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2007.07.31

最強の妖怪は子泣き爺である

いや、どうでもいいお話しなんですが。

マンガやアニメを見る限り、日本にはたくさんの妖怪が住んでいるようです。で、さまざまな能力を持つ奴らが居る中で、一体どいつが最強なのか、てな事を考えてしまったわけです。男の子ですから。

候補としては、日本列島そのものに脅威を与えた攻撃力と賢さで白面の者、ウルトラマンもビックリの巨大さで、しかもザオラルが使えるダイダラボッチあたりが考えられますが、個人的には子泣き爺を押したい。

ちょっとコミカルな外見とはうらはらに、こいつは自らの質量を自在に操るという超絶的な能力をもつ。しかも、その質量変化の量が半端ではない。鬼太郎ご一行が民族解放戦線とともに戦う問題作「ベトナム戦記」(水木しげる作)では、米海軍の原子力潜水艦にしがみついて沈めてしまっているそうだ。おそらく数千トンから数万トンの質量も可能なのだろう。現代科学ではその能力の原理を想像すらできない。ひょっとしたらもっともっと重たくなることも可能かも知れず、質量はエネルギーと等価であるから、子泣き爺は無限のエネルギーを持つとも言えるわけだ。アインシュタインもビックリ。

正面から戦って、こいつに勝てる方法が、ちょっと考えつかない(鬼太郎の物語の中では、何度もやられていますが)。一度相手にしがみつけば絶対無敵。しかも、あの体格で体重数千トンという超高密度で防御も完璧。そもそも、質量を操ることが出来ると言うことは、時間や空間そのものを自由にコントロールできたっておかしくない。

我が国には、鬼太郎やえん魔くんやぬーべー先生や雪村時音ちゃんなど妖怪退治の専門家はたくさんいますが、まともな方法でこいつを滅する事は不可能じゃないかな。精神的に追い込んで、質量を際限なく増加するよう挑発してやり、シュヴァルツシルト半径を広げて自ら脱出不可能なブラックホールと化してやるとか。

……まわりの全ての物質が巨大な朝夕力で破壊され降着円盤と化したその中心、オギャーオギャーと泣きながら、赤方偏移で真っ赤に染まる自らの肉体もろとも、事象の地平の向こう側へ永遠に落ちていく子泣き爺。うーーん、子泣き爺が主人公のSFってできないものですかね。
 

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2007.07.30

今日のいろいろ 2007年07月30日

 
ここ2週間ほどの気になる記事。適当にメモっていたら、えらい数になってしまった。ブックマークとか使った方がいいかな?
 
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電子投票

日本の電子投票制度を殺したのは誰か?(スラッシュドット)

セキュリティホールmemo 20070720

現行の選挙とコストパフォーマンスを比較したら、電子投票なんて絶対無理不可能。そもそも、いくらお金をかけたって、いまの技術で匿名性と公平性を両立する電子投票の仕組みをつくり、運用することじたい無理だと思う。

はなしはかわって先日の選挙。

開票前から正確な当落情報が報道されてしまう世の中だと、開票作業に携わってる人は仕事のやりがいが無くなるだろうなぁ。ついでに、既に投票されたものを数えているだけだけなのに、そして数時間後には正確な数字が確定するのに、各マスコミが競って速報する意味がまったくわからない。バカバカしい。……などといいつつ全局をザッピングしながらTVにかじりついてしまうわけだが。

 
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JPRS

DDoSとフィッシングへの対応事例報告とIANAの活動(JPRS)

登録者保護のためのレジストラ管理強化の議論(JPRS)

 
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情報処理試験とITSS

“粗さ”が残る人材育成WGの最終報告書,情報処理技術者試験の受験者大幅減も(IT Pro 2007/07/27)

情報処理試験制度やITSSはこう変わる!人材育成WGの最終報告案まとまる(IT Pro 2007/04/26)

産業構造審議会情報経済分科会情報サービス・ソフトウェア小委員会人材育成ワーキンググループ報告書 ~高度IT人材の育成をめざして~(経済産業省)

 
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ジャーナリストって楽な商売かも知れない

いい加減な事を書いても文学だといって擁護してくれる人がいるんだから、甘やかされてるよなぁ。

きっかけ
ウィニーこそ史上最強の「ジャーナリスト」?(タケダジャーナル)

高木さんがかみついて
キンタマウイルス頒布にマスコミ関係者が関与している可能性(高木浩光@自宅の日記)

いいわけ
「事実主義」こそ、ジャーナリズムの敵だ(タケダジャーナル)

擁護してくれる人
高木さん、もっと文学、勉強しましょう(中村正三郎のホットコーナー)

中村正三郎って大好きなんだけど。優しすぎると思う。それとも、ジャーナリズムと文学は違うものだと思っている僕が間違っている? ジャーナリストというものに幻想を持ちすぎ?
 
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強引なフィッシング

新生銀行をかたる新たなフィッシング、乱数表をすべて入力させる(日経パソコンオンライン)

偽のウェブサイト(フィッシングサイト)へ誘導するフィッシングメールにご注意ください(新生銀行)
 
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やばい法律

「通信・放送の総合的な法体系に関する研究会中間取りまとめ」についてのパブリックコメント(崎山伸夫のBlog)


 
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セキュリティホールはなくなるか?

ソフトウエアからぜい弱性が消える日?(IT Pro)

残念ながら(幸か不幸か?),ソフトウエアからぜい弱性がなくなる日は,恐らくやってこない。

中略

だからこそ,ユーザー側が連携し,一致団結して対抗しなければいけない状況になりつつあると思う。そのキモになるのが「CSIRT」(シーサート:ComputerSecurity Incident Response Team)だと思っている。CSIRTは,主に企業,企業グループに設けるセキュリティ対策専門部隊。社内で発生した事件に対処したり,社員のセキュリティ意識向上に努めたり,あるいは社外のセキュリティ情報を収集したりする。ひそかにはやり始めた先進の情報を,“口コミ”で交換するようなものだ。

 

 
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物理メディアの寿命

DVDは百年もつか?(日経パソコンオンライン)

初期のCDは、そろそろダメになってくる頃かも。

 
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MAC 発火

アップルのMacBook「MA472J/A」に発火事故(PC Watch)

消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について(経済産業省)

おまけ
PCの発火で精神的苦痛、アップルとソニーを提訴(Yahoo!ニュース 7月25日21時7分配信 産経新聞)

 
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フィッシングクイズ

あなた,だまされやすくありませんか?米マカフィーの「フィッシングQ&A」(ITPro)

「次の二つの画面,どちらがフィッシング・サイトか分かりますか」。こんなクイズを並べたサイトがある。

McAfee SiteAdvisor Phishing Quiz(McAfee)

 
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ブリタニカとWikipedia

Wikipediaがブリタニカ百科辞典の誤りを訂正(スラッシュドット)

どちらも長短あるわけで、両者がうまく共存できれば利用者としてはハッピー。
 
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欲しい

スペック表では分からない、100ドルノートPCの実力(ITmedia)

100ドルノートPCの一般販売も計画、価格は350ドル?(ITmedia)

 
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googleの凄さ

国内サイトにも警告——グーグルのマルウェア警告機能に存在感(@it)

「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります」——グーグルが検索エンジンに実装しているマルウェアの警告機能が存在感を増している。海外サイトだけでなく、国内サイトでも警告を受けるサイトが出現。グーグルに危険性を指摘され、Webサイト担当者は迅速な対応を迫られている。


google八分に対する懸念や批判を、あきらかに八分にされて当然のマルウェアをだしにしてかわすとは。いろんな意味で、すげぇなgoogle。


 
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著作権ゴロ

「1世代コピー9th」では誰も幸せになれない(IT media)

権利者団体の主張は「自爆ボタン」を押しているようにも見える

 
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お役所のJRE関連

NISC JRE等を利用する政府機関の公開情報システムに係る緊急調査の結果を公表(まるちゃんの情報セキュリティ気まぐれ日記)

 
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中国

日本・中国間のパケット損失は約2割(IT Pro)

中国のメール配信を混乱させた「万里の検閲」(IT media)

中国の携帯電話が抱える“爆弾”(日経BP)

 
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電気用品安全法

経産省がPSE問題のミスを認め、謝罪(スラッシュドット)

「PSEで失ったもの、戻らない」——国のミスに振り回された中古店(IT media)

最近、経済産業省って、自らミスを認め謝罪することが多いよね。お役所っぽくなくていい感じかも。責任をどうとるかというのはまた別の問題だけど。

 
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日本版SOX法対応

CIAフォーラム研究会 「〜米国SOX 法404 条の教訓を踏まえた〜JSOX への対応アプローチ」を公表(まるちゃんの情報セキュリティ気まぐれ日記)

~米国SOX法404条の教訓を踏まえた~ JSOXへの対応アプローチ(CIAフォーラム ガバナンス研究会)
 
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マネジメント商法

情報漏洩に備える—ダメージを抑えるための心得7カ条—セキュリティ責任者が実践すべきこと、すべきでないこと(Open Tech Press)
IT管理のあるべき姿とISO 20000(@IT)

ITILのバージョン3とか、J-SOX法とか、セキュリティとか、いまやマネジメント方面はIT業界の金のなる樹なわけだ。いや、たしかに重要な事なんだけどね。

 
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生体認証のガイドライン

「生体認証導入・運用のためのガイドライン」を公開(IPA)

 
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DNSのプロトコルでボットネット

DNS,ボットネットの手中に落ちる(IT Pro)

最近のボットネットはDNSの使うプロトコルで通信を行う……という事らしいが、このタイトルは誤解を招くと思う。

 
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表にできない事もある

米フォーティネットCMO,「サイバー犯罪は水面下で進行している恐れがある」(IT Pro)
 
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どらいぶばいふぁーみんぐ

ブロードバンド・ルーターの設定が変わっているかも ~ドライブバイ・ファーミング~(IT Pro)

家庭内LANを組んだ状態で、悪のサイトのリンクをクリックしてしまうと、それはあなたの家のルーターの設定を変更するようなリンクかも知れない。あなたのルーターのパスワードが簡単なものだと、あなたのクリックによって、あなたのPCからルータのDNS設定が変更され、それ以降は悪人にやりたい放題になってしまうかもしれないよ……というお話。


 
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緊急地震速報

新潟県内のユーザ企業、緊急地震速報を実際に受信(スラッシュドット)
【新潟県中越沖地震】新潟県内の複数ユーザー企業が緊急地震速報を受信(IT Pro)

 
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総務省vs経済産業省

免許不要局への電波利用料負担を推進する総務省に経済産業省が反対表明(スラッシュドット)

 
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セキュリティ格付け

セキュリティでも企業格付け R&IやNTTコムなど研究会(IT Media)

「情報セキュリティ格付け制度研究会」の設立について(NTT)

株式会社格付投資情報センター
NTTコミュニケーションズ株式会社
松下電器産業株式会社
富士ゼロックス株式会社

 
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DRM解除

Windows MediaのDRMを解除するソフトの最新版が登場(IT media)

FairUse4WM v1.3 Fix2公開:Vista対応、Zune DRMも解除(Engadge Japanese)
 
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警視庁だと懲戒免職

Winnyによる情報流出で警視庁北沢署巡査長が懲戒免職に(スラッシュドット)

道警や京都府警は?

