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2006.10.16

ニセ科学対策「エイプリルフール作戦」

「水からの伝言」を例に出すまでもなく、ニセ科学というものは、気づいたときにはいつのまにやら世間に広まっている厄介なものです。

そんなニセ科学の脅威に対抗するため、科学者コミュニティや科学周辺で飯を食っている者は、いったいどうすればいいのでしょう? ……おそらく根本的な解決は不可能なんでしょうね、きっと。
 
 
ならば、こんな作戦はどうかな?


一年に一度、4月1日のエイプリルフールの日。国中の科学者が、いかにもニセ科学の研究成果を発表するのです。

各学会誌は、4月1日付けの号外を出版しましょう。そこには、普段は真面目な研究者の名前で、血液型性格判断の分子生物学的なウソ解説やら、マイナスイオンの効能を肯定するねつ造実験結果の論文がならぶわけです。マスコミの協力も必要で、新聞の家庭面では「水からの伝言」が取り上げられ、TVのバラエティでは危ない地質学者が「日本は沈没するんだぁ」と言いながら暴れます。

これで、国民に対してニセ科学への免疫をつけることができます。疑う心を育てることができます。そしてなにより重要なのは、こんなニセ「ニセ科学」論文をつくることは、おそらくとても楽しい作業であろうということです。私もやりたい。

「不真面目だ!」と怒る人もいるでしょうが、この程度で怒り出す人は、もともとニセ科学の魔の手に引っかかりやすい人なので、そんな人をあぶり出すリトマス紙としても使えるかもしれません。 
 
 
……講義のあとの飲み会でのバカ話から生まれたアイディアなんですが、なかなかよいアイディアじゃないかな、これ。案外ニセ科学問題の本質をついていたりするかもしれないし。
 
 
というわけで、北大のCoSTEPで行われた「ニセ科学に立ち向かう?」という講義をうけてきた感想でした。講義の詳細については、5号館のつぶやきさんが詳わしいので、そちらをご覧ください。
ニセ科学に立ち向かう?(5号館のつぶやき)

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コメント

輝くアイディアに驚きました! 「安心・安全」のテーマに繫がる取り組み、
実現できれば良いですね。私のブログ中でリンク紹介させて頂きました。

投稿: ハニーm | 2006.10.16 15:03

コメントありがとうございます。

飲み会しながら出てきたアイディアなので、実現するのは難しそうな気もします。でも、まずはニセ科学がどういうものか広めることが重要なのは間違いないでしょう。それから、ニセ科学と正面から闘うのは、おそらく科学者にとってはつらい事です。それを楽しみながら行うためには、こんな搦め手もいいかもしれません。

投稿: sapporokoya | 2006.10.16 22:56

>「不真面目だ!」と怒る人もいるでしょうが、この程度で怒り出す人は、も>ともとニセ科学の魔の手に引っかかりやすい人なので、
これもニセ科学っぽいですが。。


そのやりかただと学者が非難にさらされるでしょう。
地震なんていったら風評被害で訴えられますしね。
むしろ逆効果しかないのでは?

投稿: tarou | 2006.11.09 19:51

コメントありがとうございます。

そうですね。多くの科学者が参加しないと意味がありません。そうでないと、参加した少数の科学者が批判されて終わってしまう可能性が高いと思います。
まずは、一般向けの科学雑誌とか科学ニュースサイトが主催してくれれば、それほど批判も起きないんじゃないですかね。それから徐々に世間に浸透していけばよろしいかと。


投稿: sapporokoya | 2006.11.10 01:06

突然お邪魔して失礼しましたが
コメントありがとうございました。
たまにニセ科学の単語で検索して遊んだりしてるのですが
たままたこちらも検索にひっかかったので書き込みさせていただきました。
インチキ通販業者も多くて困ったものです。

投稿: tarou | 2006.11.10 21:12

再度のコメントありがとうございます。

ニセ科学については、少しづつ勉強していこうと思っています。また見に来ていただけると幸いです。

投稿: sapporokoya | 2006.11.12 21:56

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