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2006.11.13

科学技術社会論学会(JSSTS)


北大で行われた科学技術社会論学会に参加してきましたよ。

科学技術社会論学会とは「科学技術と社会の界面に生じるさまざまな問題に対して、真に学際的な視野から、批判的かつ建設的な学術的研究を行う」学会です。

詳しくは、このへん参照
科学技術社会論学会

要するに、科学者とか技術者が、どうやって社会と上手くやっていくべきかを話し合う学会ですな。いまそれなりにホットな分野らしいです。

私は、主に技術者倫理に関連した分野のお話を聞いたのですが、感想を一言で言うと、……とても面白くて参考になったけど、実に学会らしくない学会だったなぁ。

一般市民とのコミュニケーションのあり方に興味がある科学者、技術者、社会学者、倫理学者、教育学者等々が集まっていろいろ議論するのですが、それぞれの学者が他の分野の事について何も知らないので、いまいち話が盛り上がらないんですよね。
 
 
あらためて実感しましたが、科学者と技術者って、社会に対するスタンスが全く違うんですね。そんなの当たり前だと思うかも知れませんが、両者の違いっぷりは、おそらく普通の人が想像するより遙かに大きなものです。基本的なものの考え方というか、ひょっとすると人生観まで何から何まで全くちがいます。同じ理系の中でもこんなにものの考え方が違うのですから、おそらく文系の中の人でも、哲学と倫理学と社会学と教育学、法学のひとでは、話が合わなかったりするのでしょう。さらに、こんな学会に集まってくる人の中でこんな状況ですから、アカデミックな世界の外の一般の人との間に、越えられない壁があるのも当然なのかもしれません。……いや、そもそも、コミュニケーションしようとしている相手の「一般の人」というものだって、一様なものであるはずもなく、実は細分化して考えるのが正しいのかも。「科学技術と社会との界面」なんてものは存在せず、単なるカオス状態で入りまじっているのが、実はこの社会の真相だったりしないのかな?

まぁ、それはともかく、お互いがお互いのことを知らないという事を自覚するのは重要なわけで、おそらくそのへんがこの学会の意義なのでしょう。少なくとも私にとっては、いろいろな立場の人のお話を聞くことができたのは非常に希有な体験で、とても有意義な時間を過ごすことができました。
 
 
……などとえらそうな事を言っていながら、実は発表のとき緊張のあまり声が震えてしまったのは内緒だ。つかれたぁ。
 

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コメント

>>>それぞれの学者が他の分野の事について何も知らないので、

話している言語が違ったりしますよね。

koyaさん、結局何を着てお話されたのかしら?

投稿: Salsa | 2006.11.13 05:17

コメントありがとうございます。

私は、技術者に対する技術者倫理教育ってどうしたもんかねぇ、てな話をさせていただきました。

科学コミュニケーション関連のセッションにはほとんど参加できなかったのですが、深い議論になっていたんですかね?

投稿: sapporokoya | 2006.11.14 00:34

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