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2006.02.27

買った本の記録


ここしばらく、趣味で読んだ本の記録を書いてませんでした。

個人的に私を知っている人がこのblogを読んでいるとわかっていると、自分の恥ずかしい趣味をさらけ出すようで、どうも恥ずかしくて。 特に私の場合、いい年をしてオタク趣味の本やらマンガの割合が非常に高いもんで。

しかし、いつ頃どんな本を買ったのか覚えていた方が、やっぱりいろいろ便利みたいです。記録さえつけておけば、「あんなマンガを読んだ頃、こんな事件があった」てな感じで、本と関連づけていろんな記憶が鮮明によみがえる事があったりするわけですな。

さらに、私の場合お小遣いのほとんどはPC関連かマンガ等の本に消えるので、記録しておくとお小遣い帳としても便利ですし。

てなわけで、とりあえずいま目の前の机の上に重なっている、ここ10日くらい(?)で買った本。
 
 
ケロロ軍曹 12(吉崎 観音)
角川書店 567円

あいかわらずバカバカしくてよろしい。しかし、あいかわらずネタがマニアックすぎ。ダグラムのネタを出したところで、今のお子さま達は理解できないんじゃないのか?

アマゾンの詳細ページ
ケロロ軍曹 12
 
 
ねこめ~わく 4(竹本泉)
朝日ソノラマ 600円

さすがの天才も不調な時があるかと思っていたのですが、やっぱりこれはおもしろい。

アマゾンの詳細ページ
ねこめ~わく 4
 
 
Mind Hacks―実験で知る脳と心のシステム(トム スタッフォード、マット ウェッブ)
オライリージャパン 2,940円

百聞は一見にしかずとはこのことですな。必読。

Mind Hacks
 
 
脳のなかの倫理―脳倫理学序説(マイケル・S. ガザニガ )
紀伊國屋書店 1,890円

まだ読んでないので、感想はのちほど。

アマゾンの詳細ページ
脳のなかの倫理
 
 
またまたへんないきもの (早川 いくを、寺西 晃)
バジリコ 1,575円

やっぱりおもしろい。

アマゾンの詳細ページ
またまたへんないきもの
 
 
深海生物ファイル(北村 雄一 )
ネコパブリッシング 1,700円

柳の下を狙った二番煎じなんでしょうが、私は「へんないきもの」よりおもしろいと思う。焦点がはっきりしているからかな?
やはり、深海は宇宙と同様に男のロマンが詰まっていますな。

アマゾンの詳細ページ
深海生物ファイル

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2006.02.26

J2開幕まで、あと一週間


 ついにSS席のシーズンパスがうちにも届きました。地下鉄車内にはホームゲームのポスターが貼られ、駅には前半の星取り表も張り出されました。サポーターがシーズンを迎える心の準備も完璧です。あとは開幕戦を待つだけです。 
 
 さあ、盛り上がって参りましたよ。 あと一週間! 待ちきれないぞ!!

 

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2006.02.25

いぬ日記 しつけ編

とある人から「犬を叱るときは、母犬が叱るようにするといい」と聞いたので、実践してみました。

具体的には、頭から首のあたりの後ろの皮をつまんで引っ張り、床に引き倒すのだそうです。確かに、犬やら猫やらの母親が子供を叱るとき、こんな事をしているような気もしないでもないですな、あまり見たことないけど。

で、セーターに噛みついて引っ張り始めたときに、実際にこの方法を使って叱ってみたわけですが……。

うちの犬の場合、ちょっと力を入れて引き倒しても、まったくクールで無表情。もちろんいっさい声は出しません。拍子抜けして力を緩めてやると、甘えているのかペロペロ舐めてきます。これが所謂ツンデレってやつでしょうか? 確かにしばらくの間は悪戯しないので、それなりに反省しているのでしょうが、次の日になったらすっかり忘れてやがるのは困ったもんです。

「躾するときに叱る必要は無い」と言う人もいるようですが、人によって言うことがちがうんだよなぁ。どうするのが正解なんでしょう?
 
