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2007.01.30

ひどいカゼ


朝、出勤前に玄関前の雪かきをしている時から、ちょっと体が重いなぁとは思っていたんです。

会社に着いた頃から、にわかに頭と節々が痛くなり、全身がだるくてだるくて。吐息がちょっと熱っぽく、これはもうカゼしかないという感じになりました。

もともと仕事が嫌いなスチャラカサラリーマンなので、これ幸いと早引きしたのですが、事態はそれほどお気楽なものではありません。

一気に熱が上がったらしく、全身の気怠さは最高潮、歩いているだけで心臓はバクバク、頭が割れるほどいたくて、気を抜くとフワッと奈落に落ちていきそうな感じ。冗談ではなく、生きて帰れるかどうか心配になりました。タクシーで帰れば良かった。
 
 
近所のお医者さんによると幸いにしてインフルエンザではなさそうな感じですが、今年のカゼはたちが悪そうなので、気をつけたほうがいいですよ。
 

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デスマーチはソフトウェア業界だけのものではない?

 
ソフトウェア業界には、「デスマーチ」という単語があります。

ウィキペディアによると

長時間の残業・徹夜・頻繁な休日出勤といった、プロジェクトメンバーに極端な負荷を強い、しかも成功の可能性が薄いプロジェクトを主に指す

だそうです。

要するに、みんな絶対に納期には間に合わないとわかっているのに、徹夜してでも続けなきゃならないプロジェクトのことですな。

なぜソフトウェア業界ではそんな事がおきるのか、いろいろと分析がなされていますが、いまだにデスマーチは無くなりません。今日も多くのIT企業で、プログラマーが徹夜しながら苦しんでいるはずです

実は、私も何度か経験したことがあるのですが、デスマーチ中に感じるあの空しさと絶望感は、他業界の人に説明するのは難しい。まったく先が見えないのにとにかく辛い状況がいつまでも続くわけですから、あれを何度も経験していると悟りが開けるかもしれません(その前に精神と肉体が壊れなければ)。

ウィキペディアには

メンバーに心身ともに強い負担が生じるため、急激な体調不良、離職、開発の破棄ともとれる中途半端な状態での強引な納品、最悪の場合には過労死、自殺に至る危険性を孕んでいる。

なんてことも書いてあります。これが笑い事じゃないから怖い。
 
 
で、話はかわって。

「実は日本の医療そのものがデスマーチだった。そして今まで頑張っていたメンバーはどんどん脱落しつつあり、それとともに医療が崩壊しているのだ」……てな主張をされている方がいます。

デスマーチ・プロジェクト(新小児科医のつぶやき)
デスマーチ補足(新小児科医のつぶやき)

「めからうろこ」とはこのことかも。

医療もソフトウェアも「絶対」はあり得ない世界であり、そして顧客の要求には際限がありません。

顧客を選べない、もしくはリーダが無能な場合、簡単にデスマーチが発生してしまう世界ですな。そして、いつのまにかメンバーは逃げ出し、プロジェクトは崩壊に向かうわけです。

とはいえ、医療業界全体をデスマーチにたとえるのはちょっと違うような気もするのですが、……うーん、考えがまとまらない。つづきはもう少し考えてから。
 

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2007.01.29

国立天文台の4次元デジタル宇宙ビュアー

最近知ったのですが、国立天文台で開発している天文シミュレータ、その名も「Mitaka」というソフトウェアが、ちょっと凄いですよ。

このソフトウェアをつかうと、地球周辺から太陽系、銀河系、超銀河の大規模構造まで、星々の動きをあらゆる時間のあらゆる視点から観察できます。しかも、とても美しい映像がリアルタイムでグリグリ動く。

最初に公開されたのが2005年だそうなので、既に知ってる人も多いのでしょうが、初めて体験する人は感動するんじゃないかな?

木星近辺の小惑星の集団が、ちゃんと木星軌道上のラグランジェポイントに集まって公転している様子が見られます。遙かかなたのボイジャーのアンテナが、けなげに地球の方向を向いているのがわかります。銀河の公転面を横から見ると、星が多すぎて暗くなっている様子までわかります。

なによりも、とにかく映像が美しいのがすばらしい。単にシミュレートされた結果に過ぎない映像をここまで美しく感じてしまうというのは、自分でも不思議ですな。
 
 
このソフトウェア、現在のところWindows版しかないそうなので、うちの Macbook(メモリ2G)に WindowsXP を bootcamp でつっこんだ環境で無理矢理動かしてみました。正直いって、ちょっと動きがぎこちない感じかな。CPUやメモリよりも、グラフィックカードの性能がものを言いいそうです。

個人的に楽しむ目的であれば無料で使用できるそうなので、最近の高性能PCを持っている人は、是非一度試してみてください。

ダウンロードはここから
Mitaka(国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト)
国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェク
 
 
……そのうち、googleあたりが似たようなシステムをネット上で作りそうだなぁ。そして、APIを公開するだろうなぁ。そしたら、マニアがUSSエンタープライズの航路を表示するサイトを作ったりするんだろうなぁ。

てなわけで、このMitakaにも、ユーザが自由にデータを重ねることができる機能をつくって欲しい。

月軌道上をスペースコロニーや宇宙要塞がまわっている様子がみたい。西暦2199年、14万8千光年彼方のマゼラン星雲に向けてヤマトがたどった航路をこの目でみたい。オタク大国日本の国立天文台としては、それくらいやってもいいと思うな。
 

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2007.01.26

「水からの伝言」VS「ゲーム脳の恐怖」


どちらもニセ科学であり、多くの人から批判されているわけですが。
 
 
「水からの伝言」を積極的に批判しているひとは、アカデミックな世界で現役で研究している人が多いような気がする。
 
 
それに対して、「ゲーム脳の恐怖」にを積極的に批判しているのは、作家とか評論家とか、俗に言う文化人が多いような気がするな。
 
 
この両者の違いはどこからくるのだろう?

