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2006.03.31

新しいジャーナリズムとしてのwinny

winnyのネットワークを介した情報漏洩事件は、とどまるところをしりません。

最近のマスメディアによる情報漏洩事件に関する積極的な報道も、好奇心で新たにwinnyを利用し始めた新規ユーザの増加と、それらのあまり知識の無い層による報漏洩事件の増加という悪循環に、一役買っているような気もします。

それはともかく、実際問題としてwinnyはここまで広まってしまったのですから、否定的な見方ばかりしてもしかたありません。ちょっとは前向きな評価もしてみたいもんです……というわけで、新しいジャーナリズムの一種として、winnyと暴露ウイルスを無理矢理評価してみましょう。
 
 
 
最近の情報漏洩事件の報道を見るまでもなく、情報暴露ウイルスの能力は凄まじいものです。弱点(?)は、対象となる情報をまったく選択せずにとにかくなんでも情報発信してしまう事で、全く落ち度は無いのに個人情報をさらされた被害者からみれば、迷惑以外の何物でもありません。

その点は重々理解した上で、あえてひねくれた見方をしてみます。

警察や役場のやばい情報でもお構いなく公表してしまう情報漏洩ウイルスは、「真実を暴き社会に公表する」という一点において、ジャーナリズムの一種と言えないでしょうか?
 
 
既存メディアによる報道量をみてもわかるとおり、社会に対するインパクトという点では、ジャーナリズムの新しい形として期待されたblogを遙かに凌ぐ力を発揮しています。さらに、その情報暴露力(そんな言葉があるのかな?)は、悪名高き匿名掲示板をも越えています。しかも、一度公表された情報は絶対にもみ消すことはできません。すなわち、ネット上のジャーナリズムとして、既にwinnyは非常に大きな力を持っているわけです。

さらに、比較対照はblogや匿名掲示板のようなネット上のツールだけではありません。既存のマスメディアなどのジャーナリズムと比較しても、winnyは決してひけをとりません。

ウイルスによりwinnyネットワーク上に暴露される「真実」というのは、漏洩したデータそのものはもちろんですが、「重要なはずのデータがこの程度のウイルスで漏洩してしまう体制である」という「真実」も含まれます。この点において、ジャーナリズムとしてのwinnyとウイルスは最も凄まじい力を発揮します。

例えば、住基システム関連データの運用があんなに杜撰であることを調査できたジャーナリストがいたでしょうか? 警察のNシステムのデータが、実は国会で答弁された期間よりも長く保存されているという実態を公表したジャーナリストがいたでしょうか?

調査の動機や過程を抜きにして結果からのみ判断になりますが、暴露ウイルスは既存の人間のジャーナリストよりもいい仕事をする場合もあるわけです。winnyと暴露ウイルスの組み合わせをひとつのシステムとして考えれば、これはジャーナリズムの革命である……というのは決して言い過ぎじゃないと思いますよ。

(……我ながら、ちょっと調子に乗りすぎたかな? でも半分以上は本気でこう思っていたりします)

さらに余談になりますが、またちょっと別の見方として、Winnyは匿名による安全な内部告発用のネットワークとしても意味もあるかもしれませんね。
 
 
参照はこのあたり。
そう言われてみれば……(事象の地平線)
真実を暴く力(スラッシュドットジャパン)

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「防犯カメラ」と「大声の練習」


男児転落死関連のいたましいニュースです。

川崎男児転落死 不審な男、黒い手袋着用 計画的犯行か(Yahoo!ニュース)

「(事件の)20秒前、エレベーター内の防犯ビデオに雄樹君と不審な男、男子中学生の計3人が映っていた」

……「防犯ビデオ」は、犯行後の犯人の特定にはつながるかもしれませんが、残念ながら事前の「防犯」には役に立ちませんでした。

犯人が常人には理解できない思考の持ち主である場合、要するに犯人が狂っている場合には、「カメラがあるから犯罪は起きないだろう」などという常人の常識は通用しないのでしょう。

防犯カメラの効果を否定するわけではありませんが、「防犯カメラで防犯は完璧」という誤解が世間に広まっている状況は、ちょっとやばいような気がします。
 
 
さて、同じ場所で29日には清掃作業員の女性が投げ落とされそうになった事件あり、これも同一犯の犯行ではないかといわれています。しかし、こちらの事件は女性が声をあげて抵抗したため、犯人が逃げ出したそうです。

やはり「大声」というのは防犯に効果がありそうです。

でも、本当にやばい瞬間、とっさに大声だすことはなかなか難しいと聞いたことがあります。確かに、普通の生活をしていたら本気で大声出す機会なんてそうそうありません。普段から大声の練習をしておけばいいのでしょうが、大声を出せる場所なんて近所にありませんし。

もしかしたら、通り魔的犯行から子供を守るためにまずやるべき方策は、「大声を出す練習」かもしれません。なんといっても安上がりで、しかも即効性が期待できます。学校で授業の一環として、子供達に絶叫の練習をさせるべきだと思うな。

(防犯ブザーを配布している地域もあるようですが、本当にいざという時のことを考えると大声も必要だよね、やっぱり)

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2006.03.30

住基ネットのパスワード漏洩

斜里町の職員が、町民のデータや住基ネットのパスワードを漏洩させてしまったそうです。

ウィニー:住基ネット情報流出 北海道斜里町職員PCから(MSN毎日)
住基ネットのパスワードがWinnyネットワークに流出(スラッシュドットジャパン)

町民の資産である情報を勝手に持ち出し事、そしてマニュアルを守らずに情報漏洩させてしまった事を罪として、この職員を逮捕して刑事罰を与えるべきじゃないのかな。 あくまで法律の素人の考えですが、個人情報保護法をつかわなくても、業務上なんとか罪とか著作権とかで、法律的には可能でしょ。 どうよ道警? 

……と思ったら、過去に道警の職員自らがWinnyで悪質な漏洩事件を起こしているので、今さら民間人(今回は地方公務員だが)を逮捕できないのかな? 

道警とか京都府警とか最近では愛媛県警とかが、自ら漏洩事件をやらかした上にお咎め無しなんて前例をつくってしまったのが(ここが参照に便利)、悪質な情報漏洩事件が続発している今の異常事態の一因なのかもしれないなぁ。

なんというか、イヤな世の中になってしまったねぇ。ホント。


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かっこいいなあスナふきん


IT先進国フィンランドのセキュリティ製品メーカー「エフセキュア」が、ついに個人向け高機能セキュリティ製品の日本語版を売り出すそうです。

F-Secure インターネットセキュリティ(日本エフ・セキュア)
「F-Secureインターネットセキュリティ2006」を発表- 個人向け高機能製品をムーミンGUIで投入 -(日本エフ・セキュア ブレスリリース)

ちょっと期待してしまいますな。

でも、既に多くのサイトで語られているようですが、やっぱり気になるのはこれ。

「GUIにはフィンランドのキャラクターであるムーミンを採用し、たいくつなセキュリティ製品を心和むものとしています」……だそうですが。

うーーん。

「個人向け製品だから設定画面には親しみやすいムーミンを」……という発想なんでしょう。でも、これで「こころ和む」かどうかは、人によるんじゃないかな? 個人的には、セキュリティ製品はシンプルな方がいいと思うな。プレスリリースを見た限り、この手のものにありがちな「親しみやすくしたつもりが、かえって鬱陶しい」ものでは無いようですが。

スナフキンの絵をみて、20年も前のマンガ「同じ曲ばかりで気が狂うー!」を思い出してしまい、個人的なつぼにはまったので、とりあえず体験版でお試ししてみよう。

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2006.03.29

IEがやばい、セキュリティ担当者の犯罪、トレンドマクロ、その他

セキュリティ関連の事件の記事がいくつかあったので簡単に。 それぞれの事件に対して言いたいことはもっともっといっぱいあるけど、眠いので後日。
 
 
その1 IEがかなりやばい

またまたIEにセキュリティホールが発見されました。しかもやばい状態です

HTML のオブジェクトが予期しないメソッド呼び出しを処理する方法の脆弱性により、リモートでコードが実行される(マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ)

セキュリティホールmemo(20060323)

悪のサイトを見ただけで、インターネットエクスプローラが乗っ取られます。

恐ろしいことに、すでに世の中には悪のサイトは多数存在しており、知らないうちにスパイウェアを仕掛けられてしまった被害者が多数いるらしいですよ。さらに、マイクロソフトからの修正パッチはまだ出ていません。他人事ではありませんよ。

ここまでやばい状況になってしまうと、マイクロソフトも数日以内に緊急パッチをだすんじゃないかな? 根拠はないけど。
 
 
その2 セキュリティ担当者の犯罪

銀行のカード情報が不正取得されたそうな。その容疑者は、なんと銀行のシステムの運用担当者だそうな。これはすげぇ大事件ですよ。

NTTデータ元社員、カード偽造の疑い 被害3千万円(asahi)
ローンカードの取引記録の不正取得について(NTTデータ)

「捜査の結果、(株)仙台銀行様のATMでカードを利用した際の取引記録の一部が当社のコンピューターセンターから不正に持ち出されていた可能性があることが判明しました」

「容疑者自身が取引記録へのアクセスを含むコンピューターの操作権限を有するとともに、システムの運用に関わる作業指示を行い、不正運用をチェックする立場にありました。また容疑者はシステム面での高度な技術と経験を有していました」

「録内容を出力するプログラムでは通常、暗証番号を表示しません。容疑者は、この出力プログラムを不正に改造したうえで暗証番号を含む取引記録を印刷し、情報を持ち出したものと想定しています。また容疑者は運用責任者の立場を悪用し、コンピューター室への入退室時に記録される指紋認証システムの履歴も改竄しておりました」

