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2006.05.31

666と丙午

もうすぐ06年06月06日をむかえるわけですが、イギリスには悪魔の数字666におびえる人がいるらしいですよ。

666 - 06年06月06日出産予定の妊婦の間に不安広がる 英(X51.ORG)

「英国にて、2006年6月6日(666)に出産を控えた妊婦らの間で、悪魔が生まれるのではないかという不安が広がっているとのこと」……だそうです。

本当かなぁ? もし本当ならバカバカしさこの上ない……と思いましたが、日本だって1966年の丙午出生率が激減したはずなので、子供の誕生日に縁起の悪い日を避けたい心理は洋の東西を問わないのでしょう。

おそらく、今年の6月6日を誕生日とする新生児は、キリスト教圏では(戸籍上では)激減するんだろうなぁ。 統計資料がたのしみですな。
 
 
それにしても、毎度毎度よくこんなバカバカしい記事を探してくるもんだと感心していたら、このX51.ORGのサイトと6月6日から上映される映画「オーメン」は、宣伝のため提携しているらしいですな。

「この度、来るべき2006年6月6日のオーメン公開を目前にいたしまして、06月06日に向けてカウントダウンが行われるオーメン+X51.ORG特製RSSリーダーの配布を開始いたしました」……だそうです。やるね。「怪奇ニュースリーダー」という発想が馬鹿馬鹿しくてよい。

ホラー映画の宣伝というといまだに「撮影中に怪奇現象が!」などという古くさくてわざとらしい宣伝手法ばかりが目立ちますが、今回のようにホラー映画とオカルト情報サイトの提携というのは、開き直った態度がいっそ清々しくていいと思うぞ。

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2006.05.29

ソフトウェア技術者が守るべき倫理規定

先日書いた「ソフトウェア技術者の免許制」(2006.05.27)のつづき。 後で参照するためのメモです。

ソフトウェア技術者には、いまのところはまだ、社会全体との契約である「ライセンス」が与えられるほど「専門職」としての社会的地位は無いようです。

(「ソフトウェア技術者」は、場合によって「ネットワーク技術者」とか「セキュリティ技術者」とか「システム運用の技術者」とか「オペレーター」とか、その筋の適当な職業に読み替えてください)

お医者さんや弁護士さんなど、世間で「専門職」と認められている職業は、独占的に商売できるライセンスと引き替えに、守るべき厳しい倫理規定が課せられています。

では、ライセンスが存在しない業種であるソフトウェア技術者は、どのような倫理のもとに仕事をすべきなのでしょう? 技術者個人が勝手に考えればいいのでしょうか? あるいは、免許がないのだから義務もなく、さらに倫理なんて必要ないのでしょうか?

もちろん、ソフトウェア技術者である前に守らなければならない人間としての倫理、国民としての倫理、社会人としての倫理などのお話ではありません。専門職の技術者としての倫理です。

で、とりあえず参考として、ソフトウェアの技術者と関係ありそうな団体が作っている「倫理規定」がいろいろあるようので、リンク集を作ってみました。
 
 
下記を見ればわかりますが、どれもよくできてます。しかし、ソフトウェア技術者にとってはどれも守った方が尊敬されるのは確かでしょうが、守らなければ守らないでどうってことない倫理規定ですね、正直言って。学会を除名されても、職を失うことはないですし。ソフトウェア技術者は、今のままでいいのでしょうか?

というわけで、まだつづく。
 
 
以下、各種倫理規定のリンク

その1 NSPE

アメリカの professional engineers の団体 National Society of Professional Engineers (NSPE) の倫理規定。ソフトウェアエンジニアだけではなく、あらゆる種類のエンジニアに適用される倫理規定として有名。いろんな試験に出ます。

原文
NSPE Code of Ethics for Engineers (January 2006 NSPE)

翻訳例
NSPE 技術者のための倫理規程(沼津高専)
NSPE倫理規定1996年版(機械技術者のためのチャレンジ技術士)
 
 
その2 IEEE

かの有名なアメリカ電気学会 IEEE の倫理規定

原文
IEEE Code of Ethics(Approved by the IEEE Board of Directors February 2006)

翻訳例
アメリカ電気学会倫理規(沼津高専 August 1990)
 
 
その3 ACM

アメリカ計算機学会 Association for Computing Machinery の倫理規定。

原文
ACM Code of Ethics and Professional Conduct (Adopted by ACM Council 10/16/92.)
 
 
その4 the ACM and the IEEE-CS

ACMとIEEE-CSが共同で作った物。引用される事が多い。

原文
Software Engineering Code of Ethics and Professional Practice(Version 5.2 1999 the Association for Computing Machinery, Inc. and the Institute for Electrical and Electronics Engineers, Inc.)
 
 
その5 日本の学界等

技術士倫理要綱(昭和36年3月14日理事会制定、平成11年3月 9日理事会改訂)

電子情報通信学会倫理綱領(1998年 7月21日)

情報処理学会倫理綱領(平成8年5月20日)

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旭岳温泉「湧駒荘」

ちょっと日常の生活に疲れてしまったので、この週末は嫁さんと温泉に行って来ましたよ。

旭岳温泉 湧駒荘(一泊)

大雪山主峰旭岳のふもと、海抜約1000mのロープウェイ乗り場のそばにある温泉です。実はけっこうお気に入りの温泉で、今年に入って既に2回目のお泊まりなんですが、何度いってもいいものはいい。

温泉は、100%源泉かけながしのお湯がたっぷり。かなりぬるめのお湯なので、じっくりお湯につかれます。熱いの大好きな江戸っ子には物足りないかも知れません。でも、お湯の中でボーっと仕事のこと、人生の事、宇宙の事を考えたい人には、是非お勧めです。

東川町は水が自慢で、町内全ての水が井戸水、水道が必要ないのだそうです。そこら中から大雪山系の恵みの湧き水がコンコンと湧きまくりです。ホテルの側でも美味しい水が飲み放題。温泉といい、水が良いところはいいですね、やっぱり。

もちろん飯も美味い。前回はまだ雪のあるときに行ったのですが、でてきた物がちがいました。季節の旬の物をいただけます。

リゾートホテルほど立派じゃないけど、建物はきれいで清潔。周りは静かだし、こじんまりしたロビーの雰囲気もいいし、いろいろ親切にしてくれるし、おすすめの温泉です。

……東川町に移住したいなぁ、マジで。

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2006.05.28

J2第18節 柏2-1札幌


コンサドーレ札幌 応援日記

2006年05月27日(土)
J2第18節 柏 2-1 札幌(日立)
ニュース等で結果を知る

勝てないねぇ。

くわしくは、こちら
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
http://homepage3.nifty.com/dole/

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2006.05.27

ソフトウェア技術者の免許制

なんと、アメリカのテキサス州には、ソフトウェア分野のエンジニアに与えられる免許(ライセンス)が存在するそうです。

マイクロソフトやシスコからもらう資格じゃないですよ。日本の情報処理技術者試験のような認定試験でもありません。

気になったので、関連する事項をちょっとだけ調べてみました。本当は、きちんと文献を調べたいのですが、まったく時間がないのでとりあえずWWWで得られる資料だけ参考に、自分用のメモ。
 
 
アメリカには、Professional Engineers と呼ばれる技術専門職がありまして、お上から正式な免許が与えられます。日本で言うところの「技術士」にあたるかもしれません。しかし、Professional Engineers(以下 PE と省略)は、歴史や社会的地位、国際的な知名度など、なにからなにまでお話にならないくらいレベルが高いものです。(技術士だって、実際に取得するのはかなり難しいんですけどね。)

What is a Professional Engineer?(NSPE National Society of Professional Engineers)
技術士とは(社団法人 日本技術士会)
  
 
このPEというのは、お医者さんや弁護士に免許が与えられるのと同様に、技術専門職に対して与えられる免許です。詳細は州によって異なりますが、このPEになると「エンジニア」という称号(タイトル)を使うことが出来ます。逆に言うと、PEの免許をもらわないと名刺、電話帳、論文の職業欄、履歴書などに「エンジニア」というタイトルを使う事は許されません。

さらに、これが最も重要な事ですが、アメリカ国内の公共性の高い仕事は、PEのタイトルを持っていないと行えない場合が多いそうです。「ライセンス」ですから当然ですな。また、国際的な仕事を行う場合は、PEのタイトルが重要な意味を持つ場合があります。一方で、エンジニアとしての仕事には法的な責任を負っているとみなされます。
 
 
ところで、話はかわって。

ソフトウェアの分野では、PEとは関係なく「エンジニア」という名称が気軽に使われてきた歴史があります。例えば、マイクロソフトの認定資格(Microsoft Certified Systems Engineer)などですな。