……とはいっても、単に「気がする」というだけで、決してきちんと調べたわけではありません。たまたまネット上で私が知っているものを例示しただけなので、あまり真面目に考えるのもばかばかしいのですが。 でも、ちょっと面白いかな、と感じたもので。
 
 
「水からの伝言」への批判の例(ネットで読めるもの)

田崎晴明氏
「水からの伝言」を信じないでください

菊池誠氏
「水からの伝言」をめぐって

天羽優子氏
「TOSSランド」(教育技術法則化運動)へのコメント
 
 
「ゲーム脳の恐怖」への批判の例(ネットで読めるもの)

山本弘氏
トンデモ『ゲーム脳の恐怖』

斎藤環氏
斎藤環氏に聞く ゲーム脳の恐怖

山形浩生氏
ゲーム脳のすすめと人類の進歩(来月になると消えちゃうかも)

川端裕人氏
サンデー毎日のゲーム脳記事について

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2007.01.25

今日のいろいろ 2007/01/25

ここ数日で気になった記事。たくさんあります。
 
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今日の医療崩壊

お医者さんの間では、この国の医療は既に崩壊しており、あとは沈みゆく泥舟からどのように逃げ出すのか、てな感じの議論がおこっているようです。

1.23ショック(新小児科医のつぶやき)
分べん台で1時間待ち 転送先探し、東京でも困難に (毎日新聞)(ある産婦人科医のひとりごと)

流れは加速度的に医療崩壊に向かっていて、沈没船から皆が一斉に逃げ出している末期的状況なのかもしれません。

実際、「○○病院が医師不足のため外来受付中止」なんてニュースがあまりに多すぎて、スクラップするのも面倒くさくなってきたし。

その他、ここ数日で目を引いたblog
マッチポンプ新聞(医局脱出へのカウントダウン)
[医療砂漠一気に進む](東京日和@元勤務医の日々)
 
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PLCマンション

PLCでマンション内の家電を一括制御(スラッシュドット)
PLCでマンション内の家電を一括制御し、電気の使い過ぎ防ぐシステム(日経BP)
集合住宅全体の電気の使用量を制御し、使い過ぎを防ぐ『幹線パワナビシステム』の開発・販売について〜既築集合住宅で共用電気幹線を改修せずに、全住戸の電化リフォームが可能に!〜(東京電力)

PLCの使い道をつくるため、無理矢理「節電」というキーワードを絞り出した感があるなぁ。

住戸の電気使用量の合計が共用電気幹線の容量を超えそうな場合には、電気の使用量が多い住戸から順番に、あらかじめ指定された家電製品を自動的に停止させて、集合住宅全体の使用量を制御します。

「あらかじめ指定された家電製品を自動的に停止させて」というのが、よくわかんない。どこかに詳しい説明がないかな?
 
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携帯電話の電磁波の安全性

携帯業者によると、悪影響はないそうです。

携帯3社、電波の安全性「改めて生体への悪影響なし」と主張(IT media)

 
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中国によるデブリテロ

やっぱりデブリでまくりなようです。

中国の人工衛星攻撃実験による巨大な「破片の雲」(スラッシュドット)
中国の人工衛星破壊実験、EUも懸念表明(YOMIURI 2007年1月24日11時45分)
 
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自衛隊のロゴ

防衛省がロゴマークを募集(スラッシュドット)

最優秀作品に選ばれると各種イベントや広報活動で使用されるほか、特典として防衛大臣からの感謝状、富士総合火力演習や観閲式、自衛隊音楽まつりの特別招待券(ペア)が贈呈されます。

激しく魅力的な特典ですな。科学特捜隊やウルトラ警備隊、MATあたりのロゴ(?)を格好良くアレンジしてなんとかならないだろうか。

 
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セキュリティコミュニティ

マイクロソフトなど7社、共同でセキュリティ対策コミュニティを開設(INTERNET Watch)
情報セキュリティ対策推進コミュニティ
 
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2006年ウイルス総括とvistaでウイルス対策

ウイルス対策ソフトメーカーがVista対応を相次いで発表(IT Pro)

ウイルス感染被害レポート - 2006年度(最終版)(TREND MICRO)

 
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教祖ジョブズのプレゼン術

Steve Jobs はなぜ説得力があるのか(maclalalaweblog)

 
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山形浩生

いかにも、な記事ふたつ。

2007年を斬る: 著作権延長論に物申す 驕るな、クリエーター! 著作権保護は「創作から5年」で十分(日経ビジネス 2007年1月22日)

今月のおすすめ記事 ゲーム脳のすすめと人類の進歩(論座)

 
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生体認証

一般市民が日常的に利用するものには、生体認証はあまり利点がないような気がします。

【事例研究】生体認証キャッシュカードの危険性(1) 安全性やコストを検討したか(IT pro)
【事例研究】生体認証キャッシュカードの危険性(2) 変更不可能な指紋や静脈データを使ってよいか(IT pro)
【事例研究】生体認証キャッシュカードの危険性(3) セキュリティ強度はかえって下がる(IT pro)

 
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NHKのデジタル教材

ちょっとすごいかも

NHKデジタル教材学校放送、学校デジタルライブラリ (中村正三郎のHOTCORNER)
ネタブラカダブラ(NHKデジタル教材)
NHKデジタル教材
 
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インターネットの思想史(喜多 千草)