 
ちなみに、うちの実家の年寄りに甘やかされてまくっているチワワ(5歳オス)が悪戯した時、同じ叱り方をしてみたのですが、大声で「ギャン!」と鳴き叫び、震えながら逃げていったきり、しばらく私には近づいて来ませんでした。いままで怒られた事なかったんだろうなぁ。
 
 
060225

横になった嫁さんの肘枕の隙間に潜り込む、さくらタン(6ヶ月メス5kg)
 

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2006.02.24

防衛機密漏洩とか、Macウイルスとか、車に話しかける人達とか

気になった記事がいくつかあったので。

その1 情報漏洩

海上自衛隊の極秘情報が漏洩したそうです。またまたwinnyで。

海自機密データ:「極秘」暗号書類などネット上に流出(MSN毎日)
海上自衛隊の「秘」情報がWinnyで流出、防衛庁が調査を開始(INTERNET Watch)

セキュリティホール memo 20060223

「流出したデータには、自衛艦のコールサインの一覧など、情報の重要度で「秘」とされる文書や、隊員の名簿等の個人情報が含まれているという。また、さらに重要度の高い「極秘」とされる暗号書や乱数表などについて、文書名の一覧表も流出したが、文書そのものは流出していないとしている」 ……だそうですが。

今どき、ある程度以上の大きな企業なら、機密情報を家に持ち帰ることはできない仕組みを(形式だけだとしても)構築してるはずです。自衛隊がその手のマネジメントをやってないとは思えないけどなぁ。

私たちが知らない裏の世界では、今日もスパイ映画さながらの熾烈な情報戦が行われている……のですよね? だとしたら、極秘の資料がこんなにも簡単に世間に公にされてしまうのをみて、真面目なスパイの方々は自分の仕事の意味に疑問を抱いているかもしれないなぁ。

いや、実は軍事的な「極秘情報」の扱いって、どこの国でもこの程度のものなのか? スパイが活躍する国際的な諜報戦なんて、もう世の中には存在しないのかな? まぁ、これはこれで平和な世の中ということなのかも知れませんが。
 
 
おまけ。ここだけの話?

この事件が公になった後、navy.milから、「海上自衛隊 WINNY 2005」というワードで google 検索をして、このblogを見に来た人がいる……というのは、国家機密です。

(このblogでこのワードで実際に検索にひっかかるのは、事件とはまったく関係ないページですが)
 
 
その2 Macウイルス

最近、Macにも脆弱性とかウイルスの脅威が発生し、Macユーザーが混乱しているそうですよ。

初のウイルスに混乱するMacユーザー(IT media)

「Macユーザーは成長の痛みを抱えているところなのだと思う。彼らは、自分たちもまた脆弱なのだと自覚しつつある」

自分の感触ですが、確かにMacユーザは、自分たちは安全だと思っている節があるようです。Macの方がAT互換機よりもウイルスが多い時代もあったような気がするので(かなり昔ですが)、マカーの方々も気をつけましょう。
 
 
その3 物に話しかける

イギリス人は車に話しかける傾向があるそうな。

英国人ドライバーの半数が自家用車に話しかける(Exciteニュース)

「英国のドライバーのほぼ半数が、日常的に車に話しかけている。彼らは長距離ドライブに先だって車を励ましたり、旅の終わりにねぎらいの言葉をかけたりする」

記事自体のカテゴリは「びっくりニュース」とされてますが。こーゆー傾向をバカにしてはいけません。

こーやって、自動車を擬人化して話しかけるということは、自動車を愛し、世話してやることにつながるはずです。日頃から自動車の整備や点検を欠かさず大事に使う人こそ、交通事故を起こすことも少ないでしょう。すなわち、自動車を利用する上でのリテラシー向上につながるわけですな。

そして、これは自動車に限らず、PCの利用に関しても同様な事が言えるはずです。

ネットワークセキュリティのためには、日頃からPCを世話してやる必要があります。PCユーザのリテラシー向上が必要なわけですな。そのための第一歩として、PCユーザは自分のPCに向けて話しかけてやりなさい、と言うことです。

……身近に、PCに向けてぶつぶつ話しかけている人が居たら、ちょっと引いてしまうのは確かですが。

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2006.02.23

迷惑メールの拒否から撲滅へ

迷惑メールを拒否する技術について、一般の方むけに、わかりやすく説明……できるかな?

毎日毎日飽きもせず迷惑メールが大量に届くわけですが、これに辟易しているのは決してあなただけではありません。全てのメール利用者が同様に困っており、多くの人により迷惑メール対策の技術もいろいろ考えられているわけです。ここでは、PCに読み込まれる前の、サーバの段階で迷惑メールを拒否する方法について、ちょいと考えてみます。

基本的に、届けられたメールが迷惑メールか否かを判断する材料としては、(1)メールを届けようとする相手のマシン、(2)差出人、(3)メールの中身、があります。

(1)メールを届けようとする相手のマシン

迷惑メール対策として世界的に運用されているブラックリストがいくつか存在するので、これを利用する方法があります。例えば、故意かミスかクラッキングされたのかはともかくとして第三者が外部から自由に利用できてしまうメールサーバのリストとか、世界的に迷惑メールを出しまくっていると認識されているメールサーバのリストとか、一般プロバイダのダイアルアップユーザに割り当てられるIPアドレスのリスト等が世の中には存在します(例えば、DSBLとかSpamCopあたり)。