Microsoft Certified Systems Engineer(microsoft)
マイクロソフト認定システム エンジニア(マイクロソフト)
 
 
そんな風潮をうけて、ソフトウェアの「エンジニア」のあり方を他の分野と同様にきちんと考える必要がある、と考える人がでてきました。PE制度は州毎にかなり異なるのですが、全国的なPE制度の法律や試験のモデル案を作成している団体The National Council of Examiners for Engineering and Surveying (NCEES)と、テキサス州のPE制度の普及組織であるTexas Board of Professional Engineersです。1998年、これらが中心となり、テキサス州におけるソフトウェアのPEの認定が始められました。

なお、一般の PE 認定には実務経験や試験が必要なのですが、この段階ではソフトウェアのエンジニアを認定するための有効な試験が作成されておらず、試験免除制度が適用されているようです。
 
 
このようなテキサスの動きに対しては、アメリカ国内のIT業界から大きな反対が起きました。中心となったのは、Association for Computing Machinery(ACM)IEEEです。

ACMは「アメリカ計算機学会」と訳され、情報処理の分野に対して非常に大きな影響力を持っているアメリカの情報工学分野の学会です。ACMは、テキサス州のライセンス制度について、明確な反対の立場を表明しました。

こんなページまであります。

A Summary of the ACM Position on Software Engineering as a Licensed Engineering Profession(July 17, 2000 ACM)

反対の理由を超簡単にまとめると、こんな感じでしょうか。

ソフトウェア工学はいまだ未熟であり、ライセンスを保証することができない。
ソフトウェアの品質と信頼度を保証するためには、ライセンス制度は効果がない
もともとPEは土木技師のために作られたフレームワークであり、ソフトウェア工学に適用するには無理がある。ライセンスを与えるべきない者に与えられ、与えられるべき者に与えられない可能性がある。

……確かに一理あるかもしれません。ソフトウェア工学が未熟であるというのは、私も一応この分野で働く者として口に出してしまうと情けないですが、事実なんだから仕方がないでしょうね。他の工業分野のように、誰もが納得できるような知識体系も作られていないし。ひょっとすると、未熟と言うよりも、「ソフトウェア」で一括りにすることに無理があるのかも知れません。

一方、アメリカに本部を持つ電気・電子技術の学会であり、この分野では別格の影響力をもつIEEEは、ソフトウェア分野においてPEとは別の独自の認定制度(認定ソフトウェア開発プロフェッショナル資格 CSDP)を作成し運用を始めました。

Certified Software Development Professional(IEEE)

その他、州内の多くのIT関連企業やソフトウェア技術者達も、PE制度を支持しない態度を表明しているそうです。
 
 
そのような状況の中でも、テキサス州のソフトウェア分野のライセンス制はなんとか存続しており、1998年以来2002年まで44人に適用されています。(2002年以降については、ググッてもでてこなかった)。実際にPEとなった人たちが活躍しているのかどうかはわかりませんが、今のところ免許制度自体が積極的に活用されているとは言えない状況なのは確かなようです。また、同様の制度はカナダにも存在するそうですが、詳細はまだ調べていません。
 
 
てなわけで、尻切れトンボになりましたが。

要するに、ソフトウェアエンジニアの免許というものはまだ一般的だとはいえません。その必要性については議論が必要であり、さらに実際に実行する際には非常に大きなハードルがあることを覚悟しなければなりません。なんにしても、アメリカ状況には注目しておきましょう。
 
 
全体的に参考にしたのはこのあたり、。
Software engineering professionalism(wikipedia)
「米国のIT 人材市場について」(社団法人日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会(JPSA))
 
 
たぶんつづく (2~3日中に調べねば)

(2006年5月29日追記)
つづきの記事はこちら
ソフトウェア技術者が守るべき倫理規定(2006.05.29)
 

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2006.05.26

社内で戦うか、社会で戦うか


……という広告を地下鉄の中で見かけたのですが、うまい事を言うものです。
(商工会かどこかの、創業セミナーの募集ポスターだと思う)

で、私は会社員と大学生を同時にやってるわけですが、最近感じるのは「大学ってところは、いろんな人間がいるところだなぁ」ということです。

たとえば、会社から100人ランダムに選んでも、それはほとんど均質な人間です。つまらない集団ですな。しかし、大学院生以上と教官から無作為に100人選んだら、それはもう多種多様な人間の集団であり、まさに社会の縮図といえるかもしれません。こんな環境の中で、過酷な研究生活を送り、予算獲得のための政治活動もしなくちゃいけない人々ってのは、会社人間なんかよりもよっぽど社会性があると言えるかもしれません。

博士号をとった学生の就職先が無い、てなお話をよく聞きますが、会社からすれば年とった新入社員は使いこなすのが難しいのは理解できなくもないです。しかし、一般の企業も「社会で戦う」ためには、こーゆー研究生活の経験をつんだ院卒の学生も、もう少し採用した方がいいんじゃないかなぁ。

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2006.05.25

インターネットは誰が管理すべきなのかな?


インターネットの諸々を管理しているのは誰なのか? てなお話を、最近のニュースにからめながら素人さんにもわかるように解説口調で説明してみる。
 
 
以前より、商業用のドメイン「.COM」、学校用のドメイン「.EDU」などとならんで、ポルノサイトのための専用ドメイン「.XXX」を作ろうという提案がなされていたわけですが、これはドメインを管理している団体ICANNによって却下されてしまいました。

ICANN Board Votes Against .XXX Sponsored Top Level Domain Agreement(ICANN)

こんなドメインを作るとポルノサイトを公認することにつながると言うことで、主に保守的な人々が反対したようですが、特にアメリカ政府内部の保守派の主張が通ったということらしいです。

[WSJ] ICANN、アダルトドメイン「.xxx」を却下(IT Media)

個人的には、どうせ何やってもインターネットからポルノを撲滅する事なんてできるわけないんだから、だったら.XXXドメインに集まってもらったほうが管理しやすいような気がするのですが。 その方が、ポルノを子供に見せないのも楽そうだし。

そう感じる人は私だけじゃないようで、この決定はいろいろと問題になっているようです。最近は、ドメイン管理のあり方、ICANNのあり方、さらにはインターネットは誰のものか、てな議論にまで発展しているようですよ。

米国がICANNに不当介入――「.xxx」却下でドメイン申請業者が提訴(IT Media)
 
 
ICANNという組織は、インターネットにおけるIPアドレス、ドメイン名、プロトコル、ポート番号等を管理している民間の非営利法人です。元々インターネットを管理していたアメリカ政府から、1998年にこれらの仕事を移管されました。

(ちなみに、.JP は、ICANNから日本のJPRSに管理が委任されいるドメインになります)


ICANNとは(JPNIC)
インターネットとは(JPNIC)
ICANN(Wikipedia)
 
 
ICANNは、それなりに開かれた誰でも参加できる組織であり、その中立的な仕事ぶりは個人的には立派だと思います。でも、いまだに実質的に米商務省の傘下にあることを、問題にする人がいたりするわけです。

ICANNによる(アメリカによる)インターネット支配を問題にするのは、中国をはじめとするインターネット後進国です。テロ問題や貿易問題、人権問題など国家間の問題でアメリカと対立したとき、インターネットを自由に利用できなくなる可能性がある、と心配してるわけですな。だから、インターネットの管理は国連をはじめとする国際機関にまかせるべきだ、というのが彼らの一環した主張です。まぁ、かれらの心配もわからなくもないですが。

これは簡単に言うと、インターネットの支配者はアメリカでよいのか、それとも国連であるべきか、という究極の選択なわけですな。
 
 
確かに、上で述べた.XXXの問題のように、アメリカ政府の意向によって物事が決まってしまうこともたまにあり、これはICANNによる管理の弊害なのかもしれません。しかし、だからといって、国連や国際機関がそれよりもマシといえるのでしょうかね?
 