こりゃすごい。

この手のシステムの構築や運用に携わる人間、特にセキュリティを管理する側の人間が本気になれば、どんな悪事でもできるということは、だれでも知っていたはずです。マニュアル通りにはいかない現場の体制とか、形だけの外部監査とか、顧客側の無関心とかの問題を、現場のエンジニアの職業倫理だけに頼ってなんとかやりくりしてきたのが、日本の情報サービス業界だったはずなんですが。
 
 
「当社が運用するセンターから取引記録が持ち出され、偽造カードによる被害を招いたことは情報システムに対する社会の信頼を揺るがしかねない重大な事態であると考えております」

本当に重大な事態だと思う。でも、今の日本の情報システム(運用や監査や人材育成まで含めて)に対する投資額はちょっと少なすぎると思うので、適正なレベルまで引き上げるチャンスかもしれません。

せめて、この事件を契機に、情報システムの構築や運用現場で働くエンジニア達の仕事の重要性が広く理解され、社会的な地位が上昇してくれれば。
 
 
その3 トレンドマイクロ

トレンドマイクロの情報がWinnyに漏洩しているそうですが。

トレンドマイクロの営業資料がWinnyに流出(INTERNET Watch)
Winny上への弊社関連情報流出について(トレンドマイクロ)


漏洩の事実に関しては、2005年3月の時点ですでに確認されていたそうです。確かに、かなり前から広く知られた事件だったような気がしますな。何で知ったのかは自分でも覚えてないけど。

で、よくわからないのですが、どうして今頃になってこんな大きなニュースになったのだろう?
 
 
その4 トレンドマイクロつづき

トレンドマイクロによる情報漏洩の一般的な解説。

なぜWinnyによる情報流出が突然話題になったのか~「ウイルスバスター」のトレンドマイクロに聞く(デジタルARENA)

「Winnyによる情報流出の発覚がたて続き起きている点について、「おそらく過去に流出してしまったファイルが数多くあるのだと思います。気になって調べたら流出したことが分かったということでしょう」……だそうですが。

ひとつ上に書いた項目と並べて読むと、なかなか味わい深いものがありますな。
 
 
その5 その他いろいろメモ

トマト銀行、操作画面すっぽり覆う「盗撮防止カバー」をATMに設置(nikkeibp)
阻止率99%のスパム対策方式の研究報告
セキュリティ設定を記述するSDDL文字列とは?(@it)

「笑える特許」がコメディアンのネタに(hotwired)

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2006.03.28

竹炭で電磁波を防げるわけがないだろーが!

我が家の風呂には、竹炭の束がプカプカ浮いています。

家人のお肌がちょっと弱いため、塩素やら他のお肌に有害な成分を除去できたらいいなというのが動機で、炭の専門店で購入してみたわけです。お店のご主人のお話では、500グラムの竹炭で半年くらいは湯船に利用できるので、浄水器なんかよりお得だとか。なんでも、竹炭は微細な穴がいっぱい開いているので、有害成分を吸着してくれるらしいですな。

ちなみに、風呂に効かなくなったらよく洗って炊飯器につっこめばご飯が美味しくなるそうですが、これはご飯に風呂のお湯の味がしみ込みそうで、ちょっとイヤだなぁ。 

で、肝心のお肌への効果ですが、確かにちょっと効果があるような気がしないでもないという感じです。……単なる気分の問題であるような気もしないでもないですが。まぁ、この手の健康グッズは使う方の気分の問題がおおきいので、宣伝文句がウソでさえなければ許されるのでしょう。(価格が妥当ならば)。
 
 
さて、ここからが本論です。

googleで炭の販売店を検索してみて驚いたのですが、炭の有害物質の吸着やら脱臭効果と並んで必ず書かれている宣伝文句が「炭には電磁波遮断の効果がある」なのね。「パソコンのそばに炭を置けば電磁波が防げる」なんて書いてあるサイトもありました。

これ、どう考えてもあきらかなウソだよなぁ。

日常生活において接している電磁波が果たして人体に害をなすかどうかについては、いろいろな説があるようなのでここでは議論しません。また、竹炭や木炭自体に電磁波を吸収する効果があることも否定はしません。

しかし、部屋の中にいくら炭を置いたとしても、それによって体にあたる電磁波の量が減少することは、原理的にありえません。

この手の宣伝でつかわれる「電磁波」は、電磁波の中でもおそらく「電波」のことを指すと思われます。光や赤外線も電磁波の一種ですが、それを遮断しても広告になりませんから。

で、この「電磁波」は、基本的に放射元から四方八方に広がります。人間からみれば全周囲から電磁波が襲ってきているわけで、それが部屋に置いてある炭のかたまりに「曲がって引き寄せられて吸収される」なんてことは、絶対にありません。どうしても炭で電磁波を防ぎたいのなら、何らかの方法で全身を炭でくるむしかないんじゃないかな? もしくは、電磁波の発生元を炭でくるんでしまう、例えばPCの筐体を竹炭100%でつくるとか。

ちょっと前に話題になった、電磁波を吸収する植物についてのバカな宣伝と同じだね。

公正取引委員会や厚生労働省は、どうしてこーゆーウソがはびこる状況をゆるしておくのだろう? 本当にものすごい数のサイトが、同じようなウソをついているのに。 
 
 
このへんが参考になるかも
木炭をパソコンの横に置くだけで本当に電磁波がカットされるのか(ふるや炭工房)
電磁波と備長炭(備長炭)

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2006.03.27

登別カルルス温泉 山静館ふたたび

室蘭でのコンサドーレの試合を見た後、冷え切った心と体、ついでに病んだ精神を癒すため、登別カルルス温泉まで行って来ましたよ。

泊まった宿はこちら。

森の湯 山静館

一昨年の秋にも一度宿泊した事があるのですが、その時かなりいい感じの宿だったので、また行ってしまいました。

あいもかわらず、建物も綺麗だし、静かだし、飯もうまい。そしてなにより、やっぱりお湯がいい。豪快な完全かけ流しのアルカリ性単純泉のお湯が、冷え切った心と体に効く効く。露天のお湯の中でボーっとしているだけで、体中の筋肉がほぐれ、血行が劇的によくなってしまいました。……コンサドーレの事を考えながら一時間以上もボーっとしていたので、単にのぼせただけかも知れませんが。それにしたって、普段から不健康きわまりない心と体が、一時だけでも快食快眠になったのは確かです。

あまりお肌の強くない(特に塩素に弱い)嫁さんも満足してますし、長期の湯治に行きたいなぁ、一ヶ月くらい。
 

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J2第05節 札幌0-1横浜FC


コンサドーレ札幌 応援日記

2006年03月25日(土)
J2第05節 札幌 0-1 横浜FC(室蘭)
室蘭入り江競技場 SA席で観戦

うーん。サッカーにはなっているんだけど、点が入る気がしないのはなぜ?

くわしくは、こちらを見てね
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
http://homepage3.nifty.com/dole/
 

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2006.03.25

情報セキュリティ白書、メイド献血、その

気になった記事いくつか、時間がないのでリンクだけ
 
 
その1 SQLインジェクションも忘れないで

情報セキュリティ白書 2006 年版(IPA)

「SQL インジェクションの脆弱性が突かれてデータベースの情報が漏洩した事例や、Winny を利用したウイルスにより重要な情報が漏洩した事例が新聞やニュース等で目立ちました」

……最近のwinnyでの情報漏洩事件の多発ですっかり忘れられているけど、SQLインジェクションの話題が大問題になっていたのは、たった数ヶ月前の事なんだよなぁ。今でもSQLの脆弱性を抱えているサイトは、沢山あるだろうになぁ。
 
 
その2 メイドさん目当てで献血

そこまでやるか!献血アップへあの手この手(YOMIURI)

「深緑色のワンピースに白いエプロン姿の女性が、献血を終えた人の手のひらを約10分間、もみほぐす」

いいな、これ。

しかし、売血がダメなのは血液の安全性が確保できないからだそうだが、お金のかわりにメイドさんのサービスならいいのかな? 「純粋な善意でない」という点では、どちらもかわらないような気もするが。
 
 
その3 先生の神経症

教員むしばむ『君が代神経症』(東京新聞)

「公立学校の教員で病気休職、とりわけ極度のストレス障害など精神疾患が増えている。背景として卒業・入学式の「日の丸・君が代」強制が見過ごせない」

「女性教員は、音楽準備室に入り込んでくる虫(カメムシ)が「都教委に見え、見張りに来たと感じる」ような思いに襲われる」

ちょっとこれはあまりに酷いこじつけ記事だと思うぞ、東京新聞。

教師が大変な職業であることは認めるし、君が代問題もいろいろ意見があるのはわかるけど、こんなまともなデータも無いバカバカしい記事にいったい誰が賛同してくれるんだ? 君が代反対ならそれでもいいけど、こんな姑息な記事を書かずに、もっと正々堂々と主張すればいいのに。

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2006.03.24

機動戦士ZガンダムⅢ-星の鼓動は愛

たまたま映画館が男性半額の日だったので、平日夜にいやがる嫁さんを無理矢理つれだし、見に行ってきたのはもちろん「機動戦士ZガンダムⅢ-星の鼓動は愛-」です。

公開前から話題だった宣伝コピー「誰も知らないラスト……」を真に受け、TV版とはかなり違うエンディングになるのだろうなぁとは思っていました。ひょっとして「ZZが無かったことになる?」、もしかして「シャアとハマーン様が復縁?」、まさか「青いゼータプラスに乗ったアムロがキュベレイのハマーン様と一騎打ち? それは見たい!」等々と期待に胸を膨らませていたのですが、……まぁあんなもんでしょう。