インターネットが作り上げられる歴史的な経緯を、技術面というよりも思想面から淡々と述べた本。理系の内容を文系の手法で分析した本、と言えるかな。
 
 

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超音波エコーをくらってきたぞ

最近、胸が痛いの。そして息がくるしくて、……これは、ひょっとして恋かしら。

などとバカなことをつぶやいていたら、嫁さんに病院に連れて行かれました。といっても、決して精神科というわけではなくて、循環器内科です。
 
 
心電図とって、レントゲンとって、エコーとって。 私のか弱い肉体は、放射線や超音波を浴びまくりです。

それにしても、胸にヘンな機械を押しつけられて超音波エコーをくらったわけですが、あんな魚群探知機みたいなごちゃごちゃした画像をみて診断できるというのは、医師や技師って職人さんなんですねぇ。レントゲン写真だって、素人目には霧の中の心霊写真にしか見えないし。「ここが心臓」と言われ、わかったような顔をしてうなずいてはいたものの、なにがなんやら。

で、帰りにはまた変な機械を体にくっつけられて、24時間心電図取りっぱなしの刑です。インターネットでHな画像をみて心拍数があがっても、全て記録されてしまいます。それよりなにより、吸盤がひっついたところが、かゆくてかゆくてもう大変。

結局、血圧が常人よりかなり低いのと、電位(だったかな?)が小さいのと、たまに不整脈がある以外は、特に異常なしだって。大騒ぎした割には、骨折り損のなんとやら。まぁ、よかったのかな?
 
 
……というのが実は先週のことなんですが、普段の息苦しさはどんどん悪化しているだよなぁ。喉から胸に空気が入ってこない感じ。

こんどは呼吸器屋さんにでも行ってみようかなぁ。でも、いくつになっても病院はこわいんだよなぁ。それに、家にいるときはそれほど苦しくないしなぁ。

これはあれだ。「会社イヤイヤ病」ってやつだな。小学生が学校に行こうとするとお腹が痛くなるのと同じ原理。ここ数日忙しくて、会社で徹夜なんてしてしまったし。我ながらこまったもんだね。

(この手の健康ネタって、ブログに書かれても読む方はあまり面白くないんだよね。まぁ日記かわりということで、勘弁してください)
 

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2007.01.23

今日のいろいろ 2007/01/22

いろいろ
 
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内部統制

【速報】経済産業省がJ-SOX向け「IT統制」の指針を公開、具体例を豊富に記載(ITpro)

5分で絶対に分かる日本版SOX法(@IT)
社員35万人、子会社900社の日立グループは内部統制をこう整備した(@IT)

個人情報保護法バブルが過ぎ去った今、SOX法バブルがソフトウェア業界を救う救世主となるか?

……システムというものはイコール仕事のやり方であるからして、世の中の仕組みがかわればシステム再構築にお金がかかるのは当然なんだけどね。
 
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ゲーム脳

「ゲーム脳」について、一貫して批判している作家、川端裕人氏によるコメント。

岐阜県の教育委員会などにも意見を送っておく(リヴァイアさん、日々のわざ)

おまけ
世田谷ゲーム講演について、ブログ内のリンクをまとめます(リヴァイアさん、日々のわざ 2006.04.04)
 
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納豆あるある

納豆関連株が下がっているようです。

ホットストック:納豆関連株が売り優勢、ねつ造放送問題による売上減を懸念(ロイター)

納豆自体の売り上げも下がっているようです。

<番組ねつ造>納豆発注ストップ…業者悲鳴(YAHOO! ニュース 1月22日3時3分配信 毎日新聞)

TV局の舌先三寸だけででこんなに簡単に株価やら食品の流通量が操作されるんだから、まじめに株取引したりCMつくって広告するのがバカバカしくなるね。今回の捏造事件に関しては、マスコミの倫理とか市民のリテラシーとかいろいろ切り口があるけど、まずは誰がずるして儲けたのか、これをきちんと追求しなくちゃ。
 
 
ついでに、研究者の株も下がりまくりなようですよ。言い訳かっこわるい。

番組ねつ造:「あるある」出演教授、事前に構成知らされず(MSN毎日新聞 2007年1月20日)

もうひとつおまけ。これがもし本当なら、TV屋のレベル低すぎ。

あるある大辞典(森羅情報サービス)
 
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定吉7番 は丁稚の番号

いや、単にNATTOで思い出しただけなのですが。

いつも丁稚姿の定吉7番は、実は大阪商工会所属の殺人許可書を持つスパイであり、大阪侵略を目論む関東人の秘密結社NATTOの魔の手から大阪文化をまもるため、日々人知れず戦っているのだ……てな感じのおもしろい小説やゲームが有ったのですよ、昔。

とにかく馬鹿馬鹿しいお話なのに、軍事的なディテールだけは異常に凝っていた。小説は東郷隆、ゲームはセガ、ついでにサンデーで安永航一郎がマンガにしていたような記憶があります。

もっともおかしかったのは、東京人を見分ける方法として「……じゃん」という声に反応するレーザー砲を設置したら、ベートーベンの「運命」の演奏会で「じゃじゃじゃじゃーん」に反応して乱射しまくりというお話。これには大笑い。安永航一郎のマンガ版だったかな?