 
日本など先進国においてインターネットのインフラを管理しているのは、インターネット聡明期から基本的に民間企業や大学等の機関です。直接的な国の関与はありません。ICANNやその前身のIANAにしても、一応アメリカ政府の傘下とはいえ、それなりに民主的な手続きを重視してきました。そんな民間の力によって、今に至るまでのインターネットの商業ベースによる大発展が成し遂げられてきたのです。

ですから、先進国においてインターネットに関連している人々の本音は、「アメリカのICANNの方が遥かにマシだ。国際機関なんてクソ食らえ」というのが一般的だと思います。

もし国連がインターネットの管理なんて始めたら、なにかというとイデオロギーのつまらない問題がはじまり、いつまでたっても何も決まらない事になるに決まってますから。少なくとも、現在それなりにうまくいってるインターネットが、今よりもよくなるとは思えません。
 
 
国家とか国連とかから完全に自由とは言えないけれど、物理的にもシステム的にも国家の壁をある程度乗り越えて民間により運営され、しかも大成功を納めている希有な凡人類システムとしてのインターネット。国家の対立の渦中に巻き込まれ、活力を失ってしまうのは勘弁して欲しいものです。

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2006.05.24

魔術も論文もオープンソースに、その他

ここ数日で気になった記事いくつか。とりあえずリンクだけ。
 
 
その1 オープンソースで秘密結社

最近は、オープンソースの思想を基にした宗教があるんだよ、というお話。

新時代の宗教(japan.linux.com)

アメリカには「秘密結社『黄金の夜明け団』」という団体が実在するのね。

「彼らが扱っているのは宗教ではなく、宗教的な耐性を強化する魔術の体系であり、今や原典の大半が各地で公開されてしまっているとはいえ、その特殊な知識 ― 魔術の独占的な集大成 ― はそれまでずっと秘密にされてきた」
「黄金の夜明け団による魔術の「ソースコード」が誰でも入手できるようになっている」

ドラクエやハリーポッターのように魔法が普通に存在する社会において、呪文にGPLを適用されたらどうなるのだろう? ……てな感じのSFファンタジーが読みたい!
 
 
その2 学術論文を公開しよう

論文の無料公開は著者にとっても利益になる(5号館のつぶやき)

ちょっと古い記事だけど、これも

学術論文がgeneral publicにとってaccessibleでないのは問題だと思う(最上の日々)

その通りだと思う。

どうでもいいことだが、学術論文にGPLのようなライセンスが適用されることは可能だろうか? 引用されると、その論文も強制的にフリーになる? ついでに、その論文の成果を利用した製品もGPLを引きずったりして。 どんな世の中になるのだろう?
 
 
その3 赤十字で血液型占い

赤十字が血液型性格診断を(NATROMの日記)

遊びだと割り切っているのなら、別にかまわないと思う。

でも、医療機関が血液型占いにお墨付きを与えた、なんて誤解する人もいるんだろうなぁ、きっと。
 
 
その4 バックドア

アメリカ政府が、バックドアを心配して中国製PCの利用をやめたそうな。

米国務省が中国メーカーのPCの使用を制限(スラッシュドット)

賢明だと思う。 決して中国がどうではなくて。 おそらく米国NSAと米国メーカーも他国に対して似たような事をやっているからこそ、中国製PCを警戒するのだろうし。

アプリ、OS、BIOS、CPUのハード、ネットワークボード、等々。今のPCや通信機器なら、あらゆるレイヤーにバックドアやトロイが仕掛けられている可能性が否定できない。あらかじめ政府調達分だとわかっているのならなおさら。

防衛庁が情報漏洩防止策、「Winnyが動作しない」PCを56,000台支給(INTERNET Watch)

自衛隊は、アメリカメーカーが中国で生産したPCを信用してるようだが。
 
 
その5 本棚が欲しい

壁一面の本棚の作り方

こーゆー本棚って、あこがれるよなぁ。

部屋に収まりきらず居間に置いてある本の山をなんとかせねば。嫁さんがそろそろ切れそうだし。
 

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2006.05.23

日本の科学技術政策について文句を言ってみる

進化論的観点から、経済学やら日本の科学技術政策について文句を言ってみます。 ちょっとえらそうな事を書いてみたかっただけのですが、あくまで一夜漬けの知識しかないので確実にウソが含まれていますし、論理は一貫していません。そのつもりで。
 
 
自然科学でいう「進化論」は、その詳細の仕組みはともかくとして、少なくとも大枠においては揺るぎない事実として広く認められています。

しかし、ダーウィン以降の歴史を振り返ってみると、「生物は進化する」という説が発当時の社会に与えたインパクトは非常に大きなもので、進化論は自然科学の枠を越えて社会全体に大きな影響を与えたといえます。一方で、進化論的な思想が他分野に引用される際、そのインパクトの大きさゆえに、分野によってはその内容が大きく曲解される場合が多々ありました。

進化論を人間社会にあてはめる方法としてもっとも古典的なのは、「生物は変化する」という点に注目し、生物だけでなく社会や宗教も変化するのが当然だ、という主張でしょう。また、人間社会の変化に「自然淘汰」の概念を当てはめ、なんらかのイデオロギーと結びつける輩も歴史上に存在しました。例えば、進化論を利用して、帝国主義やら極端な貧富の差の正当化したり、優性論やら人種差別を積極的に押し進める根拠にしようとする論法は、ナチスを思い出すまでもなく、進化論の曲解といってもいいでしょう。

まぁ、何が言いたいかといいますと、人間社会の解釈や政策に進化論を適用すると、あまりいいことがないんじゃないかな、という事です。
 
 
前ふりはここまで、ここから本筋のお話にはいります。

世界中の科学技術政策の分野では、今「イノベーション」という言葉が大流行です。

イノベーションとは、シュンペーターという経済学者さんが20世紀初頭頃に言い出したことで、一言で言うと「経済活動において、新方式を導入すること」だそうです。技術革新とか、新市場の創造とか、新しいビジネスモデルとか、とにかく経済を飛躍させるための新しい革新、要するに経済に変化をもたらす「きっかけとなる変化」の事を指すらしいです。

このイノベーションの理論が「進化経済学」と呼ばれる理論と結びつき、90年くらいから世界の科学技術政策を席巻しています。

要するに、社会制度や科学技術は様々なイノベーションを遂げています。ここで「イノベーション」は、生物学でいうところの「突然変異」に例えられているわけです。それらのイノベーションは社会の中で競争し、淘汰されたものは自然に消えていきます。自然選択されたイノベーションだけが生き残るわけで、その過程を「進化」に例えるわけです。このへんは進化論の総合説ですな。また、この競争の中で、特定のイノベーションを支えた社会制度や組織については、相互に適応する形で進化する「共進化」をしていると解釈するわけです。このあたりは、ESSとかの考え方なのかな?(経済学については勉強したこと無いので、この解釈が正しいのか自信がありませんが)

 
 
戦後のアメリカの科学技術政策は、マンハッタン計画を大成功を導いたヴァネヴァー・ブッシュによる思想が基になりました。東西冷戦のあいだ延々と続いたブッシュの科学技術政策は、超簡単に訳すと「基礎研究に金をかけてれば、いつか戦争に勝てる」「政府は金だけ出して、あとはすべて研究者達にまかせておけばいい」というものです。これは、冷戦終結までは、実にうまくいきました。アメリカの科学技術は世界を圧倒し続けます。

しかし、冷戦が終結し、日米貿易摩擦で莫大な貿易赤字が発生する状況において、事情は変わってきます。繊維や家電だけではなく、自動車や半導体のような先端技術産業において敗北しつつあることを自覚したアメリカは、ついに自国の科学技術政策に疑問を抱き始めます。アメリカには(ヨーロッパにも)、科学政策はあっても産業政策はなかった。基礎科学にお金をだしても、それが儲けにつながらない。儲けるためには、日本の通産省がやっていたような産業政策が必要だ、てな感じです。
 
 
で、でてきたのが、イノベーション政策です。科学技術の発展のためには、社会全体のイノベーションが必要である。純粋な科学技術研究だけではなく教育や人材育成、さらにはそれを産業として育てるための社会制度やインフラ整備まで、社会全体を政府が積極的に変化させてやる必要がある。すなわち、社会全体を意図的に方向付けて「共進化」させてやる必要がある、てな政策です。アメリカでは、80年代くらいからこのイノベーション政策についての議論が大いに盛り上がり、90年代くらいから徐々に実行にうつされているそうです。

アメリカの政策については、このへんの文書がよく参照されるらしいです
UNLOCKING OUR FUTURE:TOWARD A NEW NATIONAL SCIENCE POLICY(SEPTEMBER 1998 米国下院科学技術委員会第105期報告)
 
 
それでは、日本の科学技術政策はどうなっているのでしょう?

