« 2007年9月 | トップページ | 2007年11月 »

2007.10.30

大衆というのはやっぱりバカばかりなのかな、僕も含めて

民主主義というのは、市民が政治に参加しないといかんわけですが、選挙での投票以外にも参加の仕方はいろいろ考えられます。

原発でもダイオキシンでもいいけど、社会全体の安全にとって重要な問題があるとき、これに対する政策はどのように決定されるべきなのでしょう。非常に極端な話をすると、ふたつが考えられます。ひとつは、問題について正しい知識をもたない市民は口を出さず、正しい知識をもつ科学者や政治家が社会全体のことを考えて政策を考えるべきだという考え。ふたつめは、市民が自ら勉強して、市民が議論して、市民が政策決定に参加するべきという考え。

最近は、後者の考えが一般的になってきたけど、実際に「市民による活発な議論」というのが機能しているかというと、日本ではそうは言えないでしょう。コンセンサス会議とか市民法廷とか、確かにそれっぽい場が試みられてはいるけれど、その結論が政策に反映される事なんてないし、もともと問題に興味のない市民はそんな場には出てきません。
 
 
では、話をちょっとかえて。

仮に、市民が自由に参加できる議論の場が設けられたとしたら、それによって政策に反映されるような正しい結論が導きだせるのでしょうかね?

市民が広く自由に議論できる場? ……今だってあるじゃない、インターネットに。

でも、インターネットでの議論が、リアルな世界よりもうまく機能しているかというと、とてもそうは言えませんよね。せっかくの自由に議論できる場なのに、目立つのは「炎上」に「祭り」ばかり。

なぜインターネットでの議論が上手くいかないかについては、アメリカの憲法学者のサンスティンという人が論じています。すなわち、インターネットには情報が多すぎる。普通の人はすべての情報を得る事なんて不可能なので、自分で情報をフィルタリングしてしまう。すると、自分の好みにあう意見しか目に入らなくなる。ネット上に発生した意見は、短時間のうちに拡大し、先鋭化していく。そして、極端な意見を持つ、極めて排他的なコミュニティができあがる。コミュニティはお互いに誹謗中傷を繰り返す。これが炎上であり祭りなわけです。

このような現象は、サイバーカスケード(ウイキペディア)と呼ばれることがあります。

リスクに関する政策決定には素人は口を出さない方がいい、プロに任せておけ、という主張のおかげで批判されることも多いサンステインさんですが、インターネットという実例が目の前にあるわけですから、たしかに説得力があると思います。
 
 
要するに、自由に議論ができる場が与えられても、市民は議論なんてしないわけです。排他的な意見集団が沢山できるだけ。そして、これはネットだからおきる現象ではなく、仮にネット以外に広く自由に議論できる場が作られたとしても、同じ結果になるでしょう。

市民による議論が政策決定に関与するというのは、夢物語なんですかね? 少なくとも、まずは民主主義とは何かという教育が必要なのは確かですな。

特に落ちも結論もないままおしまい。つづくかも。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

信者と奴隷とどちらがましか

世の中には二種類の人間がいる。アップルの信者とマイクロソフトの奴隷だ。

客観的に考えるとどちらも同じくらい不幸だけど、本人の身になればどちらも同じくらい幸せなんだろう、きっと。本質的には、信者も奴隷も同じものなのかもしれない。

つくづく、宗教というのは上手くできているもんだな。
 
 
てなわけで、Mac OS X 10.5 Leopard 発売です。信者としては、お小遣いが貯まり次第、お布施を払いに行かねばなりません。早くアップルストアに行きたくて、わくわくしている自分が悔しい。ほんと、宗教というのは、こまったもんです。
 
 
……ついでに、オープンソースの場合は「感染者」ですかね、やっぱり。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.28

J2第48節 愛媛 0-1 札幌

 
2007年10月27日(土)
J2第48節 愛媛 0-1 札幌(愛媛)
スカパーの中継を観戦

ケガ人続出のためブラジル留学から急遽呼び戻した西大伍が、ロスタイムに起死回生の神がかり的なスーパーゴール! 昇格まで勝ち点4。

くわしくはこちらを見てね
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
http://homepage3.nifty.com/dole/

……次節、鳥栖までいくか?
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.26

スペースコロニーって、大気中では浮くかもしれない

 
宇宙世紀0079。地球から最も遠く、月の裏側のラグランジェポイントに位置する宇宙植民地サイド3はジオン公国を名乗り、地球連邦政府に対して独立戦争を挑んだ。

一方的な宣戦布告の直後、短期決戦をもくろむジオン軍は、地球連邦軍を一気に崩壊させるべく空前絶後の作戦を決行する。奇襲によって壊滅したサイド2の第8番スペースコロニー「アイランド・イフィッシュ」を核パルスエンジンにより減速させ、地球に落下させたのだ。

直径6km、長さ18kmの円筒形の内壁に1000万人が暮らす、構造物重量が数千万トンにおよぶ歴史上最大の人工構造物であるスペースコロニーが、地球の脱出速度である秒速11kmで落下した衝撃は、数万メガトンの核兵器に匹敵するといわれる。連邦宇宙艦隊による軌道上での必死の攻撃により、大気圏突入前にコロニーは半壊、ジオンの計算通りの威力は発揮できなかったものの、破片の大部分が直撃したオーストラリア大陸は半分が吹き飛び、その衝撃は地球の自転速度さえわずかに速めたという。

