円以上と、国内書籍売り上げの約2%に達するとされる書籍の万引き被害を防ぐとともに店頭でのマーケティングにも活用、低迷する出版市場のテコ入れにつなげる。

 講談社や集英社など出版約470社と出版取次約30社、紀伊国屋書店や丸善、ジュンク堂書店など書店6300店の各業界団体でつくる法人「日本出版インフラセンター」が経済産業省とタグ導入の共同研究を実施。実用化のメドが立ったと判断した。

システムの詳細はよくわからないけど、一意のIDをトレースできる仕組みを、全国の本屋、古本屋が導入するの? 「店頭でのマーケティングにも活用」というあたり、何がプライバシーの問題なのか、全然わかっていない可能性があるような気がする。今後に要注意。

2009年度からICタグでの書籍管理導入へ、まず漫画本1億冊から(スラッシュドット)

JPO日本出版インフラセンター


 
---

厚労省の偽サイト?

グーグルで厚労省「偽サイト」が最上位に、丸1日続く(2007年12月26日22時55分 読売新聞)

「厚労省」をGoogle検索すると別のサイトがトップに 注意呼び掛け(IT media2007年12月26日 19時29分)

厚生労働省

googleも私企業だからねぇ。政府機関といえども、ビジネスの論理に対抗できるだけの影響力をもてるよう、日常から努力しなきゃ。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.01.11

ベアプログラミングと告白デバック

今時はやりのソフトウエア開発手法のひとつに「ペアプログラミング」という手法があります。その名の通り、二人ひと組でプログラミングすれば、お互いのチェックによりミスは減少、やる気は倍増、生産性は二倍以上になってお得、てな感じで夢のような手法です。

まぁ、人間のやることですから、実際にはそう上手くいくとも限らないのですが。
 
 
で、それの亜種(というかシャレ)で、「ベア(bear)プログラミング」というのがあるそうです。

これは、とある計算機センターのヘルプデスクに、テディベアのぬいぐるみが置いてあることに由来します。

どうしてもプログラムが上手く動かない。いったいどこが悪いのか、考えても考えても解決できない。……こんな時、一度煮詰まってしまった脳みそでは、それ以上いくら時間をかけても自分だけの力では解決できません。

でも、その悩みを他人に説明しようとした途端、自分自身の問題点に気づいてしまう場合がよくあります。言葉にする過程で、頭の中が整理されるんでしょうね。

整理して説明することが重要であって、相談相手は特に人間でなくてもかまいません。つまり、テディベアのぬいぐるみは、人間のスタッフに相談するまえに、まずクマ相手に相談しろというわけで置かれているのです。これだけで、トラブルのかなりの割合が解決してしまうわけですな。
 
 
同様の手法に「告白デバック」というのがあります。

読んで字のごとく。問題が発生したら、とにかく誰かに問題を告白します。大抵の場合は、相談相手が何も答える前に、自分の頭の中で問題は解決してしまうわけです。
 
 
どちらも、有名なプログラミングの教科書に載っている由緒正しい手法だったりします。テディベアの件は、かのカーニハンの「プログラミング作法」。告白デバックは、McConnellの「Code Complete」です。

でもこれ、別にプログラミングの問題解決だけでなくて、一般生活する上でのあらゆる問題の解決に役立つ手法であるような気がしますよね。

とはいっても、僕のようないい年したおじさんがテディベアにむかって悩みを告白している姿は、自分でもあまり想像したくありません。悩みを告白するなら、今ならやっぱりネットを使うでしょう。

こうして考えると、「日本のblogは身の回りの日記ばかりで議論になっていない」とか「独り言はチラシの裏に書け」などと言われることもありますが、ネットにむかって自分語りをするという事は、たとえ他人と議論にならなくても、書き手にとっては問題解決の役に立っているのかもしれません。ネット社会の最大の功績は、実はこの点だったりして。
 
 
プログラミング作法(ブライアン カーニハン,ロブ パイク)

Code Complete第2版〈上〉(スティーブ マコネル)
(初版しかもっていないので、この第2版にも同じ事が書いてあるかどうかわかりませんが)
 