日本政府も、無策というわけではありません。バブル崩壊を経て21世紀に突入しようというころ、さすがに「このままではいかん」というわけで、遅蒔きながら軌道修正を始めました。その頃、あわててアメリカやヨーロッパを見渡してみると、どの国も「これからはイノベーションだ!」とか言ってるわけです。こうなると、日本だけ別の方向にむかうわけにはいきません。

てなわけで、日本の科学技術政策も「イノベーション」が大流行です。

いちばん最近の国の政策はこのへん。
科学技術基本計画(文部科学省)

これは、平成18年から5年間の計画なんですが、ためしに「イノベーション」という単語を検索してみると、実に38件。ちなみに、この5年前の基本計画では「イノベーション」という単語はひとつも無かったりします。

……でも、本来は日本という国に合った独自の科学技術政策をきちんと考えなくてはいけないのです。欧米諸国が、冷戦終結後から苦労して考え出した政策をそのまま真似しても、うまくいくとは限りません。
 
 
で、この「科学技術基本計画」ですが、イノベーションによる先端科学の発展について非常に派手に扱っている一方で、地味な扱いしかしていない分野があります。それは、イノベーションが必要ない「基礎研究」の分野です。お金にならない基礎研究については、あたりさわり無い程度に触れられているだけで、見るからに順番は後の方です。
 
 
さて、ここで最初の進化論のお話にもどります。このようなイノベーション的な科学技術政策の目的は、上で述べたように「科学技術が金になるように、社会全体を進化させる」ということです。

しかし、あくまでも生物学的な「進化」とのアナロジーで考えるのなら、本来の進化には目的や方向性なんてものは存在しないはずです。進化というのは、盲目的であり、非常に短期的な利益を追求する傾向があります。すなわち、常にイノベーションを引き起こし、うまく社会を進化させることができれば、短期的な利益を引き出すことはできるでしょう。でも、国として長期的な利益になるかどうかは、かなり疑問です。

「進化」という観点で政策を作ると、短期的な利益を生まない分野は淘汰されてしまうわけで、基礎研究分野がおざなりになるのは、必然なのです。

アメリカなどでは、政府による政策の他に大学独自の財源があり、たとえ連邦政策がイノベーション政策一辺倒になったとしても、伝統的な基礎研究が行われる余地があるのでしょう(あまり詳しくないので想像です)。しかし、日本では、科学技術政策がお金を出さないと、大学による基礎研究そのものが不可能になりかねません。

そもそも、イノベーションをいいだすと、科学技術政策が科学技術をはなれて国の産業全体に関わる政策になってしまいます。もともと日本では欧米と異なり、そのへんの産業政策は経産省(通産省)や産業界がそれなりにしっかりやっていたわけで、科学技術政策がそこまで手を広げる必要はないんじゃないですかね? そーゆー派手なのは産業界にまかせて、古典的な「科学技術」の範囲の中で基礎研究にお金をかけていた方が、長い目で見ればいい結果をもたらしたりしないですかね? 今はバイオやナノが大流行ですが、このブームが何十年も続くとは限らないわけで、その時のために広い範囲で基礎研究をしておかないと後で痛い目にあいそうな気がします。
 
 
てなわけで、日本の科学技術政策について、生まれて初めて二日間勉強しただけの感想でした。

ちょっと調べただけですが、日本の産業に関するシンクタンクやコンサルテーションの人間が、進化論を引きあいに出してイノベーションを語るとき、進化論についての知識があまりにもいい加減でウソ八百なたとえ話ばかりする人が非常に多いと感じました。 というか、そーゆー社会学系の文化人(?)は自然科学の知識自体が皆無。なのに、たとえ話をしたがります。

なので、逆に私のように文系の知識が全くない人間が政策に関して文句をいうのも、許されるでしょう。……このままレポートにして出したら、単位くれるかな?

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2006.05.22

科学技術政策

せっかく天気のいい週末だというのに、わざわざ大学まで行って集中講義という形態の講義を取ってきましたよ。ほとんど数十年ぶりです。

講義のタイトルは「科学技術政策」

先生のお話は非常に興味深いもので、退屈は決してしなかったのですが、やはりあんなに長い間じっと座ってお話を聞くことは、この歳になるとちょっとつらい。とにかく尻がいたくなって。……あんなイスと机で毎日長時間の講義を聴いている本職の学生さん達はすごいなぁ。

講義の内容的にちょっと気になったのは、日本の科学技術政策のなかで、今後数年の間に「基礎研究」にはほとんど金がまわらなくなるだろう、という予想。科学技術基本計画などをよーく読んでみると、確かに「イノベーション」「イノベーション」だけばっかりで、基礎研究に言及している部分はほんのわずかしかありません。……日本の科学はそれでいいんですかね?
 
 
あと、名前だけ出てきたのですが、「進化的経済学」などという分野があるというのは、初めて知りました。経済に限らず社会学的問題に進化論の理論を結びつけると、歴史的に見てもあまりいいことが無いような気がするけどなぁ? どうやらメイナードスミスとかグールドとかの自然科学者も関係するようなので、どんな学問なのかちょっと調べてみよう。単にゲームの理論とかESSの概念を経済学に適用してみただけなのかな?

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2006.05.20

winnyワームはいつ出現するのか?

Winnyの例の脆弱性に関係したお話です。

「Winnyを使い続けることには相当のリスクがある」――米eEyeの鵜飼氏(It Media)

「ヒープオーバーフローの仕組みさえ理解できれば悪用は可能」
「もしワームのようなものが発生すれば、今までにない感染速度で広まる可能性がある」

……確かに、いまだにwinnyを使っている人は、非常に大きなリスクに晒されていることを自覚したほうがいいでしょう。

それにしても、この脆弱性が明らかになってから約1ヶ月が過ぎたわけです、いまだにこの脆弱性を利用したワームが出現したとの噂は聞きません。もともとwinnyユーザーはセキュリティ屋の警告なんて聞かないだろうから、ワーム出現の暁には全国的にどれだけ酷い事態になるかと心配していたのですが、正直ちょっと肩透かしを食らった感じです。
 
 
さて、いつまでたってもwinnyワームが出現しないのは、どのような理由からなんでしょう? ちょっと考えてみました。

(1)ワームをつくっても面白くないから

この可能性は低いと思います。「山田」とか「き○たま」つくった連中なら、同じ動機でやりそうですから。
 
 
(2)日本のクラッカーはレベルが低くてワームを作る技術が無い

これはあるかもしれません。でも、最近の日本のwinny騒ぎは国外まで知られてきたらしいので、今後はちょっとやばいかも。
 
 
(3)もともとそんなに危険な脆弱性ではなかった

私には判断しようがないのですが、実際にはたいした事の無いリスクが必要以上にセンセーショナルに騒がれることは、情報セキュリティ分野に限らず確かにあることかもしれません。特に、いまや国家的な話題となったwinnyです。どこかの誰かの思惑が働いても不思議はなかったりするのかもしれません。……まったく根拠のない単なる妄想ですが。
 
 
(4)ワームは出現しているのだが、いつのまにかwinnyの修正パッチが行き渡っていた

それはそれで素晴らしいことですな。感心します。
 
 
(5)実は既に大流行しているのだが、誰も気付いていないだけ

これは恐い。winnyユーザのPCには既にボットが仕込まれており、ある日突然どこかにDOS攻撃をはじめたりしたら、日本のインターネットは一時的に壊滅するかもしれません。
 
 
まぁ、仕事というよりも、単なる下世話な好奇心なんですけどね。なんにしろ、winnyのブームが廃れてしまうまでこのままワームが出現しないでくれるのが、一番平和なのはまちがいありません。

……とか言っていると、マーフィーの法則で、明日にでもワームが流行りだしたりするのでしょうか? (迷惑な話ですな)

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2006.05.18

J2第16節 札幌2-2鳥栖


コンサドーレ札幌 応援日記

2006年05月17日(水)
J2第16節 札幌 2-2 鳥栖(札幌ドーム)
札幌ドーム SS指定席で観戦

勝たなきゃいけない試合をきちんと勝てない! かなり良くはなってきたけどね。

詳しくはこちらを見てね。
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
http://homepage3.nifty.com/dole/

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医療関連いろいろ。PCとかカルネアデスとかインチキ科学とか


なぜか医療関連の話題が目に付いたので、いくつかリンク
 
 
その1 キーボードのばい菌

病院のPCのキーボードを調べてみたら、ばい菌がいっぱいいたよ、というお話。

病院のコンピューターキーボードには病原菌がいっぱい(Dr赤ひげ.com)

いろんな病院にあるPCのキーボートを検査してみると、

「いずれのキーボードも2種類以上の細菌に汚染されていることがわかった。入院患者の血流感染症の主な原因であるコアグラーゼ陰性ブドウ球菌(CoNS)については、すべてのキーボードから見つかり、このほか13種類の細菌が見つかったという。」

……だそうです。

よくわからんが、これは恐ろしい。最近の病院関係者は、院内感染の防止のため、消毒とか手洗いとかきちんとするらしいが、たしかにPCのキーボードまでは気が回らないかもね。

てことは、ひょっとして病院内の公衆電話の受話器とかもやばくないか?