一言で感想を言ってしまうと、「見ていて楽しかった!」。

ついでにもう一言だけ言わせてもらえるなら、「これ、TV版を見たこと無い人は絶対に理解できない映画だよなぁ。こーやって好きなシーンを集めればいいのなら、映画作るのも楽しいだろうなぁ」てな感じでしょうか。
 
 
TV版を知っていた私は、本当に見ていて楽しかった。かっこいい戦闘シーンばかりなのがいいですね。特にキュベレイが美しかったのがいい。

それぞれのキャラクターも、魅力や個性が凝縮されていました。ハマーン様の凛々しいお姿も見ることができたし、シャアはあいかわらず情けないところがよろしい。オールドタイプ最強のヤザンの野性味もよし。レコアさんとエマさんも、いかにも富野監督の描く女性っぽくて、なるほどという感じです。

なにより、カミーユがなかなかいい男じゃないですか。あのラストシーンも彼に似合っていると思います。
 
 
しかし、映画としてストーリーが成り立っているんですかね、この映画? まず、説明抜きでいきなり出てくる固有名詞が多すぎ。さらに、シーン毎にどの勢力とどの勢力が戦っているのかが、よくわかりません。

ちょっと辟易したのは、TV版では見せ場だったシーンばかりが連続しているせいか、主要人物が戦闘中なのになにかというとモビルスーツから降り、生身で戦いだす事。そして終盤、宇宙に死人の残留思念(?)がいっぱい漂い、モビルスーツ戦が霊現象じみたものが多くなったのも、ちょっとどうかと思うな。
 
 
まぁ、最初からガンダムオタクにターゲットを絞り込んで作った映画ですから、私のようなガンダムオタクが楽しめれば成功なんでしょう。TV放送から20年、今さら劇場版が作られたこと自体が奇跡かと思われたZガンダム3部作です。無事に最終話まで見届けることが出来たことを、神と富野監督に感謝しましょうか。
 
 
以下はネタバレ。

さて、TV版ではラストシーンで精神崩壊し廃人になってしまったカミーユですが、今回の映画では無事ハッピーエンドとなりました。

このラストシーンについて、キネマ旬報2006年3月下旬号 富野由悠季ロング・インタビュー抜粋(シャア専用ブログ 06/03/21-22:47)によると、富野監督は「若い世代を絶望させてはいけない」と言っておられるそうです。

これをみて、30年くらい昔の「ヤマト」を思い出してしまったのは、私だけですかね?

劇場版の「さらば宇宙戦艦ヤマト」では、ラストシーンで主人公が特攻して死んでしまったのですが、その後に制作されたTV版の「宇宙戦艦ヤマト2」では、主人公が生き残るハッピーエンドに変更されてしまいました。この変更は、なんでも松本零士監督の「若者は生きなければいけない」とのお言葉によるものらしいです。上の富野監督のお言葉と似てますな。

当時のヤマトファンは、続編制作で儲けるたのための露骨な変更だと憤ったものですが……。さて、ガンダムでは生き残ったカミーユが活躍する続編が作られたりするのでしょうか?

……ガンダムオタクの正直な気持ちを言いましょう。 せっかくストーリーがかわったのだから、カミーユとハマーン様が出る新作を作って欲しい! アムロやシャアもからめて、うまく「逆襲のシャア」に繋がる形がいいな。

儲け主義でもいい、頼むよ富野監督、そしてバンダイ。


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2006.03.23

J2第04節 愛媛2-1札幌


コンサドーレ札幌 応援日記

2006年03月21日(火)
J2第04節 愛媛 2-1 札幌(愛媛)
スカパーの中継を見る

弱い! 普通に弱い! 得点できる気がしない!!

くわしくはこちら
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2006.03.22

難解プログラミング言語(Esoteric programming language)

世の中には、わざと読み書きが難しく作られたプログラミング言語、いわば悪意のプログラミング言語というものが多数存在するそうです。プログラミング業界では、「難解プログラミング言語」はひとつのカテゴリとして確立してるらしいですよ。まったく知りませんでしたが。

Esoteric programming language(Wikipedia)
Esoteric programming language

その多くは、研究目的もしくは冗談半分で作られたそうですが、一応ちゃんとチューリングマシンなものが多いそうな。というわけで、おもしろそうなので、どんなもんがあるのかちょっと調べてみました。とりあえず中でも古典と思われるものだけのリストです。(もちろん私に言語仕様が理解できるはずもなく、それぞれリンクだけです)
 
 
INTERCAL

最も有名で古典的な難解言語。「それ自身がプログラミング言語のパロディにもなっており、難解なプログラム言語の典型例として知られている」(Wikipediaより引用)……だそうです。

INTERCAL(Wikipedia 日本語)
The INTERCAL Resources Page(公式サイト)
INTERCAL Resources on the Web

プログラムを勉強する時の基本は、カーニハン&リッチーの時代から、画面上に"hello world"という文字列を出力させるものと決まっているわけですが、INTERCALの場合はこんなプログラムになるそうです。(wikipedia より)

DO ,1 <- #13
PLEASE DO ,1 SUB #1 <- #234
DO ,1 SUB #2 <- #112
DO ,1 SUB #3 <- #112
DO ,1 SUB #4 <- #0
DO ,1 SUB #5 <- #64
DO ,1 SUB #6 <- #194
DO ,1 SUB #7 <- #48
PLEASE DO ,1 SUB #8 <- #22
DO ,1 SUB #9 <- #248
DO ,1 SUB #10 <- #168
DO ,1 SUB #11 <- #24
DO ,1 SUB #12 <- #16
DO ,1 SUB #13 <- #214
PLEASE READ OUT ,1
PLEASE GIVE UP

これは確かに難解だ。
 
 
Brainfuck

名前が下品なので、Brainf*ck とか、Brainf*** とかよばれることが多いらしいです。

「開発者Urban Mullerがコンパイラがなるべく小さくなる言語として考案した。実際、Muellerが開発したコンパイラのサイズは123バイト(キロバイトではない!)、インタプリタは98バイトしかない。また、実行可能な命令はわずか8つしかない。実用性はほとんど無い」(Wikipediaより引用)……だそうです。

シンプルであることは美しいことだ、というわけで、一部では評判よかったりするらしいですよ。

Brainfuck(Wikipedia 日本語)
Brainfuck

hello world はこうなります。(hello world(wikipedia)より)

++++++++++[>+++++++>++++++++++>+++>+<<<<-]>++.>+.+++++++..+++.>++.<<
+++++++++++++++.>.+++.------.--------.>+.>.

 
 
Ook!

上記Brainfuckの単なる改造版でコンセプト的にはあまりおもしろくないのですが、ソースの見た目がとにかくバカバカしい言語。Brainfuckの8種類の命令を、Ook. Ook? Ook! の3種類の単語のうちの2単語の組み合わせで表現したもの。コンセプトはなんと、オランウータンでも使える言語だそうです。

Ook!
Ook!
Ook!(takaaki.info)
シンプルであることの美しさ(蒼天舞曲)

hello world サンプル

Ook. Ook? Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook.
Ook. Ook. Ook. Ook. Ook! Ook? Ook? Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook.
Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook? Ook! Ook! Ook? Ook! Ook? Ook.
Ook! Ook. Ook. Ook? Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook.
Ook. Ook. Ook! Ook? Ook? Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook?
Ook! Ook! Ook? Ook! Ook? Ook. Ook. Ook. Ook! Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook.
Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook! Ook. Ook! Ook. Ook. Ook. Ook. Ook.
Ook. Ook. Ook! Ook. Ook. Ook? Ook. Ook? Ook. Ook? Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook.
Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook! Ook? Ook? Ook. Ook. Ook.
Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook? Ook! Ook! Ook? Ook! Ook? Ook. Ook! Ook.
Ook. Ook? Ook. Ook? Ook. Ook? Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook.
Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook! Ook? Ook? Ook. Ook. Ook.
Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook.
Ook. Ook? Ook! Ook! Ook? Ook! Ook? Ook. Ook! Ook! Ook! Ook! Ook! Ook! Ook! Ook.
Ook? Ook. Ook? Ook. Ook? Ook. Ook? Ook. Ook! Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook. Ook.
Ook! Ook. Ook! Ook! Ook! Ook! Ook! Ook! Ook! Ook! Ook! Ook! Ook! Ook! Ook! Ook.
Ook! Ook! Ook! Ook! Ook! Ook! Ook! Ook! Ook! Ook! Ook! Ook! Ook! Ook! Ook! Ook!
Ook! Ook. Ook. Ook? Ook. Ook? Ook. Ook. Ook! Ook.