メールが届けられたとき、相手のマシンのIPアドレス(これは偽装できません)を調べて、ブラックリストに載っていたら受け取りそのものを拒否するわけですな。

(余談ですが、たまに自分の組織のメールサーバが、知らない間にこの手のブラックリストに載ってしまう場合があります。こうなると、そのブラックリストを利用している世界中のメールサーバからメールの受け取りを拒否されて、非常に困ってしまいます)
 
 
この他の方法として、相手のマシンの素性を独自に調べる方法があります。メールが届けられたとき、基本的にはDNSを利用して相手のマシンの名前を調べ、名前が無かったり、IPアドレスとの間に不整合があった場合、受け取りを拒否します。これらの情報がきちんと設定されていないということは、まともに管理されていないマシンであるということで、そんなマシンを経由するメールは受け取る必要は無い、というわけですな。

(またまた余談ですが、この方法は世界中でそれなりに利用されているので、自分の組織のメールサーバのDNSの設定を間違えてしまうと、なぜか世界中からメールの受け取りを拒否されて途方に暮れることになったりします。DNSの間違いって、自分ではなかなか気づかないんですよ)
 
 
場合によっては、あるIPアドレスの範囲を指定して受け取りを拒否する方法もあります。例えば、迷惑メール発信源として有名な中国や韓国からのメールを問答無用で拒否する場合があります。これらの国とのメールのやりとりが無いことが明かな場合、この方法は結構効果があります。
 
 
(2)差出人

届けられたメールの差出人(fromアドレス)が、架空のものであったら拒否する方法です。しかし、差出人が本当に実在するのかどうかを調べるために、サーバの段階で実際に返信してみるわけにもいかないので、これはなかなか難しいわけです。なので、とりあえず差出人のメールアドレスのドメイン(「@」より右側の部分)が実在するかどうかだけを確認する場合が多いです。DNSを利用して調べてみて、実在しなければ受け取りを拒否するわけですな。ただ、差出人が実在するアドレス(なりすましも含めて)の場合には、この方法は意味がありません。
 
 
(3)メールの中身による判断

受け取ってしまったメールの中身から迷惑メールを判断するのは、なかなか難しい問題です。メールのタイトルや文言から判断するわけですが、迷惑メールといっても内容は千差万別であり、決まった規則では判断できません。なので、世の中で多く利用されている仕組みは、特有の単語などを文章から認識し、さらに自動的に学習していく仕組みになっています。

また、最近の迷惑メールは、本文の中に相手を誘導したい悪のサイトが記述されている場合が非常に多くなっています。これを利用し、本文からサイトのURLを抜き出して、そのサイトがブラックリストに掲載されていたら迷惑メールと判断する、という方法もあります。

なんにしろ、メールの中身によって判断する方法は、いまだに精度がいまいちであると言えるでしょう。従って、本当は必要なメールを迷惑メールとして削除してしまう可能性を鑑みて、会社等の組織ではあまり利用されていないんじゃないかな?
 
 
 
さて、上にあげた方法は、メールそのものや配送経路の属性を利用して、サーバの段階で迷惑メールを拒否または駆除してしまうためのものでした。しかし、個々のメールサーバが迷惑メールを拒否しても、世の中から迷惑メールは無くなりません。迷惑メール業者の思惑を根本的に挫いてしまう方法はないものでしょうか?

なぜ業者は莫大な量のメールを送るのか? この問いの答えは「メール送信が無料で行えるから」につきます。郵便や宅配便によるダイレクトメールと違い、メールの送信は限りなくコストが安いわけです。どれだけ大量にメールを送っても、基本的に無料です。

仮に郵政民営化に伴って「どれだけ郵便を出しても定額」てな新サービスができる事を想像してみてください。おそらく、業者が莫大な量のダイレクトメールを送りまくり、うちの郵便受けも毎日迷惑ダイレクトメールでいっぱいになる、とても鬱陶しいイヤな世の中になるでしょう。

ならば逆に、メール送信も、一通ごとにコストがかかるようにすればいいかも? ……とは言っても、今のインターネットの仕組みではお金を徴収することは難しい。じゃあどうするか? メモリやCPUのクロック、ネットワーク帯域などの計算機資源のコストが必要となるようにすればいいんじゃないかな。
 
 
一般に、迷惑メール業者は、一定時間の間に莫大なメールを発信せねばなりません(そうでなければ迷惑ではありません)。そのため、彼らの利用するメールサーバや、彼らに中継用として操られている一般市民のPCは、ひっきりなしにメール送信の作業を行っています。