上記の記事によると、殺菌用ティッシュでほとんど消毒できるそうなので、対応してほしいものです。
 
 
その2 ワクチンの優先順位

鳥インフルエンザ大流行、しかしワクチンが足りない。もしそんな状況になったら、誰から順にワクチン接種するべきか? というお話。

鳥インフルエンザ・ワクチン接種の優先順位は?[前編] (科学ニュースアラカルト)
鳥インフルエンザ・ワクチン接種の優先順位は?[後編] (科学ニュースアラカルト)

ワクチンに限らず、せっぱ詰まった事態の中で全員を助けることが不可能な場合、一般的に考えられる優先順位は3つあるそうな。

「Women and children first(まず、女性と子供)」
「first come, first served(早い者勝ち)」
「Save those most likely to recover(見込みの高い人を優先する)」

上から、船が難破した時、平常時の病院のベット、地震や戦争の時、などが例と考えられるそうです。なるほど。
 
 
そんで、もし鳥インフルエンザが大流行したらどうすべきか?

最初に、医療スタッフやワクチンを作っている人たち。次に軍。要するに、病気の蔓延で混乱した一般国民を助けてくれる仕事の人をまず守る必要があるわけですな。ここまでは誰でも納得するところ。

で、3番目に誰を助けるのか? それが問題。

未来のある若者? 弱者である年寄り? 未来はあるが手間のかかる赤ちゃん? この辺は、一概には決められないんだろうなぁ。社会システムや文化によってもあるべき姿は変わりそう。とにかく、平時からそのあたりをきちんと考えておかなきゃならんのは確かですな。
 
 
特に日本の場合、「医療関係者と自衛隊に優先的なワクチン接種」という部分にも、反射的に文句を言う人が絶対にでてきそう。少なくともこのあたりだけでも、平時から法律で決めておいた方がいいような気がする。
 
 
その3 インチキ健康情報の見分け方

どこで紹介されていたのかは忘れてしまったけれど、なかなか参考になりそうな記事をみつけたので。

健康に効く! と言われても、簡単に信じちゃだめだよ、というお話。

健康情報を評価するフローチャート(Tsubono Report)

まぁ、当たり前といえば、当たり前ですが。健康関連業界は詐欺まがいのインチキ商品がいっぱいあるから、用心深くならないと。
 
 
その4 健康雑誌とトンデモ科学

なぜ健康雑誌はトンデモインチキ科学が好きなのだろう? 

「壮快」と「ソトコト」 (kikulog)

この記事についている「コメント覧」がいろいろと参考になります。

健康を謳う雑誌がサブカル系に傾倒するのは別にかまわないけど(実害が無ければ)。でも、インチキ科学にだまされて、お金あつめのお先棒を担ぐのはやめてほしいものです。


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2006.05.17

人は年取ると哲学にはまる?

科学哲学とか科学技術倫理って、なかなかすごい学問なのね。

紹介してもらった本や論文をほんのちょっと読んでみただけだけど、こんな難しい問題をこんなに深くまでひたすら論理的に考えつづけている人々が世の中にいるんだ、ということがわかっただけで、頭の中のモヤモヤが消えて目の前がパッと開けた感じ。
(新興宗教や自己啓発セミナーにはまる人って、ひょっとするとこんな感じなのかも)
 
 
さて、コンピュータ関連のエンジニアの多くは、システム工学的な事は勉強していても、科学技術倫理学的な事はあまり考えていない場合が多いわけだ。普通は教育もされないし。

例えば情報セキュリティの問題を考えると、ユーザのリテラシー向上が最大の問題である。だが、そのためにユーザを交えて何をどうやってリスクコミュニケーションすればいいかと考え始めると、コミュニケーションのテクニックはいろいろあるだろうが、最終的にはなるべく多くの人が共有できる倫理観(そんなものが実在するのならばだが)を構築し、それに基づいて訴えるしかない、という結論になりそうな気がする。

てなわけで、科学技術倫理の文脈の中で情報セキュリティの問題について考えてみると、ちょっと面白いかもね。

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2006.05.15

J2第15節 札幌1-6神戸


コンサドーレ札幌 応援日記

2006年05月14日(日)
J2第15節 札幌 1-6 神戸(厚別)
厚別競技場 SS指定席で観戦

ツボにはまるとトコトン弱い。まさに異次元の弱さ。……つらい。悔しい。情けない。

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超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
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2006.05.14

会計士と郵政公社のビジネス


日本特有(?)のビジネスの問題について考えさせられた事件がふたつ。 どちらもちょっと古い事件ですが。
 
 
その1 業界内でのかばい合い?

いい加減な監査をしていた中央青山監査法人が、業務停止命令を受けた件。

中央青山顧客への売り込み自粛 日本公認会計士協会(asahi)

「中央青山監査法人に対し金融庁が2カ月間の業務停止命令を出したことを受け」
「日本公認会計士協会の藤沼亜起会長は」
「中央青山の契約企業への過剰な売り込み自粛などの対応策を発表」
……したそうです。うーーーん。

悪い事をして業務停止命令をうけたところが顧客を失うのは、当然の事だと思うのだが。それを、業界ぐるみで守ってやる必要がどこにある?

守るべきは顧客であって、悪事を働いた監査法人ではない。中央青山監査法人がつぶれたって、顧客を守れればいいはずだ。

確かに経済的に混乱がおこる可能性があるけれども、「こんな監査法人は使いたくない」という顧客が多いのならしかたがない。受け口がないというのなら、ここの会計士をバンバン引き抜いてでも、同業他社で引き受ければよい。このような状況は、他の監査法人からすれば、本来は喜ぶべき状況のはずだ。他業界では当たり前のこんな厳しさが、監査業界には存在しないのかな? そのあたりが、今回の不祥事の原因じゃないのか?


「仲間内の争奪戦が激化すると資本市場にそれなりの混乱が予想される」

そりゃ混乱するだろう。私は会計監査の実態なんてよく知らないのだが、それくらいは予想できる。

でもなぁ、これじゃあ一般人からみれば、ただのかばい合いだ。やってることはライブドアと同じだし。所詮はどこの監査法人も同じ穴のムジナだってか? 

一国の経済にも絡む問題だから、原則論だけでは通用しないのはよくわかる。でも、業界として社会に対する大きな責任を自認しているのならなおのこと、一般市民に対して、もう少しましな説明をする努力をしてくれてもいいだろうに。
 
 
その2 民営化後の営業活動

郵便料金を不当に安くしていた長岡郵便局の件

「違反やむなし」支社了承…長岡郵便局「別納」値引き(yomiuri)

「同郵便局と東京・渋谷区のダイレクトメール発送代行会社は料金別納制度を使った取引を99年5月に始めた当時、〈1〉料金は即日納付しなくてもいい〈2〉搬入時に局員が郵便物の数を確認しない――の2点を取り決めた」

「2点とも、郵便法に基づく「郵便取扱マニュアル」に違反する手続きだったが、当時の営業担当課長は「営業目標を確保するため」として、上司の同郵便局長に了承を取り付けた」

確かに不当な値引きはよろしくない。法律違反ならなおさら、絶対に許されることではない。

しかし、もし値引きしないでバカ正直に商売していたら、もしかしたら他の宅急便とかに数億円の取引を取られてしまった可能性もある……かもしれない。

「大口顧客のためには規則違反もやむを得ない」

……というのが、本当に正しい判断だったとしたら(単なる癒着だったような気がするけど)、これは一概に悪であると判断してよい問題なのでしょうか?

厳しい競争にさらされている業界で、お得意さまに対する多少の値引きってのはあってもいいような気がしないでもなかったりするのは、私だけ?