……ホント、オランウータン語だな、これ。
 
 
Befunge

2次元言語とでもいうのでしょうか? プログラムカウンターが80x25のアスキー文字の2次元空間を前後左右に動き回り、自分自身を書き換えることもできるため、かなりおかしなソースになってしまうそうです。

Befunge(Wikipedia)
Cat's Eye Technologies
Funge-98 Final Specification

hello world はこうなるそうな。(wikipedia より)

> v
v ,,,,,"Hello"<
>48*, v
v,,,,,,"World!"<
>25*,@

 
 
Malbolge

これぞ難解な言語の決定版。およそ人知を越えた究極の難解さで、人間がプログラムすることはほとんど不可能なのだそうです。もはや「言語」の域を超越していますな。暗号方面での研究がなされているとかいないとか。

Malbolge(Wikipedia)
Malbolge
Introduction to Malbolge
Malbolge:Programming from Hell(公式サイトのアーカイブ)

hello world プログラムはこうなります。(wikipedia より)

(=<`:9876Z4321UT.-Q+*)M'&%$H"!~}|Bzy?=|{z]KwZY44Eq0/{mlk**
hKs_dG5[m_BA{?-Y;;Vb'rR5431M}/.zHGwEDCBA@98\6543W10/.R,+O<

……よくわからんが、これはすごい。文字通りの地獄の言語ですな。
 
 
その他

他の難解言語の一覧はこのあたり

Language list
Joke language list

世の中には、おかしなプログラミング言語がたくさんあるのね。

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2006.03.21

憲法改正と不完全性定理


憲法改正の問題……といっても、政治ネタじゃないです。法律関連には全く疎い人間なのですが、ふと疑問におもったので。
 
 
憲法をかえよう、といっている人がいます。その是非はおいておいて、もし憲法を改正するのなら、その手順は憲法に従わなくてはなりません。すなわち、憲法が正しいのか正しくないのかの議論は、憲法という論理体系の枠の中で行われるのです。

これって、ちょっと無理があることじゃないかなぁ……なんて思うのは私だけなのかな? そもそも、憲法を改正したいのに憲法に従うという行為自体に、矛盾がないんですかね? 仮に、ちゃんと手続きに従って憲法を改正した結果、「この憲法は改正できない」なんて条文になったら、その後どうなるんでしょう?
 
 
ゲーテルの不完全性定理から考えても、……いや、コンピュータ業界の人ならここでチューリングをだすのが正しいのかな。とにかく、ある論理体系に矛盾がないことはその論理体系の中にいる限り決して証明できないわけで、これは憲法をはじめとする法律体系のなかでもおそらく成り立つんじゃないかな。だとすると、今の憲法がいいのか悪いのかという議論を、法律体系の中で議論しても決して結論はでないということじゃないかな。憲法自体の是非や無矛盾性を議論するなら、それは憲法を越えた「神の視点」から見て議論しないと、その行為自体に矛盾が生じてしまわないのだろうか。法律学者さん達は、答えを持っているのだろうか?

将来、法律の条文すべてをコンピュータに入力して、新法の無矛盾性を検証したり、ある件名の合法性を検証したりする世の中になると思うのですが、その時にはこのあたりが大きな問題になりそうな気がするなぁ。
 
 
一応ことわっておきますが、単純に法律学的にどう考えられているのか疑問に思っただけで、憲法の改正問題をここで論ずるつもりはありません。ましてや、憲法改正したいのなら超法規的にクーデターを起こすのが正しい、と言っているわけじゃないですよ。


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2006.03.20

J2第03節 山形0-1札幌


コンサドーレ札幌 応援日記

2006年03月18日(土)
J2第03節 山形 0-1 札幌(山形)
ニュース等で結果を知る

連敗はしない。苦手山形を撃破!

詳しくは、こちらも見てね
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
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科学戦隊コーステップ 涙の修了式編

私も第一期生として受講させていただいてた北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット(CoSTEP)が、半年間の教育期間を終え、ついに終了式をむかえました。

すべてが有意義でエキサイティングな半年間でした。生来の怠け者の私が、もっと勉強してみたくなり、いい年をして大学院の博士課程に行く気になってしまうくらいですから。

中でも、私にとってもっとも大きな成果(?)は、「文章を書くこと、そして書いた物を他人に読まれることの快感」を体に教えこまれてしまったことかもしれません。

この快感は麻薬のようなもので、一度あじわってしまうとわすれらません。CoSTEPが終わってしまった今、禁断症状に身もだえ、快感を欲しがるこの体を、どうやってしずめればよいのでしょう?
 
 
……それはともかく、半年間お世話になりっぱなしだったCoSTEP関連の方々と同期の受講生の方々には、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

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2006.03.19

プロバイダによる通信の遮断


プロバイダが、ユーザのインターネット接続のうち、特定のアプリケーションを遮断する動きがあるようです。
 
 
その1 winny

情報漏洩事件が多発してる中で悪者にされる事が多いWinnyですが、このWinnyを利用できないプロバイダが出現したそうです。

ぷらら,「Winny」による通信を遮断へ(IT Pro)

ぷららバックボーンにおける「Winny」の通信規制について(株式会社ぷららネットワークス)

「ウイルスに感染したパソコンから「Winny」を介した、意図せぬ個人情報または機密情報の流出が相次いでおります。こうした社会問題を憂慮すべき事態と捉え、皆様に安心してご利用いただけるネットワーク環境を提供することが通信事業者としての責務であるとの考えから検討を行ってまいりましたが、「Winny」による通信を完全に規制する決定をいたしました」……だそうですが。

不法行為をしているWinnyユーザをかばうつもりは全くありませんが、「皆様に安心してご利用いただけるネットワーク環境を提供すること」と「Winnyによる通信を完全に規制する」の間には、広くて深い谷があると思うけどなぁ。一般ユーザにとって、Winnyよりも危険なものはいくらでもあるわけで、なぜWinnyを特別扱いして遮断するのかがちょっと疑問。

それと、実際にどのような方法で通信を遮断するのかは明らかにされていませんが、winny以外の通信を誤って遮断することはないのかな?

こーゆー形でセキュリティを謳うサービスが選択肢としてあっても良いとは思います。しかし、「インターネット接続プロバイダ」として顧客を募集しておいて、選択式のサービスではなく、既存ユーザも含めた全てのユーザに対して強制的に特定の通信を遮断するってのは、公益性のあるプロバイダ事業者として、ちょっとどうかと思うな。

単に世の中のブームにのり話題性を狙った営業的な判断なのかもしれませんが、中国の制限だらけのインターネット事情を笑えないよなぁ、これじゃ。

ひょっとして、Winnyに帯域を食いつぶされることを心配して、こんな暴挙にでたのかな? ならば、「セキュリティのため」とか理由のこじつけはやめて、きちんと「帯域を維持するためにWinnyを禁止します」と説明すべきでしょう。winnyが無くなっても他のアプリが帯域を食いつぶすだけのイタチごっごになると思うよ。
 
 
その2 OP25B

昨年くらいからですが、各プロバイダが、自分のお客さんが迷惑メールを出せないように、ネットワークに制限をかける動きがあります。

ISP各社がメール送信を規制、迷惑メールがなくなる日は近い!?(IT Pro)

俗にいう「Outbound Port 25 Blocking」(OP25B)という設定のお話ですな。

普通の善良なユーザーは、メールを送信するとき、プロバイダのメールサーバに対して送信します。メールソフトの設定の中の、「SMTPサーバ」という部分のことですな。で、その後の外部に対するメール配送の仕事は、プロバイダのメールサーバに託すわけです。

これに対して、迷惑メール業者のPCや、悪人に操られた善良な人のPC、ウイルスに乗っ取られたPCなどは、PCが自分自身で直接外部までのメール配送をやってしまおうとします。プロバイダのメールサーバを利用すると記録に残ってしまう上、あまり莫大な量のメールを出すと目立ってしまいますから。

この時PCが利用するのが「25番ポート」と決まっています。で、プロバイダが、各PCからインターネットに対しての25番ポートの通信を遮断してしまおうというのが、OP25Bなわけです。

実際に、こーゆー設定にしているプロバイダのリストが上記リンク先にありますが、結構やられてるのね。

参照。こーゆー設定について研究している団体。
Japan Email Anti-Abuse Group

こちらは、上記「その1」とはちょっと違って、自分の顧客が外部に対して悪さをできないようにする設定です。しかも、効果という点では、インターネット全体の迷惑メール減少に確実に貢献できます(程度はともかくとして)。さらに、普通のユーザなら、この設定で困ることはありません。
 
 
インターネットに対する通信の遮断という点では、「その1」も「その2」も本質的には全く同じものです。それなのに、「その1」はインターネットの自由な精神を犯しているよう愚かな行為と感じてしまい、一方で「その2」はインターネットの相互扶助の精神を具現化しているように感じてしまうのは、おそらく私だけではないでしょう。プロバイダ事業者は、理屈だけではなくてユーザのこんな感覚的な部分も、すこしは意識した方がいいと思うな。

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2006.03.18

フィルタリングの普及啓発アクションプランだそうだ

インターネット関連6団体が、「フィルタリングの普及」につとめるのだそうです。

発表したのは、以下の6団体。

社団法人電気通信事業者協会、社団法人テレコムサービス協会、社団法人日本インターネットプロバイダー協会、社団法人日本ケーブルテレビ連盟、社団法人電子情報技術産業協会、財団法人インターネット協会。

内容はここ

「フィルタリング」の普及啓発アクションプランについて

まず「フィルタリング」の定義から

「インターネット上の青少年にとって有害なウェブ情報へのアクセスを自動的に遮断することができる技術的手段」

……要するに、Hなサイトとか、クスリとか爆弾とか関連のサイトを見ようとすると、自動的に遮断してくれる、青少年にとってありがたい機能のことですな。

次に普及啓発をする理由について

「家庭におけるインターネットの普及とともに、青少年がインターネットを利用する機会が増えていますが、インターネット上には青少年の成長にとって有害とされる情報も存在し、」

……ここまではわかる。しかし、次が問題。

「最近ではこれら有害情報に起因した重大事件が多く発生しており、青少年が被害者・加害者となるケースも少なくありません」

……本当に「起因」しているのかなぁ? インターネットを生業としている業界自らが、こーゆー根拠のない事を言いきってしまうのは、自らの首を絞めることにならない?