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.01.10

月刊マイクロソフトアップデート01月号

年の初めから出ましたよ。

マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS08-001,002)(1/9)(警察庁 @police)
JVNTA08-008A Microsoft製品における複数の脆弱性に対するアップデート(JVN)

2008 年 1 月のセキュリティ情報(Microsoft)
2008年1月のセキュリティリリース & Podcasting(マイクロソフト 日本のセキュリティチームの Blog)

今月は、緊急1件、重要1件の計2件です。

ご家庭で利用されているPCにどの程度影響があるかというとなんとも言えませんが、毎月恒例のことなのでさっさと適用しておきましょう。
 
 
さて、来月のアップデートでは、ついにXPにもIE7が自動更新で配布されるわけだ。

まだまだXPにIE6という環境前提の社内アプリを使っている法人は多いわけで、IE7に移行しても社内業務が正常に動くかどうか、検証の結果にあたまを抱えているところも多かろう。素直にIE7にするのか、それとも配布させないのか、なやましいね。

Internet Explorer 7 の自動更新による配布(Microsoft)
自動配布の無効化ツールキット(Microsoft)
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.01.09

ラーメンやソバを食う度にやってしまうこと


(1)ラーメンをずるずる吸って食べる。

(2)麺の破片が気管に吸い込まれる。

(3)おもわず咳き込む。

(4)気管から飛び出した麺がノドチンコをかすめて鼻に入る。

(5)鼻がむずむず気持ち悪いので、鼻をすすって麺を吸い込む。

(6)勢い余って麺が気管に吸い込まれる。

 (3)に戻る。以下延々と繰り返し
 
 
どうも僕は食道と気管の分離がうまくいかないようで、年取ったら餅を気管につまらせて死ぬような予感がするなぁ。 どうでもいいことですが。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.01.08

コンサドーレ札幌 シーズンチケット購入!


2008年シーズンのチケットを買ってきましたよ。

今年は奮発しました。なんとゴールドシートですよ、ゴールドシート。一度試してみたかったゴールドシートのシーズンパス。

……詳しくはこちらをどうぞ
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
http://homepage3.nifty.com/dole/
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.01.07

便所の落書き

2chに限らず、ネット上の言論は、ときに「便所の落書き」と呼ばれることがあります。

はてなキーワードによると、「便所の落書き」とは


「信頼度がゼロに近いような、粗野かつ下品な内容の文章」を指して呼ぶことが多いように思われる

……だそうで、特に既存マスコミ関係者が、「ネットなんて信頼度ゼロ」と揶揄したいときに使われる言い方ですかね。

便所の落書き(はてなダイアリーキーワード)
 
 
僕は、既存のマスコミとネットなら、どちらかというとネット側を信用したい人間なので、このような意味で「便所の落書き」という言葉を使うのは、ちょっと不適切じゃないかなぁ、などと思ってました、今までは。

でも、最近は、「便所の落書き」には別の意味もあるかもしれないかなぁ……などと考えていたりします。
 
 
新聞やらTVやらの既存のマスコミと、blogでも2chでもいいですが俗に言うネット上の言論との決定的な違いはなんでしょう?

ネットの弱点(?)としては、信頼度が低いとか、無責任とか、匿名性とかいろいろ挙げられるでしょうが、最近は既存のマスコミだって酷いモノがおおい今日この頃、このへんの問題は単なる程度の差でしかありません。

両者の最大の相違点はというと、ネット上の言論の場合、言論を発している人々と、その基盤となるインフラや法的根拠を維持管理している人々が、まったく別である、ということじゃないですかね。
 
 
例えば新聞などは、業界全体として考えれば、取材から出版、配送、販売まですべての仕組みを自前でそろえています。例え大地震やテロでコンピュータや輪転機が破壊されたとしても、また社長や記者が死んでも、権力から法的な締め付けがあったとしても、自前のインフラや政治力をフルに使い、内容はともかくとしてとにかく言論を発し続けるでしょう。それこそ、最後は自社ビルの壁に手書きの壁新聞を貼っててでも。

でも、ネット上の言論って、その基盤となるインフラは、言論を発している人々の都合とは関係ないところで維持されています。言論を壁新聞に例えるなら、いつのまにか塗りつぶされても、全ての壁が「張り紙禁止」になっても、もしくは「壁」自体が無くなっても、壁新聞の書き手はどうしようもありません。インフラを他人に握られているという意味で、まさに「便所の落書き」と言えるのです。