残りの破片は主に太平洋に落下した。太平洋の平均深度は4kmほどしかない。そこに、バラバラになったそれぞれ数kmにおよぶコロニーの構造材が、マッハ30の速度で雨のように降りそそいだのだ。大気を衝撃波が貫き、海面を巨大な津波が繰り返し往復する。人類社会への被害の大きさという点では、連邦宇宙軍による落下前のコロニー破壊の試みは、逆効果だったのかもしれない。
 
 
では、もしジオンのもくろみ通りに素直にコロニーが落下していたら、どうなっていただろう? 

コロニーの外壁のうち、太陽光を取り入れるガラスの部分は他よりも弱いため、大気圏上層部で一部が破壊されてしまうだろう。その時点で、コロニー内に密閉されていた大気が外部に解放される。コロニーの容積は約5千億立方mくらいだから、そこにつまっている1気圧の大気の重さは約6億トン。……よく考えたら、これだけの量の気体が密度の薄い大気圏上層部で一気に解放されたら、それだけでとんでもない事にならんのかな? 衝撃波とか。

それはそれとして、大気が抜けたコロニーはそのまま地球の大気圏に突入していく。空気が抜けた穴がコロニーの後ろにあれば、コロニー前半部から大気の濃いところに突入しても、運がよければコロニー内はしばらく真空のままかもしれない。すると、コロニーには大気による浮力がかかってくるはずだ。その大きさは、1気圧の中で約6億トン。コロニーの重量が数千万トンだから、……浮力の方が大きいんじゃないか? 通常コロニーの外壁は外向きの一気圧に耐えていたのだから、逆向きの一気圧にも耐えられるだろう。だとすると、うまくやれば、中が真空のコロニーは、大気による浮力により、空中に浮いてしまったりするかもしれない。飛行船のごとく、空中をふわふわ漂う超巨大なスペースコロニー……シュールな光景だ。
 
 
※注1 コロニーの重量については、オニールによると3000トン3000万トンらしいのですが、100億トンと書いてある資料もあるようです。だとすると浮かないですね。

※注2 もちろん、ラグランジェポイントからすごい速度で落ちてきた物体が、多少の浮力があるといってもふわふわ浮くかどうかは、減速しだいですかね。

※注3 というか、真面目に読んで悩むのは時間の無駄です。いい加減な思いつきですから。
 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.10.24

J2第47節 札幌 1-0 徳島


  
2007年10月24日(水)
J2第47節 札幌 1-0 徳島(札幌ドーム)
ネットで結果を知る

残り5節で大混戦、3連勝でかろうじて首位を死守!
 
本家のサイトはこちらです
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
http://homepage3.nifty.com/dole/
 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.10.23

月で金鉱山が発見されたらどうなるだろう?


かぐやさんは、無事に月周回軌道に投入されたようです。

月周回衛星「かぐや(SELENE)」のクリティカルフェーズの終了について(JAXA)
 
 
さて、かぐやさんに限らず、月面探査で発見されたら、世界に最も大きなインパクトを与えるものってなんでしょうね?

「真っ赤な宇宙服をきた5万年前の人間」や「木星に向けて電波を出しているモノリス」というのはお約束として、未知の文明の遺跡とか、そこまでいかなくても、タンパク質、アミノ酸、リン酸などが発見されたら、それだけで世界中が大騒ぎになりそうです。

また、大量の水や酸素が発見されたら、宇宙開発が加速されるかもしれません。ヘリウムやウランでも同じかな。
 
 
では、仮に、埋蔵量数万トンの金鉱なんかが発見されたら、いったい世の中はどうなるでしょう?

手が届きそうで届かないところに金が大量に存在したとして、それでも金の価格は暴落するのでしょうか。世界経済の壊滅を防ぐため、JAXAは大発見を公表しなかったりして。

逆に、金を求めて各国や民間企業の月探査競争が激化するかもしれません。もしかしたら、月の領土を巡って宇宙戦争がおこるかも。それはそれで、SF的にはちょっと夢がある話です。
 
 
まぁ、なんにしろ、がんばれかぐや!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.21

J2第46節 福岡 0-1 札幌

 
2007年10月20日(土)
J2第46節 福岡 0-1 札幌(博多の森)
スカパーの中継で観戦

ルーキー岡本くん初ゴール! それを10人で守りきって連勝! というわけでまだ首位。

くわしくはこちらをみてね
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
http://homepage3.nifty.com/dole/
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.19

ファイターズ日本シリーズ進出決定

 
2007年10月18日(木)
パ・リーグ クライマックスシリーズ 第2ステージ 第5戦
ファイターズ 6-2 マリーンズ(札幌ドーム)