で、「……家庭でのフィルタリングの認知率・利用率向上を目標とする自発的な取り組みを、別添のアクションプランとしてまとめたところです」

だそうです。ふーーーん。

そのアクションプラン総論の本文はここ。

フィルタリングの普及啓発アクションプラン総論

気になるのは、この部分。

「フィルタリングを利用するかどうかの最終判断は利用者(児童・青少年やその保護者)が行うべきものであるが」

……と言っているわけですが。 確かにその通りなんでしょうが、ちょっと問題があるんじゃないかな。

消費者は、フィルタリングソフトやサービス同士の内容の比較ができないんですよね。どのメーカーもサービスも、フィルタしているサイトの一覧が公開されていないから、値段くらいしか比較材料が無い。これで「判断は利用者が」と言われてもなぁ。

確かに、フィルタ一覧リストを公開すると、他メーカにまねされたり、フィルタ対象からの訴訟沙汰になりかねないので、公開しないのも無理はないかもしれません。でも、それこそが最も重要な判断材料だよなぁ。例えば、ライバル社のサイトなど有害じゃないサイトを恣意的にフィルタリングしていても、第三者にはわからないし。
 
 
てなわけで、業界団体の「自発的な取り組み」なわりには、いまいち本気でやる気があるのかどうかわからない内容だなぁ、という感想でした。
 
 
参考リンク。元になった政府の政策。
内閣官房IT安心会議
「インターネット上における違法・有害情報対策について」の進捗状況等について

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2006.03.17

RFIDウイルスとか、DNAおりがみとか、winnyでNとか

時間がないので、興味を引いた記事のリンクのメモだけ


その1 RFIDでウイルス

RFIDタグを媒介して感染する世界初のウイルスが登場(PCWEB)
「RFIDタグもウイルスに感染」と研究者が警告(スラッシュドットジャパン)
「RFIDタグもウイルスに感染」、研究者が警告(ITmedia)

RFIDタグが、一昔前のフロッピーのような働きをするということらしい。自動的に読み書きされるんだから、確かに危険性はあるのかも。
 
 
その2 DNAおりがみ

DNA折り紙はマイクロマップを生み出します(科学ニュースあらかると)

DNA分子で、任意の形の芸術を作り出すお話。スゲェ。あと100年もたてば、DNAコンピュータのアウトプットとして、任意の形のマイクロマシンを自由に作り出せる世の中になるかも?
 
 
その3 winnyねた

N システムねた。Winny に N な情報が、という話(セキュリティホール memo)

闇に包まれているNシステムの運用が、winnyで暴露されてしまったというお話。

警察はwinnyを違法扱いしているのに、winnyで捜査情報を漏洩させる警官がたくさんいる……という困った世の中になってしまった。さて、今回は警察自らの闇の部分を漏洩させてしまったわけで、警察内部の処理はどうなるのか? 興味あるなぁ。

おまけ
Winny個人情報流出まとめ
 
 
その4 その他いろいろ

PET検診、がんの85%見落とし…がんセンター調査(読売)

デファクトスタンダード暗号技術の大移行(@it)

【初級】すぐ使える文章の技術(前編) レベル(IT Pro)


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2006.03.16

官房長官の自粛要請が、どの程度効果あるのかな?

ついに、官房長官が国民に対してWinny自粛を呼びかけたそうです。

情報流出:ウィニー自粛を異例の呼びかけ 安倍官房長官(MSN毎日インタラクティブ)
「Winnyを使わないで」安倍官房長官が国民に呼びかけ(INTERNET Watch)

「情報漏洩を防ぐ最も確実な対策は、PCでWinnyを使わないことです。この点について、私からも国民のみなさんにお願いをしたいと考えております」……だそうです。

気持ちはよくわかります。 問題の本質をわかった上で、国民の理解しやすを最優先として、あえて本質をずらした言い方をしているんでしょう。きっとそうだ、そうにちがいない。

その上で気になるのは、官房長官直々にこのような会見を行った事の「効果」ですな。 自粛呼びかけの前後で、情報漏洩事件の発生数とか、Winny の利用数とか、どれくらい変化したのか効果が知りたいな。日々セキュリティ関連の啓蒙に力を入れている各組織の地道な努力と比較して、こーゆー派手(?)な呼びかけがどの程度効果があるのか、非常に興味があります。せっかくの機会だから、きちんと数字で効果を調べて欲しい。

少なくとも公務員に対してはそれなりに効果があると思うけど、民間にとってはどうなんだろ? かえって逆効果になる場合もあるだろうし。 もし、今回あきらかな効果が認められるようなら、大規模なウイルス事件が起きた時なんかも、素早い収拾のために、積極的に偉い政治家から国民に対して呼びかけをするべき、と言えるかも。
 
 
関連情報。

ファイル共有ソフトによる情報の流出について(Microsoft)
Winnyを介して感染するコンピュータウイルスによる情報流出対策について(内閣官房情報セキュリティセンター) 
 
 
 
さて、以下は余談ですが。

官房長官の会見での呼びかけがこーゆー形になったのは仕方がないだろうなぁと思いつつも、一応つっこみを入れておきます。

まず、よく言われることですが、悪いのは winny ではありません。最近の漏洩事件を引き起こしているのは、winny を利用して情報をばらまくウイルスです。それなのに winny が悪者にされてしまうようだと、「漏洩はPCから起こるから、PCの利用を自粛すべき」という論法だって成り立ってしまいます。さらに、漏洩自体はwinnyを使っていようがいまいが起こります。最も怖いのは、「winny をやめれば漏洩は起きない」という誤解が広まることですな。

もっと本質的な事をいうと、漏洩の真の原因は、漏洩しては困る情報をやばいPCで利用することです。自宅で仕事をしない、私用PCで仕事をしない、職場のPCを私用で利用しない、これが徹底していないから漏洩事件がおきます。PCが足りないから仕方がない……という声も聞きますが、そんなことは全く理由になりません。もしそーゆー状況なら、個人情報を扱ってはいけません。自分の扱っているデータが、第三者から見てどれだけ重要な物なのか、少しは自覚しましょう、特に公務員のみなさんは。

てなわけで、おそらくあまりPC等に詳しくない人にも理解しやすいよう、話を単純にするために winny を悪者にしたのでしょう。「ウイルスが勝手に共有して……」となどと言っても、一般の人はなかなかわかってもらえないでしょうから、仕方ないかも。(内閣官房情報セキュリティセンターの発表は結構まともで、官房長官直々の会見とと比べて、それほど本質からずれていないようですが、一般の人が興味を示すかというと……)

やっぱり、「私用PCで仕事をするな」という形で呼びかける方が、より正しいと思うけどなぁ。 実態を考えると、難しいのかなぁ?
 

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2006.03.15

月刊マイクロソフト3月号&フラッシュの脆弱性


月例のマイクロソフト脆弱性情報、今月も出ました。Windows と Office に、かなりヤバゲな脆弱性があるそうです。

WindowsとOfficeにセキュリティ・ホール,ファイルを開くだけで被害に(IT Pro)
マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS06-011,012)(@police)

制限の少ない Windows サービスの DACL により、特権が昇格される (914798) (MS06-011)(Microsoft)
Microsoft Office の脆弱性により、リモートでコードが実行される (905413) (MS06-012)(Microsoft)

Windowsのが「重要」、officeのが「緊急」、どちらもちょっとやばそうなので、PCを利用している方はさっさとアップデートしておきましょう。
 
 
今日はもうひとつ。

フラッシュのプレイヤーがかなりやばいよ。

Flash Playerに危険なセキュリティ・ホール,多くのユーザーが影響を受ける(IT Pro)
マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (916208)Adobe Security Bulletin: APSB06-03 セキュリティの脆弱性を解決するための Flash Player の更新(Microsoft)

APSB06-03 Flash Player Update to Address Security Vulnerabilities(Adobe)
Macromedia Flash Player ダウンロードセンター (Adobe)

細工された悪のフラッシュを再生しただけでPCが乗っ取られるそうなので、すぐにでも対応しましょう。上記のダウンロートセンターから最新版をゲットしてインストールすればOK。
 

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そりの合わない人

唐突ですが、世の中には、そりの合わない人、どうやっても理解しあえない人がいます。

私も一応社会人ですから、どんな人でも一応なんとか理解しようと努力はしてみます。しかし、第一印象で「こいつとはあわない」と感じた人とは、どんなに努力しても無駄な場合が多かったりします。で、一度見切ってしまうと、それ以降はできるだけ関わらないようにするわけです。(もちろんビジネス上のつきあいは別ですが)

私はこの「見切り」がかなり早い方らしく、きらいだと思った人間とはすぱっと接触を断ちます。積極的になにかするわけではありませんが、嫌いなのを隠そうとはしてないと思います。で、全ての人とできるだけ仲良くしようと努力している真面目な人からは、極めて冷たい人間に見えるらしいですな。

私の方からみれば、そんな博愛主義の人は実に無駄な努力をしており、そんな自分に酔っているのか、またはひとりに耐えられない寂しがり屋にしか思えないわけですが。

ひょっとして、人間の成長というものは、嫌いな奴を「見切るまでの時間」で計れるのかもしれないなぁ、などと思ったりします。成長した人ほど、きらいな奴とつきあう事に無駄な時間を割かないんじゃないかな。
 
 
……などというのはもちろん、基本的に他人とのつきあいの悪いネクラの言い訳でしかないわけですが。

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2006.03.14

今のウイルス対策の限界が見えてきた?

