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2006.04.30

「水からの伝言」VS「犬からの伝言」

「水からの伝言」って知ってます?

水に「ありがとう」と書いたラベルを貼ると綺麗な結晶になり、逆に水に「ばかやろう」というラベルを貼ると汚い結晶しかできない……という驚くべきお話です。

水からの伝言(amazon)

もちろんこのお話は一般には受け入れられていません。しかし、一部の人々にはうけているようで、道徳の教育に利用しようという話も有るとか無いとか。

……「言葉の善悪を自分では判断できず、水に聞いた結果を根拠にしないと他人に説けない人々。要するに人間の道徳心をはなから信用していない人々」が道徳を説く世の中というのも、なんというか世も末ですな。
 
 
さて、この説の提唱者は科学的にまともな実験もしていないようですが、連休で暇だしコンサドーレは勝てないしというわけで、ちょいと私も暇つぶしに実験してみました。

実験にあたっては、同じ材料じゃつまらないので、おそらく水よりは賢いと思われるうちのバカ犬「さくら」(ミニチュアシュナウザー生後8ヶ月メス)を使ってみました。犬の体の90%は水ですから、水が言葉を理解できるのなら犬の体にもなんらかの影響が有ると思われます。また、水からの伝言を道徳と結びつけるためには、最終的には人間の体に対する影響に言及しないわけにはいかないはずで、その予備実験として動物実験は欠かすことはできません。

(写真が下手くそで、いまいちわかりずらくて申し訳ないです。)
 
 
実験その1 ばかやろう!
 
0604291

心底イヤそうな顔したさくら。意味がわかっているのかも。
 
 
実験その2 ありがとう
 
0604292

思わず噛みついたさくら。「美しい言葉」は美味いのかもしれません。
 
 
実験その3 さかりのついた雌ブタめ!

0604293

おもわずアラレもないポーズをとるさくら。うーん。
 
 
結論

うちの犬は、やっぱりバカみたいです。
 
 
おまけ

水商売関連のおもしろい記事。
「水からの伝言 官能版」登場!
お水の科学研究会シンポジウム 2006年4月1日
 

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2006.04.28

雑誌に掲載されました


大学でお世話になっている先生からのお話がきっかけで、私の駄文がローカル雑誌に載りました。昨今の情報漏洩事件についての、素人さん向け解説です。非常に短い文ですが、一応写真も付いていたりします。

北海道ローカルのあまりメジャーではない雑誌とはいえ、自分の書いた記事が活字で載っているというのは、なかなか気分がいいものですな、お金の事はともかくとして。

もちろん、いつも会社で書いているビジネス上の文書やプレゼンも、他人に読んでもらうためのものなんですが。 でも、本屋さんで売っている雑誌に掲載されるというのは、なぜか気分がちがいます。誰かが私の書いた文を読んでいる、と思っただけで痺れますね。気持ちがいい。まさに「読まれる快感」というやつです。
 
 
そういえば、学生時代の私の夢は官能小説の作家になることでした。今からでも目指してみようかな。セキュリティ風味のSF官能ライト小説とか、ニーズがあるかもしれないぞ。

……ところで、官能小説家っていったいどうすればなれるのだろう? 

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2006.04.27

ブラックホールとグリーンランド

「ブラックホール」は、実は「グリーンホール」だったそうです

ブラックホールのエネルギー効率は非常に高い (科学ニュースあらかると)

「ブラックホールは「Green」だ」

ブラックホールが物質をエネルギーに変換する際の効率は非常に高く、「何でも吸い込む暗い奴」というイメージからは想像できない宇宙規模の省エネの星、環境にやさしく色に例えるなら「グリーン」な星である、ということらしいですな。

ふむ。 たしかに「ブラック」よりも「グリーン」の方がイメージがよろしいです。研究者というものは研究対象を愛してしまうものですから、おそらく愛するブラックホールの世間一般のイメージを少しでも向上させようということで、「ブラックホールは”グリーン”である」と言っているのでしょう。
 
 
これで思い出したのは、氷河の研究やってる知人から聞いたうんちくです。地球にある「グリーンランド」はなぜ「グリーンランド」と命名されたのでしょう?

グリーンランドを発見した人(バイキングの人らしいです)は、その前にアイスランドも発見していました。彼は自ら発見した氷の島を見たまんまで「アイスランド」と命名したのですが、だれも島に行こうとはしません。名前を聞いただけで寒そうですから。 で、これは名前が悪かったに違いないということで、新たに発見した氷の大地の命名の際には、イメージ第一で「グリーンランド」と名付けてみた……だそうです。ホントかどうかは知りませんが。
 
 
「グリーンランド」の由来(wikipedia)

「イリークはグリーンランド上陸より前、アイスランドを発見していた。アイスランドの命名者も彼なのだが、その名称故に入植希望者が現れなかった。そこで彼はグリーンランドに入植希望者が多数現れることを願い、この地を「緑の島」と名付けたのである。 当時はまだグリーンランドは暖かく、13世紀頃まで島全体が緑に覆われていたと言う説もある。」
 
 
やっぱりネーミングって大事ですねぇ。そして「グリーン」という色に対して良いイメージを抱くというのは、1000年前のバイキングも現在の宇宙物理学者も同様であり、これは人種も時代も超越した人類普遍の共通事項なんですね。 よく考えるとなかなか驚くべき事かも知れません。

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2006.04.26

医者は瀕死の凶悪犯を治療する。セキュリティ屋はwinnyユーザをどうすべき?


またまたwinny関連。

発見者が語る「Winnyのセキュリティ・ホール」(ITPro)
 
 
上の記事とはあまり関係ないかもしれませんが。

警察とか自動車学校の先生とか自動車業界の中の人とか、仕事で交通安全に携わる人々は、暴走族の連中に対してどう思っているのでしょう?

他のドライバーに迷惑をかけ、交通法規を無視し、違法に改造した車に乗る連中なんて、いっそ事故って死んでしまえばいいのにと思っているかもしれません。

でも、少なくとも、公の場で自分の立場を明らかにした上で「死ねばいいのに」とは言いいません。「危険なのを承知の上で違法改造するのだから勝手に事故って死ね」というのは、一般市民としては理解できる感覚ですが(実は私も、死ねばいいと思ってます)、交通安全に携わる人々は思った通りには口に出せません。暴走族の事故も、彼らが防ぐべき交通事故の一種だから。

逆に、緑のおばさんが「暴走族なん事故って死ねばいいのに」と公の場で言っているのを聞いてしまったら、普通の人ならちょっとひくと思う。
 
 
今のwinnyユーザ達と、セキュリティ屋さんやITエンジニアが置かれている状況って、こーゆー事じゃないですかね?

一般の方々が、「winnyユーザはいい気味だ」と言うのは勝手なのですが。でも、一応この業界で食っているエンジニアなら、社会に対する責任感とか、技術的な自負とか、ちょっとは職業意識的なものを醸し出す努力があってもいいと思うわけです。余計なこと言って、自らの職業に対する世間の目を、自ら貶める必要はないわけで。たとえ内心は過激なことを思っていたとしても、表面的だけでも繕って、業界全体のイメージダウンを避けるのが大人ってものだと思うな。

だいたい、アウトブレイクが起きたとき、被害にあうのはwinnyユーザだけとは限らない。彼らのPCに保存されている第三者の情報が根こそぎ漏洩してしまう可能性もある、というか、そーゆーウイルスが出現する可能性が高いだろう。それを考えると、「勝手に死ね」ではなく、「現状をなんとかしないと」という発想にいくのが普通のエンジニアでしょう。
 
 
ドラマの中のお医者さんが、ケガをして瀕死の凶悪犯に対して治療を施し「これが医者の仕事だ」と若い医者を諭す姿がかっこいいなぁと思う私の感覚は、おかしいのかなぁ?
 