もちろん、郵政事業はかなり特殊であり、他業界と同様に語るわけにはいかないというのは承知の上だ。この事件がそのあたりを考えるきっかけになればいいな、という程度の感想でした。

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2006.05.13

サイエンスカフェ札幌


やはりロケットは男のロマンです。実際にロケットをつくり飛ばしている人のお話は、聞くだけでもわくわくします。ロケット工学の魅力にとりつかれた「宇宙人」達の生態は、バカバカしいまでに感動的です

また、ロケットエンジンの燃焼実験の映像は、見るだけで燃えまくりです。大学生と町工場が作り上げたエンジンが、数千馬力の推力を一瞬で叩き出すその瞬間、その神々しいまでの炎と煙の映像に萌えないようでは、男ではありません。
 
 
てなわけで、本日行われたサイエンスカフェ「北海道のCAMUIロケット」に行って来ました。

ロケット技術の基礎から始まり、地域の資産としてのロケット技術のありかた、そして地元民と大学との美しい協力体制のお話、最終的には地方産業の基盤の底上げの方法について熱く語られた2時間は、なかなか感動的でした。「北大のロケット」ではなく「北海道のCAMUIロケット」でありたい……いいですね。私も北海道民のひとりとして、是非協力させていただきましょう。おそらく参加者のほとんどは、このような感動を共有できたんじゃないかな? あれは、限られた時間の中でのサイエンスコミュニケーションとしては、ひとつの完璧な形といえるのかもしれません。
 
 
などといいつつも、この感動は感動としてちょっと脇に置いておいて、今回のお話が大成功だったからこそ思いついてしまった、ひねくれ者の私の意見をひとつ。上手くいえる自信がないので、得意分野のたとえ話で。
 
 
僕はサッカーが好きだ。特にコンサドーレ札幌という弱小チームが大好きだ。コンサドーレについてなら、いくらでも語っていられる。

僕はイギリスやドイツなんかにあるという「サッカーパブ」にあこがれている。見ず知らずの人々と、コンサドーレについて熱く語り合う場が欲しいんだ。

そんな場でプロのサッカー関係者と語り合えたりしたら、楽しさは倍増すると思う。

たとえば、コンサドーレのフロントの人がきて、多くの人に向けて演説してくることを想像してみよう。「サッカーがいかにすばらしいスポーツなの」とか、「コンサドーレがいかに地域経済に貢献できるのか」とか熱く語ってくれれば、それはそれでとても楽しいと思う。それがきっかけで、サッカーに興味ない人がコンサドーレサポータになってくれたりしたら、そんなに嬉しいことはない。

でも、既にサポータである僕たちが「サッカーパブ」に望んでいるのは、ちょっと違うものだと思うんだ。

僕は、愛するコンサドーレについて、もっとバカな話をしたい。「バルデスとエメルソンとウイル様では、誰が一番ケンカが強いか?」とか「曽田のヘッドを枠に飛ばすためには、どんな姿勢でヘディングすればいいのか?」とか「ヤンツー監督は絶対にジミーちゃんに似ている」とか。

そんな馬鹿話の場に現役のプロ選手なんかが来てくれて、試合でのプレーの解説や監督采配の裏話、普段からのプロとしての苦労話とかしてくれると、最高に盛り上がると思うんだ。僕らのコンサドーレに対する愛情が倍増するのは間違いない。

チームとして、サッカー界全体として、どちらの形態の「場」が本来あるべきコミュニケーションなのか僕にはわからない。おそらくどちらも大事な事なのだろう。

でも、サッカーの事はそれなりに知ってるからこそ、「オフサイドってなに?」「サッカーが札幌になんの役に立つの?」なんてレベルの人がいない場で、同好の士やプロも交えてそれなりの内容の会話を楽しむ場が欲しい……てな人は、結構いるんじゃないかな? 「カフェ」とか「パブ」って、本来そーゆーものだったりしないのかな? 


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2006.05.11

名水百選、IT百選、百選百選

日本には「○○百選」てのが沢山あります。

有名なのは、名水百選とか、日本百名山とかあたりでしょうか。

「○○百選」の一覧はこのあたり。
百選(wikipedia)

たくさんあるもんだ。日本人は百選が好きなんですねぇ。

これだけたくさん百選があると今ひとつ権威が感じられません。あきらかに全く役に立たないどーでもいい百選もありますし。「百選の百選」も選んでほしいものです。
 
 
ところで、「日本の寺社仏閣百選」とかないのが意外ですね。 文化庁あたりで選んでみたらいいのに。ひょっとして、宗教がからむものに順番つけるといろいろあるのかな?

あと、ブームにのって「日本ケーキ屋百選」「日本百名ラーメン」なんてもあってもいいと思う。JTBやリクルートが毎年大々的にやれば、それなりに流行るかも。
 
 
で、話は変わって。

○○百選は、自然とか名物だけではありません。なんと、IT分野にも百選があります。

その名も「IT経営百選」

「経済産業省は、中小企業の戦略的情報化を促進する目的で2004年6月から「IT経営応援隊(中小企業の経営改革をITの活用で応援する委員会)」を立上げました」
「IT経営百選は、経営戦略やITの活用実態が優れ、中小企業経営者の目標となるような企業を選出し、事例として提供しています」 ……というわけで、経済産業省のお墨付きの百選です。

ちょうど平成18年度の百選を自薦で募集中なので、我こそはと思う中小企業は応募してみてはいがかでしょう。3年間限定プロジェクトだそうなので、今年が「百選」に選ばれる最後のチャンスです。選ばれて何の役に立つのかいまいちわかりませんが、おそらく大変に名誉なことなんでしょう、たぶん。前回の百選に選ばれた企業は、全国の中小企業のIT経営のお手本としてEジャパン実現のため貢献しまくっているのでしょう、たぶん。
 
 
……こーゆーのがありなら、「セキュリティが堅牢システム百選」とか欲しいな。JIPDECあたりが選ぶの。で、百名山制覇を目指す素人登山家のように、世界のハッカーさん達が全サイト攻略制覇とか目指したりして。


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SGI破産?

グラフィックワークステーションで一時代を築いたシリコングラフィックス社が、やばいことになっているそうです。

米シリコングラフィックスが連邦破産法11条適用を申請(スラッシュドット)

シリコングラフィックスといえば、あこがれの青い奴「INDY」。

グラフィック能力なんて全く必要ない業務なのに、無理矢理理由をでっち上げて会社に買ってもらったのが10年くらい前だったかな?

筐体の美しさと、IRIXの微妙さ(?)、そして見学させてもらった恵比寿のオフィスのいかにも外資系という格好良さ(日本法人のオフィスですが)が印象に残っています。 なぜかマイクロソフトと手を組んで、独自OSのIRIXを捨ててWindowsNTに肩入れし始めた頃から、いまいち興味なくなっちゃけど、その頃からおかしくなったのかなぁ?

やっぱりちょっと寂しいですな。栄枯盛衰とはこの事。大変な業界だねぇ。
 


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2006.05.10

月刊マイクロソフト5月号


今月は3つ。

その1 MSDTC

Microsoft Distributed Transaction Coordinator (MSDTC) の脆弱性によりサービス拒否が起こる (913580) (MS06-018)(Microsoft)

脆弱性の影響 : サービス拒否
最大深刻度 : 警告
 
 
その2 Exchangeサーバ

Microsoft Exchange の脆弱性により、リモートでコードが実行される (916803) (MS06-019)(Microsoft)

脆弱性の影響 : リモートでコードが実行される
最大深刻度 : 緊急

深刻だけど、一般ユーザにはあまり関係なさそう。
 
 
その3 フラッシュ

Adobe の Macromedia Flash Player の脆弱性により、リモートでコードが実行される (913433) (MS06-020)(Microsoft)
Adobe の Macromedia Flash Player の脆弱性により、リモートでコードが実行される (913433)(Microsoft 絵でみるセキュリティ情報)

脆弱性の影響 : リモートでコードが実行される
最大深刻度 : 緊急

これは一般ユーザにとってもちょっとヤバイ。しかも、マイクロソフトの製品ではなく Adobeのフラッシュ関連なので、場合によってはアップデートの方法がちょっと複雑になるそうです。

くわしい説明はここ。
セキュリティホール memo(20060510)

APSB06-03 Flash Player 脆弱性を解決するアップデート(Adobe)

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ジンパ

最初なんのことかさっぱりわからなかったのですが、どうやら「ジンパ」というのは「ジンギスカンパーティ」の事を指すらしいです。野外でジンギスカンを焼いて食いまくるイベントですな。

ジンパ(Yahoo辞書 新語探検)

北大生はこの「ジンパ」が大好きらしく、なにかというと「ジンパ」「ジンパ」です。新入生が入ってきたらジンパ、連休でジンパ、サクラがさいたらジンパ、とにかくジンパ。天気のいい日には、キャンパスのあちらこちらで羊を焼いたいい匂いが煙とともに立ち昇り、あたりに充満していたりします。

たしかに、ほとんどの北海道民は野外でのジンギスカンが大好きです。でも、私も長いこと札幌市民をやってますが、北大にくるまで「ジンパ」なんて単語は聞いたこと無かったので、おそらく北大キャンパス内でだけ通用するスラングなんでしょう。

全国から学生が集まるキャンパスの中で、「ジンパ」という単語がいかに生成され拡散し伝承されているのか、ちょっと興味があるところですな。
 
 
……そういえば、東北大は河原に出かけて「芋煮会」でした(ジンパほど年中行事ではなかったような気がしますが)。 大学ごとの伝統的な宴会事情ってのも、調べてみるとおもしろいかもしれません。