現在の方式のウイルス対策が果たして正しいのか、この問題が根本的に問われるきっかけになりかねない(と私は思う)事件が立て続けに起きました。
 
 
まずひとつめ。

マカフィーさんのウイルス対策ソフトが、正常なファイルを大量に誤検知してしまう事件があったそうです。

マカフィー、3月11日配布のウイルススキャン定義ファイルに欠陥(IT Pro)
セキュリティホール memo 20060313
McAfeeのウイルス対策ソフトに障害(スラッシュドットジャパン)

ウイルス定義(DAT)ファイル4715でのW95/CTXウイルス誤認識について(マカフィー)

善良のユーザが利用しているアプリケーション関連のファイルを、間違いでウイルス扱いして、勝手に隔離してしまったそうです。

昨年、ウイルスバスターがやらかした事件と同じです。ウイルス対策業界として、あの事件をきちんと教訓にはできなかったようですね。被害に遭われた方、特に企業の情シス関連の方は、ご苦労様です(夜中だったため、日本では被害はそう多くなさそうですが)。

それにしても、Excel やら Google Toolbar やら Cygwin 関連のファイルをウイルス扱いとは、また豪快な誤検知ですな。

しかし、ここでちょっと考えてみましょう。エクセルはともかく、例えばgoogleのライバル会社(マ○クロソ○トとか)のシステム担当者なら、社内の人間に Google Toolbar を使わせたくは無いはずで、これをウイルス扱いされてもかえって喜ぶ可能性はありませんかね? エクセルだって、ジ○ストシステムやI○Mなら……。

 
 
ふたつめ。

トレンドマイクロの企業用ウイルス対策ソフト「ウイルスバスター コーポレートエディション」が、情報漏洩で話題のソフト「Winny(ウィニー)」を駆除する機能を追加されたそうです。

トレンドマイクロ、新ウイルス対策ソフトにWinny削除機能(NIKKEI NET)
Winny「自体」を削除するアンチウィルスソフト登場(スラッシュドットジャパン)

x64ネイティブ、NAC Version2に対応した「ウイルスバスター(TM) コーポレートエディション 7.3」を発表(トレンドマイクロ)

「Winny検出専用のパターンファイルと検索機能により、クライアントにおけるWinnyの有無を確認し、必要に応じて削除することが可能です」……だそうですよ。

企業の情シス担当者からしてみれば、おそらくのどから手が出るほど欲しかった機能でしょう(そのまえに、企業内のPCでそもそもWinnyをインストール可能にすべきではありません。……とは言っても、企業風土によってはなかなか難しいんだよね)。
 
 
しかし、ここであえて問題提起をしてみます。

いくら悪名高いWinnyとはいえ、れっきとした出所明かなフリーソフトを、一私企業のウイルス対策製品が勝手にウイルス扱いして駆除してしまうということが、果たして許されるのでしょうか?

ニーズがあれば許されるというのなら、やはり一部で悪名高いPacketiX VPN(旧称 SoftEther)なんかをウイルス扱いして勝手に駆除するソフトは許されますかね?

昨年のSony BMG社が堂々と悪のプログラム付きのCDを売っていた事件の時には、各ウイルス対策ソフトがこれを駆除する方向にいきましたが、もし天下のSonyが「我が社のソフトをウイルス扱いするとは何事だ!」と怒ったら、各社はきちんと対応できたのでしょうか? 
Sony BMGコピー防止機能付き音楽CDが招いた大問題(日経BP)

もっと極端な事をいえば、いつまでたっても次々と脆弱性が発見され続けるマイクロソフトのIEを、危険なソフトということでウイルスバスターが勝手に駆除してしまったら、大きな問題になりませんかね? これと、上述のマカフィーの誤検知事件との本質的な差は、いったいどこにあるのでしょう? マカフィーの件は「誤検知」ということになっていますが、もしマカフィーが「これは仕様です。エクセルは弊社の定義ではウイルスなのです」と言い張ったら、マカフィーの会社としての信用はともかくとして、法的にはどうあつかわれるのでしょう?
 
 
てなわけで、駆除されるべき悪のソフトウエアと、駆除されるべきではないソフトウェアの区別は、いったい誰がどのように行うべきなのか? これがこれから大きな問題になっていくような気がするなぁ。

そして、今のウイルス対策ソフトの基本的な仕組み(ブラックリスト方式)の限界も近いような気がします。

じゃあこれからどうなるべきだと言われると、……どうなるんでしょうねぇ?
 
 
 
以下、おまけ。

一応、世の中では「ウイルス」の定義は決まっていたりします。

コンピュータウイルス対策基準(経済産業省)

第三者のプログラムやデータべースに対して意図的に何らかの被害を及ぼすように作られたプログラムであり、 次の機能を一つ以上有するもの。
(1)自己伝染機能
(2)潜伏機能
(3)発病機能

 
 
しかし、スパイウェアとかマルウェアとかよばれる、上記ウイルスの定義に入らない一般の「悪のプログラム」のについては、定義すら一般的な合意は出来ていないと言ってもいいんじゃないかな。

スパイウェア等の定義や解説の例。

スパイウェアとは?(アダルトサイト被害対策の部屋)
スパイウェア(Wikipedia)
ウイルス対策基礎知識用語集(トレンドマイクロ)
マルウェアの定義 : FAQ(マイクロソフト TechNet)
Anti-Spyware Coalition Definitions and Supporting Documents(Anti-Spyware Coalition)

実際には、対策ソフトの各メーカーが、個々の事例ごとに勝手に考えているのが現状です。すなわち、ある怪しいソフトウェアが、あるメーカーの対策ソフトでは駆除されて、別のでは駆除されない場合があってもおかしくないわけです。誤検知とか検知漏れではなく、もともとのポリシーということで。
 
 
さらにおまけ。

関連するかもなぁ、と思われる最近の記事いくつかメモ。

公正取引委員会は日本でこういうFUDを許すのか(高木浩光@自宅の日記)
求む「怖い名前」(IT Pro)


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2006.03.12

J2第02節 札幌0-1水戸


コンサドーレ札幌 応援日記

2006年03月11日(土)
J2第02節 札幌 0-1 水戸(札幌ドーム)
札幌ドーム SS指定席で観戦

あれだけボールを支配していて無得点かい! の敗戦。

くわしくは、こちらを見てください
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
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2006.03.11

いぬ日記 別の生き物になってしまった編

うちのミニチュアシュナウザーのさくらちゃん、自慢の毛並みも最近の雪解けのおかげで散歩の度にドロドロになってしまうため、ちょっと困りものです。

で、トリミングに出すときに、「思い切って切っちゃってください」と言ってみたところ、終わってみてびっくり。

別の生き物になってしまった!

こんなんなるとは思ってもみなかった! 体の毛がこれだけ短くて、頭と顔だけたくさん毛があるのって、よくよく見るとかなり妙かも。……いや、これはこれでかわいいから、いいけどね。 ブラッシングも楽々で、なかなかいい感じ。

060311

それにしても、本人(犬)的には毛の量は気にもならないようだが。 これだけ体の毛の量が減ると、体をプルプルしたときのモーメントが変わりそうだけどなぁ。
 


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2006.03.10

iPodで個人特定


身元不明だった人が、身につけていたiPodのおかげで身元が判明したそうです。

iPodで身元判明--意識不明のひき逃げ被害者に「不幸中の幸い」(CNET Japan)

iPodのシリアルナンバーは貴方を特定する (科学ニュースあらかると)
iPodがIDカードになる(5号館のつぶやき)


「あきらかにジョギング中に事故にあったとおぼしき女性が意識不明で倒れているのを発見したが、女性の携帯していた「iPod」を手がかりに、Apple Computerに問い合わせ、この女性の身元を割り出すことができたという」……だそうです。

iPodの中のシリアルナンバーと、アップル社に登録していたユーザ情報が照合されたらしいですが。

こーゆー事件がニュースになるということ自体、iPodから身元が判明してしまうということになんとなく違和感を感じるのは私だけじゃないのでしょう、きっと。

これがiPodじゃなくて、例えば手帳とかノートパソコンとかなら、身元が分かる情報が中身に登録されていても当然で、それから身元が判明しても別に違和感は感じないだろうなぁ。それでは、なぜiPodだと違和感を感じるんでしょう? ちょっと考えてみました。
 
 
その1 シリアル番号

本来iPodの中には個人を特定する情報なんて無いだろうと、私も含めて多くの人は思いこんでいるわけです。それが、実はそうではなくて、iPodの中のシリアル番号と個人情報が結びつく手段があるという驚きが、違和感の原因のひとつかも知れません。

これって、RFIDの問題と同じだよなぁ。

例えば、服でも靴でも、身につけているものにRFIDがつけらる世の中になったとします。IDそれ自身には個人情報は含まれていません。しかし、例えばその商品を買ったときのクレジット番号とか、メーカーに登録されたユーザ情報とかの個人情報と、商品自身についているIDとを結びつけるデータベースが、どこかに必ず存在するわけです。いろんな商品のRFIDと個人情報のデータを順にたぐっていけば、ある個人がどこで何をやっていたのか、すべてトラッキングできる可能性があるわけです。

これは、住基番号や生体認証など、個人や物が一意に区別できるものならすべて、似たような問題を引き起こす可能性がありますな。

今回のiPodの事件は、そんな世の中を実感させられる事件になってしまったわけです。果たして、いい世の中なんですかね?
 
 
その2 恥ずかしい趣味

iPodの中にはもちろん音楽が入っているわけですが、音楽の趣味というものは、他人に知られるのはなかなか恥ずかしいものだったりします。

これは、図書館で借りた本のリストや、レンタルビデオで借りたビデオのリストを公開されるのが耐えられないのと同じですな。

(余談ですが、変質者が事件を起こしたとき、ワイドショーとかでレンタルビデオ屋の店員が嬉々として容疑者が借りたビデオを列挙しているのを見て、ちょっと許せないと思うのは私だけなのかな?)