札幌ドーム S指定席で観戦
 
 
突然ですが、身内からチケットをもらったため、ファイターズの試合を見に行ってきましたよ。

防御率リーグ1位と2位の投げ合いということで、緊迫した投手戦を予想していたのですが、ファイターズ打線が大爆発、意外とあっけなく勝ってしまいました。

でも、ファイターズが終始リードした試合だったからこそでしょうか、ドーム全体が一体となって最初から最後まで盛り上がりっぱなし。あれだけ大騒ぎすれば、みんな楽しいよね。最初はクールに試合を見ていた僕も、いつの間にやらまわりの人と一緒に叫び、胴上げの時には万歳をしていたりして。正直言って楽しかった。

今後もチームが強い間は、チームとファンを巻き込んでこんな楽しい雰囲気がつづくのでしょう。うらやましいなぁ。

さあ、次は日本シリーズです。まだ相手も決まってませんが、ここまできたらなんとか勝って欲しいもんですね。がんばれ!
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.18

そんなに飛行機での携帯電話が危険なら、危険物扱いにするべきだよね

 
携帯電話のせいで、飛行機の無線がすべて通信不能になったそうです。

 17日午前9時10分ごろ、長崎空港(長崎県大村市)で、長崎発羽田行き全日空662便(ボーイング767—300型機、乗客225人)が、駐機場から滑走路へ向かう途中、3系統ある無線機すべてが通信できなくなった。

 同機は駐機場に引き返し、客室乗務員が乗客に携帯電話の電源を切るよう呼びかけたところ、1人が「電源が入っていた」と申し出た。乗客が電源を切った後、無線機が復旧したため、同機は44分遅れで出発した。

 同社は「因果関係ははっきりしないが、携帯電話が原因となった可能性は否定できない」としている。

 国土交通省によると、携帯電話や電子機器などが運航に影響を与える「電磁干渉障害」は、2005年に48件報告された。無線機がノイズで交信不能になり、乗客が携帯電話の電源を切ると解消した事例や、携帯電話使用中に急に機体が傾いたりした事例がある。

旅客機の無線機通信不能に、乗客の携帯が原因の可能性(YOMIURI ONLINE 2007年10月17日21時57分)


もし本当にたかが携帯電話のせいで飛行機の無線システムがすべてダウンする可能性があるのだとしたら、それは由々しき問題だと思います。

といっても、飛行機の無線システムが脆弱だというつもりはありません。今の技術では仕方がないことなのでしょう、きっと。

問題は、そんな危険な携帯電話の扱いを、乗客のモラルにゆだねていていいのか? という点です。もしお馬鹿な客がトイレで携帯のスイッチを入れたら、それだけで全ての乗客の生命が危険にさらされるなんて……。ナイフ等の凶器が持ち込み禁止なら、携帯だって持ち込み禁止にするべきだよなぁ。

なぜ禁止しないのだろう? 一時預かりにすると、航空会社の手間が増えるから? それは怠慢だよねぇ。世の中にDQNが増えている今日この頃、もし本当に携帯が危険なものなら、もしくは危険だと考えているのなら、刃物やライターと同様に、携帯もきちんと預かって欲しいなぁ。
 
 
ついでに、どうでもいいことですが。

10数年前のまだアナログだった頃の携帯電話は、着信音が鳴る数秒前から近くのラジオがガーガー雑音を発するほど妨害電波を出しまくっていましたが、僕の記憶では当時は飛行機に乗っても別にスイッチを切るよう指示されることはなかったと思います。そして、飛行機といっても高度はたかが10キロメートルほどで、しかも見晴らしのいい空間を飛ぶわけですから、ずーっと圏内だったのを覚えています。(ひょっとしたら、当時の僕が航空会社の指示を聞き逃していただけかもしれません。もしそうならごめんなさい)

実際、1995年のハイジャック事件の際には、機内の乗客が携帯電話で犯人の状況を伝える事件が起こっています(飛行中ではありませんが)。
全日空857便ハイジャック事件(ウィキペディア)
 
 
ひょっとして、携帯が危険物扱いにならないのは、ハイジャックとか墜落とか非常事態の連絡のためなのだろうか? それは、無線システムが通信不能になるリスクを凌駕するほど大きなメリットなのだろうか?
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.16

宇宙へのメッセージ

 
中標津から裏摩周にいく途中でみつけた不思議な風景。

20071017

いったい誰に向けたメッセージなのか、山肌に超巨大な「牛」の文字が。

確かに、人間よりも牛の方が多い土地ではありますが。
 

| | コメント (3) | トラックバック (0)

糠平温泉

 
温泉二泊目は、大雪山国立公園の中のうらさびれた温泉郷、ちょうど紅葉がきれいな糠平温泉でした。

泊まったのはここ
ぬかびら温泉郷・山湖荘

糠平温泉は、全ての宿が道庁で「源泉掛け流し宣言」をした、温泉の質には折り紙つきの温泉です。中でもこの宿の自慢は、手作りの洞窟風呂。かなり不思議な雰囲気が漂うお風呂ですが、手作り感がたまらない。山の幸中心のご飯もおいしかった。
 
 
また、糠平温泉では、宿泊客は他の宿のお風呂にも無料で入浴できる制度があるそうです。僕もこれをフルに活用して、からだがふやけるまで温泉三昧をするつもりたったのですが、今日の気温は、最低気温が氷点下になろうかという、この時期としては猛烈な寒さ。湯上がりで温泉街を徘徊するのは、僕のような根性無しの人間にはかなりつらい状況でした。結局、隣の宿の手作り露天風呂におじゃましただけだったのですが、また糠平に来なきゃと思わせる、なかなかいい制度ですね、これ。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