これ逆手に取りましょう。こちらのメールサーバの設定をいじくり、メールを届けに来た相手のマシンに対して、通信中に強制的に待ち時間を入れてやります(通信中の呼びかけに対して返事をせず、焦らしてやります)。相手が普通のメールサーバなら、これに応じて待ってくれるはずです。しかし、待たずに力ずくて通信を続けようとした相手に対しては(迷惑メール業者のマシンは、この場合が多いらしい)、問答無用でメール受け取りを拒否します。

待ち時間のかわりに、とにかく一度は居留守を使うという方法もあります。普通のメールサーバなら、一度目はあきらめても、一定時間後にもう一度届けにくるはずなので、二度目は受け取ってやる設定にするわけです(現在の迷惑メール業者のマシンは、一度居留守を使われと送信をあきらめる事が多いそうです)。

このような設定のメールサーバ相手にメールを出そうとした業者は、メール一通送信するための時間が今よりもかなり必要になります。また、待ち時間の間はメールサーバのメモリ等の資源を浪費するため、いっぺんに莫大な量のメールを出すことが物理的に難しくなるはずです。

……てな事を考えている人は世の中に結構いるのですが、世の中のプロバイダも含む多くのメールサーバがこのような設定になったとして、本当に量で勝負の鬱陶しい業者が撲滅できるかどうかはわかりません。個人的にはそれなりに効果あるんじゃないかとおもうんですけどね。
 
 
参照。ちょっと身近な場所での迷惑メール対策について
迷惑メールの配送制御(5号館のつぶやき)

2月23日追記
寝る直前にパーッと書いたのですが、起きてから読み直してみると支離滅裂な文章だったので、ちょっとだけ修正しました。

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2006.02.22

オカルトをオカルトとして楽しむ


時間がないので、興味を引かれた記事をとりあえずメモだけ。

アメリカでは、おもしろいラジオ番組があるそうですよ。

「超常現象と科学」で人気集めるラジオ番組(hotwired)

「番組が進むにつれ、エイリアンと人間の混血、心霊体験、世界規模の陰謀などについての電話が次々とかかってくる。だが、番組はこれだけで成り立っているわけではない。ヌーリー氏は、説明のつかない事柄を意外なものと組み合わせる――これらのテーマについて、現在最も尊敬を集める科学者たちと徹底的に議論するのだ」

……非常に興味深いですね。

「科学をうまく採り入れたエンターテインメント」

これこそまさに、「科学技術コミュニケーション」が目指す物かもしれません。

オカルトをオカルトとして楽しみ、ついでに真面目な科学議論も楽しむという姿勢は、非常に好感がもてます(実際に番組を聞いたわけではないので、あくまで記事を読んだ上での想像でしかないのですが)。

日本でもこーゆー番組が作られないかな。TVやラジオじゃなくても、雑誌でもサイエンスカフェでもいいや。

potcastもやってるみたいなので、時間がある時にきいてみましょう。
 
 
番組のサイトここ。potcastもここから
COAST TO COAST

表紙にいきなりジェニー・ハニバースとしか見えない写真がでてきて(2月21日現在)、クリックすると「Dead Alien?」とか解説されているあたりが、非常に微笑ましくてよろしいですな。

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2006.02.21

尿からの伝言

知人からきいたのですが、尿に石ができる病気、すなわち尿結石症というものは、人間だけではなく犬や猫もかかる場合があるそうです。

で、私も犬を飼っている身としては気になるわけで、尿の石の写真という物をちょっと調べてみたのですが、なかなか美しい結晶なんですね。

おしっこに石って・・・?(つれない個人の独り言)

奇跡の生還!?(勤務獣医師のひとりごと)
標本コーナー(星ヶ丘動物病院) 

おもしろい。結石とか結晶とかの用語の区別はいまひとつわからんが、人間もペットもできるものは同じなのね。シュナウザーはなりやすい病気なのかな? 気をつけねば。
 
 
さて、以下は完全な余談(かつ冗談、ついでに皮肉)です。

結石とか結晶とかいっても、いろいろな形があるものですな。

単なるリン酸アンモニアマグネシウムとかシュウ酸カルシウムの結晶なのに、なぜこんなに形が違うのでしょう?
 