 
 
おまけ。

じゃあ具体的に何をどうすればいいのかと問われると、……どうしましょうか? 警察やIPAまで含めたセキュリティに関連する業界全体として考えると、もっとも効果がありそうなのは、積極的なwinnyユーザの著作権違反摘発でしょう。でも、警察はあまり積極的ではないらしい。 ならば、在野のエンジニアの末席に座る者に出来る事は、地道な広報活動くらいなのかなぁ。

よく考えてみると、一般PCユーザのリテラシー向上に関する悩みって、winny関連に限らずほとんどが最終的には同じ問題に行き着くのかもしれませんな。
 
 

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2006.04.25

キリスト教とフリーソフト

なかなか興味深い記事があったのでメモ。

フリーソフトウェアとカトリック教義の驚くべき共通点(japan.linux.com)

キリスト教徒によるフリーソフトウェア普及の是認(japan.linux.com)

この記事の意見が、キリスト教社会の中で異端であるのか常識であるのか、そのあたりに興味がありますな。

キリスト教保守の人々は、おそらく共産主義的な臭いのするものを本能的に嫌うだろうから、フリーソフトやそのコミュニティに嫌悪感を感じそうな気がする。一方で、社会に対する貢献とか自由の精神とかは、フリーソフト的であるような気もする。本気で彼らの宗教を全人類に遍く布教するつもりなら、教会によるコンピュータやネットの利用形態は、フリーソフト的な考えになるのも当然かも。 ……まったく根拠はない妄想ですが。 

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函館旅行日記

先週末、コンサドーレの応援のため函館まで行って来ましたよ。

まったく予定を立てない行き当たりばったりで、基本的にただ行って帰ってきただけだったのですが、なかなか面白い旅になりました。
 
 
その1 お茶&おやつ&おみやげ

ペイストリースナッフルズ

コンサドーレの試合のあまりの情けなさに、駅前店にて思わずケーキを衝動買い。ホテルの中で泣きながら嫁さんと一緒に食べました。涙に濡れた「イチゴのタルト」は美味かった。

それから、丸井さんの地下の支店でおみやげに買ったのが「コロ助」と「チーズオムレット」。特にチーズオムレットは美味い。おすすめ。
 
 
その2 話題のホテル

安さにつられて予約したのがここ。
東横イン函館駅前朝市

これだけ安くて、しかも全国一律のサービスで安心なのは凄いね。いつのまにやら、夕飯カレーサービスまで始めてるし。

ただ、「学割キャンペーン」があるというので期待したのに、「対象は、中学生以上30歳未満」と聞いてガッカリ。いくつになっても学生には違いないんだから、サービスしてよ。

どうでもいいことですが、宿泊客の中には一目でわかるコンサドーレサポータ(レプリカとかタオルとか、駐車場にはステッカー付きの車)が沢山いました。みんな表情が暗いのがなんとも……。

 
 
その3 晩飯は屋台

晩飯はここ
大門横丁

まぁ最近全国でありがちな実に今風の屋台村なんですが、綺麗だし混雑してないしよろしかったと思います。

ちなみに、飯を食ったのはこのお店
CAFE&DINING カリビアン

函館まで来て屋台村でパスタとカレーを食うというのも我ながらどうかと思ったけど、美味かったからよし。
 
 
その4 函館みやげの決定版

お土産はここ。
はこだて柳屋

5号線沿いの和菓子店。同じ敷地に洋菓子のお店「ウインドミル」もあり、ここのシュークリームも美味いのですが、真打ちは和菓子です。

で、函館土産の決定版といえば、なんといってもこれ。
いかようかん

この宇宙人のような衝撃的な外観だけでも一見の価値あり。全国的に有名になってもらいたい。
 
 
その5 水

帰りに湧き水を汲んできました。

ヤクモの水

美味しいと評判らしいのですが、ただのミネラルウオーターのような気もします。まぁ、あの付近は良い温泉も多いので、おそらくいい水なのでしょう、きっと。無料なので文句はありません。

ただ、リンク先にある「波動数値+14の奇跡」というのは、売り物の宣伝文句として逆効果なのでやめた方がいいと思うな。

ちなみに、ここでの水くみ中、コンサドーレのステッカー貼った車が隣に止まってやはり水を汲んでいきました。どこでにでもいるコンサドーレサポータ。
 
 
その6 フライドチキン

昼飯はここ。
ハーベスター・八雲

隣の農場でとれた野菜や鳥をつかっているそうです。石釜で焼いたピザもフライドチキンもポテトもデザートも何もかも美味い。

たまたま天気がよくなったため、丘の上から臨む噴火湾の絶景もなかなかよろしい。

余談ですが、ここにもコンサドーレステッカーの車が何台か。コンササポーターは、ひとり見かけた10人は隠れていそうですな。
 
 
てなわけで、ちょっと用事があるため帰りを急いだため、新五稜郭タワーとか温泉とかサイエンスカフェとか行けなかったのですが、それなりに楽しい函館でした。これで、コンサドーレさえ勝っていればなぁ……(それは言わない約束でしょ)。

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2006.04.24

「winny利用者がバカ」では、ガキと同じ


先日公表されたwinnyの脆弱性の問題は、かなり深刻なようです。

Winny Remote Buffer Overflow Vulnerability(eEye)

「Winnyのセキュリティ・ホールは危険」,発見者が警告(IT Pro)

「今回のセキュリティ・ホールを突いてプログラムを実行できることを確認した」……だそうです。

winnyユーザでも気をつければ防ぐことができた今までの情報漏洩ウイルスとは異なり、今回の問題はwinnyを使っている限りユーザがなにをどう気をつけても無駄で、狙われたら絶対にやられてしまうものらしいですな。winny利用者を狙い撃ちして自動的にクラッキングしまくるウイルスの出現も、時間の問題なのかもしれません。

で、ちょっと驚いたのですが、この件に関して「これでwinnyネットワークも終わりだ! ざまあみろ」「winnyユーザはバカ」てな感じの反応が多いのね。お子さまならともかく、いい年した大人がこーゆー反応を示すというのはどうかと思うよ、私は。
 
 
先日も書きましたが、もしこの脆弱性を使ったクラッキングが行われれば、悪いのはあくまでもクラッキングした奴であって、winnyユーザは被害者なわけです。ウイルスが出現すれば、悪いのはウイルス作者であり、感染者は被害者。

もちろん、もし情報漏洩がおきれば朴訥な情報管理をしているwinnyユーザは加害者になり、また著作権違反についてもwinnyユーザは悪人かもしれません。でも、それとこれとは別のお話。そっちの罪については、きちんと警察が動いて捕まえればいいだけ。

winny自体については違法性は無いのだから、その脆弱性が判明しているのなら、他のソフトの場合と同様に脆弱性を解消し犯罪を防止するよう働きかけるのが筋だろうよ、IPAや警察、そしてセキュリティを生業とする人間は。

IPAとしては、「開発者による修正方法は公表されていませんので、回避方法は「Winny利用の中止」です」に一言ですましてしまっていいのか? そんな呼びかけだけで本当に効果があると思ってる? 警察は、この脆弱性をつかったクラッキングを届け出たら、ちゃんと捜査するのか?

別に金子氏の容疑を取り消せといっているわけじゃない。もし本人が修正パッチをつくる気が無いのなら(無いだろうなぁ、この状況だと)それも仕方がない。ならば、なぜwinnyが危ないのか、どうすればいいのか、これを既存のwinnyユーザ達に如何にして理解させるかについて考えるべき。
 
 
ついでに、個人がblogで「これでwinnyも壊滅だザマーミロ」「winny利用者がバカ」と言っても別にかまわない。「winnyユーザに対して、そこまで気を使ってやる義理はない」というのもそのとおり。でも、いまの状況ではwinnyユーザ達が自発的にwinnyをやめるわけがなく、このままだと根こそぎみんなクラッキングされてしまうのがわかっているくせに、セキュリティの問題に携わっていることを明らかにした上でこのような感じのコメントしか出せない人は、社会人としてエンジニアとしてちょっと痛いと思う。「winnyユーザになら、この程度はかまわないだろう」と山田ウイルス等を作って喜んでいるお子さまと、精神レベルが同じに見える。

ユーザのリテラシ向上の問題は難しい。確かにwinnyユーザ達はいろんな意味で頭が良くないかも知れない。でもそれはwinnyに限らずどのソフトのユーザでも同じなわけで、例えば「IEを使うのはやめるべき」「アウトルックを使っているのはバカ」に一言で切り捨ててしまってはいかんだろう。

情報セキュリティついてのリスクコミュニケーションのあり方について、いろいろ考えさせられる事件ですな。

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2006.04.23

J2第11節 札幌 1-2 柏(函館)


コンサドーレ札幌応援日記

2006年04月22日(土)
J2第11節 札幌 1-2 柏(函館)
函館千代台競技場 SA席で感染

なんという……。あんな下品なサッカーに、あんな負け方するなんて。

詳しくは、こちらをみてね
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
http://homepage3.nifty.com/dole/

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2006.04.22

winnyのセキュリティパッチの提供をすべき


winnyにちょっとヤバゲな脆弱性が見つかったそうです。

Winny におけるバッファオーバーフローの脆弱性(JVN)

Winny(ウィニー)の安全上の問題箇所(脆弱性)の公表について(IPA)


「Winnyには、通信処理に安全上の問題箇所(バッファオーバーフローの脆弱性)があります。悪用されると、遠隔の第三者によるソフトウェアの異常な動作停止の可能性があるのみならず、一般的に、バッファオーバーフローの脆弱性は、当該プログラムが動作しているコンピュータ(パソコン)を外部から乗っ取られる可能性があります」

「開発者による修正方法は公表されていませんので、回避方法は「Winny利用の中止」です」

うーーーん。 winnyを使ってると、悪人によって問答無用でPCを遠隔操作されるかもしれない……というのはわかった。winnyを使わない方がいいよ、というのもわかった。

しかし、ちょっとおかしくないか?