養老牛温泉

温泉に行ってきましたよ。

札幌から遙か彼方の道東は中標津、知る人ぞ知る養老牛温泉です。

泊まった宿はここ
湯宿だいいち

値段の割に部屋が異常に豪華、食事も豪華、各種サービスもてんこ盛りで、コストパフォーマンスという点では抜群の宿でしょう。川のせせらぎを超身近に聞きながら入る露天風呂も、かなりいい感じ。
 
 
ついでに、ホテルのロビーの裏の小川に野生のドーレ君(でっかいシマフクロウ)が来るという大サービスまでありました。

フクロウがジーッと魚を狙っているところをロビーの窓から眺めていると、なんと同様に魚を狙った野生のノロイ(イタチ。もしかしたらテン?)までやってきます。間がつまる一羽と一匹。高まる緊張感。凍り付く空気。息を呑むホテルの客。北海道の原始林を太古の昔から支配してきた二大肉食獣の命をかけたにらみ合いの前では、それを安全なホテルの中からみつめることしかできない我々人間は、自然のなかでなんとちっぽけな存在であることか。……というのはちょっと大げさで、ホテルの人によると、小川に設置したいけすの中の魚をめぐる日常的な光景だそうです。それにしても、フクロウって怒るとあんなに膨らむんですねぇ。いいものを見せてもらいました。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.13

J2第45節 札幌 2-1 草津

 
2007年10月13日(土)
J2第45節 札幌 2-1 草津(厚別)
札幌厚別競技場 SS指定席で観戦

内容はともかく、きっちり勝ち点3ゲットできたのは大きいですよ。で、かろうじて首位キープ。

本家サイトはこちら
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
http://homepage3.nifty.com/dole/
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ストーブ起動とノーベル平和賞

 
あまりの寒さのため、灯油ストーブを起動してしまいましたよ。

地球温暖化に関する知識を広めたという理由でゴアとIPCCがノーベル平和賞を取ったというのに、北海道はどうしてこんなに寒いのか。

The Nobel Peace Prize 2007(Nobelprize.org)

それにしても、ゴア。 「不都合な真実」はその内容についてはいろいろ批判があって、たとえばイギリスでは、政治的に偏向があるとされ、学校での上映には注意書きをいれるよう裁判所から判決がでたそうです。

ゴア氏の映画「不都合な真実」、英裁判所が是正措置要求(yomiuri 2007年10月12日0時9分)

今回のノーベル賞に対しても、いろいろ批判はでるでしょう(もともと平和賞なんて、毎回そんなもんだが)。それでも、政治的な主張そのものはともかくとして、「不都合な真実」やら「情報ハイウェー構想」もふくめて、世の中の変化の方向をズバリと見抜き、その方向に向けて派手なデモンストレーションをぶちあげ、実質宣伝だけで変化を無理矢理加速する手腕は確かに凄い。2000年の選挙でもし彼が大統領になっていたら、今の世の中はどうなっていたのか、ちょっと興味あるところです。

(まったく関係ないけど、ゴアの派手な宣伝が受賞の対象になったということは、そのうちマイケル・ムーアもノーベル平和賞をもらったりするのだろうか?)

さて、今回のノーベル賞で、アメリカや中国も含めて、さすがに地球温暖化対策に反対する人は減るんじゃないかな。日本政府や企業としては、これまで蓄積してきたCO2削減技術やら省エネ技術を、高く売りまくるチャンスですよ。世の中の流れに乗らねば。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.11

J2第44節 C大阪 1-0 札幌

 
2007年10月10日(水)
J2第44節 C大阪 1-0 札幌(長居)
スカパー中継で観戦

点を取れる気がしない。首位も風前の灯火。

こちらもどうぞ
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
http://homepage3.nifty.com/dole/
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.10

月刊マイクロソフトアップデート10月号


今月もでましたよ。

2007 年 10 月のセキュリティ情報(Microsoft)
10月のセキュリティリリース(Microsoft 日本のセキュリティチームの Blog)

Microsoft 製品における複数の脆弱性(JVN)
マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS05-004,005,006,007,008,009,010,011,012,013,014,015)(@police)

IEやWordなどに危険な脆弱性、マイクロソフトが修正パッチを公開(IT Pro)
MSセキュリティパッチ公開、IEやWordの深刻な脆弱性を修正(ITmedia)

 米Microsoftは10月9日、月例のセキュリティ更新プログラム6件を公開した。内訳は、最大深刻度「緊急」レベルが4件と、「重要」が2件。

IE や Word や Outlook がかなりやばいらしいので、なるべく早く適用した方がいいみたいです。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

野球の水原勇気のように、サッカーで女子選手が活躍する物語は成立するか?

