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2007.04.14

今日のいろいろ 2007年4月13日

 
ここ一週間ほどの気になった記事のメモ
 
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ターゲットは一太郎

一太郎を狙ったゼロディ攻撃が流行っているそうな。

一太郎を狙うゼロデイウイルスの実体、痕跡を残さずにPCを乗っ取る(ITpro)
「日本が狙われた」、一太郎狙うウイルスを受けてジャストシステムがパッチ公開(ITmedia)

ジャストシステム社ワープロソフト一太郎の脆弱性について(警察庁 @police)

一太郎の脆弱性を悪用した不正なプログラムの実行危険性について(JUST SYSTEMS)

霞ヶ関のお役所などでは一太郎さんを標準で使っているところも結構あるらしいからね。ピンポイントで狙ったのだとしたら、「日本が狙われた」というのも大げさではないかも。

 
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著作権いろいろ

落語には著作権はないらしい

業界変われば著作権も変わる? 落語、同人誌、ソフトウェアの場合(ITmedia)

世界的には、音楽はコピーフリーになりそうな感じ。

「EMIは打つ手がなかった」——DRMフリー化と「CCCD」という無駄 そして日本は(ITmedia)

JASRACが日本の音楽文化を滅ぼそうとしている。

記事が「ストリーミング配信」? 著作権使用許諾の怪(メディアの節穴)
 
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タミフル

タミフルについて(鈴の木こどもクリニック)

……毎年これだけ、インフルエンザで死亡した方がいるのです。また、10年前、抗インフルエンザウイルス剤が登場するはるか昔は、死亡にいたらなくとも高熱が続き、肺炎などで入院する子どもは小児科病棟にあふれていました。インフルエンザという病気そのものの恐ろしさを軽視し、医療の進歩を否定すれば(なぜか、日本のマスコミではこの手の無責任なアジテータがもてはやされますが)、必ずそのつけが回ってきます。そして、そのつけは常に、弱い立場の一般の子どもと親にふりかかってくるのです。

 来シーズンからインフルエンザ患者の死亡者数、入院患者数が増加していくでしょう(もちろん、タミフルが使えず、リレンザも絶対数が少ないため、入手できないと考えられるからです)。そのとき、4年前とは全く正反対のことを現在発言している人たちは、何とコメントするのでしょうか。

誰のいうことが正しいのか、素人には非常にわかりにくい。しかし、こんな意見があることだけは心に留めておこう。
 
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電波系

携帯、電子レンジ──電波の危険性、総務省は否定(IT media)

誰のいうことが正しいのか……以下同文。

 
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TCP/IPの脆弱性

IPA/ISEC、TCP/IPの脆弱性情報をまとめた報告書の第2版を公表(INTERNET Watch)

「TCP/IPに係る既知のぜい弱性に関する調査報告書 改訂第2版」の発行について(IPA)
 
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医療システムのセキュリティ

医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第2版(平成19年3月)(厚生労働省)
 
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高木先生が怒っておられる

銀行のフィッシング解説がなかなか正しくならない(高木浩光@自宅の日記)

JPCERTも糞、ベリサインも糞、マイクロソフトは糞、トレンドマイクロも糞、フィッシング対策解説は糞ばかり(高木浩光@自宅の日記)

常陽銀行のリニューアルに期待したがその期待は裏切られた(高木浩光@自宅の日記)

 
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森林は温暖化防止に役に立つのか?

森林の全てが温暖化を抑止するわけでは無い(科学ニュースあらかると)

積雪が多い冷涼な領域に植林された木々は、実は地球温暖化を助長する 方向の働きをしているかもしれない

大気中のCO2濃度の事だけをかんがえるのなら、森林がそこにあるだけでは何の役にも立たない。いくら光合成が行われ、木々が更新されても、そのぶん呼吸も行われ、死んだものは分解されてCO2として大気にもどってしまう。大気中の炭素を何らかの形で固定しなけりゃ濃度は減らないのだから、森林の体積が増えつづけない限り意味が無い。

特に熱帯の森林では、せっかく植物が固定した炭素も、どんどん微生物が分解して大気中に戻してしまう。それに対して冷涼な場所では、植物が死んでもなかなか腐らず、固定された炭素が土中にたい積されていく(泥炭や石炭の元だな)。

……というわけで、冷涼な地域にこそ、植林をすべきだと思っていたのだが。地球規模の炭素循環や、太陽光の反射率まで考えると、おそらく専門家にもなにが正しいのかわかっていないのが現状なんだろうなぁ。

 
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エンジニアの犯罪

悪意のあるプログラムで潜水艦が機能停止(スラッシュドット)

サイバーテロなんて大げさなことを考えなくても、基幹システムや軍事システムの開発、運用に携わるエンジニアなんて世の中に星の数ほどいるわけで、彼らが本気で悪事を企んだ場合、それを防ぐことは困難であり、社会の大混乱が引き起こされる可能性が高いよなぁ。

関連しておもいだしたネタ
科学者や技術者に良心の制約なんて必要なんだろうか(はてな匿名ダイアリー)

おまえらわかってんのか?
たとえばインフラに関わる技術者が一人「にやっ」と笑って何かしたら大変なことになるってことに。
たとえば医学や農学に関わる技術者が「むふっ」と笑って何かしたらとんでもないことになるってことに。
ものすごい危険を、単に彼らのモラルに頼って日々綱渡りしてんだぞ。

 
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私だけは大丈夫!

人はなぜ「自分は大丈夫」と思うのか,防災研究家の片田群馬大学教授に聞く(前編)(ITpro)
人はなぜ「自分は大丈夫」と思うのか,防災研究家の片田群馬大学教授に聞く(後編)(ITpro)
 
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PLC

PLCの注目度は高いが誤解もまだ多い、Watchとgooリサーチが共同調査(INTERNET Watch)
 
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社内PCのOSはアップグレードしたくない!

日米の文化の違いも一因!?「日本の企業はなぜOSをアップグレードしないのか」(@it)

どうして日本の企業は古いOSを使っているんだと訝しげに聞かれます。

マイクロソフトの社内システムはOSに依存しないWebアプリばかりだそうなので、Windowsのバージョンは関係ないのかもしれませんが、普通の会社はWindowsをアップグレードするとそれだけで社内基幹システムが動かなくなる可能性が非常に高いですから。 毎月の月例アップデートだって検証に苦労する場合があるのに。
 
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最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか(ジェームズ R・チャイルズ)

巨大なシステムが大事故にいたる様が丹念に描れた本。非常に多数の興味深い事例が取り上げられ、それぞれの解説が堅苦しい教科書的な分析ではなくドキュメンタリータッチなので読みやすい。

読んでると、サンダーバードのBGM、特に物語の序盤で巨大メカが事故に陥り国際救助隊に助けを求めるシーンのBGMが、頭の中で鳴り響いてきます。
 

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