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2006.05.09

宗教とかUFOとか脳とか特許とか


気になった記事をいくつか、メモだけ。
 
 
その1 宗教とハイテク

次のキラーアプリは宗教か?--盛り上がりを見せる「教会関連技術」市場(CNET JApan)
注目される宗教関連技術(スラッシュドット)

宗教とハイテクが結びつくのは当たり前なんでしょう。でも、科学史的に宇宙技術とかインターネット関連と宗教の関わりを考えるのは、研究テーマとしては楽しそう。バイオ関連になると、一気にきな臭くなりますが。

以下はおまけのメモリンク

フリーソフトウェアとカトリック教義の驚くべき共通点(japan.linux.com)
キリスト教徒によるフリーソフトウェア普及の是認(japan.linux.com)
イスラム教徒の宇宙飛行士、メッカへのお祈りで苦悩(スラッシュドット)
 
 
その2 UFO

UFOはエイリアンクラフトではないそうです。

UFO study finds no sign of aliens(BBC)

まぁ、UFOは未確認だからロマンがあるのであって、「宇宙人の乗り物に違いない」などと決めつける頭の固い人々は、本当のロマンってもんがわかってないわけです。

「UFOは存在しない」英国防省が結論(スラッシュドット)
UFOは異星人の乗り物に非ず 英国防省が公式見解を発表(X51.ORG)

ちょっとまてよ。なんたってSHADOの本場イギリス国防省がいうのだから、これは偽装工作にちがいない。UFO もしくは SHADO を知ってしまった人は、記憶喪失注射をうたれるわけだな。

……アニメでいいから「謎の円盤UFO」の新作を作ってくれないかな? 版権は世界のジブリの力でなんとか。監督はもちろん押井で、SHADOのメンバーが苦悩しまくる暗いお話。メカだけは格好良く。
 
 
その3 脳のチューリング完全性とブートプロセス

意識とは何なのかについての私見(最上の日々)

(脳内の)「レジスタの内容が命令テーブルをトリガーしレジスタの内容を書き換え、それがまた命令をトリガーしてと長大な連鎖として続くことが起こりうる。このループをなす連鎖がチューリング完全性をもつ。このチューリング完全性のループからみて観測することが可能でありかつ、このループから支配することができる脳の作用を総称して「意識」と呼ぶ」……だそうです。
 
 
その4 学術論文と特許の決定的な違い

「学術論文」と「特許」の間に流れる深くて暗い河(「hirax.net」の科学と技術と男と女)

「こうした膨大な特許申請が「きちんと検証された後に書かれたものだ」と信じている人はおそらくいないと思います。少なくとも、「特許に多少なりとも関わったことがある人たち」であれば「そんなことを信じている人はほとんどいない」と言って良いと思います。「学術論文」と「特許」は少なくとも現状は全く違う、のです。」……だそうです。

普通の学者さんは、こんなこと知らないよなぁ。新聞記者が知らないのは困ったもんだが。

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2006.05.08

なぜ既存のジャーナリズムは漏洩した情報の裏を取らないのだろう?

今さら改めて言うまでもありませんが、winnyやshareを介した情報漏洩事件は、とどまるところを知りません。

漏洩させられた情報は、個人情報だけではありません。原発関連の情報から、自衛隊の機密情報、総務庁が絶対安全と言い張っていた住基ネット関連の情報、警察による違法捜査の情報等々まで、普通に考えればかなりヤバイ情報がてんこ盛りです。また、情報そのものだけではなく、本来は極めて厳重に扱われてしかるべき重要情報が、実は極めていい加減に扱われている事実が明らかになってしまったことも、見逃すことはできません。日本は情報漏洩大国と言ってもいいでしょう。

しかし、ちょっと妙な感じがするんですよね。

例えば、愛媛県警の違法捜査関連の資料が漏洩してしまった事件。確かに情報漏洩事件としては「またか」という程度のありきたりの事件で、それなりの報道しかされませんでした。でも、漏洩した情報の中身について考えると、普通なら一大警察スキャンダルになってもおかしくないはずです。なのに、なぜか警察の内部監査の仕組みが働いたという話は聞きませんし、マスメディアも取り上げることはありません。

他の重大な(と思われる)情報漏洩事件についても同様で、漏洩事件そのものについては報道されたとしても、漏洩した情報の中身に基づいた追跡取材がなされることはありません。

これはおかしい、と思うのは私だけなんですかね?

なぜ、既存のマスコミは、漏洩した情報を元に愛媛県警の違法捜査の追跡取材をしないのでしょう? 軍事ジャーナリストは、自衛隊の艦隊編成についてなんらかのコメントしないのでしょうか? ITやセキュリティ関連のライターは、自治体による住基ネットのセキュリティ体制について、総務省に突撃取材に行かないのでしょうか? なぜ、既存のマスコミは、漏洩した情報の中身を元に、裏をとりにいかないのでしょう? こんな美味しいネタ、そうそうないと思うけどなぁ。

所詮漏洩した情報は、確度が低いというのかな?

確度が低く信用できない情報しか漏洩していないというのなら、漏洩事件自体をあんなに派手に報道する必要性自体がないと思うのですがね。 さんざん情報漏洩事件について派手に報道し、興味本位のPC初心者にwinnyを利用するよう仕向け、技術を持たないユーザからの新たな情報漏洩を引き起こしているのは、他ならぬ既存のマスコミだろうに。

匿名で、しかも事故で漏洩した情報だから?

マスコミに対して匿名でたれこまれる情報なんていくらでもあるだろうし、ジャーナリストにとって最初の情報ソースなんてそれほど重要じゃないと思うけどなぁ。別に漏洩した情報をそのまま垂れ流すべきといってるわけじゃない。最初の情報を吟味して、報道するに値すると判断したものについて裏を取ることが、ジャーナリズムってものじゃないのかな? そもそも、情報暴露ウイルスのおかげで漏洩する情報って、普通のたれ込み情報なんかより確度が低いということはないと思うぞ。
 
 
さらに、ちょっと別のお話になりますが、マスコミの情報漏洩事件に対するこのような態度は、情報漏洩事件そのものの原因にもつながっていると思います。漏洩してしまった情報の中身についてきちんと検証や議論がなされないから、漏洩した側の責任がきちんと問われることがなく、そのせいでいつまでたっても漏洩事件がなくならないわけですな。
 
 
ひょっとして、既存のジャーナリストやマスコミの中の人々は、真実を世の中に公表するという役割において自分たちよりもよっぽど有能(?)な働きをしている情報暴露ウイルスに対して、嫉妬しているのかな?
 
 

漏洩した個人情報や私企業の情報をマスコミが再掲する必要はありません。しかし、公共の福祉に関連するような情報が漏洩してきたら、それがたとえウイルスによる事故だったとしても、再掲し検証し議論するのがマスコミとかジャーナリストの仕事だと思います。愛媛県警のアレとか、自衛隊のアレとかは、まさにそれ。

それを、漏洩した情報については頬被りしているお上といっしょになって「winnyが悪い!」と騒ぐだけなら、ジャーナリストなんて必要有りません。
 
 
(注。 勢いで書いてしまったので、「マスコミ」とか「ジャーナリズム」とかの用語に関してはあまり正確な意味を考えて使ってはおりません。なんとなく意味を汲んでいただけると助かります。ついでに、私はここで話題にした情報漏洩については、漏洩事件についての報道しか知りません。漏洩した情報自体は見たことがないので、ひょっとするとまったく見当違いなことを言っている可能性もあります。)

たぶんつづく。

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2006.05.07

J2第14節 水戸3-1札幌


コンサドーレ札幌 応援日記

2006年05月06日(土)
J2第14節 水戸 3-1 札幌(笠松)
スカパー中継をみる

弱い。普通に弱い。困ったもんだ。

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2006.05.06

ケーキバイキングに敗北

先日の連休中日のお話ですが、突然無性に甘い物が食いたくなり、ケーキをしこたま食ってやろうということで、いい年した夫婦そろってケーキバイキングに行って来ました。

場所はもちろんコンサドーレサポータの聖地、石屋製菓のチョコレートファクトリーです。

ここ。
チュダーハウス(石屋製菓)
 
 
隣の練習場で次戦に向け調整中のコンサドーレイレブンに檄を飛ばしたのち、私たち夫婦はケーキバイキングという名の戦場に自らの身を踊らせたのです。

砂糖に群がるアリのようにケーキの群がる女子供をかきわけ、皿を持ってケーキの山に突入した瞬間は、思わず我を忘れました。「うわー、美味そうなケーキばかりだよ。オレ、何から食えばいいんだ?」てな感じで。

でも、幸せは長くは続きません。美味しそうな順番にケーキを選び、それぞれ嫁さんと半分づつ、合わせて5種類くらい食ったところで、ふたりそろってあえなくギブアップ。それ以上は何も食えなくなりました。

年は取りたくないもんです。

いや、ケーキはどれも美味いんです。派手な見た目とはうらはらに、甘さ控えめの大人の味。でも、胃が受け付けないんです。甘い物を見ただけで、体の奥から苦いものがこみ上げてくる始末。

もう少し食えるかと思ったけどなぁ。

たかが1500円の元すら取れないとは。 いや、金のことは言うまい。ただ、全ての種類を食えなかった事だけが、未練がましく夢にまで思い出されます。もったいないのは承知の上で、一口づつでも無理矢理食うべきだったか? せめて、名物の焼きたてバームクーヘンだけでも食いたかった。悔しいぞ。(とことん大人げないのは承知の上だ)
 
 
甘い物は食いたい、しかしもうケーキバイキングは無理だ……という大人向けに、どこかで「和菓子バイキング」とかやってませんかね?