男のスポーツの中でひとり頑張る女子選手というのは、まんがや小説などのフィクションの世界ではよくある話ですが、なかなか萌えるものがあります。で、そんな女子選手が活躍する傑作サッカー物語をつくるとしたら、どんな可能性がありえるだろうかと妄想してみました。まずは女子選手が活躍する野球まんがについての分析から。

(注 欽ちゃん球団等のリアルな女子選手はここでは無視ということで。)
 
 
野球まんがやアニメにおいて、女子選手が数多く活躍する理由

  • 日本では歴史のあるスポーツであり、男女問わず広く親しまれている
  • いちいちプレーが止まるため、人間ドラマにしやすい
  • 基本的に選手同士の肉弾戦になる事が少ないため、ストーリーの工夫次第で華奢な女子でも無理なく活躍させることが可能である 等々

 
ポジション毎に考えてみる。

ピッチャーの場合

ピッチャーである必然性

  • コントロールがよくて、さらに魔球を投げることができれば、体力のない女子でもなんとかなりそうな気がしてくる

 
 
キャッチャーの場合
例(なぜか高校野球が多い)
  • 弓月光の「おたすけ人走る!」の長沢可奈ちゃん(古い!)
  • 内山まもるの「番外甲子園」(むちゃくちゃ古い!)
  • 涼宮ハルヒの長門もキャッチャーをやったことがあったな、そういえば

キャッチャーである必然性

  • キャッチャーはあまり体を動かすことがないので、体力のない女子でもなんとかなるような気がする
  • マスクやプロテクターで顔や身体が隠れるため、女子であることを秘密にして試合に出る物語の時はうってつけ
  • なんといっても「女房役」というくらいで、ピッチャーの男の子と恋仲のヒロインのポジションとしては最適

 
その他

札幌ドームを本拠地とするスイート・メイプルスは、全選手が女性(またはオカマ)でした。
 
 
同様に、サッカーの場合でも、ポジション別に女子選手の可能性について考えてみましょう。……眠くなったので、続きはあした。
 
 
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.09

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序


コンサドーレの不甲斐なさを忘れるためというわけでもありませんが、気分転換に映画をみてきましたよ。いまさらですが「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」です。

TVシリーズは本放送で一回みただけ(あとマンガは持ってる)なので、あまり細かい部分は記憶に残っていないのですが、ストーリーはTVシリーズ前半とほぼ同じだと思います。しかし、絵についてはほとんど全篇描き直しているんみたいですね。

とにかく全篇映像が美しくて、戦闘シーンの演出が格好良くて、エヴァや使徒の動きが気持ち悪くて、ちょっと興奮してしまいました。難解で一般向けでは無いと言われるストーリーについても、無理矢理連れていったエヴァ未経験の嫁さんがなんとか理解できるレベルだったようです(単に話を合わせてくれたのかもしれない)。本作は4部作の1作目という位置づけであることだし、ここまではまだなんとか万人向けのエンターテインメントとして成立させようと努力しているのでしょう。

ちょっとショックだったのは、僕はやっぱりいくつになっても「セカイ系」とか「中二病」とかが大好きなんだなぁと、自覚させられてしまったこと。いい年して、仕事して、家庭もって、それでも「セカイ系」好きって、客観的にみれば気持ち悪いのでしょうが、実はそんな僕みたいな人って日本には結構いるんじゃないですかね。エヴァはそんな隠れ「セカイ系」をあぶり出すリトマス紙になりそう。(あぶり出したからどうだというわけではありませんが)
 
てなわけで、一言でまとめてしまうと、なかなか凄い映画になったと思いますよ。これはDVDとか出たら即買ってもう一度見てしまいそうです。4部作の2作目「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」は来年になるそうですが、早くアスカが活躍する続編が見たい!
 
 
ついでにどうでもいことですが。

第三東京市って、使徒が攻めてくるとビル群を地下に沈めて防御態勢になるわけだけど、これは40年以上昔の「海底大戦争スティングレイ」(サンダーバードの前身)の世界海洋安全機構の本部とまったく同じ発想だよねぇ。偶然じゃなくて、オマージュという奴なのだろうなぁ、きっと。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

某独立行政法人のセミナー講師


先週の事になりますが、○生○働省の系統の施設で、法人向けのセキュリティについてのセミナーの講師をやってきたわけです。

まる二日間ずっと立ってしゃべり続けだったので、自分の体力と持久力の無さを痛感させられましたわ。

最後のほうは、もう腰と足がフラフラ状態で、自分でも何をしゃべっているのかわからない。しまいには、目もかすんできて、視界の端の方から少しずつ真っ白領域が広がってくる(ちょっと休めば元に戻る)。なんとか終了してからも、しばらくのあいだ膝が笑って立ち上がれない。

だいたい毎年やっているのですが、去年までは全然平気だったのになぁ。ここんとこ体重は減り続けてるしなぁ。やっぱり、たとえ普段はデスクワークのみの人間でも、いざというときのためには体力を養っておくことが必要だと再認識しました。鍛えねば。
 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.10.08

天皇杯3回戦 コンサドーレ札幌 1 (9 PK 10) 1 TDK SC

 
2007年10月07日(日)
天皇杯3回戦 コンサドーレ札幌 1 (9 PK 10) 1 TDK SC(厚別)
厚別競技場 SA席で観戦

やっちまった! の敗戦。でも負けてしまったのは仕方がない。リーグ戦に集中しましょう。

こちらもどうぞ
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
http://homepage3.nifty.com/dole/
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.06