 
……ひょっとして、これは例のアレかもしれません。

そう、ガラス瓶に水を入れ、一方に「ありがとう」と書いた紙を貼ると美しい水の結晶が形成され、もう一方に「ばかやろう」と書いた紙を貼ると醜い結晶しかできないという、「水からの伝言」と同じ原理です。

心の美しい人の尿にできる結晶は美しい形になり、心のねじ曲がった人の尿では綺麗な結晶化ができないのです。同様に、愛情豊かに飼われているペットの尿には美しい結晶が形づくられ、飼い主に汚い言葉で罵倒され虐待されたペットの尿にできる結晶は小さく醜い形になるに違いありません。

おそらく、偉人と呼ばれる人の尿の中の結晶は大きくて美しく、ヒットラーの腎臓や膀胱の中には、小さな結晶すら形成されなかった事でしょう。

人や犬や猫の黄色く泡だった尿の中で、周りの人間の言葉や愛情のエネルギーを吸収し、けなげに成長を続けるリン酸アンモニアマグネシウムの尿結晶たち。……感動的ですな。結晶は成長すると、その形とは関係なく宿主を苦しめるわけですが。
 
 
……てなわけで、トンデモ似非科学本「水からの伝言」の二番煎じということで、「尿からの伝言」という本を考えてみたのですが、これで私も一発当てることは可能でしょうかね? スピリチュアルブーム(?)と健康ブームに便乗すれば、結構いけそうな気がするんですが。

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2006.02.20

トイレの中での男の生態


(ちょっとだけ下ネタ注意)

いつものように、自宅のトイレ(洋式)で小用をたした時のこと。

壁一枚隔てた洗面所に居た嫁さんに、唐突に問われました。

「どうして、音がするときと、しないときがあるの?」

どうやら、「ジョボジョボ」と音がするときと、しないときがあることが不思議な様子です。

洋式便器の中の水がたまっているところを狙い豪快な音を出すのか、それとも壁面を狙い音を出さずにすますのか。 男というものは、その日の気分によって狙い所がかわるものなんだよ。

というか、男はトイレで勝手に狙撃用の照準を仮定し、狙いをつけて放尿しているということ自体を、女性は知らないのね。

便器に汚れがこびりついていたら、それを集中的に狙い便器を綺麗にせずにはいられない男のサガ。これぞ男のロマン。 なんてことは、女性は理解できないんだろうなぁ。

バリバリの看護婦やってた嫁さんが知らないんだから、男のトイレでの生態について一生知らないまま終わる女性って意外と多いのかもしれません(男の子を育てたことがあれば知ってるかな?)。……知ったからって、なんの役にも立ちませんが。
 
 
おまけ。

どうやら、ドイツやオランダあたりの駅やら空港の男子用トイレには、男が狙わずには居られないターゲットがわざわざ描かれているらしいです。汚れ防止に役立つとか。

例えばこのへんを参照
男性の心理を巧みに利用した小便器のハエ/ドイツ・ライプチッヒ駅(都市研究所スペーシア)
オランダの概要(世界のトイレ情報)

あと、日本の関空のトイレもそうらしい。昨年話題になっていたのね。知らなかった。

10点満点! クセになっちゃうトイレとは・・・(livedoorニュース 2005年11月27日)
 
 
これ、自宅用トイレとしても売りだしてみたら、結構売れると思うな。波動砲を撃つときに古代進が覗いていた「電影クロスゲージ」みたいなイメージのなら、絶対に売れると思う。TOTOさんINAXさん、どうよ。

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2006.02.19

国会をみてIT業界の流行を予測してみる

問題山積のはずの国会ですが、一通のメールをめぐってなかなかおもしろい議論が起こっているようですな。

堀江メール 送金指示のコピーを公開 民主国対委員長(Yahooニュース)
強気の裏で焦燥感も 根拠提示迫られる民主(Yahooニュース)

民主党が追求している疑惑が事実かどうかは私には判断のしようがありませんが、あんなFAXのコピー一枚じゃ証拠にならないのは確かです。まさか国会であれだけ時間を浪費しておきながら、党として掴んでいる証拠は他にいっさい存在しないなんて事は、……ないと思いたい。 なんにしろ、しばらくは国会から目を離せませんな。
 
 
さて、それはともかく。この国会の騒動がきっかけとなり、IT業界に大きな儲けのネタが転がり込んでくるんじゃないかと、私は予想していたります。そのネタは「データフォレンジック」。

メールに限らずデジタル情報の証拠性(evidence)をきちんと確保し、法的問題の解決を図る手段として利用できるようにする事を、俗に「データフォレンジック」とか「デジタルフォレンジック」とか呼びます。

要するに、メールやログのデータについて、改竄されていないことを保証したうえで、裁判などの法的問題に対して証拠として使えるよう矛盾が無いように保存しておく技術やサービスですな。

詳細は、例えばこのあたり参照
デジタル・フォレンジック(警察庁)
 