 
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タミフル裁判

タミフルは異常行動で死亡した子供の脳からは検出されなかった (科学ニュースあらかると)

 
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キリスト教原理主義とハリー

ハリーに揺れる米キリスト教原理主義(日経ビジネスオンライン 2007年7月18日)
 
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ニセ学位商法

学位商法調査(事象の地平線)

文科省、「学位商法」の調査開始・全国の大学対象に(日経ネット 20070723)

「ニセ学位」の実態調査 文科省が全国の大学に照会(さまき隊的科学と環境と仕事と遊び)

 
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エイズ感染者にICチップ?

インドネシア:エイズ感染者にICチップ 州議会で条例案(MSN毎日 2007年7月25日)

【ジャカルタ井田純】エイズウイルス(HIV)感染者が急増しているインドネシア東部・パプア州議会で、感染者にマイクロチップの埋め込みを義務付ける条例案の審議が進んでいる。ウイルスの流行防止を理由に、感染者の行動を監視するのが目的で、支援関係者などからは「ひどい人権侵害だ」との非難が出ている。

 条例案は、「患者・感染者の行動と性行為を監視する」ために「探知装置が必要」としている。地元紙によると、条例化を求める地元医師は、同州のHIV蔓延(まんえん)について「パプア人の存亡にかかわる事態」と述べ、「感染拡大につながる危険な行動を取る感染者に限定して、マイクロチップを埋め込むべきだ」と話している。これに対し、現地のHIV対策責任者は「患者・感染者を特定して識別する行為で、人権侵害にあたる」と強く非難している。

 同州の感染者数は人口10万人あたり67.55人で、同国平均の4.27人を大きく上回り、同国で一番となっている。


 
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チワワvsガラガラヘビ

うちのイヌにも読ませたい記事

勇敢なチワワはガラガラヘビに立ち向かった(科学ニュースあらかると)
 

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2007.07.29

著作権を主張しすぎると芸術作品が消滅していく


おそらく世間は選挙の話題ばかりでしょうが、先週の気になる記事について今頃になって触れてみる。我ながら、世間から一週おくれの人生です。

まずは、ちょっとお馬鹿な作家の意見。

「100年後も作品を本で残すために」——三田誠広氏の著作権保護期間延長論(ITmedia)

「保護期間が切れた途端に、心ない人によって思いもよらない形で作品が利用されることもある。本は、デザイナーや編集者とともに、手触りや書体など細部にまでこだわって作られる芸術作品であり、そこに作家として参加できることが創作活動におけるインセンティブだ。わたしにとっては紙に印刷された本という形であることが重要。それにパブリックドメインになれば、出版元がもうからない」

正直、法律にはあまり詳しくはないのだけれど。

「本」というものと、その「中の情報」は違うものだと思うわけだ。本というのを出版している会社が、「この本に対する権利」を主張するのは当然かもしれない。しかし、一冊の「本」というものに対する権利と、本の中身(文、デザイン、紙質、各種ノウハウ等々)に対する権利はそれぞれ別のものじゃないのかな。この人は作家の立場だけを偉そうに主張することで、デザイン屋さんを馬鹿にしてるとも言えるな。

それはそれとして、文書の価値というものは、本に限らず、電子的なものも含めて、さまざまに形をかえても、情報として残っていくものだ。だから、紫式部は写本を重ねて伝わってきたし、われわれは美術や歴史の教科書で写楽を見ることができる。もともとの物質としての「本」や「紙」が朽ち果てても、優れたものは情報として未来永劫伝わっていくはず。

「本」というものが存在する間、その「本」にたいして権利を主張するのは理解できなくもないが、中の情報に対して自分が死んだ後まで権利を主張するというのは、要するに自分の作ったものが歴史に残るだけの価値がないと自覚しているわけだな。

これは音楽や映像だって同じこと。ちょっと話題がずれるけれども、映像のコピーワンスを主張する連中も、自分たちの作ったものを歴史に残すという発想がまったくない。

出版社やTV局という組織はいつかなくなるし、本だって紙だってカンバスだってDVDだってCDだって、物理的なものである以上かならず数十年、数百年単位で朽ち果てる。その時、一般人が好き者が情報のコピーを保存できる体制にしておかないと、永久に失われてしまう。(過去の貴重な映像やTV番組が、オタクによるコピーでしか残っていない事例なんて、現実にいくらでもある)。芸術や文化としてもっとも重要な情報の中身まで失われることが無いように、みんなで共有できるようにしなくちゃ。そのためには、あまり権利を主張するのはどうかと思うぞ。

価値のないものがなくなっていくのは仕方がない。しかし、売れなくても価値があるという作品は、確かに存在するはず。その場合、営利企業は出版しないで権利だけ主張し続け、結局その作品は誰の目にも触れないまま朽ち果てていくわけだ。芸術家として、こんなことは許せるのか?

これも参照
DVDは百年もつか?(日経パソコン)

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2007.07.28

J2第31節 札幌 1-1 鳥栖

 
コンサドーレ札幌 応援日記

2007年07月28日(土)
J2第31節 札幌 1-1 鳥栖(厚別)
厚別競技場 SS指定席で観戦

ダメダメな試合を何とか引き分け。かろうじてまだ首位。

こちらもどうぞ
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2007.07.26

制作物に、意図していない情報が勝手に付加される世の中

いつのまにやら、文書や画像や動画を作ると、製作者が意図していない情報がソフトウェアや電子機器によって勝手に付加される世の中になっていたりします。問題点についてまとめるための、自分用のメモ。まとまってません。
 
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まずは最近話題の事件 ふたつ

Harry Potter and the Digital Fingerprints(EFF)

ハリーポッター最新作の発売前、全ページを写したデジカメ画像が漏洩したそうですが、その画像ファイルには各種のメタ情報がデジカメによって付加されており、間抜けな漏洩犯人の撮影条件の詳細やデジカメの機種からシリアル番号までばればれだったそうな。極端な場合、シリアル番号とユーザー登録情報が結びつけば、写真一枚から完全に個人を特定できる場合もあるでしょう。

ネットに写真を公開している人は多いでしょうが、この漏洩犯の間抜けさを笑える人は、どれくらいいるでしょう?
 
 
もうひとつ、EFFから
Is Your Printer Spying OnYou?(EFF)

世の中のカラープリンタの多くは、印刷物に対して、印刷者の各種情報が特定できる目に見えない情報を勝手に付加しているそうです。もちろんユーザーの大部分は知りません。具体的には、印刷日時やプリンターのシリアルナンバーが、目に見えない黄色いドットパターンで描かれています。おそらく目的は著作権関連やら偽札防止なのでしょうが、あなたのうちや職場のカラープリンタも例外じゃない……かもしれませんよ。

これも参照
見えますか? カラーレーザープリンターの印刷物に埋め込まれた暗号コード(Technobahn)

実は結構前から話題だったりします。
プリンタが追跡コードを強制的に付加している?(セキュリティ&コンサドーレ札幌 2005.10.19)
 

その他、関連するかも知れない最近のニュースとか
アップルのDRMフリー音楽、ファイルには購入者の名前入り?(Technobahn 2007/5/31)
Officeファイルのプロパティに個人情報を保存させない(ITmedia)
 
 
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付加される情報の例とか

(1)全てのファイルの場合
ファイルである限り、ファイル名、作成年月日、容量、利用したアプリケーション、持ち主などは自動的に付加されれますね。

(2)wordファイル
プロパティとして、タイトル、作成者、会社名、etc

(3)デジカメの写真ファイル
Exifという規格の場合、日付、時間、焦点距離などの撮影条件、etc。さらにカメラの機種やシリアルナンバーまで記録されています。上のハリーポッター漏洩事件の写真は、この規格でした。

(4)音楽のMP3ファイル
ID3タグにアーティスト、アルバム名、日付、そしてなんでも入れられるコメント文字列、などの情報が。

(5)印刷物(紙)
上の例であげたカラープリンタが内緒で印刷しているドットパターンの場合、プリンターのメーカー名、機種名、シリアル番号、印刷された日時などの情報だそうです。

(5)その他 (妄想含む)
映像だろうがグラフィックだろうがテキストだろうが、ありとあらゆるものに対して、アプリケーションや機器が情報を勝手に付加する可能性があります。しかも、その事実や内容が公開されていないものも多数あると思われます。

最悪の場合、PCで作成されたデータにはMACアドレス。さらに携帯電話で作成されたデータには、電話番号やGPSによる情報まで付加される可能性が考えられます。機器のシリアルナンバーの場合も含めて、ここまでの情報があれば、ほぼ完全な形で個人情報をトラッキングできるかもしれません。

 
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ユーザーが知っているかどうかによる分類

(a)付加される情報の内容がユーザに公開され、削除方法が存在するもの

上のデジカメのファイルの例の場合、一応規格が公開されてます。素人で知っている人は少ないでしょうが。また最近は、情報漏洩防止のため、あえて電子透かし挿入アプリケーションを導入している法人も多いかも知れません

(b)付加される情報の内容がユーザに公開されていない、または削除不可能なもの

上のプリンタのドット情報などは、メーカーは存在自体を認めていません。その他、独自フォーマットを採用しているアプリケーションは、なんらかの情報を付加してる可能性があります。ちょっと倫理的に問題があると思われますね。
 
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付加される方式による分類

(c)ユーザが作成した情報とは別に、切り離して記録されるもの

規格が公開されている普通のメタデータの類は、大抵これです。著作物のデータはそのままで、メタデータが付け加えられます。上のプリンタのドット情報も、制作物が文字情報だけの場合には、この分類になると思います。(ドットは文字と関係ないから)

(d)ユーザーが作成した情報にまぎれて付加されるもの

画像や音楽のファイルに、人間には認識できないノイズとして任意の意味のある情報を載せることが可能です。俗にステガノグラフィと呼ばれる技術です。上のプリンタのドット情報は、出力したのが画像や写真の場合、この分類になるでしょう。

ユーザーが知らないでこの方式をとられると、道義的な問題やプライバシーの問題のほかに、ユーザーの著作物のデータそのものを勝手に改変してしまうという意味で、かなり問題があるような気がします。
 

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2007.07.25

J2第30節 仙台 0-2 札幌

 
コンサドーレ札幌 応援日記

2007年07月25日(水)
J2第30節 仙台 0-2 札幌(ユアテックスタジアム仙台)
スカパー中継を観戦

藤田くん復活で完勝! とりあえず首位!