もちろん、便所の壁を維持管理している人々は、壁に自由にものを書ける状態を維持するために必死に働いています(それが商売ですから)。でも、災害とかテロとか経済的な事情とか政治的圧力に対して、いつも勝てるとは限りません。そもそも、守るべき「言論の自由」の定義が、落書きしている人々と、壁を維持している人々で、同じとも限りませんし。
 
 
ネットとひとことで言っても、そこで発言している人々は組織化されているわけではありませんから、新聞と比較するのはもともとかなり無理があります。でも、言論の自由を謳歌したいのなら、基盤となるインフラを自前でそろえるのは無理だとでも、ネットインフラに対する知識と、それなりの覚悟くらいは必要だと思うんですよね。

要するに、ネット上でマスコミと勝負しようと考えるのなら、無邪気に質の高い落書きをしていればいいわけではなくて、落書きを書くべき壁が維持されている物理的・経済的・法律的な仕組みとか、便所の壁のガバナンスの仕組みとか、便所の壁の維持を商売にしている人々、例えば通信会社やプロバイダやデータセンタやネット検索企業や各メーカーやひろゆきや、ついでに経済産業省や総務省などが何を考えているのかとか、どうすれば彼らを味方に出来るのかとか、普段から少しは考えておいた方がいいんじゃないかなぁ、と思うわけです。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.01.05

インフルエンザについての社説

仕事始めとはいっても、そうそう簡単に正月ボケが治るはずもなく、仕事もせずに珍しく新聞を読んでしまったわけです。

というわけで、気になったのは朝日の社説。

インフルエンザ—敵の正体を知り備えよう(asahi 社説2008年01月04日)
 
 


ウイルスはDNAなどの遺伝物質がたんぱく質の殻をかぶっただけのもので、生命活動は一切ない。細菌は形や大きさがさまざまなのに、ウイルスは同じ種類なら全く同じだ。まさにモノである。

細菌とウイルスを比較するとき、こんな表現は正しいのかなぁ? 「同じ種類なら全く同じ」だから非生物? たった数行後には「ところが、インフルエンザのウイルスは次々に変化し、……」なんて書いてあるが。

何を言いたいのかはなんとなくわかるけど、書いた人はわかってないんじゃないかなぁ。
 
 


頼りは、からだに免疫を与えるワクチンだ。ワクチンはいわば、おとりを大量に作り出す。それがウイルスをおびき寄せ、ねらわれた細胞を守る。

ワクチンの効果について説明するのに、「おとりを大量に作り出す」と表現するのは初めて見た気がする。これって、たとえとして正しいのかな? やっぱりわかってないんじゃないのかなぁ。
 
 


ウイルスに入られたら、対抗するには体力をつけることが欠かせない。

インフルエンザの薬であるタミフルは、細胞で作られたウイルスが外に飛び出すのをじゃまする。異常行動を招く疑いが消えず、10代には使えないことになっているが、10代なら、薬に頼らずに治す体力があるはずだ。

もっとも気になった点はここ。どうもワクチンやタミフルよりも「体力」を重視しているように読めるのだが、気のせいだろうか?

普段の流行くらいなら、確かに「体力」が大事なのは否定できないかもしれない。でも、あくまでも素人の考えなのだが、俗に言うパンデミックの時には、タミフルやワクチン無しの努力と根性だけでは、かなりやばいんじゃないか? 

そのへんのリスクとベネフィットをちゃんと考えた上で社説を書いているのか? それとも、もしかして、普通の流行とパンでミックを区別できていない? 
 