 
おそらく、先の国会中継をみた企業の偉いさん達は、「うちの社内メールが漏洩して国会で取り上げられることはないだろうな?」または「うちの社内メールを模したガセネタがでっち上げられることはないだろうな?」という不安に襲われていることでしょう。

IT関連業界は、こんな千載一遇のチャンスを決して見逃しません。企業トップの不安につけ込むのは、業界全体の得意技です。各メーカーやシステム屋、コンサル屋では、今頃フォレンジック関連システムの提案の準備を始めているんじゃないかな。「我が社のソリューションを導入すれば、フォレンジックもばっちりです」てな感じの営業トークが、これからしばらく全国の企業の情報システム部の会議室で飛び交う事でしょう。

個人情報保護法関連のコンサルやシステム構築のバブルが一段落してしまったので、ちょうど業界も次の儲けネタを探していたところです。今後「フォレンジック」って言葉をきく機会が増えると思いますよ。業界の営業担当は、ライブドアと民主党には足を向けてねられませんな。
 
 
話は変わって。

上のお話は半分冗談(半分本気)ですが、「フォレンジック」の他にこれからIT業界で流行しそうな言葉をあげると、「日本版SOX法」「Web 2.0」で間違いないでしょう。

「フォレンジック」「SOX法」「2.0」、これらあわせて3つの呪文さえ唱えていれば、しばらくはIT業界で飯を食っていけそうな気がしないでもなかったりします。

……もちろん皮肉ですよ、一応念のため。

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2006.02.18

相手が人間かプログラムか見抜く技術

ちょっとおもしろいと思った話題を、一般の人向けに解説してみる。
 
 
インターネット上で無料で提供されているサービスは、それがメール関連であれWEB関連であれ、大抵の場合「それを利用するのは人間である」という前提からサービスが為されています。

しかし、悪知恵が働く人たちは自らの手を動かしはしません。自動的に動くプログラムから大量のアクセスを行い、他人の迷惑を顧みずに自分の利益を追求しがちです。

例えばメール。人間が手で送信する程度なら全く問題なくても、悪徳SPAM業者が自動的に大量メールを発信するプログラムを実行するから顰蹙を買います。

例えば、blogのコメント欄。いつのまにやら表示を全て埋め尽くすコメントスパム。これも、blogを見つけたら片っ端から自動的にコメントをつけるプログラムを動かしている悪徳宣伝業者が問題で、人間が実際に手で書き込むコメントだけなら全く問題にならないはずです。

そんなわけで、あるサービスをやってるサイトに何らかのアクセスやらリクエストがあったとき、それが本来サービスが想定してるような人間の操作由来のものなのか、それとも悪人が自動的に動かしているプログラム由来のものなのか、判断する事が必要なわけです。

で、本題。

その1 ウェブ巡回プログラムとチューリングテスト

WEBサイトを開設している企業にとっては、アクセスの内容を解析することはマーケティングの基本であるわけで、今アクセスしているのがお客様である人間なのか、それとも検索エンジンやメールアドレス収集目的の鬱陶しいプログラムなのかは、かなり重要な問題です。今までは、両者をログから見分けるのは、それほど難しくはありませんでした。しかし、人間がブラウザを使ってサイトを見る時と同じような動きを自動的に行うプログラムが開発されたというニュースが、ちょっと注目されているようですよ。

人間になりすますウェブ巡回プログラム(hotwired)

「このアプリケーションは、あたかもコンピュータープログラムではなく人間がブラウザーを使っているかのような挙動を見せる」

「このクローラーはさまざまなインターネットアドレスを装って侵入し、いろいろなブラウザーを使っているように見せかけながら、人間並みにゆっくりしたテンポでサイトを巡回する」

しかしまぁ、よくぞここまでするもんだ。
 
 
でも、実は似たような問題は、悪人が不正アクセスの準備段階として目標のコンピュータの弱点を探る手法、俗に言うポートスキャンにおいては、昔から存在したりします。

悪人が遠隔から目標に対して順番にひとつづつ弱点をつつくアクセスを行い攻撃手法を探っていく時、一般的には専用のプログラムに自動的に作業を行わせますが、これは普通に行えば防御側の侵入検知システムで検知されてしまいます。では、検知されるのを防ぐためにはどうすればいいか? ひとつひとつの弱点をつつく作業(スキャン)を、非常にゆっくりとしたテンポで行えば良いわけですな。防御する側もプログラムですから、あまりにゆっくりなスキャンだと、人間由来の単なるアクセスミスと区別がつかなくて、一連のスキャンがひとつの悪のプログラム由来のものだとは認識できなくなります。悪人にからすると、どうせプログラムが勝手にやってくれるんだから、スキャンひとつに何日かけても良いわけですな。 
 