なんとびっくり、ウイキペディアに項目があるぞ
定吉七番(Wikipedia)

追記
ゲーム版はセガかと思ったら、ウイキペディアによるとハドソンだったみたいです。この手の「お馬鹿なものをネタにしたゲームはセガ」という先入観があったかも。
 
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デブリ

中国が弾道ミサイルによる人工衛星の破壊実験に成功(スラッシュドット)

ミサイルがダメとは言わないが、わざわざ実射実験して危険なデブリを巻き散らかすことはないだろう。

衛星軌道は人類共有のものであり、デブリを巻き散らかすのは許されないことだ! ……と訴えてみても、「今まで先進国は自由に使ってきたくせに」と言い返されるのは、温暖化や資源の問題と同じではある。それでも、やっぱりこれはテロであり、許されないことだと思うな。

おまけ

テザー衛星でスペースデブリを掃除する (ヴォイニッチの科学書)
 
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子供をまもりたい

住基カード + 公的個人認証 + 静脈認証 → 学童登下校通知システム?(スラッシュドット)

効果がないとは言わない。言わないけど、同じ金を使うのなら、暇な老人を雇って通学路にいてもらうとか、スクールバスを運行した方が、より効果があると思うぞ。
 
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脳のなかの倫理—脳倫理学序説(マイケル・S. ガザニガ)

タイトルに「倫理」とついた本は結構読んだけど、正直言ってつまらないものが多い。でも、これは非常に面白かった。もしかしたら、バリバリの理系の人が書いた本だからかもしれないなぁと、思ったりもする。
 

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2007.01.22

キックオフイベント2007


コンサドーレ札幌 応援日記

2007年01月21日(日)
キックオフイベント2007
札幌ドームに参戦

今シーズンのコンサドーレのスタートということで、キックオフイベントに参加するため、札幌ドームまで行ってきましたよ。

詳しくはこちら
http://homepage3.nifty.com/dole/
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記

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2007.01.21

バラエティ形式の番組ばかりが作られる理由

「あるある大事典」納豆ダイエットで捏造 関テレが謝罪(asahi.com 2007年01月20日)

TV局としては、お笑い芸人をたくさん出してバラエティ形式の番組にさえしておけば、どんなにいい加減な情報を垂れ流していても、たとえ批判があったところで「バラエティですから」と言い訳すればいいやと思っていたんだろうなぁ。

今回は、最初からデータすら取っていないまったくのねつ造である上に、健康にかかわるものなので、さすがに逃げ切れなかったのね。

さんざん不二家を叩いている真っ最中のTVマスコミ屋が、いったいどんな落とし前をつけてくれるのか、今後の動きに注目しましょう。

番組をつくっていた関西テレビによるお詫び
視聴者の皆様へ(関西テレビ放送)

1月7日(日)午後9時~9時54分放送の「発掘!あるある大事典II」第140回「食べてヤセる!!!食材Xの新事実」におきまして、番組内容に事実とは異なる内容が含まれていることが判明いたしましたので、お詫びを申し上げます。視聴者の皆様の信頼を裏切ることとなり誠に申し訳ございませんでした。

天下のキー局フジテレビは、1月21日1時現在のサイトを見る限り、無関係のつもりらしい
フジテレビ

番組製作の日本テレワークも同様
日本テレワーク
 
 
さて、私としては、所詮バラエティ番組である「あるある大事典」の内容を信用している人がいるという事それ自体が、そもそも問題だと思わなくもありません。あんな番組、最初から眉唾のオカルトだと思っていれば、なにも問題は起きなかったはずです。お笑い芸人のネタがいちいち真実かどうかを問われるような世の中は、ちょっと息苦しすぎます。かといって、バラエティなら何をいっても良いというわけではあるはずもなく、特に国民の健康や財産や権利に関するネタに関しては、もう少し慎重になってしかるべきでしょう。

……ねつ造は許せないが、一方で、あんな番組にそれほどの影響力があることを認めたくない気持ちもあるので、どうも歯切れが悪くなってしまいますね。
 
 
問題は、自分たちの社会的な影響力を理解した上で、どこまで真面目な情報なのかあえて曖昧にして、言い訳の余地を残したまま、自分たちの利益のために情報をねつ造し垂れ流していることですな。

番組放映前から、一部の流通業者に「次は納豆」などと番組情報を流し、納豆ブームによる利益を供与していたとの報道もあります。これに関しては、しょせんは民間の放送局ですから、感情的なものはともかく、理解できなくもありません。

でも、同じ手口を使えば株式市場における大儲けも可能なわけで、もしそんな事をしていたら違法行為だよなぁ。今回の事件の情報がどこから漏れたのか知りませんが、違法行為で大もうけしている巨悪がいるのなら、どこまでも追い詰めて欲しいものです。
 
 
参考。有名なサイト
あるある大事典のニセ実験と洗脳(ポチは見た! マスコミの嘘と裏)

livedoor news では、数日前からPJが頑張っていたようです
フジ系列 『発掘!あるある大辞典II』、放映前に内容が大手に漏洩(上)(livedoor news 01月14日)
フジ系列 『発掘!あるある大辞典II』、放映前に内容が大手に漏洩(下)(livedoor news 01月15日)

納豆関連株の動き関連
ホットストック:納豆関連株が買われる、売れ行き好調が手掛かり(ロイター 1月15日)
既に利益を得たのは誰だ? そして月曜日にどうなるか? 売り抜た奴はいないのか?
 
 
それにしても、こんなマスコミにとって致命的とも言える情報が、いったいどこから漏れたのでしょう? おそらく巨大な利権がからんだゴタゴタの末の告げ口だと思いますが、できればマスコミによる自浄作用に期待したいところですね。(まさか番組休止だけで終わりじゃないよね?)

そして、誰もが思っていると思いますが、みのは大丈夫なのかな?
 
 
……数週間後、「フジテレビのウソ情報のおかげで大量に生産されてしまった納豆が売れ残り、賞味期限をごまかして売られていた」という笑えないオチがつくような気がするなぁ。そのとき、不二家を叩いていたマスコミは、どう報道するだろう?
 