金子 勇の JVN#74294680 への対応(JVN)

「Winnyの制作者の金子勇です。私自身は、諸般の都合により、Winnyのアップデートおよび脆弱性の具体的な検証が困難な状況にあります」

そりゃそうだ。著作権法違反の幇助の容疑で裁判中の制作者が、脆弱性を回避するパッチを提供するなんてことができるわけがない。他のプログラマが正義感からパッチを作って配布しても、金子氏と同じ容疑で警察が勇んで逮捕しにくるだろうし。
 
 
そんなに国民にWinnyを使って欲しくないのなら、それなりの法律つくって規制すればいいだろうに。

現状では、少なくともwinnyユーザはそれだけでは違法ではない(そのほとんどは叩けば埃がでるだろうが、それは別のお話)。しかし、今回の脆弱性に乗じてwinnyユーザを攻撃するクラッカーが出現したら、それは明らかに犯罪だろう。

違法とは断定できない人々(winnyユーザ)が、明かに違法行為を働く小悪党(クラッカー)からの攻撃により危険に晒されることを看過するのは、……いや「看過」じゃない、winnyユーザを積極的に危険に晒そうという政府や警察の態度は、気持ちはわからないでもないが、許されるものではない。

法律と公共の福祉の面から考えて、winnyの脆弱性を修正するパッチを作りwinnyユーザに提供することが正しいと私は思う。

別に政府にやれというわけじゃない。金子氏や他のプログラマーがやろうというのを邪魔しなけりゃいいだけ。誰がやるのか、どんな手続きが必要なのか、裁判への影響は、等については、警察とIPAで考えてくれ。それが君たちの仕事だ。


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2006.04.21

マルチOSで仮想マシンベースのウイルス

ちょっと珍しいコンセプトのウイルスについての記事。

その1 マルチOS対応

ちょっと古い記事ですが。

WindowsにもLinuxにも感染するウィルス(スラッシュドット)

表題のとおり。

Intelの石に対応したアセンブラで書かれていれば、原理的には確かに可能かも。だとすると、そのうちインテルMACにも対応したスーパーウイルスが出てくるかもね。 というか、既に挑戦している奴が絶対にいるにちがいない。

WindowsもLinuxもMacも、ついでにBSDもTRONもX-boxも含めて、多くのコンピュータが1種類のアーキテクチャのCPUに依存する世の中ってのは、よく考えると危険かも。
 
 
その2 仮想マシンベースルートキット

「仮想マシン・ベースのルートキット」に関するレポートが公開(ITPro)

「VMBRは既存のOS下層(underneath)に自らをロードして機能する。既存OSは,VMBR上の仮想マシン(VM)として実行される」

……もし本当なら、こりゃすごい。こんなものを仕込まれたら、どんなプロでもちょっと発見できないだろう。

既にOSが動いている環境で、こんなものをいかにしてPCに仕込むのか、それが一番の問題だが。CDとかで渡して、言葉巧みにブートさせるのがもっとも手っ取り早いかな。そんな手に引っかかるような素人のPCをのっとっても、苦労する割に実入りが少なそうだが。

まてよ、MSDNでマイクロソフトから送られてくるCDの束を配送途中ですり替えれば、絶対に見つからないルートキットを開発機に仕掛けることも……。
 

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2006.04.19

J2第10節 徳島0-0札幌


コンサドーレ札幌応援日記

2006年04月18日(火)
J2第10節 徳島 0-0 札幌(徳島)
ニュース等で結果を知る

4連勝ならず。そうそう、うまくはいかないもんです。


詳しくはこちら
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
http://homepage3.nifty.com/dole/


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画期的な圧縮アルゴリズムを考えた

円周率パイという数字は、無限に続くランダムな数字なのだそうです。

ここで、どんなに長くて複雑でもいいですから、好きな数字を思い浮かべます。で、それと同じ数列をパイの数列の中から探してみます。パイの数列は無限に続きますから、探し続ければかならずどこかに見つかります。これは、どんなに長くて複雑な数列を選んでも、絶対に必ずなりたちます。

例えば「415926」という数列は、パイ「3.141592653589793……」の中の3桁目から8桁目に含まれます。

つまり、「415926」という数字は、「パイの3桁目から始まる6桁」とも表現できるわけです。これを「3桁目からの6桁」または「3の6」等と表してもいいです。元の「415926」が6桁の数字だったのに比べるとえらく簡潔に表現できました。データの圧縮ができてしまったわけです。

同様に、「1592653589」は「4桁目からの10桁」ですね。

文章でも画像でも音楽でも、あらゆるデータはひとつの数字で表現することができます。PCに保存された画像ファイルは2進数ですが、これをひとつの10進数として読み直せばいいのです。ものすごく巨大な数にはなるでしょうが、確かに一連の数字として表せられるのがわかります。

そして、どんな大きな数列であっても必ずパイの中から探せるわけですから、どんなデータでも先ほどの「○桁目からの○桁」の表現が使えます。要するに、この方法を利用すれば、どんな大きく複雑なデータでも極めて簡潔な表現が出来てしまう、すなわち画期的なデータ圧縮が可能であるということです。

すごい! なぜいままで誰も気づかなかったのだろう?
 
 
 
ためしに、縁起のいい数字「77777」を圧縮してみましょう。

この数字をパイの表から探してみると、……「283693桁目から5桁」。

確かに見つかりましたが、「283693の5」だと元の数字「77777」と比較して全く圧縮されていません。どうみても、元の方が簡潔な表現です。 不思議だなぁ。 

……じゃあ、パイのかわりにeを使ったら汎用圧縮アルゴリズムになるかな? ルート2ならどうだ?

(どんな乱数つかっても同じです。一応念のため)
 
 
ところで、「どんな数列でも、必ずパイの中から探すことが出来る」として、パイの数列自体はパイの中に含まれるのだろうか?


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2006.04.18

霜降り遺伝子と知的財産

ちょいと興味深い記事がいくつかあったのでメモ。
 
 
その1 霜降り遺伝子

「霜降り」の遺伝子が発見されたのだそうです。

高級牛肉の生産自在? 霜降り遺伝子発見 京大グループ(asahi)

ちょいと長いけど、引用。

「牛の肉を「霜降り」状態にするうえで重要な働きを、血管の成長などにかかわる「EDG1」と呼ばれる遺伝子が担っていることを佐々木義之・京都大名誉教授(家畜育種学)らのグループが見つけ、福岡市で3月末に開かれた日本畜産学会で発表した。佐々木さんは「霜降り肉の効率的な生産につなげることができるかもしれない」と話している。

 霜降りは、脂肪が筋肉に網目状に分散した状態で、エサや飼育方法などにも左右されるが、遺伝的な要因も大きいと考えられてきた。

 佐々木さんらは、霜降り肉をつけやすい大分県産の黒毛和種と、乳牛のホルスタインとで、それぞれ成長に従って筋肉でどのような遺伝子が働いているかを比較しながら調べた。

 その結果、「EDG1」が霜降りの形成に関係し、この遺伝子の3000近い塩基配列のうち166番目が、4種類ある塩基のうちのグアニン(G)かアデニン(A)かで、霜降りの程度が変わってくることを発見。G型だと、より高級な霜降り肉をつけやすいことを確認した。」

いろんな遺伝子が総合的に関係するのではなく、「霜降りの遺伝子」というものがあるんですねぇ。この遺伝子を羊のDNAにつっこめば、霜降りのジンギスカンが食えるようになるのだろうか?

関係ありませんが、霜降りといえば松阪牛。この松阪牛にビールを飲ませるというのは、本当なようです。

松阪牛(三重県松阪食肉公社)
 
 
その2 松阪牛特許?

和牛の遺伝子を知的財産として保護するのだそうです。

「和牛遺伝子」登録へ 農水、知財として保護 (FujisSankei Business i)2006/4/16

これも、ちょいと長いけど、引用。

「 「松阪牛」など高級牛として知られる和牛の遺伝子を知的財産として保護できないか、農水省が近く本格的な検討に着手する。十八日、同省の知的財産戦略本部の下に、畜産や特許の専門家による作業部会を設置。改良を重ねた和牛の精子の管理を厳格化し、海外への無秩序な持ち出しや、現地で生まれた安価な子牛やその肉の日本への逆輸入を防ぐ。同部会は夏には中間取りまとめを行い、今後の方針を決める予定だ。

 和牛は、全国の畜産試験場や家畜改良事業団などの研究機関が品種改良を推進。優秀なオスの和牛から採取した精液を、繁殖農家へ広く販売している。

 ところが、種苗法により育成者の権利が守られる植物と異なり、畜産物の場合は開発者の権利保護に関する制度が整備されていない。このため、精液は海外販売が自由で、外国で和牛以外と交配して生まれた子牛が日本へ輸出されるケースが増えている。生まれた子牛は日本では「交雑種」に分類されるが、海外では「和牛」として高額で流通している例も多い。

 畜産物の知的財産保護制度は、海外でもほとんど例がないという。中川昭一農水相は「和牛の遺伝子解析を進め、おいしさの元は何か、『サシ』(霜降り肉の脂肪部分)はどう入るのかなど研究した成果を知的財産として守っていきたい」としている。」

海外でも「和牛」というブランドがあるとは知らなかった。

それにしても、「畜産物」として権利を守ろうとするから大変なわけで、上記の「霜降りDNA」で特許を取ってしまえば、話は簡単なような気がするのだが。 特許を取るのは遺伝子を発見した京大の先生であって、和牛生産者には還元されないということかな?