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不正コピーは、なぜ「海賊版」なのか?


著作権を無視してコピーされた本や音楽CD、ソフトウェア等を「海賊版」というわけですが、なぜ「海賊」なんでしょう? 「山賊」や「盗賊」じゃダメなんですかね?

てなわけで、ググってみました。

ブートレグ(海賊版)(wikipedia))
海賊版・海賊盤(語源由来辞典)

「海賊版は、英語「pirated edition」の訳である。「pirate」は、海賊や略奪者という意味から派生し、著作権侵害者や特許権侵害者という意味を持つようになり、著作権侵害の複製版で「pirated edition」となった。」……だそうです。
 
 
著作権と、それによる利益をまるごと略奪するということで、「海賊」なんですな。

でも、略奪なら「山賊版」でもいいような気がするなぁ。やっぱりヨーロッパあたりの文化を反映しているのかなぁ。「馬賊版」とか、ハリマオみたいでかっこいいと思うけどなぁ。
 
 
さて、現代の不正コピーの問題について語るとき、warezやwinnyなどネットの文化を無視するわけにはいきません。

ただ、winnyにしろ他の方法にしろ、ネット上で不正コピーが配布される場合、著作権は全く無視しているものの、それによる利益を特定の誰かが懐に入れているわけではありません。この点は、CDを複製して勝手に売りさばく、俗にいう「海賊版」とは異なります。

獲物を襲い略奪するが、そこから直接金銭的な利益を得ることはない「海賊」というと……ハーロックやエメラルダスのような「宇宙海賊」がまさにそれです。
 
 
winny等で共有される不正コピーについては、「海賊版」ではなく「宇宙海賊版」("spacepirated edition")と呼ぶことが適当なのかもしれません。 ……実にどうでもいいお話ですな、我ながら。
 

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2006.05.05

J2第13節 札幌1-1仙台


コンサドーレ札幌 応援日記

2006年05月03日(水)
J2第13節 札幌 1-1 仙台(厚別)
札幌厚別競技場 SS指定席で観戦

ロスタイム、起死回生の同点弾!

くわしくは、こちらを見てね。
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2006.05.03

エイリあん


これはなんでしょう?

0605031

エイリアンのアップではありません。先日、函館に行ったときに買ってきたお土産、その名も「いかようかん」です。

「1998年第23回全国菓子大博覧会 厚生大臣賞 受賞」だそうで、それなりに有名なお菓子らしいですよ。

「けっして刺身にしないように」のあおり文句にびびりながら、おそるおそるパッケージを開けてみると、いましたよエイリアンが。

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未知との遭遇

すげぇなこれ。見た目はお菓子とはとても思えません。

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解剖のため、皿に移し替えて全身像を観察。

目玉と吸盤のディテールが凄い。でも、有る意味オカルチックなその外観とは裏腹に、味は普通のようかんでした。ゴロ(内臓)の部分がアンコになっていて、実に甘い。超スイート。お茶なしではとても食べられません(羊羹は普通そうですね)。

いいね。気に入りました。函館のお土産に絶対おすすめです。
 
売ってるのはここ。

函館の和菓子屋「柳屋」さん

一日50パイ限定だそうなので、事前に予約しておきましょう。
 

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画期的な圧縮アルゴリズムを考えた その2

画期的な圧縮アルゴリズムを考えた」の続編(?)です。

この地球上に存在する全てのファイルを、わずか8バイトに圧縮する方法を思いつきました。
 
 
この世の中に、電子ファイルはいくつあるでしょう?

実際に私のPCの中にあるファイルの数を数えようと思いましたが、時間がかかりそうなのでやめました。とても数え切れません。直感ですが、おそらく万単位の数のファイルがありそうです。(問題にしているのは、ファイルの数だけです。個々のファイルの中身の大きさは考慮していません)
 
 
それでは地球上にPCが何台あるのかというと、たぶん億のオーダーでしょうから、全てのPCに保存されているファイルの数を合計すると、おそらく兆の単位はあるんじゃないかな? その他、テープとかDVDとかデジカメに保存されているものも全て足しても、せいぜい京(10の16乗)の単位でしょうか。

つまり、世の中に存在する全てのファイルに1から順番に番号をふっていっても、1000京個番目くらいで終わってしまうわけです。

この数を2進数で表現すると、かなり余裕を持たせて64ビットもあれば十分そうです。8バイトですな。

(かなりいい加減な計算ですが、桁が一つ二つ、いや10桁くらい間違っていたとしても、お話の本質には関係ありません)
 
 
実際に、番号をふってみましょう。

私のPCのCドライブの中身にあるautoexec.batを1番、boot.iniを2番、config.sysを3番……。私のPCのファイル全ての番号をつけ終わったら、次はあなたのPCのファイルの全てのファイル、……最後に、アフリカあたりの若者がもっているiPodの中のmp3ファイルに36,893,488,147,419,103,231番を割り当てます。
 
 
はい完了。これからは、全てのファイルをこの番号で指定してやります。これで地球上の全てのファイルが8バイトのデータに圧縮できました。簡単簡単。

あとは、ファイルを復元するときのために、番号と元データの対応を誰かがきちんと覚えておけばいいだけですな。
 
 
 
参考文献(?)
一部で有名(?)な究極の圧縮ソフトのお話

究極の圧縮プログラムTHcomp(Pen for your thoughts.)
究極の圧縮ソフトTHcompの紹介(中島かつをの『子供、いらない』)

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2006.05.02

甘口の麺料理を食ってみたい!

嫁さんとパスタ食っていておもいついたのですが。

パスタには、魚も野菜もタラコやカレーに至るまで、洋の東西を問わずありとあらゆる食材や料理が一緒くたにされ、盛りつけられてしまいます。

主食である炭水化物ですから、いろんな副食と一緒に食べられるのは当然ですな。
 
 
しかしふと気づきました。甘いパスタ料理って見たこと無いぞ。「ハニーパスタ」とか「メイプルスパゲッティ」あるいは「あんこパスタ」「ずんだスパゲッティ」。

同じ主食でも、お米が炊かれてご飯の形態になった場合、「おはぎ」という甘い料理が有りえます。おもち形態なら、甘い料理は数多く有ります。また、小麦がパンやスポンジケーキの形態をとった場合も、甘い味付けは普通です。

なのに、パスタでもラーメンでもそばでも、麺類で甘い味付けの料理は見たこと有りません。

たとえば、「カスタードクリームパスタ」とか、「あんこうどん」とか、「あんみつそうめん」とか、けっこういけると思うんだけどな。
 
 
で、ググッてみたところ。

"あんこパスタ" の検索結果 約 218 件中 1 - 10 件目 (0.16 秒)
"あんこうどん" の検索結果 約 57 件中 1 - 10 件目 (0.29 秒)
"あんみつそうめん" の検索結果 約 24 件中 1 - 8 件目 (0.30 秒)
"カスタードクリームパスタ" の検索結果 4 件中 1 - 4 件目 (0.28 秒)
 
 
……実際に存在するらしいぞ! 「あんこパスタ」に至っては、名古屋方面でメジャーなのか? さすが名古屋だ。

「あんみつそうめん」だけはちょっと食ってみたいな。マジで。

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2006.05.01

J2第12節 東京V2-0札幌


コンサドーレ札幌応援日記

2006年04月29日(土)
J2第12節 東京V 2-0 札幌(西が丘)
スカパーの中継をみる

決定的な決定力の差。一応サッカーにはなっているんだけどねぇ。

くわしくは、こちらを見てね
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
http://homepage3.nifty.com/dole/

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