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2007.01.18

カギとパスワードについて、ぐだぐだ語ってみる

 
「カギ」と「パスワード」について、あまりまとまってないお話ですが。
 
 

カギとパスワードの類似点

いうまでも無いことですが、ドアについている「カギ」と、コンピュータシステムの「パスワード」は、いろいろな点で似ています。

パスワードに対する攻撃は、大きくふたつに分けることができます。

その1 力づく攻撃
「ブルートフォース攻撃」とか「辞書攻撃」とかいわれる、いわゆる「力づく」でパスワードを破ってしまう攻撃

その2 パスワードを盗む攻撃
PCにスパイウェアをインストールしたり、電話で聞き出したり、キーボードを打つ指を後ろから盗み見たりして、パスワードを盗む攻撃
 
 
これらの攻撃から身を守るための方法はいろいろありますが、まずは簡単な文字列のパスワードを使わない、そしてパスワードは絶対に秘密にする、てなあたりが重要なのは常識でしょう。
 
 
さて、カギの場合はといいますと。

「力づく」に対応するのは、ピッキングとかサムターン回しとか、あるいはもっと単純に「バールのようなもの」を使ったりして、力づくでドアをこじ開けてしまう泥棒です。

「パスワードを盗む」は、知らない間に合鍵を作られてしまうことにあたるかな。
 
 

合鍵防止

この「知らない間に合鍵を作られてしまう」という事件ですが、実はよくあることだったりします。

例えば、記憶に新しい事件
世田谷女性殺害:同僚の男を殺人容疑で逮捕 警視庁 (MSN 毎日 2006年12月29日 )

「1週間前に居酒屋の更衣室から斉藤さんの鍵を持ち出して、こっそり合鍵を作った。暴行目的で部屋に侵入したが、抵抗されたため首を絞めた」

ホント痛ましくて嫌な事件ですが、被害者の方がカギを常に身につけていれば、ひょっとしたら防げた事件だったかもしれません。パスワードは決して他人には言ってはいけない、カギはどんな時でも肌身はなさず身につける……自分の身を守るためには、基本的なことが重要です。

実は、カギに関しては、たとえ盗まれても簡単にはコピーできないカギというものがあります。というか、防犯に強いというふれこみで最近売られているカギは、ほとんどそうです。ピッキングに強いカギは、見た目からして合鍵をつくることができなさそうな形をしています。
 
 

カギの防犯性能

最近のカギは、防犯性能の表示が製造者に義務付けられています。

指定建物錠の防犯性能の表示(警察庁)

たとえばこのへんが参考になるかも。カギの写真付き。
カギ・錠(アジアキーセンター)

コンピュータの認証システムや暗号にも、こんな感じの性能表示があれば便利そうだなぁ(難しいだろうけど)
 
 

ピッキング防止法

開錠に利用できる道具は、業者以外の人間は所持しているだけで、違法となります。

特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律(ピッキング防止法)(法令データ提供システム)

ドライバー一本にも適用される場合があるということで、制定時にはいろいろと議論を呼んだ法律ですが、世間からは受け入れられているようです。

一方、情報セキュリティの分野では、今のところクラッキング用のソフトウェアやウイルスを所持しているだけでは違法とはなりません。

……とも言っていられないかもしれませんが。
サイバー犯罪に関する条約(外務省)

私は、ソフトウェアを所持しているだけで違法になってしまうのはどうかと思いますが、サイバー犯罪が続発している今日この頃、市民の方々はどうおもっているんでしょう?
 
 

知識をもつ専門家はどうすればいい?

数万円程度で安全なカギに交換できる場合が多いのですが、世の中のカギの多くはいまだにピッキングにもコピーにも弱いままというのが現状です。

これはパスワードの場合も同じですが、専門家は安全な方法を知っているのに、世の中の多くの人にそれが伝わっていない。もしくは、知識としては広まっていても、多くの人は実践してくれない。

知識を持つ専門家としては、どうするべきなんでしょうねぇ?
 

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2007.01.16

管理人の条件

マンションやアパートに引っ越すときには、管理人に以下のことを確認したほうがいいと思う今日この頃。(世間からは一週間遅れの、今さらなネタですが)
 
 
1.誠実で仕事熱心であまり干渉してこない人であること

2.入居の時に鍵を付け換えてくれること。

3.住民のことを他人やマスコミにぺらぺらしゃべらないこと。

4.令状も持ってない外部の人に、監視ビデオの映像をみせないこと。
 
 
1,2は常識だと思いますが。

3や4が常識ではないらしいのが、ちょっと衝撃でした。

あんな管理人がいるマンションの住人は、住んでて気持ち悪くないのかなぁ? 防犯ビデオの扱いって、マンションの規約で触れられてないのかなぁ? 管理人を訴えたら、住人は勝てるんじゃないか?
 

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2007.01.15

ホワイトカラーエグゼンプション

根拠のない妄想を、ドラクエ風に語ってみる
 
 
……バブル崩壊後
 
 

労働者は サービスざんぎょうに 苦しんでいる

労働基準監督署が あらわれた
労働基準監督署の こうげき
労働基準監督署は「たちいりちょうさ」を おこなった
労働基準監督署は「ぜせいかんこく」の じゅもんをとなえた

悪徳経営者は ちんぎんじょうしょうの ダメージをうけた

悪徳経営者の こうげき
悪徳経営者は 「じしゅざんぎょう」の じゅもんをとなえた

労働者は あたまがこんらんした
労働者は ていじにタイムカードをきにゅうご、またしごとをはじめた


 
 