 
さて、通信相手が人間かマシンか判断するという問題は、実はかなり哲学的な問題をはらんでいたりもします。

上記リンクの記事の中の一節。

「ある意味で、これは非常に単純化されたチューリングテストだ」

……その通りかも知れない。私たちは日常からスパムメールと普通のメールの区別に苦労している訳ですが、これだってある意味チューリングテストの一種だよなぁ。たまに中国語のスパムメールが来るのは、文字通りの「中国語の部屋」の問題を実感させてくれるし。
 
 
その2 エログリッド

例えばgooとかのフリーメールサービスは、悪徳メール業者による大量のアカウント取得を防ぐために、申込者が人間なのか、それとも悪人が動かす自動プログラムなのかを見分けなくてはなりません。そのため、申し込みの際には、人間であることを確認する作業が入ります。具体的には、歪んだ文字列の画像を表示し、その文字列を改めて入力させて、正しく入力できたら人間と判断するわけです。プログラムでは、画像の中の歪んだ文字列を認識できないわけですな。

この方法を使っている限り、いくら悪人が頑張っても、プログラムテクニック的に解決することはなかなか困難です。しかし、悪徳業者もさるもので、驚くべき方法を思いついた奴らがいるらしいですよ。

まず、悪徳業者はあらかじめポルノなど人が集まるサイトを開設しておきます。そのサイトは無料会員制として、希望者から入会申し込みを受け付けます。入会申し込みに際しては、上記のフリーメールのアカウント取得の際と同様の仕組み利用します。画像の中の歪んだ文字列を申込者に読ませて入力させる仕組みですな。

これで準備完了です。悪人がフリーメールのアカウント取得のためのプログラムを実行すると、フリーメールのサイトから例の画像が表示されます。悪人のプログラムは画像を受け取ると、その画像をそのままポルノサイトの入会申し込み者に対して表示するわけです。お馬鹿なポルノサイト入会希望者は、その画像の中の文字列を必死に読みとり、必死に入力してくれます。悪のプログラムは、その内容をそのままフリーメールサイトに転送します。これで、フリーメールのアカウントの取得が、自動的に完了してしまいます。

プログラムだけで解決できないのなら、別の人間に解決させればいいのね。特にエロ目当ての人なら、必死になってくれるのは間違いない。

よくぞこんな事を思いつくもんだ。他人の脳味噌を利用する一種のグリッドコンピューティングですな。というわけで、この手法は「エログリッドコンピューティング」と名付けられているようですよ。

エログリッドコンピューティング(blog.bulknews.net)
エログリッド・コンピューティング(hoshikuzu | star_dust の書斎)
今度はポルノ画像をエサに--スパマー対フリーメールサービスの「イタチごっこ」(CNET Japan)

この手法、いろいろ応用が利きそうだよなぁ。コンピュータで解決できない問題を出されたら、なんとかして他の人間に解決させる方法を考えればいいわけです。人間とプログラムの区別をつけるのは、これからますます難しくなりそうです。
 

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2006.02.17

十数年前の修士論文

ひょんな事から、自分の修士論文を読み返してしまいましたよ。十数年ぶりに。

自分の若い頃のバカさ加減を思い出しながら、恐る恐る読み返したのですが……我ながら一生懸命書いてるじゃないか。
 
 
論文を書いていたのは、ちょうど冬、年末から1月くらいだったと思います。文献だけは大量に読みあさっていたものの、さっぱりデータが集まらず、論文自体も全く書けず、これはもう逃げるしかない! なんて思い詰めていたような時期がありました。提出期限の直前は、何日も徹夜続きで死にそうでした。

内容も「時間が無い、仕方がない」と妥協ばかりで、提出したあとは恥ずかしくて、師匠の教授に顔向けできなくて、逃げるように就職してしまったような気がします。

しかし、今になって改めて読んでみると、それなりに論文の体裁になっているじゃない。立派なもんだ。
 
 
ただ、研究内容をまったく覚えていないのが問題です。情けないことに、自分で書いたはずの論文内容が理解できません。少なくとも実際の生活には全く役立たない研究であることはわかるのだが。

学生時代の専攻とはほとんど関係ない業界に就職してはや十数年、自分の研究がどんなだったかもうすっかり忘れていまっています。なので、客観的に論文の出来が良いのか悪いのかもわからない……が、いまさら知らない方がいいね、きっと。
 
 
我ながら行き当たりばったりの人生だとも思いますが、あの学生時代があったからこそ今の私があるのは確かなわけです。ちょっと説教じみたことを言ってしまうと、今の学生さんたちは、今研究していることが将来なんの役に立つのかなんて考えず、今やりたいことを一生懸命やってほしいもんです。自分たちを、社会人の予備軍だなんて思いこむ必要はありませんよ。その方が、全体として楽しい人生を送れると思いますよ。
 