北海道大学生のみなさまへ 就職資料在中


というでっかい郵便が、北大キャリアセンターからきた。

クラーク会館でおこなわれる就職活動のイベントに行ってみようかな。今の給料よりも高くて楽な会社があれば、転職してもいいな。まさか今の僕の給料より新卒初任給が高い会社なんてないだろうけど。……あったりして。あるかもしれないなぁ、悲しいことに。

って、大学も僕が社会人大学院生かどうか、いや年齢ぐらい確かめてから、資料送ればいいのにね。郵便料金もただじゃないのに。
 
 
それはそれとして、就職活動なんてホントなつかしい。もう何十年前の話になるのだろう。あのころ僕は若かった。そういえば、僕が修士の頃は、就職活動なんて卒業する年のゴールデンウイーク開けてから始めても、なんとかなったような気がするが。僕が呑気だっただけかな。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.05

おもしろいマンガをたくさん読んだので紹介してみる

あずまきよひこ、竹本泉、coco、西島大介の4冊
 
---

よつばと! 7

とーちゃんや風香の一族が近所にいれば、僕もこのマンガの中のような幸せな日常がおくれそうな気がしてきた。

でも、実際によつばが近所にいたら、うるさくて鬱陶しいだろうなぁ。

よつばと! 7 (あずま きよひこ)

 
---

MAGI×ES 魔法小路の少年少女1

昔の竹本泉が帰ってきた! 最近、というかここ10年くらいどうも不調なような気がしていましたが、ついに古き良き竹本泉テイストが帰ってきましたよ。(いや、最近の彼のマンガのだらーっとした感じも好きなんですけどね)

お得意の魔女もの&学園ものだ。どうやら米太郎ちゃんやちまりのいる世界とはちがうらしい。なら、さりげなくエレンやワーリー先生が出てきたりしないかな。

MAGI×ES 魔法小路の少年少女1 (竹本泉)

 
---

今日の早川さん

おもしろい。非常におもしろい。ちょっとでも本を読む人なら、ページ毎に「あるある」と頷いてしまうだろう。

しかし、残念ながら、僕の想像する「SF好きの女の子」というのは、早川さんというより佐々木さん(涼宮ハルヒにでてくるサブヒロイン)なのだ。ぼくの中のSFの血がそうでないと許せないのだ。残念。

今日の早川さん(coco)
 
---

ディエンビエンフー 1、2

悪の米軍特殊部隊を、不思議の国のベトコン美少女戦士がぎったぎたにやっつける幻想的なファンタジー。なんせゲリラ戦だから、人が撃たれる、切られる、血まみれ、爆殺、バラバラ、串刺し、ブービートラップ、クレイモア……なんでもありだ。そんな舞台設定で、実にべ平連的な気持ち悪い反米路線まっしぐらでありながら、萌え萌え美少女幻想ファンタジーをやってしまう不思議なマンガ。

読むと、いろんな意味でベトナム戦争に詳しくなれます。そこはかとなく文学的というか、サブカルっぽいも感じもしたりします。残酷シーンがリアルに描かれているわけじゃないので、普通の人が読んでもたぶん平気でしょう。だからと言って、知人には勧められないなぁ、これは。

今後は、ホーチミンルートを南下してきた正義の北ベトナム正規軍も迫ってきたことだし、正規軍同士の大規模な戦いで邪悪な米軍はさらに虐殺されまくるのだろうなぁ。

2巻も出てます。(むかし角川からでた同じ名前のマンガは、無かったことになるのね。ひどい)

ディエンビエンフー 1 (西島 大介)
 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.10.03

セキュリティ業界における、ご家庭向け広報活動のあり方

 
セキュリティ関連で、ご家庭をターゲットにした広報についての記事がいろいろあったので、まとめてリンクしてみました。
 
---

その1 セキュリティ標語

「第3回 情報セキュリティ標語ポスター」の入選候補作品決定とご意見募集(IPA)

子供達がつくった標語とポスター。かなりレベルが高い。
 
---

その2 啓発資料 MS製

パソコンを安心して使うために。セキュリティ啓発コンテンツ(Microsoft Security Home)

マイクロソフト謹製、ご家庭用の「インターネット セキュリティ対策冊子」と「インターネット セキュリティ啓発ポスター」。

 
---

その3 サイエンスカフェ

サイエンスカフェ@アキバ「研究者が思うこと、企業ができること」(組込みシステム向けセキュリティ技術研究プロジェクト)

「サイエンスカフェ」のブームもここまできた! なんと、セキュリティ業界のサイエンスカフェだって。

もともと「サイエンスカフェ」とは、カフェやバー、レストランなどでコーヒーやワインを片手に、最新の科学の話題について、研究者と一般の方々が気軽に語り合う集まりのことですが、これと同じように広く一般の方々に、よりわかりやすくより気軽に安全な生体認証技術についてお話しただきたく、「サイエンスカフェ」という形式で開催することにいたしました。
だそうです。

詳細は、リンク先参照。事前申し込みが必要みたい。

 
---

その4 特撮ヒーロー

ネットの平和を守るサイバー戦士「ノートン・ファイター」登場 シマンテック、特撮ヒーローで新製品をアピール(INTERNET Watch)

うーん。こーゆーノリは嫌いじゃないけど、……かっこ悪いよなぁ、これ。

 
---

その5 リンク集

ご家庭向けセキュリティ情報/著作権関連コンテンツ及びお取り寄せ可能資料&ダウンロード可能資料(インフラ管理者の独り言(はなずきん@酒好テム管理者))

情報セキュリティインデックス 小学生対象の資料(NPO情報セキュリティフォーラム)

とっても便利なリンク集。つくった方に感謝しながら使いましょう。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.02

なぜ地球温暖化はいけないことなのか?