……労働現場にITが導入され始めた頃
 
 
労働者は サービスざんぎょうに 苦しんでいる

労働基準監督署があらわれた
労働基準監督署は サーバをしらべた
なんと、サービスざんぎょうのしょうことなる メールやDBのログをみつけた

悪徳経営者は ばいしょうの ダメージをうけた

悪徳経営者の こうげき
悪徳経営者は ログをかいざんした

労働基準監督署は さっていった


 
 
……日本版SOX法の導入
 
 
金融庁は「ないぶとうせい」のじゅもんをとなえた

悪徳経営者は ログをかいざんできない!
悪徳経営者は こんらんしている
悪徳経営者は たすけをよんだ

厚生労働省が あらわれた
厚生労働省は 「ホワイトカラーエグゼンプション」のじゅもんをとなえた

つうこんのいちげき!
労働者は しんでしまった

おお労働者よ、しんでしまうとはふがいない
そなたに もういちど さいちゃれんじのきかいを あたえよう

へんじがない。ただのしかばねのようだ


 

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2007.01.12

月刊マイクロソフトアップデート1月号


今月も出ましたよ。ちょっと波乱含みですが。

マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS07-001,002,003,004)(1/10)(警察庁)

2007 年 1 月のセキュリティ情報(Microsoft)

緊急3本・重要1本の計4本。

さっさとアップデートしましょう……と言いたいところですが、Excel 2000用パッチが、やばいらしいですよ。

Microsoft Excel の脆弱性により、リモートでコードが実行される (927198) (MS07-002)(セキュリティホールmemo 20070110)
MS07-002 適用後の不具合 (Excel 2000)(マイクロソフト 日本のセキュリティチームの Blog)

現在、セキュリティ情報 MS07-002 の Excel 2000 用のセキュリティ更新プログラム (KB925524) を適用した Excel 2000 で、一部の Excel ファイルが開けなくなるという問題が報告されており、この問題について調査を行っております。 現時点での調査では、Excel 2000 (Office 2000) 固有の問題であり、Excel 2002 (Office XP) および Excel 2003 (Office 2003) で同様の不具合が発生するという情報はありません。

まだ修正されていないらしいので、Excel 2000を使っている人は、MS07-002に関してはちょっと待ったほうがいいかも。
 
 
おまけ。

今回のアップデートは、事前の予告では8件だったはずなのですが、直前に4件がキャンセルされたそうです。
MS、予告していたセキュリティ情報4件を撤回--1月の月例パッチ(ZDNet)

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2007.01.11

今日のいろいろ 2007/01/11

いろいろ
 
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Apple いろいろ

AppleとCisco、対立の原因は?(IT media)
Apple、「iPhone」商標侵害で訴えられる(IT Media)

Ciscoは2000年にInfogearの買収を通じてiPhoneの商標を取得した。Infogearは1996年3月にiPhoneの商標を申請し、数年間同名の製品を販売していた。Cisco傘下のLinksysは先月、「iPhone」という名前のIP電話機を発表している

「iPhone」という名前の使用について、Cisco との交渉がまとまってから発売したわけではないのね。今後に注目。

おまけ
iPhoneが日本で発売されない理由 -閉鎖的携帯電話市場「日本」とGSM(Digital Town on the web)

関係ないけど、こんなニュースも
マイクロソフト、「Office 2008 for Mac」の発売計画を発表(microsoft)
 
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あるある

納豆:テレビ番組の影響で売り切れ−−各地の小売店(MSN 毎日 2007年1月11日 東京朝刊)

なんだかなぁ。
 
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発信者情報開示ガイドライン

ファイル交換ソフトによる著作権侵害、発信者情報の開示手続きを迅速化(INTERNET Watch)
ネット上のプライバシー侵害や名誉毀損、発信者情報開示へガイドライン(INTERNET Watch)

「プロバイダ責任制限法 発信者情報開示関係ガイドライン(案)」に係る意見募集について (社団法人 テレコムサービス協会)
 
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IPがなくなる

IPv4消費動向を検証する(IT Pro)

あと5年程度

石油みたいに、「あと30年」が何年も何年も続けばいいのだけど。どんなに頑張っても、上限値はきまっているからなぁ。

参考はこのへん
IPv4アドレス枯渇に向けた提言(PDF)(JPNIC 2006年3月24日)
IPv4 Address Report(The ISP Column)
 
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コンピュータ倫理学(デボラ・G. ジョンソン)

ハッカーの倫理、セキュリティに関係している現場のエンジニアの倫理について、もう少しつっこんでくれないものか。
 

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アップルの日

Macworld 2007において、我らがジョブズがいろいろ発表してくれたようですよ。

社名がApple Computerから"Apple Inc"に変更され、
Apple TV が発表され、
そして大本命の iPhone。
 
 
Apple という会社は、定期的にサプライズを与えてくれます。

我々信者がそろそろ日常に飽きたなぁと思い始めた頃、狙いすましたかのように教祖ジョブズ様が降臨し、御自らの手で奇跡を実演してくれます。

まさに宗教、これだからマカーはやめられません。……って、信者はまたお布施をむしり取られるだけなんだけどね。
 
 
これから、日本でiPhoneが使えるようになるのを待ちこがれる日々が続きそう。電話機能なんて使えなくてもいいから、とりあえず発売してくれないかな。

(日本のメーカーにも、これくらいドキドキさせて欲しいなぁ)
 
 
総本山
Apple
Macworld Keynote(動画)

この手のネタは、やはりここ。
Macworld 2007:スティーブ・ジョブズ キーノート(Engadget Japanese)
Macworld 2007 初日まとめ:ジョブズキーノート、iPhone、Apple TV(Engadget Japanese)
  

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2007.01.10

今日のいろいろ 2007/01/09

エントリを立てるほどもないネタ。リンクのメモだけ。
 
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さよなら OS/2

日本IBM、「さらばOS/2」(スラッシュドット)