このへんの法律に関しては、まったく知識はないのですが。
 
 
その3 種苗法

植物の品種に関する諸権利まもる法律。

種苗法(Wikipedia)

特許や商標、著作権の仲間の法律なのね。
 
 
その4 遺伝子特許のガイドラインとか

いろいろリンク

特定技術分野の審査の運用指針(特許庁)
「特定技術分野の審査の運用指針 第2章 生物関連発明」の適用について(特許庁)
バイオテクノロジーの特許について(特許庁)

遺伝子特許活用に国際指針 OECDが初めて策定(Yahoo! ニュース 共同)

アメリカ人の遺伝子特許にかける情熱は異常ともいえるからねぇ。

ヒトの遺伝子のうち2割に特許(大学への基礎数学-雑記帳)

「遺伝子特許」の問題って、本気で追いかけるとなかなか面白いかも。でも、法律関連は苦手。

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「意識」なんてものは実在しないんだ

唐突ですが、機械と人間との差はなんでしょう? 「意識」の有無というのが、答えのひとつであることは間違いありません。

それでは、機械に「意識」を植え付けるにはどうすればいいのでしょう? 現在のコンピュータには不可能なのでしょうか?

(以下、「意識」を「知性」と読み替えても、だいたい問題ないと思います。厳密な言葉の定義が必要なほど、きちんとした倫理ではありませんし)

ハードウェアやソフトウェアのテクニックはいろいろ有るのでしょうが、意識をもったコンピュータを目指す方向のひとつとして「チューリングテストをパスする」ことがあるでしょう。 コンピュータと人間がキーボードを使って会話して、相手がコンピュータであるか人間であるのか区別をつけることができなかったら、それは意識をもつ機械だと言えるの、というものです。

しかし、仮に完璧にチューリングテストをパスするコンピュータが有ったとしても、サールの中国語の部屋の問題を出すまでもなく
「いくら人間と区別のつかない会話ができたとしても、コンピュータはコンピュータだ。それは意識をもっているとは言わない」
などと難癖をつける人が多そうです。
 
 
しかし、「意識」って、そんなに大層なものなんですかね?

今この文章を書くのに使っているPCには、もちろん「意識」がありません。これは明かです。そして、私は「意識」をもっています。……と自分では思っています。おそらく嫁さんもそう言ってくれるでしょう。

では、なぜ嫁さんは、私が「意識もっている」と思うのでしょう?

医学的には脳死判定基準とかありますが、いちいちそんなめんどくさい判断をしてはいないはずです。おそらく、普段の私の言動から総合的に判断しているのでしょうが、その判断基準は自分でもわからず、「なんとなく」といったところじゃないでしょうか。

理由はよくわからないけれども、私は「意識をもっている」ように見える。だから人間であり、機械ではない。 ……本当でしょうか?
 
 
ここで、「本当に私には意識があるのか? ……と疑っている私の意識だけは実在するはずだ」と思いついたのがデカルトなんでしょう。「我思う故に我有り」というやつですな。(ごめんなさい、ホントは聞きかじりです。デカルトの本を読んだことはありません)

でも、最後の段階で「……と疑っている私の意識だけは実在するはずだ」と自分の脳味噌の中で思っているのは、本当に私の「意識」なんでしょうか? 自動的にそのように考えるよう神経回路がプログラムされた、本能や反射レベルの単純な反応かもしれません。

別に「意識」なんてものが実在せず、ただの思いこみだとしても、矛盾は起きませんよね。脳味噌のかわりに、「人間には『意識』があるはずだ」とプログラムされた人工知能が頭の中にあったとしても、上の話はなりたちます。

普通は、「本当に私には意識があるのか? ……と疑っている私には確かに意識がある。従って私は人間だ」という順番で考えます。

しかし、「私は人間である。人間だから意識があるはずだ……」 という順番でも別に問題ないのです。だとすると、「意識」の実在はあやしくなってきます。
 
 
原始人にとって、同胞である人類と他の動物を見分ける能力は、生存に不可欠な能力だったことでしょう。したがって、そのような能力は早いうちに獲得したことは確かです。人間を見分ける具体的な方法はわかりませんが、おそらく外見とか動きとか臭いとか総合的な観点から本能的に区別しているのでしょう。その本能的に行われる区別の結果を、「あいつは意識がある」とか「知性があるように見える」と表現しているだけなんじゃないのかな。まずは「区別」があって、その結果を「意識がある」と認識しているわけです。

私が「自分に意識がある」と思っているのも、自分自身の姿や行動を省みたとき、本能的に確かに他の動物と区別可能であり、人間であるように思えるから。他の人間に「意識がある」と思うのと同様に、「私には確かに意識という物がある」と本能的に思っているだけ。

……と考えても矛盾はないわけです。
 
 
それでも「私には意識は実在する」「確かに機械と私はちがう」という人はいるのでしょう。

それでは、仮に意識という物が実在したとして「あなたの意識」と「私の意識」は、同じ仕組みなんですかね? 脳味噌というハードウェアは基本的に同じですが、人生で重ねた経験の分、脳味噌に書かれているソフトウェアは大きく違うはずで、ひょっとしたらWindowsとMacくらい違うかも知れません。そもそも、他人がどんな意識をもっているのかを知ることは絶対にできないのに、なぜ「意識」についての意識を、人類は普遍的に共有していると思えるのだろう? 個人的な「意識」というものの実在はともかく、人類がもつ「意識」が一種類であることは、おそらく永遠に証明できないでしょう。

それでも、たまたま同じ社会に暮らしている人ならば、なんとなく本能的に同胞だと感じてしまう。その結果として、「意識」という物を共有しているように錯覚しているだけ、なんじゃないのかな。

 
 
さて、だとすると、チューリングテストにパスしたコンピュータには、上と同じ意味での「意識」があっても全く問題ありません。チューリングテストにパスするということは、人間からみて人間と区別ができないということです。人は人に本能的に「意識」の存在を感じてしまいます。で、そんな機械の「意識」は、他の人間に感じる「意識」と全く同じものと言ってもいいわけですな。

つづく。 ……かも。
 

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2006.04.16

J2第09節 札幌4-1湘南


コンサドーレ札幌応援日記

2006年04月15日(土)
J2第09節 札幌 4-1 湘南(札幌ドーム)
札幌ドーム SS指定席で観戦

点差以上の完璧な勝利! すばらしい試合。 秋までこの調子が続けば……。

詳しくは、こちらも見てね。
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
http://homepage3.nifty.com/dole/
 

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2006.04.15

サバレンジャー?

天下のNECが、妙な事をはじめたらしい。アキバ特捜隊サバレンジャーだそうです。

アキバ特捜隊サバレンジャー(NEC)
サーバルームの平和を守る「サバレンジャー」(スラッシュドット)
サーバルームの平和を守れ! 「アキバ特捜隊 サバレンジャー」(ITmedia)

「サーバ管理者の5人戦隊が、サーバルームの平和を守るためにアキバを特捜する」 ……こーゆーノリは嫌いじゃないけど、いったいどんな人々をターゲットとして想定しているのだろう?


NECによると 「IAサーバが企業のさまざまな部門で利用されている今、Expressシリーズをより身近に感じてもらうためにコンテンツを企画したとしている」……だそうですが。

Expressなんてマシンについて、今は身近でないけれど、このコンテンツをみてから改めて「身近に感じる」ような人が、はたして世の中に存在するのだろうか?

なんか勘違いしているような気がするぞ、NEC。
 
 
そもそもサバレンジャーのキャラクター達が「萌えない」のが最大の問題だと思うな。
 
 
いっそのこと、サーバを擬人化するのはどうだ? 美少女萌えキャラ化。 私の趣味ですが、たとえばこんなキャラクターはどうだろう?