 


ウイルスと人類の戦いに、おそらく終わりはない。正体を知ったうえで、インフルエンザにも備えたい。

 
結局、何が結論なんだかよくわからない社説だよなぁ。 正しい知識を新聞社自ら調べて、読者に啓蒙しようという気はないらしい。
 
 
エジプトあたりでは新型インフルエンザがイヤな感じで流行っているらしいけど、大丈夫なのかなぁ。
Avian influenza - situation in Egypt - update 3(WHO  Epidemic and Pandemic Alert and Response 3 January 2008)
 
  
(リンク先が消えるかもしれないので、詳しい引用はこちら)

続きを読む "インフルエンザについての社説"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008.01.04

音楽家と科学者


ここ二日間「のだめカンタービレ」のTVシリーズの一挙再放送を延々とみていたわけです。

おもしろいね、これ。特に、音大生達の自分の将来に対する不安や悩みの描写がいい。小学生の頃にはトランペットクラブでシンバルを叩いていた僕としては、音大生達の気持ちはとてもよくわかる(……はずがない)。
 
 
それはともかく、気になったのが、最終回における主人公の師匠と音大学長との会話。

学長「毎年莫大な数の音大生が卒業して行くのに、プロの音楽家の数は限られてる。どんなに実力があってもプロになれるとは限らない。力を持て余してる子がたくさんいる」


師匠「だからこそ、彼らの音楽は素晴らしい。今この瞬間に、音楽を奏でることができる喜びが、全身から溢れている。音楽を続けられることが、決して当たり前でないことを、彼らは、私に思い出させてくれました」

(記憶に頼っているので正確ではないです)

いい台詞です。感動します。これこそが芸術でしょう……などと、無責任な外野としてはそう考えます。
 
 
でも、音楽業界を引っ張る立場にある人が、「実力があってもプロになれるとは限らない、だから彼らの音楽は素晴らしい」などとほざくのは、たとえそれが事実だとしても、ちょっと違和感を感じるんですよね。

やる気も実力もある若者がプロになれないというのは、確かにどこの分野の業界にもある仕方ないことなのかもしれませんが、業界にとっては決して良い状況ではありません。業界全体のパイを大きくすること、裾野を広くする事こそが、業界のリーダーである彼らの仕事のはずです。業界のパイが大きくならないと、彼ら自身の仕事だってそのうち無くなるし。

もし、芸術は自分たちの楽しみであるだけでなく、人類の文化として必須の物だとか考えているのなら、なおさら。

それなのに他人事のように「だから素晴らしい」などと言われるのは、せっかく業界を目指してくれる才能ある若者達に失礼な話だよね。「プロになるのは大変だが仕方がない。だからこそ頑張れ!」と言うのならまだわかるのだけど。

しょせん、個々の芸術家は個人事業主であり、業界全体のことなんてどうでもいいということなのかな。(まぁ、ドラマの上の演出なのでしょうが)

 
 
で、なにが言いたいかというと、「芸術家」を「科学者」にかえても同じことがいえるよなぁ、なんて思ったわけです。

科学業界のお偉方は業界全体のパイや裾野を大きくする事についてちゃんと考えているのかなぁ、才能と情熱があるけど将来について悩んでいる若者をなんとかしたいなぁ、そして、一般市民や企業が、大学の科学なんてそんなものだと思っている状況はどうすればいいのかなぁ、などと考えていたら、いつの間にやら三が日が終わってしまって悲しいなぁ。
  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.01.01

今年の抱負とか

 
あけましておめでとうございます。
 
 
新しい年について考える前に昨年という一年間を振り返り仰ぎ見ると、なんといっても我らがコンサドーレのJ1昇格とJ2優勝をこの目で見ることができたわけで、かなり良い一年だったといえると思います。

で、今年の目標はといいますと、……やはり最大の目標はJ1残留ですかね。現有戦力と予算をみるとかなり厳しい戦いになるとは思いますが、彼らならきっとやってくれることでしょう。(密かにJ1中位も可能ではないかと期待しているのは、ここだけの秘密にしておこう)

ついでに自分事ではありますが、そろそろ博士論文にむけて準備をせねばなりません。いくらもともと5年〜6年の長期計画だといっても、一応僕は博士課程の学生でもあるわけで、あんまり呑気にやって師匠に迷惑をかけるわけにもいきません。

てなわけで、勉強する時間が欲しいので、あまり仕事が忙しくならない一年であることを祈りましょう。……てゆうか、あまり忙しいとアウェイまでコンサドーレを応援に行けないし。
 
 
なにはともあれ、今年もよろしくお願いいたします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年12月 | トップページ | 2008年2月 »