OS/2 Warp(IBM)

2006年12月31日をもちまして、OS/2のすべての活動が終了となりました。 長らくご利用いただき、ありがとうございました。

10数年前、いろんなOSをPCにインストールして遊ぶパワーがまだ有った頃、warpを買ってきてインストールして自慢していた事もありました。

ちょっとさびしい。
 
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いのしし

2007年 新春スペシャル 猪(国土地理院)

2007新春スペシャルでは、主に数字の「2007」、文字の「亥」、「猪」にちなんだものを用意しました。 どうぞ、ごらんください。

やるな国土地理院
 
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はやぶさ2

「はやぶさ2」その1:来年度予算折衝の結果(松浦晋也のL/D)

予算要求約5億円に対して、2007年度予算で「次世代小惑星探査機」の名目で5000万円が付いた。

……だそうです。
 
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毎日新聞はどうしちゃったんだ?

ネット君臨:第1部・失われていくもの/8 検索−−コピー−−ペースト(MSN 毎日 2007年1月9日)

ネット憎しのあまり、どうかしてしまったらしい。一応社会の公器たるマスコミなんだから、もう少し冷静にならんと。
 
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ユーチューブvsブラジル

ブラジル裁判所、ユーチューブに「閉鎖」命令=スーパーモデルの盗撮映像掲載(時事 2007/01/05-07:05)

ブラジルのサンパウロ州最高裁は4日までに……米動画投稿サイト「ユーチューブ」に対し、映像が完全に削除されるまでブラジル国内で同サイトの閲覧ができなくする措置を取るよう命じた。

 
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著作権2題

絶版書籍をネットで閲覧 政府、著作権法改正案提出へ(スラッシュドット)

青空文庫、著作権保護期間延長に反対の署名呼び掛け(スラッシュドット)
 

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2007.01.08

新監督&シーズンチケット購入


コンサドーレ札幌 応援日記

天皇杯を勝ち抜いたおかげで06年シーズンが例年になく年末ギリギリまで長引いてしまいましたが、チームもサポータもやっと07年に向けて始動しましたよ。

詳しくは、こちら
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
http://homepage3.nifty.com/dole/
 

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2007.01.07

「クロメクラウナギ」はダメ?

差別的と判断された魚の名前が、改名されるらしいですよ。

「バカジャコ」はダメ、差別語含む魚30種を改名へ(YOMIURI 2007年1月6日14時34分)
その魚の標準和名は差別用語です(スラッシュドット)

改名するのは、日本魚類学会標準和名検討委員会が差別的と判断した「メクラ」「オシ」「ミツクチ」など九つの語を含む魚で、日本産の魚類約3900種のうち30種が対象。同様の言葉が「種」より上位の「属」や「科」などの分類単位に使われている例もあるため、計49の標準和名を同時に改名する。
だそうです。

記事の元になった日本魚類学会のサイトはここかな。

魚類の差別的和名の改称について(答申)(日本魚類学会)

魚類の標準和名には、「メクラ」や「イザリ」などの差別的語を含むものがあります。これらの語を含む差別的和名は、たとえ命名時に差別的な意図がなかったとしても、和名の利用者に対し、精神的に傷つけたり不快感をもたらすことがあります。

……ここまではいいと思う。種の名前という文化をそんなに安易に変えていいのかとか、「言葉狩り」と批判する人もいるでしょうが、学会内部で差別表現について真摯に考えた結果こーゆー結論がでたのなら、それはそれとして意義のあることでしょう。(改称自体への賛成反対は別にして)
 
 

また、一部の差別的和名は、博物館や水族館などの公共機関においてしばしば別名への言い換えがなされているだけでなく、言い換えの仕方に統一性が無く、混乱した状況にあります。これらのことは標準和名としての倫理性、安定性および独自性の面から好ましくないと考えられます。

……これは、単なる臭いものに蓋の発想で、いただけないと思うな。和名の混乱を収めたいのなら、それが差別的であろうが無かろうが学会が指導力を発揮すべきことであって、勝手に言い換えを行っている博物館や水族館に学会が追随して無難な和名に変えてしまうという発想は、それこそ「言葉狩り」に通じるものじゃないのかな?
 
 
標準和名検討委員会の概要(日本魚類学会)

ここの「標準和名問題をめぐる動き」をみると、似たような問題は魚類学会だけでなく、昆虫や動物、植物、は虫類等々の各学会で起こっているらしいですな。(それぞれの詳細をまじめに調べるのも、かなり大変そうですが)
 
 
差別するために使われていた言葉を、差別する意識などまったくない人が純粋に学術的に使うことは、果たして責められることなんでしょうか? もともとこんな微妙な判断を学会に求めること自体に無理があるわけで、学会が事なかれ主義に陥るのも無理がないのかもしれません。科学的に考えて答えがでる問題でもないし。

いっそのこと、一度裁判に持ち込んできちんと決着をつけてしまったほうが、どんな判断が為されるにしろ、すべての立場の人が幸せになれるような気がします。それが、この手の問題に対する、日本における正しい決着のつけかたでしょう。
 

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2007.01.06

「札幌秘境100選」という「書籍」

本を買ってきた日記

札幌秘境100選 (青木由直)

おもしろい.こーゆーローカルな本は大好きです.