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2007.07.23

あてにならない直感 その2

 
あてにならない直感(2007.07.23)のつづきです。

コインを2枚投げ、「1枚は表だ」という情報のみが得られたとき、残りの1枚が表である確率は1/2ではなく1/3でした。

(補足ですが、ここでいうコインはすべて完全に偏りがなく、一回投げて表が出る確率は正確に1/2であるとします。そもそもの「確率」の科学哲学的な厳密な解釈については、あまりつっこまないでください)

では、コインを3枚投げ「2枚は表」という情報が得られたとき、残りの1枚が表である確率は?

すべての可能性を考えると。

(1) 表表表
(2) 表表裏
(3) 表裏表
(4) 表裏裏
(5) 裏表表
(6) 裏表裏
(7) 裏裏表
(8) 裏裏裏

このうち、最低2枚表がでるのは(1)(2)(3)(5)。そして、3枚目も表になるのは(1)の場合のみ。すなわち、正解は1/4になります。
 
 
2枚のコインを調べて両方が表だったら、次は裏である確率が75%である……というのは、ある意味、人間の素直な直感のとおりなのかも知れません。

もし疑問がある人がいましたら、実際に試してみてください。3枚は大変なので2枚でいいです。区別のつかないコインを2枚同時に投げて、「一枚だけみて裏ならカウントせずにやり直し。一枚が表ならカウントし、残り一枚を確認します」「誰かに2枚を確認してもらい、どちらかが表の場合のみカウントします。そして、のこりの一枚が表か裏かの確率を求めます」(2007/07/25 修正)。 非常にめんどくさい作業ですが、カウントが100回くらいに達すれば、確率は1/2ではなく1/3に落ち着くはずです。

ちなみに、シミュレーションなしで実際に試すことは不可能だと思いますが、100枚のコインを同時になげて、もし99枚が表なら、残り1枚が表である確率は約1%になりますね、たぶん。
 
 
このお話しのキモは、全てのコインに区別がないことです。事前に得られる「○枚が表」という情報には、どのコインなのかの情報が一切含まれません。

例えば、1枚のコインを3回に分けて投げれば、事情は一変します。たとえ1回目と2回目が表の場合でも、3回目が表になる確率はやっぱり1/2です。上の場合だと、(1)(2)の2パターンのうちの(1)になりますね。

同様に、99回投げてそれが全て表でも、100回目が表の確率はやっぱり1/2です。「表なのはどのコインなのか」という情報の有無で、確率が変化するわけです。
 
 
コインに区別が無い場合、ある場合、いったいどちらが人間の直感に近いでしょう?

仮にあなたが人生の重要な局面をコインに託す瞬間があったとします。一発勝負です。コインが100枚並んでいて、「左から99枚は表でした」「99枚が表だと知らされます」(2007/07/25 修正)。あなたの運命は残り一枚で決まります。頼れるものは直感だけ。この場合、表の確率は1%でしょうか? それとも50%? 99枚が表のコインなら100枚目も表と考えるのも自然でしょう。 さて、どうしましょうか?

確率と直感の関係って、なかなか一筋縄ではいかなさそうです。
  
(2007/07/25 コメントでご指摘いただいたとおり、ちょっと修正しました。コインの試行を実際に試すためには、どうやっても一人だけでは無理そうです。)
 

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あてにならない直感

確率や情報や科学哲学の教科書みればのっているような事ですが。
 
 
コインを1枚投げたとします。表がでる確率は、もちろん1/2になります。

同様に、コインを2枚投げたとします。普通は、2枚とも表がでる確率は1/4になりますね。

さて、もし僕が、2枚の投げられたコインのうち1枚だけ見ることができたとして、(2007/07/25 修正)「1枚は表だ」ということを知ることができたとします。この場合、まだ見ぬ残りの1枚のコインが表である確率は、いくらになるでしょうか?
 
 
直感的には、コイン2枚はそれぞれ独立ですから、残りのコインが表か裏かは五分五分。すなわち1/2であるような気がします。しかし、本当にこの直感は正しいのですかね?
 
 
コインを2枚投げる時の、全ての可能性を考えてみましょう。

(1) 表表
(2) 表裏
(3) 裏表
(4) 裏裏

この4パターンのうち、最低1枚表が出るのは(1)(2)(3)です。1枚のコインを覗き見たおかげで、可能性は3パターンに絞られたわけです。で、このうち、2枚とも表なのは(1)の場合だけ。すなわち、正しい確率は1/3となるわけですな。うーーん、直感って、あてになりませんねぇ。
 
 
特にオチはないまま、たぶんつづく。
 
2007/07/23 補足
つづきがあります
あてにならない直感 その2

2007/07/25 ちょっと勘違いがあったので、修正しました。
 
 

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2007.07.22

J2第29節 札幌 2-2 東京V

 
コンサドーレ札幌応援日記

2007年07月21日(土)
J2第29節 札幌 2-2 東京V(厚別)
厚別競技場 SS指定席で観戦

後半40分から両チーム2点とって引き分け。まだかろうじて首位。それにしても、ヴェルディ戦になると、どうしてこんなバカな展開の試合になるだろう?

くわしくはこちらをみてね。
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
http://homepage3.nifty.com/dole/
 

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2007.07.18

どうやら、薬を飲めば治るらしい


胃痛で病院へ行ってみると、胃袋の組織から「リンパ腫」とかいうものがでたわけです。

「リンパ腫」という病名からして、素人にとっては実に恐ろしげです。実際、リンパ節とか、胃袋以外の場所のリンパ腫は、かなりこわい病気だそうで、治療のためには手術とか抗ガン剤とかが必要だそうです。お医者さんの第一声を聞いたとき、嫁さんは頭の中が真っ白になったとか。

しかし、よくよくお医者さんのお話を聞いてみると、リンパ腫といってもいろいろあって、胃袋の中だけしか発生していない低悪性度リンパ腫の場合、かの有名なピロリ菌が関係してるそうで、このピロリ菌を退治すれば治ることが多いのだそうです。

僕の場合、どうやらその低悪性度リンパ腫らしい。そして、いろいろ検査してみた結果、どうやら胃袋の他には問題ないらしい。というわけで、治療としてはとりあえず抗生物質のんでピロリン退治をしてみましょうか、だそうです。薬で除菌して、一ヶ月後くらいにもう一度カメラ飲んで完治が確認できれば、おしまい。……たぶん。もちろん、そううまくはいかない例外も少なくはないそうですが。
 
 
てなわけで、結果としてはおそらく大事に至ることはなさそうですが、ここ数週間ほど病院にいっていろいろ検査したおかげで、自分では呑気に生きているつもりだった僕も、ちょっとだけ(ほんのちょっとだけですが)人生の意味とか哲学について考えてしまいました。生命保険についても、真面目に見直したのは初めてだし。(会社の事はあまり考えなかったかな)。なによりも、嫁さんに迷惑をかけなくてすんでよかった……なんて考えている自分自身が、意外や意外。
 
 
ご心配をおかけした方々、申し訳ありませんでした。また、コメント欄への励ましの書き込みをしていただいた方には、お礼申し上げます。ありがとうございました。
 

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今日のいろいろ 2007年07月17日

 
興味深い記事がたくさんあって、それぞれあまり詳しい解説はできませんでした。

 
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災害時のITインフラ

新潟県中越沖地震による携帯基地局への影響(スラッシュドット)

【新潟県中越沖地震】ソフトバンクは唯一規制なしも、携帯基地局が76カ所でダウン(IT Pro)

大規模災害時にインターネットインフラがどの程度生き残り、被害者を救うためにどの程度役だったのかに興味がある。もうすこしたって落ち着いたらそんな記事も出てくるだろう。

BCP(事業継続計画)(IT Pro)

 
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緊急地震速報

【新潟県中越沖地震】柏崎で間に合わずも、6強の長野・飯綱で20秒前に警報(IT Pro)

 
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結局は人の目が頼りだと思う

インシデントの見抜きかた 第1回 Webサーバへの攻撃を見抜く(@IT)
 
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サイバー攻撃

「発電所もサイバー攻撃の対象になる」,米SANSのアラン・パーラー氏が警告(IT Pro)

一般に電力の制御システムとインターネットはつながっていないと思われるが,パーラー氏はこれを否定した。「発電所の関係者にインターネットにつながっていないかと聞くと,必ずつながっていないと答える。しかし実際のネットワークをたどっていくと,インターネットにつながる個所が必ずといっていいほど見つかる」という。

 
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電子カルテ

マイクロソフト、医療情報システムの標準化呼び掛け(NIKKEI NET )
MSが進める医療情報の標準化と学会の対応(スラッシュドット)
マイクロソフトの野望(Dr.Poohの日記)

どこの業界でも同じですが、現場外の人間が現場の情報化を行おうとすると、現場の専門家はかならず反対します。しかし、いまやどんな業界でも情報化は避けられないわけで、それは医療業界も例外ではないでしょう。ならば、すこしでも自分たちが使いやすく、顧客のためになるシステムにするため、現場からの知恵を出し合うのが専門家の役目。マイクロソフトや他メーカーの医療システムがどの程度の出来なのかは知らないけど、ダメ出しできるのは現場の医師だけです。そこんところをしっかりやらないと、バカな官僚と儲けしか関心のないメーカーにコストばっかりかかって使いづらいシステムを強引に導入されてしまうわけだ。(どちらかというとメーカーと同じ側にいる僕がこんなことをいうのもなんですが)

 
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地方公共団体のセキュリティ監査ガイドライン

総務省 確定 「地方公共団体における情報セキュリティ監査に関するガイドライ(まるちゃんの情報セキュリティ気まぐれ日記)

「地方公共団体における情報セキュリティ監査に関するガイドライン」の公表(総務省)

 
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ちょっとヤバイ法律になるような気がするので要監視

「通信・放送の総合的な法体系に関する研究会 中間取りまとめ」に対する意見募集(総務省)

 
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ロボット3原則

経済産業省 確定 「次世代ロボット安全性確保ガイドライン」(まるちゃんの情報セキュリティ気まぐれ日記)

「次世代ロボット安全性確保ガイドライン」のとりまとめについて(経済産業省)

 
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セキュリティホールの情報は公開すべきか否か

「手口は公開すべきか」(水無月ばけらのえび日記)

このあたりの応用倫理学的な考察に興味がある。「専門家倫理」というと内部告発しか事例としてあげられない「応用倫理学」という学問って、現場ではまったく役に立たないよね。

 
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個人ユーザのセキュリティ

個人ユーザのセキュリティ対策の寒い現状(スラッシュドット)

情報セキュリティに関する新たな脅威に対する意識調査(2006年度第2回)の報告書公開について(IPA)

一応専門家の端くれとして、一般ユーザに対してどんな貢献ができるのだろう?