「某名門メーカ家の長女、サーバ子ちゃん。マシン室の同級生のなかでもそのスレンダーな体型は注目の的。成績は優秀。容姿は端麗。ご飯はあまり食べないが、体力はある。根が真面目で几帳面、さらに凝り性であるため、一度仕事を始めると滅多に休息することはない」

パーフェクトなキャラクターに擬人化されても人気はでない。なので、多少は弱点も設定してみる。

「だが、スレンダーすぎて、本人にとっては貧乳がちょっとコンプレックスだったりする。なんでもそつなくこなすものの、先天的にドジッ子であり簡単な計算も間違えてしまうことがある。多少の妄想癖があり、一度あっちの世界にいってしまうと、なかなかかえってこない。想定外のことがおこるとパニックにおちいり、顔は真っ赤、体が熱っぽくなってしまう事も……」

……たしかに萌える。 でも、こんなサーバイヤだなぁ(上記はあくまでフィクションです。特定のメーカーのコンピュータを例えたわけではありません)。
 
 
話は変わって。

昔々はるか昔、Express5800が出始めた頃のお話。購入したばかりなのにスカジー周りが壊れてディスクが読めなくなってしまい、頭に来て思いっきりけとばしてやったら治ってしまった……というのは断じて実話なんですが、内緒にしておいてください。

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2006.04.13

鳥たちが死んでいく


ここ数日の野鳥関連のニュースを並べてみました。

スズメ大量死 旭川市で600羽 北海道が調査へ(YAHOO 毎日新聞)

「北海道旭川市内の住宅街で昨年末から少なくとも約600羽のスズメの死がいが見つかり、北海道が調査に乗り出した。札幌市でもスズメの姿が見られないとの報告がある」

ハト:公園で大量死 毒物食べた可能性 世田谷区・蘆花と港区・港南で40羽 /東京(YAHOO 毎日新聞)

「世田谷区の都立蘆花恒春園と港区の区立港南公園で8~11日にかけて40羽を超えるハトが死んでいるのが見つかった」

大潟村で大量のカラスの死がいを発見/鳥インフルは陰性(秋田魁新報)

「大潟村の松林で先月28日から31日にかけ、カラス89羽の死がいが相次いで見つかっていたことが7日、分かった」

油まみれ海鳥4000羽に 北海道・知床半島の海岸(YAHOO 共同)

「北海道・知床半島の海岸で大量に見つかった油まみれの海鳥の死骸(しがい)が計約4000羽に上った」
 
 
本来ならどれも社会面のちょっとしたニュースでしかないのですが、こうして並べてみると背筋に冷たいものが走ります。おそらく、発見されない死骸は膨大な数にのぼるのでしょう。それを想像すると、本当におそろしい。

それぞれ独立の事件で、単なる偶然なのでしょう、きっと。とくに2番目のハトと3番目のカラスについては、いっそのこと変質者による毒殺であってくれればすっきりするのですが。

一応インフルエンザではないとされていますが、小松左京の「復活の日」を思い出したのはわたしだけでしょうか。鳥たちの大量死が、しずかであっけない人類絶滅へのプレリュードにならないことを祈りましょう。
 
 
ちなみに、スズメに関しては世界的に減少しているそうです。ここも参照。

スズメが消えた!(5号館のつぶやき)

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2006.04.12

月刊マイクロソフト4月号


今月もでました。盛り沢山です。

セキュリティホーム(マイクロソフト)

マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS06-013,014,015,016,017)(4/12)(警察庁 @police)

マイクロソフトの月例パッチ、複数あったIEの深刻な脆弱性に対応(INTERNET Watch)
MS月例パッチ公開、IEの脆弱性10件を修正(ITmedia)

パッチは「緊急」3件、「重要」1件、「警告」1件の合わせて5件。緊急のパッチの中には、IEのかなりヤバイ脆弱性の数々に対する累積パッチが含まれます。いつにもまして今月は、さっさと適用したほうがいいですね。
 
 
ただ注意点がひとつ。

Internet Explorer 6: ActiveX 更新プログラム(マイクロソフト)
IEの修正パッチがようやく公開,ActiveXの処理が変更されるので注意(IT Pro)

「ActiveX更新プログラムを含むIEの累積パッチを適用すると,今まで利用できていたWeアプリケーションが正常に動作しなくなる可能性がある」……だそうです。

ちょっと凝ったWebアプリを使っている人は注意。セキュリティとは関係ない部分なので、もし問題が生じたら上記マイクロソフトサイトを参照して、修正を回避しましょう。

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真のジャーナリズムとか、ネット規制とか、自費出版とか

いろいろ忘れたくない記事をメモ。ちょっと古い記事もあります。
 
 
その1 愛媛県警の悪事を暴く真のジャーナリズム

先日、愛媛県警の重要な捜査情報がwinnyで漏れてしまったわけですが、その中には違法な捜査に関する資料が沢山含まれていて、さあ大変。

愛媛県警、GPS情報端末を参考人の車に無断で設置(セキュリティホールmemo 20060411)
GPS情報端末を参考人の車に無断で設置(スラッシュドット)

「愛媛県警職員のPCからWinnyを介して流出した捜査情報の中に、同県警が殺人事件の参考人に浮上した女性の車に、GPSを使って位置情報を提供する携帯端末を取り付けて、行動確認をしていたことを報告する文書が含まれていた」

スパイ映画そのものですな。

それにしても、位置情報を提供する機械を勝手に車に取り付けてしまうことが、合法だとは思えないのだが。こんなものが裁判の証拠として使えるのか? そして、愛媛県警はこんな事を普通にやっているのか?  
 
 
ちなみに、漏洩した同じ情報には、愛媛県警の悪事が他にもいっぱい含まれているらしいですよ。

愛媛県警が架空捜査報告書(セキュリティホールmemo 20060404)

架空捜査報告書です。完全に違法、というか犯罪でしょう、これ。

愛媛県警:Nシステム情報流出か 車10万台ナンバー(セキュリティホールmemo20060316)

Nシステムの情報もあります。どうしてこんなデータが、一署員のPCの中にはいっているんだ?
 
 
マスコミは、愛媛県警の悪事について、もっともっと騒ぐべきでしょう。もしかしたら、警察ならどこでも普通にやっていることなのかもしれませんが、証拠が公開されてしまったらほっとくわけにはいかないはずでしょ。 個人的には、大スキャンダルだと思うんだけどなぁ。やっぱり警察がこわいのかな? もしそうなら、winnyと暴露ウイルスの組み合わせが、真のジャーナリズムとして既存マスコミの地位を脅かしているという説が、裏付けられたといえるかもしれません。ウイルスごときに負けていて平気なのか、既存のジャーナリズムは。
 
 
その2 ゲーム脳、アニメ脳、ネット脳

バーチャル・リアリティは悪である!? 警察庁研究会設置(スラッシュドット)

「アニメやゲーム、インターネット上にあふれる性暴力などの有害情報が凶悪犯罪を巻き起こしたり、子供らに悪影響を及ぼしたりしている」……と警察庁ははっきりと言っているそうです。

かなり気持ち悪いですね、根拠もなくこんな事をいう警察庁とそれを嬉々として報じているマスコミは。

世の中全体がなんとなくこんな雰囲気になりつつあるのも、ホントに気持ち悪い。今までの経緯とかちょっと詳しく調べてみよう。
 
 
その3 自費出版会社に食い物にされる人と、コミケ同人作家の違い

自費出版を請け負う会社がつぶれてしまい、困っている人が沢山いるというお話。

ビブロス倒産、何かが違う(事象の地平線)

今の時代、本を作るだけなら、こんな出版希望者を食い物にする会社に頼らずとも、驚くほど簡単に出来てしまうらしい。実際、コミケ等で活躍している同人作家達は、自前で安く大量に本を作り、自力で売りさばいているそうですし。

同人誌をつくるのがそんなに簡単なのならば、「札幌萌えガイド」を同人誌として出版したいなぁ。北大生協に置いてもらえれば、かなり売れるかもしれません。協力者募集。さっそくメイド喫茶の取材にいかねば。
 
 
その4 あのビデオ

宇宙人解剖フィルムはウソだった……だそうだが。

異星人解剖フィルム ― エイリアン製作者が遂にカミングアウト(X51.ORG)

トンデモ業界の方々は、まだまだあのフィルムで稼ぐつもりだと思う。

宇宙人解剖フィルム(Wikipedia)
 
 
その5 秘伝書をもとめて

シンガポール武道家一族:空手家探し青森の雪山へ(毎日)

「青森の山中で修行する空手の伝承者に会えとの遺言を受け、伝承者を探しているうちに道に迷った」

……夢枕莫の小説の中の人ですか?

しかし、「秘伝書」といっても所詮文字で書かれた文章。それを読んだくらいで武道が上達するものだろうか? いったい何が書いてあるのだろう?

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2006.04.11

大学というところ 野望編

本日、今年度初めての研究室のゼミが行われました。

教授や他の学生さん達、研究室の全員が集まって、今年度の研究の進め方についてミーティングを行ったわけです。

そこで気づいたのですが、学部から進学してきた若い人たちと、私も含めた社会人大学院生の間では、研究にかけるモチベーションというか覚悟がちょっと違うようです。大学という物の社会に対する役割を考えるとき、なかなか興味深い問題かもしれません(他人事みたいですが)。

学部から進学してきている若者達は、この先の人生を研究者として食っていけるかどうか、もしかしたらここ数年の研究成果で決まってしまうわけで、彼らの顔からは研究テーマにかける悲壮な覚悟がうかがえます。それに対して、社会人と博士課程の二足のワラジの人間にとっては、今後数年間は会社の仕事とは異なる環境で自分の好きなように勉強できる場が与えられたということで、思わず顔がにやけてしまっています。もちろん私もニヤニヤです。

この両者がおなじ研究室で果たして共存できるのか? チームプレイが必要である研究室の場合だと、いろいろ大変なのかもしれませんな。

私がいうのもなんですが、今の大学の先生ってたいへんなのね。担当教官からみれば、本当に丁寧に指導し育てるべきは前者であって、私ら後者は付録みたいなものなんでしょう、たぶん。それ自体は別に問題ないと思います。でも、大学院が社会人にも門戸を広げるのは国是になりつつあるようですから、我々も精一杯楽しく勉強させてもらいましょう。せめて、高い授業料の元はとらねば。
 