そんな他人に知られると恥ずかしい趣味が詰まったiPodを、私たちはいつも身につけているのだという事実に、今さら気づかされてしまいました。特に、私のようにいい年してガンダムの音楽を聴いているオタクおじさんにとっては、これは大きな問題であり、迂闊に交通事故にもあえない世の中になってしまったんだなぁ、と実感させられる事件であるわけですな。

いざというときのために、iPodに自爆ボタンが欲しい!

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2006.03.09

教習所の事故ビデオは事故防止に効果があるのかな?

免許の更新時には、交通事故の悲惨さを訴えるビデオを見せられるわけですが、あのビデオにはどの程度の効果があるんですかね?

確かに、被害者および加害者の悲惨な姿を見せられると、その瞬間には誰もが「交通事故って恐ろしいなぁ」と思うでしょう。しかし、「事故は恐ろしい」と思うことと、ドライバーが注意深く運転するかどうかとの間に、どの程度の因果関係があるのでしょう? いくら「事故は恐ろしい」と自覚しても、もともと「自分が事故を起こすわけない」「関係ない」と思っている多くの人にとっては、安全運転をするきっかけにはなり得ないような気がします。危険な運転をする人は、あんなビデオを見ようと見まいと、かわらないと思うな。
 
 
さて、PCを利用する上でのセキュリティ関連のリテラシー向上について、セミナーとか講演会とかで一般の人を対象にお話をする場合を考えます。ほとんどの場合「ウイルスはこんなに恐い」「情報漏洩すると大変」という感じで、被害の実例を挙げて怖がらせるプレゼンになってしまいがちです(一般向けのセキュリティの本も、大抵こんな感じですな)。しかし、これも上述の事故ビデオと同じで、「自分には関係ない」と思っている人(ほとんどの人はこう思っています)にとって、どれだけ効果があるのかかなり疑問ですな。

恐怖を煽る方法だけではうまくいかないとして、じゃあどうすれば市民のリテラシ向上ができるのか? どうすれば当事者意識をもってもらえるのか? これが最大の問題でしょう。 ……ホント、どうすればいいんでしょうねぇ。
 
 
というわけで、結論はありません。でも、ひょっとしたら、「あなたのPCを愛しましょう! 毎日世話してあげましょう!」と訴えるのが、方向性として正しいのかもしれないなぁ、なんて思わなくもなかったりします。

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2006.03.08

ゲーム脳やばい、情報漏洩やばい、その他ニュース

時間がないので、興味を引いた事件をいくつか。とりあえず、わすれないようにリンクだけ。

その1 トンデモ「ゲーム脳」

トンデモオカルト理論「ゲーム脳」で有名な、あの森昭雄氏が、世田谷区の主催、教育委員会の共催で講演会をやったそうです。講演のタイトルはズバリ「テレビゲームと子どもの脳」。実際に聞いてきた人のレポートがいくつか見つかりました。

「あなたの方がおかしい」と森昭雄氏に言われるの巻(世田谷区のゲーム脳講演リポートその2)(リヴァイアさん、日々のわざ)
森昭雄氏の世田谷区講演リポート(リヴァイアさん、日々のわざ)

森昭雄博士の講演「テレビゲームと子どもの脳」@世田谷に行ってきました(せんだって日記)

なかなか酷い講演だったようですな。そして、こんな話をさせた自治体や教育委員会も酷いね。

もっといろいろ書きたいけど、つづきは後日。
 
 
その2 それでも貴方はwinnyを使いますか?

winny を介した情報漏洩事件は、とどまるところを知りません。自衛隊、警察をはじめとする公共機関から、あらゆる業種の民間企業まで、ここ数ヶ月の情報漏洩事件の発生件数みると、国家的な異常事態といってもいいかもしれません。

てなわけで、IPAが警告を発しています。

コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況[2月分]について(IPA)

「それでもあなたは使いますか?」,Winnyの危険性をIPAが再警告(IT Pro)
「それでも貴方は使いますか?」WinnyユーザーにIPAがウイルス被害を警告(INTERNET Watch)

今月の呼びかけ:「ファイル交換ソフトに潜む情報漏えいの危険性!! 」
――― それでも貴方は使いますか? ―――

WWWを通じたこの手の呼びかけは、やらないよりはやった方がいいに決まっているけれど、どの程度効果があるものなのだろう?

多くの人はこんな警告に興味はないし、自分だけは関係ないと思っています。こんな警告がでると、かえって新たにwinnyに興味を持つ人も出てくるだろうし。

お役所の力で、新聞やTVに取り上げさせるのが最もてっとり早いような気がするけどな。

もっと詳しい感想も書きたいけど、あとで。
 
 
その3 迷惑メール対策実験

京都大学の迷惑メール対策 - 平日20~30%、休日40~50%の削減に成功(PC WEB)

ふむ。


その4 立つべくして立った

いかにもX51の記事。さすが。

"四足歩行する家族"― 逆進化説を巡って議論に(X51.org)

「人間は立つべくして立った」という進化論を作ったのは今西錦二大先生だが、その逆を体現している人がいるとは……。さすがX51、ホントよくこんなお話を見つけてくるもんだ。。

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2006.03.07

??才の手習い


大学院の博士課程に入学を許されたらしいです。

俗にいう社会人大学院生というやつですな。情報セキュリティ関連のリスクコミュニケーションについて研究したいなぁ……なんて思っています、今のところは。

ところで、よく考えると、いまの大学一年生なら、私にも同じくらいの年齢の子供がいてもおかしくない年なんだよなぁ。私より若い教官も大学にはいっぱいいるし。いい年をして大学いくってのも、かなり照れくさかったりします。
 
 
はたして、アカデミックな世界から離れて十数年のグータラ怠け者に、今さら研究なんてできるのか? 会社と学校の両立は体力的に可能なのか? なによりも問題なのは、コンサドーレサポータと学校を両立できるのか? ……あんまり無理しないで、のんびりとやっていこう(会社や大学関係の方がもし読んでいたら、ごめんなさい)。
 
 
どうでもいいけど、いまの国立大学って、私の現役学生時代と比べて、授業料がむちゃくちゃ高いのね。お小遣いだけじゃ払いきれない!

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2006.03.05

J2第01節 鳥栖0-1札幌

コンサドーレ札幌応援日記

2006年03月04日(土)
J2第01節 鳥栖 0-1 札幌(鳥栖)
スカパーの中継を見る

開幕戦勝利! うん、そんなに悪くないと思うよ。今年は期待できるかも。
 
 
詳しくは、こちらをみてね。
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
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大人の責任。選抜出場辞退と民主党

たまには社会・政治ネタでも。

バカな若者はそれなりの報いを受けてしかるべきなんですが、周りの大人がもう少しフォローしてやれないもんかな……という事件が立て続けに起きています。
 
 
その1 選抜出場辞退

高校生のくせに、酒やタバコを公の場で堂々とやってしまうのは、決して言い訳のできることではありません。事件を起こした本人達が救いようのないくらいアレなのは、私も否定しません。せめて隠れてやるくらいの知恵がないものか。

それはそれとして、もし居酒屋さんで高校生らしきバカどもが騒いでいて、うるさくて鬱陶しかったとします。いまの高校生はおっかないから、私もたぶん直接注意するよりは警察を呼ぶと思います。「そのくらい見逃してやれ」とか、「大人には高校生に対して酒もタバコもやらせない責任がある」……なんて事は、私は思いません。問題はそんなことではないのです。

通報した人がいたと言うことは、見るからに高校生の外見だったのでしょう。そんな連中に酒を注文されて、なぜ居酒屋はそれを断らない? 店の中でこんな事件が起こって、居酒屋は恥だとは思わないのか? 酒を注文された時点で断っていれば、それができないのなら、その時点で警察を呼んでいれば、未遂で済んだのに。……それも居酒屋の仕事のうちじゃないの?

いや、それ以前に、「まだ高校生なんだから影に隠れてやれ」とか「あと数日だけガマンすれば、誰も文句言わなくなる」とか、さりげなく教えてやれる大人が、周りに居なかったのでしょうかね? もし生徒の悪行がばれたら、地域の誇りの学校が窮地に陥るのは明かなわけで、いわば生徒も周りの大人も運命共同体なんです。その中で大人が果たすべき最低限の責任ってのが、あると思うんだけどなぁ。
 
 
その2 民主党

これも、アレな議員とか、アレな代表とか、どうしようもないくらいアレで自業自得なのは言うまでもありません。

しかし、結党以来の危機といってもいいこの期に及んでさえも、ベテラン議員達の間に、無力な若手代表に助け船を出して党を救ってやろうという雰囲気がまるで見えないのが、実に痛い。いまだに旧社会党時代からの左右の路線対立が続いているのか? それとも、党首選の結果を根に持っているのか? 

北海道民としてあえて名指しさせてもらうと、とくに横路くんとか、あとついでに小沢くんとか。君たち、ちょっと情けなさ過ぎるんじゃないか?