 
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インシデント管理能力の評価

CERT/CCがインシデント管理能力の評価基準書を公開(IT Pro)

Incident Management Capability Metrics Version 0.1(CERT/CC)

 
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チューリングテスト

スパマーがCAPTCHAの突破に成功?(スラッシュドット)

技術的にも、SF的にも、非常に興味深い話題。

チューリング大先生も、まさかスパマーとプロバイダの戦いの場で逆チューリングテストが実践されるとは思わなかっただろう。そのうち詳しく考えてみよう。

解説はこのへん
CAPTCHA(ウイキペディア)
 
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IEとFirefoxの合わせ技

IEとFirefoxをインストールしている人は要注意(セキュリティホールmemo)

 
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萌え萌えセキュリティ

「知っていますか?脆弱性(ぜいじゃくせい)」の公開について-アニメで見るウェブサイトの脅威と仕組み-(IPA)

せっかくアニメなのに、萌え分がたりない(IPAだからねぇ)。

マンガで学ぶ♪アリサの最新デジタル用語講座(デジタルARENA)

狙いはいいと思うが、いまいち思い切りが足りない。もっとはじけないと。

やはり自分で作るしかないのか。

 
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大学というもの

やりたい放題の学内ネットワークに「喝!」(ITmedia)

そう言えば、僕は一応現役の北大生であるわけだが、学内ネットのセキュリティポリシーとか聞いたことがないな。誰に聞けばいいのだろう?

 
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グーグルブック

本というものの復権につながると思う。

Googleブック検索の日本語版がスタート(スラッシュドット)

ブック検索(Google)
 
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デジタルコピーは9回までだって

日本の放送業界は自らのバカさ加減により、そのうち滅びるような気がする。

デジタル放送番組、コピー9回までOK…総務省が要請へ(2007年7月7日3時3分 読売新聞)
 
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道警

北海道警2度目の捜査資料Winny流出の巡査長は停職6カ月、刑事処分なし(スラッシュドット)

 
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富山県警

当て逃げもスピード違反も無罪。身内なら何でも無罪の富山県警(13Hz!)

 
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中国

知財の常識が通用しない世界(ITmedia)

 
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無毒化社会

例えば、最近の湯沸かし器やストーブやXboxのリコール騒ぎは、「鉛フリーはんだ」の利用によるものかもしれない。「昔ながらのはんだ」を使っていれば、これらの機器は10年程度で壊れることは無かったかも知れない。果たして、はんだの鉛による環境への影響は、膨大な量の電子機器の寿命が縮まる事と比較して(湯沸かし器の場合は人命もかかわる)、それほど大きな問題になるものなのだろうか?

 ……というのは根拠のない単なる僕の妄想ですが、なんでもかんでも「環境」が一番という風潮は考えなおさんと。なにごとも、ちゃんとコストとベネフィットを計算しないといかん。

無毒化社会をどう見る(市民のための環境学ガイド)

雑感389-2007.6.12「鉛フリーはんだの対策を急ぐ必要があるのでは?」(中西準子のホームページ)

Xbox 360の不良原因は「芋半田」?(スラッシュドット)

 
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ドラクエ世界をgooglemapで

googlemapでドラクエ(株式会社スマートネットワーク)

ほとんどの地名を覚えているのが、我ながらすごいな。
 
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うちはダーリンの妻だっちゃ!!

今日の科学メモ:ラムちゃんを地でいく魚(科学に佇む心と身体 PT.2)
 
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アヒル艦隊

「アヒル艦隊」今夏英国に襲来(スラッシュドット)

1992年、中国からアメリカ・シアトルに向かう途中悪天候に遭遇した貨物船から出撃(というか流出)した、ゴム製のアヒルと子亀、カエルなど約 29000個からなるおもちゃの「艦隊」が海流に乗って漂流を始め、北極海で氷に閉じ込められたり、一部は再び太平洋に出てハワイ・オーストラリア・南米沿岸に辿りついたりしながらも、約11年かけて太平洋から北極海を巡り、大西洋岸のカナダ・アメリカに到達した

中略

先月末の Daily Mailの記事によると、およそ 17000マイル(約 27000キロメートル)を旅した「艦隊」は、遂に今夏イギリスの大西洋岸に到達するそうだ

 
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4個の数字をどのように並べるのか

横書き派 vs 縦書き派(ただのにっき)

非常に興味深い問題。

 
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系統樹の見せ方

円形の進化系統樹(生命の理解、そして「理解」の理解。)

有根系統樹でありながら、決して人間を進化の頂点としては扱っていないのがいい。でも、見た目が美しいのがもっとも大きな利点だと思う。でっかいのが欲しい。
 

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2007.07.16

月刊マイクロソフト7月号 その他

 
病院での検査とかアジアカップにかまけているうちにすっかり忘れていましたが、今月もいっぱいでましたよ。

MS月例パッチ公開、Excelや.NET Frameworkの深刻な問題に対処(IT media)

マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS07-036,037,038,039,040,041)(7/13)更新(@police)
JVNTA07-191A Microsoft 製品における複数の脆弱性(JVN)

2007 年 7 月のセキュリティ情報(Microsoft)

リモートでのコード実行につながる「緊急」レベルのパッチは6件のうち3件。Microsoftによると、いずれもこれまでのところ悪用は確認されていないが、「MS07-036」のパッチで対処したExcelの脆弱性についてはすでに情報が公開されている。

(IT media)

ちょっとヤバゲなので、さっさとパッチをあてておきましょう
 
 
さて、最近は月刊マイクロソフトとタイミングをあわせ、他メーカーも同時に脆弱性情報を発表するようになりました。MSの陰に隠れて目立たないように、ってことなんですかね?

まずはアドビのフラッシュ

Flash Player の脆弱性について(7/13)(@police)

Flash Player update available to address security vulnerabilities(Adobe)

これはやばそう。
 
 
さらにアップルも。

Apple、QuickTime最新版で8件の深刻な脆弱性修正(IT media)

About the security content of QuickTime 7.2(apple)

 AppleやUS-CERTのアドバイザリーによると、QuickTime 7.2で対処したのは、各種メディアファイルやJavaアプレットの処理方法に関する脆弱性8件。これらの脆弱性は、攻撃者がユーザーをだまして細工を施した動画ファイルを閲覧させたり、悪質なWebサイトを参照させる形で悪用される恐れがあり、任意のコードを実行されたり、重要な情報が流出する可能性がある。

(IT media)


 
 
シマンテックも。

Symantec製品の脆弱性、企業/コンシューマー向けソフト多数に影響(IT media)

めんどくさいのでIT media から引用のみ。詳細はリンク先記事からどうぞ。

 Symantecの企業向け、コンシューマー向けのセキュリティ製品多数に影響する脆弱性が発覚した。同社は修正パッチをリリースし、適用を呼び掛けている。

 Symantecや仏FrSIRTなどのアドバイザリーによると、悪意のあるコンテンツをスキャンする際、一部のアーカイブコンテンツ分解に使われるコンポーネント「Symantec Decomposer」に、2件の脆弱性が存在する。

 脆弱性のうち1つはRARファイル関連、もう1つはCABファイルに関連したもので、リモートの攻撃者やマルウェアに問題を悪用されると、DoS(サービス妨害)を誘発されたり、システムを完全に制御される恐れがある。


 
 
SUNも。

Sun、JDK/JRE6の脆弱性修正パッチを公開(IT media)

これもめんどくさいので、IT mediaからの引用のみ。

米Sun Microsystemsは、JDK/JRE6の複数の脆弱性を修正したアップデートを公開した。同梱のWebアプリケーション実行ツール「Java Web Start」の脆弱性修正パッチなどが含まれている。

中略

 eEyeはアドバイザリーの中で「Sunはセキュリティパッチの同時リリースがいまだにできない数少ない企業の1つだ」と指摘。Sunは6月28日に、JRE 5向けのパッチとなる「Update 12」をリリースしたが、Java 6向けアップデートの提供までにはその後1週間以上かかり、攻撃コードを開発する時間を与えてしまったと批判している。

なんだかなぁ。

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2007.07.15

J2第28節 徳島 中止 札幌

コンサドーレ札幌応援日記

2007年07月14日(土)
J2第28節 徳島 中止 札幌

台風4号直撃のため延期。

選手達はせっかく四国まで行ったのに、無駄になってしまいました。まぁ相手が台風ですから、文句をいっても仕方がない。代替日程はまだ未定らしいですが、あまり過密な日程にならないことを祈りましょう。

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2007.07.14

下剤!下剤!下剤!