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2006.04.10

薬の恐怖

睡眠薬を飲んでから約1時間後、やっと眠くなってきた頃になってから、当日中に出さなくてはいけないメールを思い出してハッとする。

……先日身をもって経験したのですが、これは恐怖以外の何物でもありません。

脳味噌の中心部は既に酩酊状態、家の中をPCまでまっすぐ歩くこともできず、キーボードに置く指の位置すらおぼつかない。どんなに頑張ってももう覚醒する事は絶対に不可能。一度眠くなった幼児が、どんな姿勢でもそのまま寝てしまうのと同じ状態です。

で、恐ろしいことに、次の日の朝、自分がどんなメールを出したのかまったく思い出せないのです。

おそるおそる送信トレイを覗いてみると、一応ちゃんとメールを出した形跡はあります。
しかし、メールの中はものすごい事になっていました。句読点や漢字変換が滅茶苦茶、本文の内容も支離滅裂。ドラクエ2(もちろんファミコン版)の「ふっかつのじゅもん」みたいなもんです。しかも「じゅもんがちがいます」状態。これほど自分の情けなさに落ち込むことはありません。せめて日本語になっていれば。
 
 
余談ですが、blogの更新も睡眠薬を飲んでからはしない方がいいですよ。あとから読み返して、やっぱり落ち込みむことになります。
 
 
さらに余談。

これは睡眠薬ですが、もちろんアルコールでも同じ事が起きるでしょう(私はアルコール飲めないので、よくわかりませんが)。

でも、クスリで脳味噌を強制的におかしな状態にしてできあがった文章や絵や音楽などは、もしかしたら新たな芸術の世界を切り開く可能性があるのかもしれないなぁ。私みたいな凡人でもそう思うのだから、芸術家ならばいわんやおや、……などと考えること自体、今の日本の社会の中では危険なことなんだろうなぁ、たぶん。 捕まりたくないので、これ以上は深入りしません。
 
 
もうひとつ余談。

同じ事がコンピュータでも言えないものか。

HAL9000のCPUボード(?)がボーマン船長によって一枚づつ抜かれていったとき、HALは狂って歌い出してしまったわけですが、あそこでオリジナルの歌を作曲して歌うようHALに命令したら、狂ったHALはどんな歌をうたったでしょう。もしかしたら、人間が作ってきた歌とはまったくちがう新時代の芸術ができあがっていたのかもしれません。

昔、ファミコンのカセットの端子部分をわざとずらしたり汚したりしてバグを出す遊びが流行りましたが、あれもゲーム作者の思惑を越えた一種の芸術的な結果を生み出しました。

半導体やプログラムにわざとエラーを挿入する、要するにノイマン型コンピュータとしてあるべき状態から積極的に狂わすことが、コンピュータ技術の新たなブレークスルーにつながったりしないもんかね。コンピュータ単体でなく、ネットワークを狂わすのでもいいや。

LSIの中の半導体が、ペンロースの言うところの脳の中の量子効果みたいな感じで、非決定論的にあいまいに動作するようにつくってやれば、機械も意識をもてるかもね。
 
 
……自分で何をいっているのかよくわからなくなってきたので、そろそろ寝たほうがよさそうです。

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2006.04.09

J2第08節 神戸1-2札幌


コンサドーレ札幌 応援日記

2006年04月08日(土)
J2第08節 神戸 1-2 札幌(神戸)
スカパーの中継をみる

連勝! J1降格組に逆転勝ちとは、強くなったもんだねぇ。


詳しくはこちらをみてね
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
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犬はなぜ靴下フェチなのか?

うちの犬は靴下が大好きです。

部屋の中に脱ぎ散らかした靴下があると、かならず見つけだし、カミカミせずにはいられません。油断していると履いている靴下まで狙ってきやがります。靴下フェチというやつです。

ちなみに、古くなったストッキングを噛みやすい形にしばり、引っ張りっこ用のおもちゃとして与えてやると、いつまでもいつまでも遊んでやがります。ストッキングフェチでもありますな。

これは、飼い主である私が女性をみる時にまず脚から見てしまう「脚フェチ」であることの影響なのか? ……とも思ったのですが、靴下を好きなのはうちの犬だけでなく近所の犬も同様らしいので、おそらくいぬの多くは先天的に靴下フェチなのでしょう。

(私の場合は、単にネクラで女性の顔を見ずに下ばかり向いているから脚に視線がいくのだ、という意見もなくはない)
 
 
で、いぬが靴下を好きな理由ですが、やっぱり足の臭いなんでしょうかね? たしかに足の臭いというものは、一部の趣味の人にはたまらないものらしいです。ノーマルな人間にはちょっと想像できない趣味ですが。

そういえば、かなりむかし母親から「おまえも、まだハイハイしていた2~3才の頃、父親の靴下の臭いが好きでガジガジかじっていたもんだ」などと言われたときは、ちょっと死にたくなりました。 ……人も犬も、一皮むけばみな同じ。ほ乳類はみんな靴下フェチなのかもしれません。
 
 
060409

ひづめよりも靴下が大好き。ミニチュアシュナウザーのさくら(生後7ヶ月)

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2006.04.08

人は神の視点には立てない

そういえば、これだけコンサドーレ札幌の試合を見に行っているにも関わらず、私はサッカーのルールブックというものを読んだことがありません。実際にプレーしたのも、せいぜい学校の体育で半分遊びの雪上サッカーをやったくらいです。なのに、いつのまにサッカーのルールを覚えたのだろう?

コンサドーレができて厚別競技場に通い始める前からオフサイドくらいは知っていたので、おそらくTVで試合を見ているうちに自然に覚えてしまったのでしょう。これはサッカーだけでなく、野球やバレーのルールも同様です。

だとすると、名前は知っているがルールを全く知らないスポーツ、たとえばセパタクローとかカバディとかの試合を眺めていれば、今からでもルールを知ることができるのでしょうか? 私は囲碁のルールをほとんど知らないのですが、棋譜(これは将棋用語か?)を眺めていれば、そのうちルールを理解できるのかな?

学生の頃には必死になって麻雀の点数計算を覚えた記憶がありますが、麻雀を全く知らない人が卓を後ろから眺めていても、ルールや点数計算を理解するのは難しそうだなぁ。
 
 
話は変わりますが、うちの母(推定年齢、還暦+α)は、近所のおばさん達とよく麻雀大会をしています。で、これが、なんというか、凄いんですわ。打ち方が宇宙流なのは仕方がないとして、待った有り、点数計算いいかげん、たまに逆にまわっていても気づかなかったり、あれは一見麻雀なようでいて麻雀ではない別の何かとしかいいようがありません。

マンガに例えると、こんな感じ。
「風の雀吾」(「ぶっとびマンガ」電子版)

本人達が楽しいのなら、それでいいけどね。
 
 
さて、麻雀の経験が無い人が麻雀のルールを研究しようとしているとします。研究のため、おばさん麻雀を卓の後ろから見ていたとして、それで「麻雀のルール」を理解する事ができるでしょうか?
 
 
科学者というものは、自然には美しい法則があるはずだと信じ、その法則を知るために実験とか観測とかを一生懸命おこなっています。人間は神の視点から世界を見ることは出来ませんから、目の前に実際にある現象を観察し、その背後のルールを推理するしかないわけです。

これは、麻雀のルールブックをもっていない人が、しかたがないので卓の後ろから麻雀を見学し、そのルールを知ろうとしているのと同じですな。

しかし、観察しているその麻雀が本来のルールに従っていないとしたら、まったく無駄な努力になりませんかね。

……いや、ひょっとしたら、実はルールとか法則なんてもの自体が存在しない可能性すらありますよ。

麻雀をしているおばさん達はじつはみんなボケていて、ただランダムに麻雀牌をいじくっているだけなのかもしれません。サッカーのルールを知ろうと観察していたのは実はただのボール蹴り大会なのかもしれないし、ボクシングの研究のために観察していたのは、実はただのケンカなのかもしれません。そこからルールっぽいものが見いだされたとしても、ただの錯覚なのかもしれません。
 
 
「自然には美しい法則があるはずだ」という自然科学の信念は、科学者達の研究に対する強い動機になっているのでしょうが、分野によっては科学者を間違った方向に導いている可能性はないんですかね?