 
 
温暖化対策については、疑問な点がいろいろあったりします。

まず、別に温暖化したってかまわないという人もいるはずです。例えば、ロシア人はさらなる温暖化を望んでいるかもしれません。耕作地が広がりそうだし、シベリア開発が進むし、北回り航路が使えるようになるし。それを止めるのは南の国のエゴではないのか?

さらに、環境問題や温暖化問題というものは、先進国のもつCO2減少技術に新たな付加価値をつけ、新たな効用を無理矢理つくり出すための、いわば「作られた問題」じゃないのか、という疑問。

そもそも、温暖化に関する科学的なエビデンスがいまひとつ疑問。IPCCはともかくゴアの言うことが無条件ですべて正しいかというと、どうなんでしょうね。 等々。
 
 
ありがちなものばかりになってしまいました。でも、まぁそれはそれとして、もうちょっと哲学的でSF的な方面から温暖化対策への疑問点を考えてみましょう。

温暖化が確かに起こっていて、これが人類の危機につながるのが間違いないと仮定します。そうだとして、我々は無条件で温暖化防止策を講じるべきなのでしょうか? その理由は? 次の世代が困るから? 本当にそれは正しいんですかね?
 
 

例えば、みんなで京都議定書を無視して、先進国や中国がめいっぱいCO2を排出をしたとします。それでも、おそらく人類はこれから3世代くらいはもつでしょう。

で、3世代CO2を出しまくっていい思いしてその後人類生存の危機に陥る(かもしれない)のと、3世代にわたっていろいろ苦労してCO2を出さない耐久生活をして4世代以上生き延びるのと、どちらがいいのでしょう? 

僕も含めて普通の人は、なんも考えずに直感だけで後者が倫理的に正しいと信じているようだけど、本当にそうなのでしょうか?
 
 
ここで、「未来」を考えるのではなくて、逆に「今」から「過去」を考えてみましょう。

今の地球は、決してすばらしい環境というわけではありません。いろいろ理由はあるでしょうが、過去の人類の悪行が、環境悪化の大きな原因であることは間違いありません。

もし、過去の人類、たとえば僕の両親の世代がみんな、もう少し地球の事を考えて生活していたら、2007年の地球の環境はもう少しまともことだったでしょう。しかし、だからといって、もし僕の両親がバリバリ働かずに地球に優しくのんびり生きていたら、それは僕の知ってる歴史とは異なってしまうわけで、そんな別の歴史の中では僕は生まれていなかったでしょう。今ここに存在する「僕」にとって、はたしてそんな別の歴史は望ましいものなのでしょうか?
 
 
同様に、2007年の我々がCO2削減の未来を選択したとき、その逆の未来は消滅してしまうわけです。消滅してしまった未来に生まれるはずだった子孫達は、もし消滅しなくても進む温暖化の中でつらい生活をおくったことでしょう。でも、その逆の未来の子孫に比べて、彼ら自身の価値が劣っているわけではありません。消滅するよりは、温暖化の中でも生きたいのではないですかね。

今に住む我々は、どちらを選ぶにしろ多くの生まれてくるはずの人々の可能性を消し去っていることには違いないわけです。それなのに、多くの人は、無邪気に一方の未来のみが正しいと思いこんでいます。自分たちの生活を犠牲にしてまで、多数の可能性の中のある一種類の子孫のみを優遇(?)している。 冷静に考えると、かなりへんですね。選択されなかった未来の子孫からは、おおいに恨まれているかもしれません。
 
 
もうひとつ、ちょっと別の観点から。

例えば数世代にわたるの人類の「幸福度」の平均というものを考えてみましょう。仮にCO2削減の努力をまったくせず温暖化が進む世界では、前半は幸福度「大」で後半は幸福度「小」になっていくでしょう。逆に、つつましい生活をしてCO2を削減できたとすると、末永く幸福度「中」がつづきます。スケールの取り方によるでしょうが、もしかしたら両者の平均幸福度は同じくらいかもしれません。なのになぜ、我々は後者が正しいような気がするのでしょう。だれか論理的に理由を説明できるでしょうか? 僕はできません。
 
 
倫理学は、考えて考えて最後には「直感的にリーズナブルかどうか」に頼ります。なぜそれが「リーズナブルだと思われるか」までは踏み込めません。上の例と似たよう例について深く深く考えたデレク・パーフィットという偉い哲学者さんも、やっぱり「なぜ」に対する答えはくれません。個を超えた人類全体の未来を想像しなくてはならない問題は、パラドックスをはらみがちです。もしかしたら、もともと倫理学では扱えない問題なのかもしれません。

だとすると、ひょっとしてこれはSFの役目。なぜ地球温暖化を止めなくてはならないのか? に納得できる答えをくれるSFってないですかね?
 