内視鏡での大腸検査を受けてきましたよ。(ちょっと下ネタありにつき注意)

さて、世の中には二種類の人間がいます。内視鏡検査の前には、2リットルものクソまずい下剤を飲むことを強制されるわけですが、これを平気で飲める人と、どうしても飲めない人の二種類。

僕はもちろん後者。僕は文明人であるから、内蔵はとても繊細だ。たとえそれが普通の水でも2リットルもの液体を胃に流し込むのはたいへんなのに、あのポカリと洗剤を混ぜたような異様にまずい液体を飲みほせるわけがない。腰に手を当てながら余裕綽々でゴクゴク飲んでる野蛮人達とは、遺伝子レベルで違うのだ。

待合室には、同じ検査をうける患者さんたちがあつまり、全員で2時間で2リットルのペースで飲み干さなくてはいけないわけだが、おなじ義務を課せられた人が集まるとなぜか競争になってしまうのが人間というもの。おそらく検査慣れしているおばちゃん達は、「最近はのみやすくなったわねぇ」などといいながらオーバーペース気味に平気でグビグビ。そして、うぇうぇ言いながらまったく杯が進まない僕の姿をじろりと睨み、「いい年した男が情けないわね!」てな目で見下しているのが、くやしくてくやしくて。

当然、2時間かかっても、僕は飲み干すことができるわけがなく。1.5リットルくらいはなんとか死ぬ思いで飲んだのだが、もともと胃痛がひどくて病院にきたわけで、これ以上は胃が受け付けない、吐くぞ、という極限状態。他の検査待ちの人々は当然完飲しており、おばちゃん達が僕を見る目がますます冷たくなる(君たちには関係ないでしょ)。

しかし、僕には秘策があった。この下剤はもともと内視鏡検査の前に腸の中の便を全て出し切るためのもの。だから、検査前に出た便を看護婦さんにみてもらい、きれいな液体しか出なくなったことを看護婦さんが確認してOKをくれるまで、検査を受けることはできない。普通の人は、下剤をすべて飲み終わってからOKをもらうまで、5回以上はトイレにいかないとだめらしい。人間の腸の中には、大量の宿便が貯まっているわけだな。逆に言うと、便がきれいになり看護婦さんのOKさえもらえば、下剤をすべて飲み干さずとも、検査をうけられる……かもしれないのだ。

僕は繊細であるから、事前に病院からもらい前日の夜飲んだ下剤がききまくり、当日は既に朝から水しか出てこない状態だ。まだ500ccほど下剤を飲み残している状態でもかまわず、とりあえずトイレに行き、出したものを看護婦さんに見せてみると、案の定一発OK。そこで泣きながら看護婦さんに「もう飲まなくていいでしょ? 勘弁してください」とお願いすると、「しかたないわね」てな感じで残りの免除を勝ち取ることがでたのだ。まさに一発逆転。下剤をすべて飲み干しても、なかなかOKをもらうことのできないおばちゃん達の「こいつ、ずるい」という非難の目を尻目に、ひとりのんびりとゲームを始めたりしたわけだ。おばちゃん達に勝った!
 
 
さて、おしりから内視鏡を突っ込む検査自体は、別にどうということはなし。先生が上手だったのかも知れませんが、別に快感を感じることもなく、不思議なくらいすーっと自然に入っていく。腸の中がよく見えるように、ポイントポイントで空気を入れるそうで、それでお腹がちょっとはって痛くなるくらいかな。胃カメラの方がよっぽど苦しかった。

そうそう、もっとも痛かったのは、下剤の影響で何度も何度も何度も何度もトイレに行かねばならないため、その度にトイレットペーパーで拭く肛門のあたりがヒリヒリすること。僕の場合、前日からトイレばっかりいっていたので、本気でウオッシュレットが欲しくなった。
 
 
検査までの一連の行為を過剰書きにしてみると、

・大量の下剤を飲むことを強制され、
・うら若い看護婦さんに排泄した便をみられ、
・下着を着けることも許されず、
・無理矢理、検査台の上に寝かされ、
・鎮静剤を打たれ、もうろうとした状態に。
・いつのまにかズボンを切り裂かれ、局部を露出させられる。
・恥ずかしい場所を凝視されたあげく、
・太くて黒いものを突っ込まれ、それは中で動きながら奥へ奥へと挿入される。
・いろいろな恥ずかしいポーズを強制されつつ、腸の中に空気を送り込まれ、自分でも見たことのない場所の写真を撮られまくり。

……てな感じかな。行為だけ並べると、スケベ小説のネタになりそうだね。
 
 
結局、こんな感じで多大なる精神的ダメージと下剤による肉体的ダメージ、および鎮静剤でのヘロヘロ状態がいつまでたっても抜けないため、当日夜のコンサドーレの試合にはいけませんでした。勝ち試合を見逃したのが、もっともダメージが大きかったかもしれません。
 
 
で、検査の結果ですが、とりあえず見た目は腸の中には異常は無かったそうです。ポリープ等も皆無で、とてもおいしそうなホルモン。ただ、内視鏡の先でむしり取った腸の中の組織の検査がおそらくもっとも重要で、これは来週まで結果がわからないらしい。まだ確定して無くてあまり詳しいことは聞いていないけど、問題が胃の中だけなら、それほど大事にならずに治療可能らしいのですが、仮に腸とか他の場所でもイヤなものみつかってしまうと、ちょっとイヤなことになるらしい。なんにしろ、早く病名や治療法をはっきりしてくれないと、精神的にもたんわ。
 

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2007.07.12

J2第27節 札幌 2-1 福岡

 
コンサドーレ札幌応援日記

2007年07月11日(水)
J2第27節 札幌 2-1 福岡(厚別)
ニュース等で結果を知る

後半戦の初戦は勝利! もちろん首位!

くわしくはこちらをみてね
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2007.07.11

下剤!


明日は病院でいろいろと検査。

というわけで、内視鏡の準備で、本日は指定されたものしか食えません。お昼は嫁さんが作ってくれた食パンに蜂蜜を塗ったサンドイッチ(ジャムやマーガリンはダメらしい)、夜はかるくお粥みたいなの。

そして下剤。ほんの数ミリリットルの小瓶の液体なんだが、これが効くんだ。毎年やる定期検診でバリウム飲んだ後にもらう小粒の下剤とはちょっとちがう。今この瞬間も、ごろごろして寝られそうもないくらい。(もともとかなりお腹は弱い方だし)

明日の検査直前には、もっと酷いことになるらしい。「まずーい下剤を2リットルも飲まされて、出したものを看護婦さんにみせるんだよ」などと、ただでさえ精神的にビビリまくっているか弱い旦那を虐める嫁さん。

あと、よくわかんないけど、またまた体の輪切り写真も撮られるらしい。ついでに、前回は気楽に胃薬をもらいに行ったつもりだったのに突然なにやらいろいろと検査されたので、今回も追加の検査があるかもしれない。
 
 
ここまでやるんだから、こないだ採られた血液の中から、火を近づけると逃げ出す「物体X」が見つかるとか、CTの写真にエイリアンの幼生が写っているとか、そうでなければ、お尻に突っ込まれた内視鏡が、メビウスの輪状態の腸に沿って異次元につながるとか、思いがけない結果を期待したいもんだね。

などと言いつつ、もっとも心配なのは、果たして明日19時からのコンサドーレの試合を見に厚別まで行けるだけの体力と気力と精神力が残っているのか、ということだったりする。

さて。
 

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2007.07.10

COBOLをバカにすんなよ!

田原総一朗が恥ずかしいことをいっているので、非難してみる。
 
 
COBOLというコンピュータ言語があります。

言語の中ではなかり歴史のあるもので、ほんの15年ほど前、バブルがはじける頃までのIT業界では「COBOL技術者にあらずんば人でなし」とまでいわれていたものです。

今時の技術者からみると、ちょっと、いやかなり古くさい仕様の言語ですが、なにも考えなくても巨大な整数を簡単に扱えたり、大量のデータを集計して帳票を作るアルゴリズムを簡単に書けるなど、なかなか侮れないメリットもあったりします。

てなわけで、古くから業務の内容が基本的に変化しない業界においては、COBOLいまだに立派に現役の言語です。特に、銀行のシステムとか、大企業の営業系システムとか、安定性が最優先で絶対に止まってはいけないシステムでは、大昔のシステムがいまだに動いていたりします。(1980年代の銀行勘定系第3次オンラインで作られたシステムとか、いまだに現役なものも多いんじゃないか?)

というか、そんなシステムを、今時の流行の言語でいちから作り直すのは、莫大なコストがかかる割に、メリットがあまりありません。システム更新のためのよっぽどの理由があって、社運を賭けるくらいの気合いで取り組まないと、プロジェクト自体が失敗する可能性も大きいし。

要するに、何が言いたいかというと、古くさい言語であるCOBOLでつくられたシステムだからといって、それ自体がシステムの不都合とは全く関係ないということです。
 
 
なのに、田原総一朗がバカなことを言うんです。

国民はなぜ安倍内閣を見放したか “かばい合い”自民が落ちたワナ(田原総一朗の政財界「ここだけの話」)

彼は、社保庁のシステムの欠陥を指摘するのに、こんな言い方をしてるんですな。

いまだに社保庁のシステムはCOBOLというプログラム言語を使っているという。これは彼が学生時代に使っていたもので、40年も前のものだ。

COBOLという言語が古くさいのはそのとおり。だれも否定はしないだろう。しかし、この次が悪い。

つまりこの年金の問題は、あまりにも古いシステムとハードを使っていることから起きたのだ。なぜこのようなことが起きたのかというと、まさに社保庁は倒産しないからだ。

上で述べたとおり、COBOLという言語を使っていることは、「つまりこの年金の問題は、あまりにも古いシステムとハードを使っていることから起きたのだ」という結論につながらない。絶対につながるはずがない。
 
 
これは全くの想像ですが、おそらく社保庁のシステムの出来が非常に悪いのは間違いない。社保庁のシステム担当の無知無能さ加減と、N○Tデータのプロ意識の欠如が、ばかシステムを作り上げたのだろう。そして、まともなシステム更新も怠ってきたのだろう。

だが、もしそうだとしても、それはCOBOLで作られたシステムであるということとは、全く関係ない。仮にもジャーナリストを名乗っているのだから、根拠にもならないいい加減なことを書き散らかす前に、誰が悪いのか、なぜそんなシステムになったのか、本当に議論されるべき事をきちんと調べてきたらいいのに。