実はこの宇宙は、ボケた神のランダムな気まぐれにより、全くいい加減に運用されているのかもしれません。なんとなく法則っぽいものが見えたとしても、そんなものは宇宙の寿命からすれば一瞬の偶然かもしれないわけで。

……仮にそうだとしても、神ならぬ身には決してそれを知る術はないわけですが。
 
 
(いちおう断っておきますが、自然科学の手法を否定する気はまったくありません。なんとなく、ふと気になっただけです)


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2006.04.06

「資源」としてのインターネット

インターネットの利用者がこのままの調子で増加していくと、IPアドレスが足りなくなるよ、というお話。

「IPv4アドレス枯渇に向けた提言」公開(スラッシュドット)
報告書「IPv4アドレス枯渇に向けた提言」公開にあたって(JPNIC)
IPv4が残り少なくなったときのことを考える(JANOG17)

インターネット全体に関するそれなりに深刻な問題なので、一般の方にもわかるように解説してみます。(本当に深刻な問題なのかどうかは、専門家の間でも意見が分かれるようですが)
 
 
IPアドレスというのは、インターネットを利用しているPCには必ずついている番号です。これは二進数で32桁の数字であり、十進数にすると約43億個の番号が存在することになります。

ちなみにこのIPアドレスは、人間が理解しやすいよう8桁ずつ区切って十進数になおし、0.0.0.0から255.255.255.255までと表現されることが多いです。インターネットを利用しているユーザなら、192.168.0.1とか172.16.0.1とかいう文字列を一度は見たことがあるでしょう。

このIPアドレスは、インターネット上ではダブルことは許されません。要するに、コンピュータだけでなくプロバイダに設置されている通信機器も含めて、インターネット上でお互いに通信できる機器は、約43億個しかあり得ないということですな。従って、インターネットを新たに利用したい会社や、接続ユーザを増加させたいプロバイダは、いま誰も使っていない新たなIPアドレスを確保しなくてはなりません。てなわけで、IPアドレスを割り当てている国際機関には「IPアドレスをくれ」という利用申し込みが殺到し、このままだと遠からず上限の43億個に達してしまうぞ、どうしよう? てな問題です。
 
 
現在利用されているIPアドレスはバージョン4とよばれる規格ですが、実はより新しいバージョン6(IPv6)とよばれる規格が世の中には既に存在します。バージョン6のIPアドレスは、二進数で128桁の番号がつかわれ、バージョン4のたった32桁(43億)と比較すると無茶苦茶にでかい数字、32桁×32桁×32桁×32桁個 (43億×43億×43億×43億個)にも達します。これは宇宙に存在する原子全てに番号をふれると言う人もいるくらい莫大な数です。その気になれば、地球上のすべての家庭にあるすべての家電製品に、それどころか鉛筆一本ティッシュ一枚にいたるまでのすべての物にIPアドレスを割り当て、インターネットにアクセスさせることも可能です。夢のような世界ですな。

さらに、あまり知られていないかもしれませんが、このバージョン6に対応した機器は既にそれなりに世の中に出回っており、お手元のWindowsXPでもその気になれば使えます。大規模なIPv6ネットワークの構築・運用の実験も、いろんなところで行われていたりします。
 
 
ならばなぜ、IPアドレスの枯渇問題を一気に解決するため、インターネットはIPv6に移行しないのでしょう?

お金と手間がかかるんです。通信する両端の機器とその間の通信機器の全てがv6に対応し、しかもそれなりにきちんと設定してやらなくては、IPv6を利用してインターネットとしての通信ができません。末端から通信相手のサーバから途中の通信機器まですべてです。ソフトウエアも同様で、PCもサーバも、WWW関連やメール関連のプログラムをすべてv6対応のものにしなくてはなりません。

中途半端に一部の機器だけがv6に対応しても、v4を利用する部分とお互いに通信できないのでは、せっかく世界をひとつにしたインターネットが二つに分裂するだけなのです。(いろいろごまかす技術はありますが、本質的な解決にはなりません)

世界中のこれらの機器をすべて更新し、さらにいろんな国際的な運用ルールの変更する事には、莫大なお金と手間がかかります。多くの企業やローカルなプロバイダからすれば、世界中の大部分の組織が対応するまで自分が困ることは無いわけですから、今の段階で対応する必要はありません。これじゃIPv6なんて普及するはずがありません。
 
さらに、根本的な問題として、現在のインターネットを支配している(?)先進国の人々は、IPv6の必要性をまったく感じていません。今のところIPv6のメリットは「IPアドレスが無限に使える」以外は無く、既に割り当て済みのIPアドレスの大部分を保持している先進国は、それを使いまわせばまだまだ凌げそうです。
 
 
実は、IPv4のアドレスが枯渇する! という心配は、10年以上前からずっと言われ続けてきました。私が業界に入ったころには、既に言われていたような気がします。
 
IPアドレスを節約する各種技術が一般的になったこともあり、IPアドレスの枯渇という事態は今まで先送りされてきました。しかし、さすがに多くの人口をかかえる中国やインドなどの人々がインターネットを使い始めると、そのような小手先の技術をつかってもIPアドレスが足りなくなってきたわけですな。
 
 
さて、「枯渇する枯渇する」と昔から言われつづけているのにさっぱり枯渇しない資源といえば、石油を思い出します。石油がいつまで利用できるのかという問題は、資源を持つ国と持たざる国との南北問題もからんで、単純な技術の問題だけでは済みません。

IPアドレスの問題も、ここにいたって南北問題と同じ様相を呈してきました。既に大量のIPアドレスを確保して商売に利用している先進国と、これからインターネットに積極的に参入したい中進国、たとえば中国やインドなどのあいだでのIPアドレスをめぐる軋轢です。

将来的に、中国などは、人口や経済規模に見合った割合のIPアドレスを要求するようになるでしょう。しかし、先進国が既に確保しているIPアドレスを今さら渡すわけがありません。インターネットをここまで発展させるのには莫大な投資が必要だったのに、後から参入してきた新参者に貴重な資源を再分配させろというのは、確かに理不尽です。

ならばインターネットのIPv6化を推進したいところですが、上で述べたように、すくなくともアメリカではそのような積極的な動きはありません。先進国からしてみれば、自分たちは既に保持しているIPアドレスを使いまわせばしばらくは凌ぐことができ、中国やインドにIPアドレスが足りなくても別になにも困らないのです。

今後もしかしたら、技術主導でIPv6へ移行がスムーズに進む可能性もないことはないかもしれません。しかし、経済的な側面から、そんなストーリはちょっと考えずらいですな。

本当にIPアドレスが足りなくなったとき、国によっては国内で独自にネットワークを構築しインターネットからあえて分離してしまう可能性もあります(企業のイントラネットみたいなものです)。 インターネットが分裂してしまうわけです。中国あたりは喜んでそうする可能性もありますが、……いや、たぶん本当にそうなるんじゃないかな。
 
 
国家を越えるネットワークであるはずのインターネットが、国家による統制のシンボルになるかもしれません。あるいは、はじめは軍事目的で計画されたネットワークがいつのまにか世界をひとつにつなげるインターネットとして発展し、今また資源として紛争のネタになりかねない状況になってしまった、とも言えます。

この問題は、IPアドレスだけではなく、ドメインの文字列でも生じる可能性があります。限られた資源としてのインターネット、これからは他の資源と同様な国際的な問題になっていきそうです。技術的な側面だけ見れば解決可能な問題であるだけに、ちょっと残念ですな。

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2006.04.05

J2第07節 札幌3-0草津

コンサドーレ札幌応援日記

2006年04月05日(水)
J2第07節 札幌 3-0 草津(札幌ドーム)
札幌ドーム SS席で観戦

完勝! でも、もっと点を取れたはず……というのは贅沢だね。
 
 
ホーム初勝利があまりにうれしくて、今日のところは取り急ぎこれだけ。
こちらのページの試合の詳細とか感想とかの更新は明日くらい。
(下記のページも更新しました。4/7)
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
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2006.04.04

大学というところ 入学式編


会社をサボって行って来ましたよ、大学院の博士課程の入学式へ。希望に燃えた若者の集団の中、ひとりだけいい年したおじさんが混じっているのは、かなり恥ずかしかったかも。


それにしても大学ってところは、学生から先生まで変わった人が多いところですなぁ、ホント。もともと変人が多い理学部の中でも、特に半分文系みたいな専攻分野なので、理系や文系という枠組みに収まりきらない個性的な人が多いのかな。それだけでなく、はっきり言うと理系の中でもあまり人気の無い分野なので、ある意味覚悟を決めて研究に人生をかけている人が多いのかも。仕事の都合で研究室に入り浸ることは不可能なんですが、あんなにおもしろそうな方々といっしょに研究ができるかと思うと、ちょっと楽しみですな。
 
 
さて、今日から社会人大学院生ってやつなんですが、本当に仕事しながら大学に行くことが可能なのかな? いまさらですが、かなり不安になってきましたよ。 そして、そもそも長年の不健康な生活のつけで既に半分ボケがきているこの脳味噌で(脳年齢はホントにやばい)、いまさらアカデミックな世界についていけるのか? 博士課程ではなく、聴講生とか研究生にしておいた方がよかったか? うーん、まぁ3年間といわず気長に気楽にいきましょうかね(これは先生には絶対に秘密です)。
 

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2006.04.03

星で暗号とか、ETC民間解放とか、土嚢制作マシンとか、その他


気になった記事のメモ
 
 
暗号関連

天体観測で暗号鍵共有(スラッシュドットジャパン)

「クェーサーから発せられる電波はほとんどランダムであり、送信側と受信側で、観測対象となるクェーサーと観測開始時刻を通信前に共有すると全く同じ観測データを得ることができるため、このデータをワンタイムパッドとして利用するもの」

完全にランダムな乱数表によるワンタイムパッドは原理的に解読不可能だそうで、星の観測データをそのワンタイムパッドの鍵として使おうというものらしい。

ランダムな数列が欲しいのなら、例えば「時刻」と「その瞬間の2chのあの板の一番の上のスレの最新のレスの何文字目」とかを指定するのではダメだろうか?