いや、何も「若者を救ってやる」必要はないんだ。「前原やめろ、かわりにオレが」もいい。君たちの愛する民主党を支えきれずに窮地に陥っている若者に対して、なにか具体的に声をかけてやるべきじゃないのか? それで党内の議論が活性化すれば、それはそれなりに国民も民主党を見直すきっかけになるわけだ。それなのに、「オレは関係ない、勝手にやれ」という姿勢が見え見えなのは、実にみっともない。ちょっと器が小さすぎじゃないのか? 本人は大物ぶっているのかもしれないが、有権者の目には無責任だとしか映っていない。

若手もベテランも右派も左派もみんな運命共同体なんだから、民主党がつぶれたらみんな路頭に迷うんだよ。

自民党の中ではそれなりに議論とかケンカとか起こっているのに、民主党の中は分裂しつつも議論すら起こらずしらけムードなのが、先の選挙からの民主党低迷の流れを作ったと思う。そして、そーゆー雰囲気を作っているのは、紛れもなく党内の大人達だ。ベテラン達は、きちんと大人としての責任を果たしなさい。
 
 
……とは言っても、こーゆー無責任な大人ばかりの組織って、民主党に限らず日本にはいっぱい有るんだよなぁ。困ったもんです。

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2006.03.04

2006年J2開幕前夜


ついに明日から2006年のJ2シーズンが始まります。

本日発売のオフィシャルガイドブックをさっそく購入、サポータとして開幕を迎える心構えは完璧です。

コンサドーレ札幌オフィシャルガイドブック2006
北海道新聞社 1,200円
(アマゾンではまた取り扱ってないのね)
 
 
さぁ盛り上がってまいりました。

開幕スタメンはどうなる? FWは本当に石井なのか? 清野は? 曽田さんはベンチ? 新居を封じることができるのか? フッキは何点とってくれるんだ? そしてなにより、2006年式コンサドーレはいったいどんな試合をみせてくれるんだ?

今夜は、緊張と不安と期待が入りまじり、とても眠れそうもありません。(会社サボって鳥栖まで行けばよかった)
 
 
この記事は、こちらと同じ内容です。
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2006.03.03

PSE法と消防法


最近、一般市民の生活に直接関わるにも関わらず、あまりにもその内容が知られていない法律がいくつか有ることを知りました。せっかく法律を作るのなら、もっときちんと広報してほしいなぁ、というわけで、電気用品安全法と消防法について。

その1 電気用品安全法

今年の4月1日から、2001年以前に作られた家電製品が販売できなくなってしまいます。例のPSEマークですな。

あと一ヶ月たらずという時期になって、やっと広く報道がなされてきた感がありますが、いまだに知らない人も多いのではないでしょうか? 市民の生活に直接関わる法律であるにも関わらず、政府は広報の努力が足りないんじゃないの? そして報道機関も無能すぎないか? という意見がでているようです。

65%が「PSE法を知らない」、81%が経産省の告知不足を指摘~アイシェア(INTERNET Watch)
PSE法「知らない」は65%(IT Media)
中古家電、電気用品安全法の猶予期限迫り対策に大わらわ(NIKKEI)

電気用品安全法@2chまとめ

電気用品安全法のページ(経済産業省)
 
 
法律の内容自体についてもいろいろ問題があるようですが、それ以上に告知の方法に問題が有りすぎだよなぁ、やっぱり。

お役人には、下々の国民に対する広報活動に興味がないのかな。それとも、猶予期間中に国民に知られたくない、なんかやましいところがあるのかな? ちょっと勘ぐりたくなってしまいます。

それから、法律施行から5年間まったく報道しないマスコミってのも、ちょっと無能すぎだと思いますよ。

ひょっとして、今やってる国会でも、国民の生活に直接関係ある法律が審議されていたりするんじゃないか? そして、誰も知らないまま成立していたりしないのか? それを世間に知らしめるのはマスコミの仕事だとおもうのだが、ちゃんと働いているのか、マスコミの方々は?
 
 
その2 消防法

平成16年6月に消防法が改正され、これまで設置義務のなかったすべての住宅に、住宅用防災機器の設置が義務付けられました。

これ、知ってました? 集合住宅だけでなく、個人の住居である一般住宅も全てが対象です。、あなたがいま住んでいる住宅にも、新たに火災報知器を設置しなくてはいけません。 ちなみに、私はつい最近、何気なく見た札幌市の広報誌で初めて知りました。

身近に住宅用火災警報器を備えよう!!(総務省消防庁)(PDF)
住宅用防災機器の設置義務化に関して(札幌市)

札幌市の場合、平成18年6月1日以降に新築される家すべて、そして既存の建物も平成20年6月1日までに、火災報知器を設置する義務が生じます。報知器は、寝室、階段、台所などにそれぞれ設置しなくてはいけません。設置しなくても、特に罰則はありませんが。

で、この法律の趣旨には別に文句はないのですが、ちゃんと広報されてるんですかね?

せっかく法律をつくっても、多くの人が知らなければ意味がありません。さらに、なによりよくないのは、中途半端な広報です。消化器と同様で「消防署の方から来ました」という悪徳詐欺商法が、これから激増しそうな気がしますよ。

火災報知器の訪問販売に注意!(札幌市消費者センター)

さて、あと2年あまりで、うちも火災報知器を設置しなくてはいけないわけですが、どこにお願いすればいいかな? いくらくらいかかるんだ? 機器を買ってきて、自分で取り付けてもいいのかな? 電源をどうするかが最大の問題かな? ついでにホームセキュリティにしてしまおうか? ……そもそも、こんな事で悩まなくてはならないのは、消費者側の責任なのか?

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2006.03.02

ハードウェアでキーロガー

ハードウェアウイルスなんてのがあるそうです。

KeeVirus:ハードウェアコンピュータウィルス(Engadget Japanese)

写真を一目みればわかるとおり、この小さなコネクタを、キーボードとPCの間に差し込んでやるわけですな。

すると、こいつがキーボード入力を勝手に改変してくれるので、キーボードを打ち込んでいる人がびっくりするという、悪戯用のアイテムです。

ウイルスかと思ってPCの中をいくら調べても、絶対にばれることは無いわけですな。よくこんなもの考えつくもんだ。

これ、悪戯の機能だけならいいけど(やられた方はたまったもんじゃないが)、キー入力を記録するキーロガー機能があったら、ちょっと洒落にならんよなぁ。
 
 
……と思って、販売しているサイトをみてみると

KeeVirus(The hardware keylogger)

この会社(ポーランド?)、本当にキーロガーを売ってる、というかそちらがメインの商売なのね? キーボードとPCの間に差し込む小さなコネクタが本体で、キーボード入力を内部に記録しておき、後から記録だけ取り出す方式らしいですな。
 
 
今どき、ほとんどの会社はPCの持ち出しを物理的・制度的に制限してるだろうし、厳しい会社ではPCに他の機器やメディア等を一切接続できなくしているはずです。もちろん、ウイルス対策ソフトなどは常識でしょう。でも、キーボードの取り外しまで制限かけてるところはほとんど無いだろうなぁ。もしこんなのを内部の人間に仕掛けられたら、絶対に見つからないよなぁ。どうやって対処すればいいのだろう?
 
 
さらに、ハードウェアで盗聴しようという発想は、もっといろいろ応用が考えられるかもしれません

たとえば、すぐに思いつくのが、UISBを盗聴する機器ですな。おそらく上記のPS/2ケーブルと同じ仕組みが作れるでしょう。キーボード以外のUSB機器にも、いろいろ応用が利きそうです。

また、ディスプレイケーブルのコネクタに、画面を記録したり電波で送る機械を仕掛けられたら、かなりイヤな事になりそうです。

もしかしたら、ネットワークケーブルやらハブ等のネットワーク機器にも、ハードウェア盗聴装置を仕掛けることが可能かもしれません。もちろん、末端のハブやスイッチまできちんと監視してるところや、802.1Xでネットワーク認証をやっていたりすると、機器を追加したりすり替えたりするのは難しいでしょうが。 そう考えると、WANの部分のメディアコンバーターのあたりが狙われて、何か仕掛けられるとヤバイかもしれないなぁ。

……考え出すときりがありません。イヤな世の中だね、まったく。

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2006.03.01

どこまでが自分自身の感情といえるのか


あいもかわらず寝付きが悪いので、ひどいときには睡眠薬を飲んでいるわけですが。

たまに、ふと考えてしまいます。クスリを飲んで感じている「眠たさ」は、自分の感情だといえるんですかね?

第三者からみれば、自然に眠くなったときも、クスリを飲んでも、眠たそうな眼をしてるのは同じでしょう。でも、睡眠欲というものは、人間の最も強い欲求のひとつであるはずで、これを外部からクスリでコントロールされるというのは、自分が自分で無くなってしまうような気がしないでもないです。自分の意志でクスリを飲み、クスリの効果で眠くなる、……どこまでが「自分の意志」で「感情」なのか、よくよく考えてみると、なかなか深い問題かも知れません。
 
 
例えば、頭が痛いときに頭痛薬を飲んで痛みを和らげる。この行為については、あまり違和感を感じません。本能とか感情とか関係なく、単に痛みの神経をブロックしているからなんでしょう、きっと。

ならば、例えば飲むと悲しくなるクスリがあったとします。たまに悲しい気持ちになりたくなり、自分の意志でクスリを飲み、結果として悲しくなってしまう。この場合の「悲しみ」は、はたして自分の感情といえるんでしょうか? ネイティブな感情と、クスリによってコントロールされた感情と、その区分はどこでつければいいのでしょう?

同様に、楽しい気分になるクスリ(抗欝剤の類?)とか、Hな気分になるクスリ(そんなものがあるのか?)とか、もしそんなクスリが存在すれば、いったいどこまでが自分の感情なのか、アイデンティティを問われる問題になるかもしれません。
 
 
仕事する前に「やる気になるクスリ」を飲み、休みの日には「だらけた気分になるクスリ」を飲み、笑いたいときには「笑いが止まらなくなるクスリ」を飲む。デートの時にはもちろん「彼女を好きになるクスリ」を飲む。悪いことをして有罪判決が出されたら「反省して、今後は役人の言うことを聞く気分になるクスリ」を飲まされる。そんな世の中になるんですかね?
 
 
……などと、睡眠薬を目の前にして思ったわけです。昔読んだ星新一(?)の短編で、この手のお話があったような気がしないでもないですが。

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