これはあれだ、たとえるなら無能なジャーナリストに向かって「おまえが無能なのは、いまだに紙と鉛筆なんかを使っているせいだ」というくらい、意味のないことだ。「紙と鉛筆マニア」がきいたら怒るだろう、「奴が無能なのは確かだが、それは紙と鉛筆のせいじゃない」と。
 
 
で、僕の場合、初めて仕事で使った言語であるCOBOLって、どうしても憎めないわけだ。そんなCOBOLをバカにされ、ちょっと熱くなってしまったわけだな。いまでこそ何故かネットワーク屋をやってても、もともとMVS,CICS,DB2,そしてCOBOL……なんて単語の組み合わせをきくと、血が騒ぐ年代なもので。

この辺も参照
おいおい…(ときどきの雑記帖 リターンズ)

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2007.07.09

「通信の秘密」と「公共の福祉

タイトルはちょっと大げさですが。2006年のぷららWinny通信規制騒動を、簡単に時系列順にまとめてみた自分用の単なるメモ。基本的に引用だけです。Internet Week 2006 のどこかのセミナーのお話を聞いて以来、ちょっと気になっていたので。
 
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電気通信事業法

(検閲の禁止)
第三条  電気通信事業者の取扱中に係る通信は、検閲してはならない。

(秘密の保護)
第四条  電気通信事業者の取扱中に係る通信の秘密は、侵してはならない。
2  電気通信事業に従事する者は、在職中電気通信事業者の取扱中に係る通信に関して知り得た他人の秘密を守らなければならない。その職を退いた後においても、同様とする。

電気通信事業法(法令データ提供システム)


要するに、電気通信事業者にとっては「通信の秘密」は絶対。厳密に言えば、メールサーバがメールのヘッダやエンベローブをみてメールの宛先を判断するのも、ルータがIPヘッダをみてルーティングするのも、パケットの中身を見ることはすべて違法……かもしれない。
 
 
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正当業務行為

形式的には犯罪類型としての構成要件に該当する行為のうち、法令上認められている行為や業務として正当と認められる行為

正当行為(ウィキペディア)

お医者さんがメスを使って手術しても傷害罪に問われないのは、正当業務行為だから。郵便局の中の人が手紙を配るために宛先をみるのも、プロバイダによるルーティングも、厳密には法律違反。正当業務行為だから許されるだけ。
 
 
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2003年11月 ぷららWinnyトラフィック制御開始

「Win-MX」や「Winny」などの違法著作物のネット流通に対する著作権保護対策が不充分であり、実態として違法著作物の流通が甚だしく行われている一部アプリケーションのご利用においては、11月より順次、上りトラフィックを中心に他の会員の通信において迷惑にならない程度にトラフィックを制御させていただくことにいたしました。


Bフレッツ値下げ、ぷららフォンforフレッツ特割の開始、トラフィック制御の開始について(ぷららからのお知らせ 2003年10月20日)

どちらかというと、トラフィックを問題とした制御ですね。どこのプロバイダも暗黙のうちに似たようなことはやっていたようですが。
 
 
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2006年03月 ぷらら「セキュリティ」を理由にWinny規制を決意

ぷららバックボーンにおける「Winny」の通信規制について

 株式会社ぷららネットワークス(略称:(株)Plala、本社:東京都豊島区、代表取締役社長:板東 浩二 以下、当社)は、ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」による通信について、完全規制を開始することを決定いたしました。

 当社では従来よりセキュリティ対策に注力し、これまでにメール送信時のウイルスチェックサービスや、「迷惑メール振り分けサービス」、有害なホームページのブロックや、不正な通信からお客様を保護する「ネットバリアベーシック」サービス等を無料で提供するなど、お客様に安全にインターネットを楽しんでいただくためセキュリティ対策の向上に努めてまいりました。
 しかしながら、昨今、ウイルスに感染したパソコンから「Winny」を介した、意図せぬ個人情報または機密情報の流出が相次いでおります。こうした社会問題を憂慮すべき事態と捉え、皆様に安心してご利用いただけるネットワーク環境を提供することが通信事業者としての責務であるとの考えから検討を行ってまいりましたが、「Winny」による通信を完全に規制する決定をいたしました。なお、本規制開始に関するスケジュール等詳細につきましては、準備が整い次第、改めて発表させていただきます。

ぷららバックボーンにおける「Winny」の通信規制について(ぷららからのお知らせ 2006年3月16日)

はっきりと「セキュリティ」を理由に、問答無用の規制をするとしています。ぷららさん、思い切りました。
 
 
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2006年06月 ぷららの姿勢に対し、総務所からクレーム

 株式会社ぷららネットワークス(略称:(株)Plala、本社:東京都豊島区、代表取締役社長:板東 浩二 以下、当社)は、2006年3月16日に、ぷららバックボーンにおけるファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」による通信について完全規制を開始する方針を決定し、監督省庁である総務省に説明を行ってまいりました。  本日の一部報道にあったとおり、「Winny」通信の完全規制については、通信の秘密の侵害に抵触する可能性が高いとの見解を総務省より頂きましたので、本件に関しましては、その内容についての確認および今後の対応について検討を行い、決定次第改めてお知らせいたします。

本日の「Winny」通信規制に関する一部報道について(株式会社ぷららネットワークス 2006年5月18日)

通信の秘密を侵害するとの総務省の見解をうけ、規制の見直しへ。
 
 
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2006年06月 ぷらら条件付きで「Winny遮断サービス」を開始

 当社では、インターネット上での情報漏洩防止、及び流出した情報(特に個人情報)の拡散防止 という2つの観点から、去る3月16日、Winny通信について完全規制を開始する方針を発表しました。 その後、先日お知らせしたとおり、総務省より利用者の同意なくWinny通信の完全規制を実施することについては通信の秘密の侵害に当たる可能性があるとの見解を頂き、再度、実施内容について検討を 行ってまいりました。その結果、Winny通信を遮断するサービスの提供を希望されるお客様のセキュリ ティ保護のために下記のサービスを提供することとしました。

ぷららバックボーンにおける「Winny」通信遮断サービスの提供開始について(株式会社ぷららネットワークス 2006年6月13日)


 
 
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総務省が提示し、ぷららや業界が納得した条件とは

(1)ユーザーがWinny通信のフィルタに一度同意しても,随時設定を変更できること,
(2)ユーザーがフィルタリング・サービスに同意しているかの有無に関係なく,他サービスと提供条件が同一であること,
(3)フィルタリング・サービスの内容が明確に限定されていること,
(4)通常のユーザーであれば,Winny通信の遮断が合理的であると推定されること,
(5)ユーザーに対してWinnyの遮断について事前に十分に説明すること

ぷららのWinny規制にGOサイン,総務省が五つの方向性を提示(ITPro 2006/06/13)


 
 
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それ以来、なんとなく業界の共通の見解となったもの

無条件で問題ないもの
○ Winny規制(帯域抑制として)
○ OP25B(http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/pdf/061114_1_bt.pdf とか参照)
 
場合によるもの
△ Dos攻撃への対策
 
上のぷららと同様の条件がないとだめなもの
× Winny規制(セキュリティ対策として)
× コンテンツフィルタリング
× 迷惑メールのフィルタリング
× bot の分析
 
だいたいこんな感じ。
 
---

業界によるガイドライン

2007年5月30日

社団法人日本インターネットプロバイダー協会
社団法人電気通信事業者協会
社団法人テレコムサービス協会
社団法人日本ケーブルテレビ連盟

中略

本ガイドラインは、原則として電気通信事業関連4団体の会員の電気通信事業者向けに公開するものとします。

電気通信事業者における大量通信等への対処と通信の秘密に関するガイドライン(JAIPA)

上記の業界団体や総務省の見解が、ガイドラインとして明文化されたもの(詳細は電気通信事業者にしか公開されておらず、一般人は読めないみたいなので、はっきりとはしませんが)。逆に言うと、これまでプロバイダの業務における通信の秘密と公共の福祉の関係について、明文化されたものはなかったわけです。
 
---

まとめというか、なんというか

ちなみに、これらは法律でも何でもないので、プロバイダのこれらのサービスについて「通信の秘密の侵害だ」と訴えれば、裁判で勝てる可能性もないこともないらしい。
 

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2007.07.08

携帯からのテスト

携帯からのテスト
なんとなく思いたったので、携帯から写真つきで書き込みのテストしてみる。
うまくいくかな。

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J2第26節 札幌 1-1 山形

 
コンサドーレ札幌応援日記

2007年07月07日(土)
J2第26節 札幌 1-1 山形(厚別)
札幌厚別公園競技場 SS指定席で観戦

すっきり勝ちきれないなぁ、の引き分け。でも首位でリーグ前半折り返し。

詳しいことはこちら
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
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2007.07.06

「被害者の気持ちになって」の気持ち悪さ


たとえば大臣の核兵器に関する失言について

核兵器なんて無い方がいいのは当たり前だし、大臣の発言として外交的にまずいのも理解できる。なによりも、人道的に問題があるのは間違いない。

でも、大臣の発言を非難するとき、「原爆被害者の気持ちになって……」という人がいるのは、ちょっとどうかと思う。というか、そんな意見はかなり気持ち悪い。

こんな理屈が通じるのなら、「いつ米軍が上陸してくるか気が気でなかった九十九里浜近辺住民の気持ちになれば、原爆による早期降伏はめでたいことだ」とか、「米政府の命令でいやいやエノラゲイを操縦したパイロットの気持ちになれば、大臣発言こそ正しい」とかいう理屈もなりたってしまう。要するに、なんでも有りだ。

正々堂々と自分の意見を言えばいいのに、それをしないで被害者に代弁させる(ようなつもりになる)のは、かなり卑怯な言論封殺だと思うな。
 
 
たとえば、最高裁に差し戻された母子殺人事件について

私は犯人を死刑にすべきだと思う。でも、これは決して被害者や遺族の気持ちになったからではなくて、私自身が犯人を許せないから。

たしかに、実際に遺族は死刑を望んでいるようだし、それが裁判に影響するのも有りだと思う。でも、第三者が死刑について議論するとき、「被害者(または遺族)の気持ちになって……」というのは理由にならない。もしそんな議論が正しいとするなら、「犯人の身内の気持ちになれば、更正の余地も……」てな議論も同じくらい正しいものとなるはず。どちらの立場が尊重されるべきかが大きな問題となるはずだが、こんな議論だけでは判断のしようがない。
 