 
(2007/10/02 あまりにも日本語がアレだったので、意味がかわらない程度に書き直しました。寝る直前に文書を書く時は、気をつけましょう)
 


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.01

マシン語とエンジニアの世代間の壁

どんな分野でもそうでしょうが、エンジニアの世界にも世代間のギャップというのはあるわけで。

スマートに仕事をしたい新世代のエンジニア達は、旧世代のエンジニアの「努力と根性」路線に辟易するのが常だな。

よくドラマとかでもあるでしょ。昔気質で石頭の親方が、「ハイテクだかなんだか知らねぇがよ、今の若いもんは楽することばかり覚えやがって……云々」とか言うの。で、クールな若手エンジニアが、それを冷ややかな目でみながら煙たがる。

海外の(というか宇宙の)例をあげると、ピカード艦長のエンタープライズ号に救出されたチャーリー機関士が、新世代のクルー達にうざがられながら「カーク船長の頃のエンタープライズ号なら、音だけで船のスピードがわかったもんだが」(意訳)とぼやくのを思い出してもらえばいいかな。

もちろんこれはIT業界、もっと狭い分野に限定すると、業務アプリ業界でも同様なわけだ。いまだにぎりぎり現役で頑張っている汎用機コボル世代が「俺たちのころは、メーカーエンジニアと一緒にホストのOS自体をいじくったもんだ」なんて言っても、今の若い衆の興味をひくことはできない。というか、確かに今となってはホストOSについての知識を必要とする場面はほとんどないだろう。

……てなかんじで、きちんとした業界として確立したのを東京オリンピックとしても、たかだが40年くらいしか歴史のない業界、しかも技術の進歩が猛烈に激しい業界での「エンジニアの世代間の壁」という問題は、真面目に考察してみるとなかなか面白いかなぁと思ったりもするわけだ。情報処理学会あたりで、研究とかないのかな?
 
 
 
で、「プロならマシン語の理解は必要だと思う」(2007.09.30)のつづき。具体的な話題として、プロのプログラマにマシン語の知識が必要かどうかの問題。

当然これもエンジニアの世代間の問題として捉える見方もあるのだろう。嫌でもマシン語を使わざるを得なかった旧世代エンジニアが、高度に抽象化された開発環境に依存する新世代エンジニアに対して、おまいらは苦労が足らんよと言ってるだけじゃないの、と。

でも僕はその考え方は間違いだと思うわけだ。

マシン語ってのは決して旧技術でない。それは、プログラマの中でもハードに近いところで仕事をしている人たち、開発環境関連を作ってる人たち、組み込み屋さんにとっては言うまでも無いが、もっと抽象化された層で仕事をしている人たち、いわゆる業務アプリ屋さんにとっても同じだろう。どんなに高級な言語や開発環境をつかってアプリを作っても、いまだにコンピュータの中では最終的にマシン語に翻訳されてから動くことにはまったく変わりない。これは、例えば大工さん業界における「墨壺の使い方」みたいな全く使われなくなった技術とは違う(建築業界の方々、間違っていたらごめんなさい)。

データやプログラムの最終的な形を理解しておくとおかないでは、やっぱり違うと思うんだよね。特に、なにかアクシデントが起きたときの対応とか。言語や環境やOSの不具合なんていくらでもあるわけで、そんな時に直感的に「コンパイラがあやしいかも」とか思いつくためには、やっぱりマシン語の概念くらい知らないと難しいだろう。

また、実際の業務では役に立たないにしても、自分が年取ってから次の世代の最新技術を勉強して理解しなくちゃならない事態におちいたとき、もっとも基盤となる部分の知識を知っているかどうかは、エンジニアとしての寿命にも関係してくるんじゃないかな。

別にインテルの石のアセンブラでアプリをごりごり書けるようになれ、なんて言うつもりはなくて、例えばCASLみたいな学習用のマシン語を見たことがある、そしてCPUというものの基本的な仕組みがわかる、この程度でいいのだ。(レジスタってなに? というJavaプログラマなんて、世の中にはいくらでもいるよね)
 
 
そんなわけで、「プログラマにとってマシン語の知識は必要だろう」「いやそんな事はない」 という議論を、エンジニアの世代間の壁の問題としてみるのはおもしろい見方ではあるが、僕にいわせると、プロのプログラマがマシン語を知らないのは単に勉強不足なだけで世代なんて関係ないよ、てな感じです。
 
 
 

……という考え自体が、若い世代からみると、まさにうざったい旧時代エンジニアの戯れ言なのかもしれないなぁ、と気づいた。上でいろいろ書いてきたけど、結局「プログラマにはマシン語の知識が必要」って「日常生活では礼儀が必要」と全く同じ程度の理屈だしなぁ。うーーん、どうすれば若い衆にわかってもらえるだろう。
 
 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2007年9月 | トップページ | 2007年11月 »