暗号とか情報理論とか、基礎からきちんと勉強してみたいな。どっかの講義に潜り込めない物だろうか?
 
 
もうひとつ暗号関連。ちょっと古い記事ですが

安価な部品で量子暗号と同等のセキュリティーを確保?(hotwired)

遠隔地でループの回路をつくり、お互いにその間の抵抗値を変えることで量子暗号と同じ事をしようというお話でいいのかな? よく思いつくな、こんなこと。アナログ回路を舐めてはいけない。

ドイツ軍のエニグマ暗号を破ったのはアナログ回路のかたまりである「ボンベ」だった、というお話を思い出した(チューリングの伝記だったかな?)。今の公開鍵暗号も、量子コンピュータなんて使わなくても、そのうち天才の作り出したアナログ回路の化け物に破られてしまうかも。
 
 
なにをいまさらETC

ETCを民間に開放へ(スラッシュドットジャパン)

何をいまさら! 言いたい事は沢山あるので、とりあえず忘れないようにメモだけ。
 
 
土嚢制作器

海外で拍手喝采の日本の大発明 「土のう製作器」とは(exciteニュース)

「なーんだ、ただの枠じゃない、と思われる方もいるかもしれないが、こういったものが今まで全く考えられてこなかったというのが、不思議といえば不思議だ」

コロンブスの卵ってのは、本当に気づかないところに転がっている物なのね。
 
 
人間の内面の表現法が発明されたのは、つい最近

近代に入るまで内面を言葉で記述する事はできなかった(最上の日々)

「ここの文脈でいう「内面」とはなんら高尚なことではなく、単に行動や表情に出ない頭の中で起こっているを指す。例えば感情や思考である。近代文学の登場まではこの内面を言語で記述する技術は存在しなかった」

これが本当なのかどうかは私には判断しようがありませんが。しかし、文学や絵画の世界において、まだ誰も思いつかないような革命的な表現方法が存在し、これから天才によって発見される可能性があるということなんでしょう。その時、われわれの世の中の理解の仕方、物の考え方が、根本的に変わってしまう可能性もあるわけですな。
 
 
エイプリルフールネタ 最も笑ったはここ

エイプリールフールはお楽しみいただけましたか?(UIEJapan)

お楽しみさせていただきました。こんな会社に入りたい。


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フジテレビ「あきれた発言ランキング」にあきれた


フジテレビのニュース番組「スタメン」を見ていたわけです。もともと「インテリっぽいお笑いタレントにニュースの解説させる」というフジテレビのセンスも微妙かとは思っていたのですが、爆笑問題のふたりは嫌いじゃないもんで、つい。

スタメン(フジテレビ)

でも本日の特集「あきれた発言ランキング」には、ちょっとあきれた……というか、嫌悪感を感じました。

コーナーの趣旨は、政治家や経営者などの有名人の記者会見から、国民が呆れたと思われる発言をベストテン形式で発表するというもので、取り上げられたのは、雪印社長の「寝てないんだ」とか、東横イン社長やヒューザ社長の謝罪会見での発言などです。
 
 
確かに、これらの謝罪会見は我々から見れば酷いと思われるものです。でも、それをたかがマスコミの一社でしかないフジテレビがランク付けして、偉そうに発言者を罵倒している姿が、とても気持ち悪く感じられたのは私だけなのかな?

マスコミの不祥事も多いわけですが、マスコミトップによるまともな謝罪会見というのも、あまり記憶にないような気がするけどなぁ。
 
 
これが、自嘲をこめた皮肉のつもりならまだ笑えるのですが、どうやら不祥事を起こした会社を本気で見下して評価しているらしいあたりが、気持ち悪さ倍増です。

例えば、企業トップによる呆れた発言がなされる原因として「謝罪会見に来るのが若い記者ばかりで、謝罪している企業トップがTVの向こうの視聴者ではなく若い記者の激しい質問に対して切れてしまう」てな解説がなされていました。でも、たかがマスコミの若造記者が視聴者全員を代表したつもりで企業トップを罵倒する姿だって、視聴者からみれば同じくらい呆れられてると思いますが。このあたりの自省はまったくないのね。

また、リスク管理会社による企業トップに対する「謝り方の講習」に対しても偉そうに論評されていましたが、なにか不祥事があった時に備えてトップの謝罪マニュアルを備えておくのはリスク管理として当然の事だと思うけどな。不祥事が起きる、とにかくトップが謝罪する、謝罪内容によって世間が許すor許さない、という流れは世の中のお約束であって、マスコミだってこのお約束からは逃れられないはずなんだが。フジテレビのリスク管理はどうなってるのかな?
 
 
お笑いコンビや芸能人が世相をおもしろおかしく解説するのは別にいいんです。でも、番組の作りとして、マスコミが一般企業や視聴者を上から見下ろして偉そうに論評しているのが見え見えなのが、本当に気持ち悪い。
 
 
……とは言っても、私が気持ち悪いと思っただけで、だからどうしろと言うつもりはありません。単に、私が今後この番組を見ることはないだろうな、という事です。

ついでにもうひとつ。普段からインテリっぽいキャラをおそらく意識的に演じている爆笑問題の太田君は、この番組をどんな気持ちでやってるのかなぁ、というのが、ちょっとだけ気になりますな。

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2006.04.01

マイク○ソフト「Web2.0」の著作権を主張。利用差し止め訴訟へ

マイク○ソフト「Web2.0」の著作権を主張。利用差し止め訴訟へ

今、IT業界で話題の単語といえば、なんといっても「Web2.0」でしょう。実に語感が格好良く、口に出すだけでエンジニアっぽさを醸し出せる便利な単語です。しかし、この「Web2.0」、マイク○ソフトによる訴訟の結果によっていは、自由に使えなくなるかもしれませんよ。
 
 
2006年4月1日更新
 
 
「Web2.0」とはDale Doughertyにより提唱された概念であり、昨年ほどからIT業界でにわかに注目さ始めたキーワードです。「Web2.0」の定義は業界内でも完全に合意がとれてはいませんが、既存のインターネット関連技術を「Web1.0」とした上で、より新しい要素技術をまとめて「Web2.0」とよぶ場合が多いようです。要するに、業界内で知ったかぶりしたければ、とりあえず「これからはWeb2.0だよなぁ」と言っておけばいいという、魔法の呪文です。

IT業界をさんざん潤してくれた個人情報保護法特需が終わり、日本版SOX法特需の到来までには数年かかると思われる状況の中、顧客をだまして金を引き出すネタを探していたIT業界にとって、「Web2.0」はまさに救いの神、いまや営業トークに欠かせない単語となりました。

そんな「Web2.0」の流行に対し、米マイク○ソフト社が待ったをかけようとしてるという、衝撃的なニュースが飛び込んできました。

マイク○ソフト社(以下M社)の広報担当はこう語っています。

「画期的なソフトウエア技術に対して"2.0"の語を適用したのは、1987年に当社が発売したWindows2.0が最初である。当社は"2.0"に対して著作権を保有し、今後他社による"2.0"の無断使用には訴訟をもって対抗していくつもりだ」

これに対し、IB○(以下I社)は反論しています。

「確かにwindows2.0は、タイリングの腐れウインドウシステムしか利用できなかったWindows1.0と比較して画期的であったかもしれな。しかし、2.0になってもシングルタスクの腐れOSであることには変わりなく、Windows2.0は正しい意味での"2.0"とはとても言えない。それに比べて、我が社の「OS/2.0」こそ画期的な技術の集大成である。これこそ真の"2.0"の先駆けと言えるものだ」

(M社)「あれは「OS/2」であって「OS/2.0」ではない。 今の"2.0"ブームとは関係ない」

(I社)「うるさい。OS/2だってWindows2.0と同じ1987年だ。我が社にも著作権を主張できるはずだ」

(M社)「おっと、突然思い出したけど、我が社の「MS-DOS2.0」は1983年だったわ。残念だったな」

(A社)「ちょっとまったぁ。 AppleII (1977年)を忘れてもらっちゃこまるぜ」

(MとI、声をそろえて)「さすがに、"II"と"2.0"ではちがいすぎるだろう」
 
今後、日本の技術者が"2.0"を利用できるのかどうかは、米企業による激しい権利争いの結果を見守るしかないようです。
 
 
補足。

1979年の「ベーシックマスターレベル2」の"レベル2"こそが、今のIT業界の"2.0"ブームの先駆けだよなぁ、ちゃんと"レベル3"につながったし……などと思ってはいても口には出せないのが、シャイな日○製作所。

ついでに、「Web3.0の時代になれば、我が社にも出る幕があるぞ」とほくそ笑んでいるのは、マークIIIを傍らにおいたセ○の社員達であった。

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