心霊スポット(?)で有名らしい小別沢トンネルって,学生時代にはよく深夜に遊びに行きました.しばらくぼーっとしているとキタキツネが寄ってきたんだけど,旧トンネルっていつのまにやら閉鎖されてしまったのね.また,北区民としては,篠路神社近辺とか石狩川河口近辺の沼(あいの里の沼,モエレ沼,茨戸川の沼)が取り上げられているのがうれしいですね.廃墟となりつつあるオリンピック施設跡とかは,全国的にも注目されそうなネタだよなぁ.
(BizCafeを秘境扱いされているのは,失礼ながらちょっと笑ってしまった)
 
 
この本,なぜかアマゾンの検索では出てきませんが,紀伊国屋さんのレジに大量に平置きされていたくらいですから,少なくとも札幌市内ではかなり売れているらしいです.

で,もし私が似たような企画を任されたとしたら,どんなものを作っただろう,なんて考えてしまいました.……やっぱりバックエンドにデータベースをおいて,Google Earthと組み合わせたりして,ネットをつかって検索できるような仕組みを考えただろうなぁ.web2.0という奴です.非常にローカルなネタばっかりだから,少なくとも書籍にしようなんて考えないと思う.

でもこの本は,写真と文章で構成されたごくごく普通の「書籍」として発売され,しかもかなり売れているわけです.編著者の青木先生って本来はバリバリのIT専門家なのに,あえて(?)書籍にしてしまったわけですな.……このへんから,一般に対する影響力という点で,webやblogというメディアの限界を感じてしまうのは,私だけかなぁ.

(ネットをつかった企画と連携もしているらしいですが,少なくとも本が出版されるまで私は知らなかった)
 
 
ぜひ続刊をみたい.取り上げて欲しい場所はまだまだあります.円山の88カ所とか,定鉄や市電の跡とか,地下の各種トンネルとか,……石狩川河口の渡し船場って,もう跡も残ってないのかな?
 
 
blogもあるらしいですよ.
秘境100選 ver2
 

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2007.01.04

今日のいろいろ 2007/01/04

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ウイルスバスター2007が重い件

いまさらですが.いろいろと話題になっているそうですよ.

ウイルスバスター2007インストール後に処理が重く(遅く)なる問題と対処法 (園部研)

私はすっかりあきらめて、ウイルスバスター2006を使っております。
 
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Mac のセキュリティホール

the Month of Apple Bugs

例のサイト
 
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このはしわたるべからず

神社でのお参りのやりかたについてググってみた.

神社のお参り方法(Yahoo!知恵袋)

1.鳥居をくぐり神社の中へ。この時参道の真ん中は神様の通り道のため歩かない事。道の端を歩きましょう。

なるほど.

将軍様が橋の末端に鳥居をたてておけば,一休さんの小賢しいとんちも通用しなかったろうに.……小僧にはもともと神道のしきたりなんて関係ないのかな?
 
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本日の医療崩壊報道

あとでスクラップでもしようかなと,ちょっとググっただけたくさん出てくるのね

「お産ピンチ」首都圏でも 中核病院縮小相次ぐ(asahi 2006年12月30日)
金木病院が救急車受け入れ休止(東奥日報 2007年1月1日)
妊婦緊急搬入4割拒否 昨年 福岡市のNICU備えた3施設 満床、人手不足理由に(西日本新聞 2007/01/01)

おまけ.

今年のキーワードは難民(新小児科医のつぶやき)

今年の医療業界のキーワードだそうです.

1.お産難民の顕在化
2.救急難民の日常化
3.介護難民の問題化
4.受診難民の可能性

ふむふむ.明るい未来が見えないなぁ.

さて,医療崩壊そのものにももちろん興味があるのですが.
来るべき医療崩壊を予見することができるのは,現場で頑張っている医師達しかいないわけで,そんな一般市民から見てある意味特殊な能力を持つプロフェッショナルとしての医師達が,医師会や学会等の学協会ではなく「個人」として,社会に対してどのような情報発信が可能なのか?
それは社会にどんな影響を及ぼしたのか? 及ぼせなかったのか?
インターネットはどれくらい役に立ったのか?
……このあたりに興味があったりします.
 
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ニセ科学

あるいみブームなのかも.

論座 2007年2月号

特集 ニセ科学を考える

『水からの伝言』が教えてくれないもの
 菊池 誠(大阪大学教授)
科学の心、科学的思考、そして科学者の姿勢とは
 田崎晴明(学習院大学教授)
お手軽化が蔓延する教育現場の怪
 左巻健男(同志社女子大学教授)
ゲーム脳のすすめと人類の進歩
 山形浩生(評論家、翻訳家)


 
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Virtue Ethics And Professional Roles
(Justin Oakley, Dean Cocking)

ひょっとして応用倫理という学問は,実際に現場で働く技術者の悩みにはまったく関心がないのかなぁ. ということで,日本ではなく英語の本を読んでみようかと.……これから読むんだけどね.
 

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謹賀新年

 
あけましておめでとうございます.今年もよろしくお願いいたします.
 
 
今さら謹賀新年もちょっとどうかと思いますが,まだ三が日が過ぎたばかりですから,私にしては上出来でしょう.

で,今年の目標ですが.
・博士課程に相応しい論文を書く
・会社の給料以外で,大学の学費くらいはなんとか稼ぐ
・J1昇格
以上.どれも難しそうだなぁ.どうなることやら.
 
 
話はかわって.いつのまにやら正月というものがすっかりかわってしまいましたね.

別に親戚一同が集まるわけでもなく,ちょっとくらい顔を見せに行くかとご両家の実家にご飯をたかりに行ってみても,おせち料理らしきものはすべて買ってきてすましているし.

今や正月というのは,会社はお休みだけどTV番組がとにかくつまらない,ひたすら退屈な日々になってしまったようです.

TV局は三が日の間,一日中名作映画ばかり放映していれば,視聴率稼げるんじゃないかな.もうお笑いのバラエティはお腹いっぱい.TV東京系列とかどうよ.
 

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