 
このへんの矛盾に気づかず、他の意見を封殺しておいて平気な人は、おそらく自分の意見こそが多数派だと脳天気に信じているのだろう。この論理でいけば、いったん自分が少数派になったとき、「少数派の気持ちを考えて……」なんて言っても、単なる負け犬の遠吠えでしかなくなるのに。

「犯人が絞首刑で殺される事に、私は賛成だ」と、自分の意見として正々堂々と言わんと。
 

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2007.07.05

今日のいろいろ 2007年07月04日

 

ここ10日ほどの気になる記事。いっぱいあるので、詳しい解説はあまり無し。

 
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IPアドレス枯渇

現在インターネットで使われているIPアドレス(IPv4)が足りなくなりそうです。

JPNICがIPv4の在庫状況を警告、「あらゆる関係者の連携」を呼びかけ(nikkei BPnet)

IPv4アドレスの在庫枯渇状況とJPNICの取り組みについて(JPNIC)

インターネットレジストリ(*1)におけるIPv4アドレスの在庫枯渇に関して(JPNIC)(PDFです)

 JPNICは、IPv4アドレス枯渇問題の解決に積極的に取り組んでまいります。 具体的には、まず以下の二つの作業に着手します。

 
 i) 日本における国別インターネットレジストリとして、IPv4アドレス枯渇の適切 に対応するIPアドレス管理ルールの制定に向け、国内でインターネットに関係するあらゆる方々の声を反映した検討を行うとともに、国際的な調整を行います。
 
 ii) インターネットの円滑な運営に寄与する公益法人として、インターネットの円滑な運営の維持を実現するべく、 国内外の関係者・関係団体と連携して、IPv6の利用による 対応施策の検討と実施を促進するとともに、的確な情報 提供を行います。

無くなる無くなると言われつつなかなか無くならないあたりが、「石油と同じじゃん」などと揶揄されることもあるIPアドレスの枯渇問題ですが、やっぱり本当にやばそうです。まぁ、技術的にどんなに頑張っても、絶対に約40億以上のアドレスは湧いて出てこないわけで、今のペースでインターネットが利用されていけば、そのうち無くなるわな。IPv6への転換も、ここ数年のレンジでは進みそうもないし。出遅れた途上国がやばそうなので、今後は新たな南北問題に発展するかもね。


 
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政府調達ではワードやエクセルを使えなくなる?

ここ数日、なかなか面白い展開になっているようです。

ちょっと長くなるけど、時系列を追ってみると。
 
 
きっかけは総務省のこれ。2007年3月公開で7月1日から運用開始。

「情報システムに係る政府調達の基本指針」の公表(総務省)
 
 
そして、それをうけて経済産業省が整備したガイドラインがこれ。

ベンダー独自技術への依存が引き起こす問題---経産省が「相互運用性フレームワーク」を正式公開(ITPro)
「情報システムに係る相互運用性フレームワーク」の公表について(経済産業省)
 
 
6月29日、IPAのイベントで内閣府CIO補佐官 平林元明氏が一席ぶったニュース。

「国の最適化計画の半数近くがOSSを導入または採用検討]--内閣府CIO補佐官 平林元明氏(ITPro)
日本国政府はオープンソースを公平に扱う——IPAイベントから(@it)
 
 
で、7月1日、NHKが派手なニュースをうったわけだ

「ワード」など 国は購入せず(NHK / Web 魚拓, 7/1)

コンピューターソフトは、メーカーが異なると文書やデータを十分に読み込めないいわゆる互換性のない製品が少なくありません。このため同じソフトを買い続けることになりますが、国は、こうした購入のしかたは公平性に欠け公共機関として認められないなどとして指針を作り、1日から運用が始まりました。指針では、新たに購入するソフトはISOなどの国際的な規格や国内のJIS規格に基づいた製品を優先するとしています。最も広く使われているマイクロソフト社の文書や表計算のソフト「ワード」や「エクセル」は、現段階ではこうした規格に沿っていないため、業務に支障がある場合などを除き原則として今後購入できなくなります。マイクロソフト社は、ワードやエクセルについても国際規格として認めるよう引き続き働きかけたいとしています。

ワードやエクセルは原則として今後購入できなくなると言い切ってますね。
 
 
ところが、次の日、総務省がNHK報道を否定

「WordやExcelが購入できなくなることはない」,総務省がNHK報道を否定(ITPro)

基本方針における「オープンな標準」とは,原則として,(1)開かれた参画プロセスの下で合意され,具体的仕様が実装可能なレベルで公開されていること,(2)誰もが採用可能であること,(3)技術標準が実現された製品が市場に複数あること, のすべてを満たしている技術標準をいう。マイクロソフトが「Office 2007」で新たに採用した文書フォーマット「Open XML」は,標準化団体のEcma Internationalによって「ECMA-376」として標準化されており,総務省の言う「その他の公的規格」に該当すると考えられる。

 また総務省では「調達仕様書の要求要件として,オープンな標準を優先して記載する」ことを定めただけで,提案された製品を調達するか否かは「その他の要求要件とも照らし合わせて総合的に評価して決定する」ものであり,「政府調達の基本指針は,オープンな標準に基づく製品を対象にすることにより,選択の幅を広げ,より効率的な情報システムの構築を目指すものであり,特定の製品の調達を排除したり,あるいは特定の製品に限定して調達する趣旨では全くない」と述べている。


 
 
マイクロソフトからもこんなコメントが。

一部報道に関するマイクロソフトの見解(マイクロソフト)

 マイクロソフトは日本政府の定めた情報システムに係る政府調達の基本指針の方向性を全面的に賛同しています。また、この度の報道後に、総務省様から迅速かつ明確な見解をいただけたことに大変感謝しています。

 
 
まぁ、なんといっても政府の正式の電子文書のフォーマットについてのお話ですから、数十年後まで末永く使えるフォーマットでなければ意味がないわけです。例えば、最悪の場合、マクロソフトとかジャストシステムがつぶれたとしても、その後も読み書きできなければならない。

とはいっても、政府が特定の一社の製品を名指しして「使わない」なんて言うわけがないわけで、NHKはちょっと派手な見出しを求めすぎたんじゃないかな。

でも、マイクロソフトほどの巨大企業相手だと、政府としてもいろいろと駆け引きが必要だろうし、その点ではよい牽制になったかも。

このへんも参考

国がWordを買えなくなるというNHKガセ報道にみる「オープンな標準」の違い(スラッシュドット)
セキュリティホールmemo 20070703

 
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狙い撃ち

偉くなると、家族も含めてピンポイントで狙われるよ、というお話。

「CEO、CIO狙い撃ち」スパムが急増、配偶者や家族まで標的に(IT media)

 
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ゼロディ

脆弱性が発見されたときに、問題の存在自体が広く公表される前、もしくは直後に、その脆弱性を悪用して行なわれる攻撃を、ゼロディアタックといいます。いわば悪人による先制攻撃ですね。

ゼロデイの脅威を考える(パート2) 背後の人物と動機(IT Pro)

 
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P2Pのあり方

「P2Pネットワークの在り方に関する作業部会」報告書の公表(総務省)

総務省というところは、いろいろと考えなくちゃいけないことばかりあって大変だねぇ、ホント。イヤミじゃないよ。

 
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新スパムフィルター

東大、日時情報だけで迷惑メールを90%振り分け 新フィルター技術を開発(FujiSankei Business i. 2007/6/27)

迷惑と正規メールが混在する6034個のデータを対象に、メールサーバーが受信した日付(1~31日)と時間(0~23時)、迷惑メールかどうかの情報だけを学習させ、統計処理による判定を実施した。この結果、90%という高い確率で迷惑か正規メールかを判定できたという。

なるほど。

 
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シニア用

インテル、シニア世代でも使えるPC・Webサイトのガイドライン策定(INTERNET Watch)

シニア世代にやさしい PC ライフの環境構築に向けて技術要件を策定〜 指一本で簡単、安心、便利に使える PC やインターネット・サービスを提案 〜(インテル)

 
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情報通信白書

情報格差による所得低下を警告 情報通信白書(東京新聞 2007年7月3日)

情報通信白書(総務省)

 
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セキュアプログラミング講座新版

新版の「セキュア・プログラミング講座」(IPA)

 
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新たな乗っ取りの手口

今後のトレンド示唆するGoogle攻撃 Webアプリを介したブラウザ乗っ取りの危険度(ITPRo)

例えばGoogleデスクトップなら、悪のサイトをクリックしてしまうと、ローカルの検索時にうごく任意のスクリプトが突っ込まれてしまう。で、そのスクリプトの作りによっては、いろいろとまずいことがおこる、ということかな。

ネットとローカルの境をこえた攻撃というのは、なかなか防げないよなぁ、きっと。

 
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合成生物

合成生物学フリー論文集(幻想随想)

 
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神経伝達物質は波

新説:神経の情報伝達は、電気ではなく「波」(WIRED VISION)

なにやらおもしろいので。

 
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バンダイ

ガンダム、iTunes Storeへ進出(ITmedia)

バンダイチャンネルがipod向けに新サービスを本日開始(バンダイナムコホールディングス)

通勤時にiPodでアニメ音楽ばかり聴いている僕としては、これは重要なニュースかも知れない。
 

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2007.07.04

DNAで電流を制御できるかも

DNAに電流が流れるのだそうです。しかも、塩基配列によって、電流の速さが違うのですって。

DNAに電流通る ミクロの電子デバイスに道(asahi.com 2007年06月28日17時47分)

 DNAに電流が流れる可能性があることは指摘されていたが、そのルートはわかっていなかった。真嶋教授らは、実験によって、電流は二重らせんの鎖の部分ではなく、二つの鎖の間にまたがっている塩基を伝わって流れていることを初めて確認した。

 研究グループは、10〜100個ほどの塩基が並ぶDNAを人工的につくってガラス基板に張り付けた。一方の端に光増感剤を、もう片方の端に蛍光色素をくっつけ、ガラス基板の裏から紫外線を当てた。すると、光増感剤から正電荷が発生し、反対の端まで移動して蛍光色素と反応し、蛍光を消す現象が観測できた。4種類の塩基の並び順によって、電気が流れる速さが変わることもつかんだ。

詳しいことはよくわからないけど、こいつは将来、凄いことに利用できるような気がします。

特に

4種類の塩基の並び順によって、電気が流れる速さが変わることもつかんだ

というあたりが凄い。

例えば、研究が進んでいるDNAコンピュータのアウトプットとして、任意の塩基配列のDNA分子を作り出すことが可能となることが予想されます。で、分子ごとに電気が流れる速さを正確に制御できるわけだから、複数のDNA分子をうまく編んで回路をつくってやり、特定の周波数の電流を流してやれば、電流の速度差を利用して複雑な計算するようなロジックを組めるかもしれません。DNAコンピュータが究極のアナログコンピュータを作りだすわけです。これができれば、いまのデジタルコンピュータでは不可能な計算を、瞬時にやってのけるかもしれないぞ。遠い遠い将来の事でしょうが、ちょっとワクワクしますね。

ていうか、自然の生体内だって、RNA分子とタンパク質が結びついた回路を流れる電流が、似たようなアナログコンピュータとして働いているかもしれません。もし脳みその中で神経細胞をまたいでこの仕組みが働いていたら、これこそがデジタルでは説明できない「意識」の源だったりするかもしれないなぁ。意識を説明するのに、微小管の量子効果なんて必要ないかも知れないぞ、なんてね。
 
 
おまけ。

この手のちょっとワクワクするニュースを聞いた時、あなたはまずどんな事を考えますか?

電流火花が塩基を走る([間歇日記]世界Aの始末書)

 あなたはどっちだろう? “問答無用でこういう性質があるから、こういうふうに使えるのではないか?”という方向に考えるタイプか、“そもそも、なぜこういう性質を持っているのだろう?”という方向に考えるタイプか?

こう言われてみてあらためて気づいたのですが、まず最初に「こいつはアナログコンピュータに使えそうだ」なんて考えてしまった僕は、やっぱり科学者というよりはエンジニアなのかもしれないなぁ。
 

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2007.07.03

日本のIT技術者の社会的地位

日本のIT技術者は、なぜ尊敬されないのか、というお話。

日本のIT技術者が尊敬されなくなってきた——IPAイベントから(@it)

時代の最先端技術を担いながらも、新3Kに代表されるよくないイメージが先行するIT技術者。

3Kなのは間違いないのですが、本当にIT技術者って人気のない職業なんですかね? 中途半端に人気があるからこそ、業界の構造が改善されないような気がしますが。

企業から見れば、いくら技術者を使い捨てにしても、後から後から新人が入ってくるものだから、なにも困ることはない。しかも、そんな新人はもともとコンピュータが好きなオタクが多いので、会社の金で教育なんかしなくても、ある程度までは勝手に成長してくれる。別に本当に優秀な技術者でなくてもいい、それなりほどほどの技術者になってくれれば、あとは人海戦術でなんとかなるし。

いっそのこと、本当に嫌われる職業になってくれれば、本当に優秀な技術者がちゃんと優遇されるようになって、国際的な競争力はつくかもしれないなぁ。
 
 
話はかわって。

日米のIT技術の競争力の差は、それぞれの国における、コンピュータおたくとかハッカーとかいわれる人種のイメージの差が、そのまま反映されているんじゃないですかね。

最近は、日本のコンピュータおたく達の地位が上がったというか、一般的になったというか、昔のようにおしゃれな人々からそれほど差別はされなくなりました。このようなコンピュータおたくのイメージは、学生時代もプロのエンジニアとなってからも、あまりかわりません。日本のコンピュータおたくの人権は、年代によらず「それなり」というところでしょうか。

以下は、あまり根拠のない、単なる僕のイメージですが。

一方で、アメリカの場合、学生時代のコンピュータおたくの扱いは、そうれはもう酷いものだと聞いたことがあります。おしゃれでスポーツマンでチアガールなTVドラマに出てくるような普通のアメリカン学生達にとって、おたく達はかっこうの虐めの標的だとか。

ところが、アメリカおたくが一生懸命勉強して優秀なエンジニアになると、立場が一転。ビルゲイツとかgoogleとかに代表されるように、優秀なITエンジニア達はあこがれの的、アメリカンドリームの象徴なります。

……てな感じのことが、「ハッカーと画家」という本に書いてありました。(今は違うのかもしれませんが)

まとめるとこう?

日本のコンピュータおたくの地位
・学生のオタク ちょっとだけ差別される
・プロのオタク やっぱりちょっとだけ差別される

アメリカのコンピュータおたくの地位
・学生のオタク 猛烈に差別される
・プロのオタク アメリカンドリーム!

……さて、業界全体のことはさておき、エンジニア個人としては、日米どちらが幸福なのでしょう? 難しいところですな。

若者や学生時代のコンピュータおたく文化だけを比べれば、日本の方が遙かに裾野が広くなる可能性もあるのだから、そこをうまく活かせれば、業界もエンジニアもみんな幸福になる可能性もありそうだけどなぁ。業界を動かしている官僚や経営者が基本的にあまり賢くなくて、技術のことを知らないアホばかりだから、無理かなぁ。
 

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2007.07.02

帰納法の通用しない世界

グレッグイーガンとかにこんなSFを書いて欲しいなぁ、という妄想です。

よく言われるたとえ話ですが。99羽のカラスを観察して全て黒かったら、普通の人は100羽目のカラスも黒いだろうと考えます。で、世の中の全てのカラスは黒いに違いないと確信するわけですな。根拠もないのに。

同様に、昨日の朝わたしは無事に目が覚めた。今日の朝も目覚めることができた。だから、今夜寝ても明日の朝になれば目覚めるに違いない、と信じて人はベットに入るわけです。しかし、言うまでもないことですが、そのまま永眠せず、本当に目が覚めるかどうかは、明日になってみなければわかりません。

このように、個々の事象から一般原理を導くものの考え方は帰納法とよばれ、科学的なものの考え方の基本中の基本のひとつとされています。果たして帰納法がものの考え方として本当の本当に合理的なものなのか……という疑問は多くの人が抱くところであり、長年にわたって科学者や哲学者達が議論しているところだったりします。しかしまあ厳密に科学的かどうかは別にして、普通の人にとって帰納法的なものの考え方が常識的なものの考え方であることは間違いありません。

では、なぜ帰納法的なものの考え方が普通の人にとって常識的なものなのかというと、これはもう人類の脳みそがそのような形になっているから、としかいえません。では、なぜそうなっているのか? 理由として考えられるひとつめは、このような帰納法的なものの考え方はこの宇宙の奥底にある根本的な原理を反映したものであり、この宇宙に住む知的存在として避けられないものである、というもの。もうひとつは、地球上では帰納法的なものの考え方をした方が生存に有利だということで、人類が進化する過程で獲得してきたものだというもの。

もし前者が正しいとすると、これは人類にはどうしようもないことなので、SF的にはおもしろくない。てなわけで、仮に後者が正しいとすると、帰納法的なものの考え方が常識ではない知的存在の可能性が考えられるわけです。
 
 
おそらく、帰納法的ものの考え方の発達は、天文現象の規則性が大きく影響したでしょう。毎日、毎月、毎年繰り返される規則を把握し、未来を予測することは、すくなくとも地上に住む生物にとって、絶対的に生存に有利ですから。人間やサルやクジラの知能は、生存のために帰納法を身につけてきたわけです。

ならば、天文現象を観測できない場所に住んでいる頭のよい生物ならどうでしょう。たとえば、深い深い深海に住むタコやイカの類とか。彼らは、複雑な神経系や高度に発達した目や器用にうごく手足をもち、光や色で仲間と意思伝達を行い、瓶の蓋をねじって開くほどの知能をもっています。
 
 
一生を天文現象とはまったく無縁の深海で過ごすダイオウイカの類は、我々とは概念を共有できないだけで、もしかしたら相当高度な知能をもっているのかもしれません。帰納法的な考え方を知らない彼らは、残念ながら我々のような機械文明を築くことはできませんでした。しかし、純粋な演繹法のみでものを考える彼らは、ひょっとしたら、数学や論理学の分野において、われわれよりも遙かな高みにまで到達している可能性もあります。

一方、彼らダイオウイカを捕食するため数千メートル上の海面から来襲する恐るべき天敵マッコウクジラは、季節の移り変わりなど天文現象を知っており、おそらく本能的に帰納法を身につけている知的存在です。
 
 
深海で日常的に繰り広げられられている、ダイオウイカとマッコウクジラのその生存をかけた戦いは、いわば帰納法と演繹法、ふたつのものの考え方の生存を賭けた戦いなのだ。どちらかが完全に勝利したとき、この宇宙の法則の観測のされ方が統一されてしまい、それが宇宙の根本原理にまで影響をあたえてしまうのだ。……てな感じの「科学哲学SF」を、グレッグイーガンあたりが書いてくれないかなぁ、などとボーッとして妄想していたら、週末が終わってしまったわけだ。
 

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2007.07.01

「人体の不思議展」の標本になった気分

病院にいってきた日記 CT編

口の中にファイバーの束を突っ込まれ、いろいろはずかしい場所の写真を撮られたあげく、ついでに検査用の組織片をむしり取られたのが半月ほど前のこと。

今度は、静脈に太い注射針を突き立てられ、なんとかマーカーの検査のためだとかで血をいっぱい採られた上、造影剤とかいうへんな薬を血液に突っ込まれてしまいました。

本日のメーンエベントはCT。なにやら妖しげな穴の開いた機械の中に寝かされて、からだの輪切り写真の連続撮影です。「人体の不思議展」の標本の気分を生きたまま味わえるのも、科学技術の進歩のおかげだよなぁ、とか妙な感想をいだきつつ、被爆しまくったわけです。(といっても、撮影自体は数分ですが)

さらに、これで終わりというわけではなくて、十日後くらいには、似たような輪切り写真撮影第二弾(きょう一日で済ませられないのは、診療報酬の制度的な問題なんだそうな)と、こんどはお尻からファイバーを突っ込まれる検査をしなくてはいけないらしい。なんかへんな感覚に目覚めてしまいそうで、やだなぁ。

それほど切迫したヤバイ状況ではないようだけど、こればっかりはどうなることやらねぇ。ただ、嫁さんに苦労をかける状況にだけは、なって欲しくないものだが。
 
 
で、本日のトリビア、というか豆知識。

造影剤を体の中にぶっ込まれると、なぜか体が萌える燃えるように熱くなる(ように感じる)。これぞ人体の神秘!
 

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