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2006.02.16

月刊マイクロソフト2月号


今月もたくさんでました。

MS月例パッチ、Windows Media Playerの脆弱性など修正(IT media)
マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS06-004,005,006,007,008,009,010)(@police)

2006 年 2 月のセキュリティ情報(マイクロソフト)

「緊急」2件、「重要」5件のあわせて7件。さっさと適用しておきましょう。
 
 
ちなみに、本日の午前中(日本時間)くらい、このうち1件(MS06-007)だけがうまく適用できない障害が発生していたそうです。

MS月例パッチ、一部インストール失敗の可能性もあり(スラッシュドットジャパン)

MS06-007 のインストールが完了しない件について(日本のセキュリティチームの Blog)
MS06-007 のインストール問題が解決いたしました(日本のセキュリティチームの Blog)

パッチそのものと言うよりも、マイクロソフトのサーバーの問題らしいですな。パッチが今日出ると予告された上での障害なので、ユーザの間でもちょっと混乱があったみたい。今はもう直っているそうです。

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2006.02.14

サボりたいとき


ちょっと体がだるい程度だが、一応カゼをひいている。
有給休暇は、消化しきれないほど沢山あまっている。
で、会社サボりたいなぁ、などと思う日もあるわけです。

てなわけで、
「会社いきたくない!」
と駄々をこねてみると、
「そうかい。でも、せっかく作った弁当は昼に食えよ」
と言ってくれる奥さんというのは、なかなか得難いものなのかもしれない。

いや、決してのろけているわけではないのだが。
 
 
しかし、調子に乗って
「会社やめちゃおうかなぁ」
と言ってみると
「やめれば」
と返事が返ってくるのは、ちょっと行き過ぎのような気がしないでもない。嬉しいけど。

彼女が本気出して働けば、私より収入があるのは確かなので、ちょっと複雑な気分ではあるが。

……明日にでも辞表を出しそうになってしまいそうな自分が、ちょっとこわかったりする。

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2006.02.13

遺伝子組替作物反対のジレンマ

つい先日、北海道では遺伝子組替え作物について商業栽培を実質的に禁止する条例ができました(試験栽培については届け出制)。

『北海道遺伝子組換え作物の栽培等による交雑等の防止に関する条例』(平成18年1月1日施行)

条例の検討中から今に至るまで、道内における遺伝子組替え作物に対する賛成派反対派の議論はかなりヒートアップしているようです。

議論の内容は、遺伝子組み替え作物の健康に対する安全性とか、経済性とか、食料に関する安全保障とかの問題とかいろいろありますが、これらについては私はよくわからないので、ここでは言及しません。しかし、これらとは別に、盛んに議論されている重要な論点がひとつあります。

特に生産者や流通業者の方が盛んに提起している論点として、「遺伝子組替え作物による北海道産農作物の安全イメージへの憂慮」があります。簡単に言うと「北海道で遺伝子組替え作物が作られていると知られると、北海道産作物全体の風評被害に繋がるかもしれない」と言うことですな。

逆に言うと、今回の条例で道内では実質的に遺伝子組替え作物の商業生産は禁止したことにより、「北海道では遺伝子組換え作物は作ってない。したがって安全である。全国のみなさま道産食品を買ってください」と全国的に宣言した(と、北海道庁は思っている)わけです。
 
 
北海道農業のイメージ戦略として「北海道産の作物は条例によって遺伝子組み替えを使ってません」と宣言するというのは、私は「あり」だと思います。果たしてこの条例によるイメージ戦略が、全国の消費者に対してどの程度効果があるのかまではわかりませんが。でも、野菜の市場では「無農薬」とか「有機農業」とかいう付加価値戦略が成り立っているのだから、ひょっとしたらうまくいく可能性もあるんじゃないですかね、たぶん。

しかし、このイメージ戦略が成立し、北海道産作物に付加価値がつく状況というのは、いくつかの条件が必要です。まず、遺伝子組替え作物が健康に害を及ぼす(……と国民が信じている)状況。そして、北海道以外の地域では遺伝子組み替え作物を作っている(……可能性がある)状況。そうでないと差別化になりません。

例えば「無農薬」が宣伝文句である作物は、「農薬は安全」と国民が信じてしまっては売れません。また、全国的に農薬が使われない社会になってしまっても売れません。

同様に、仮に遺伝子組み替え作物が安全だと判明してしまったり、逆に危険性が明確になり全国的に栽培が禁止されてしまえば、このイメージ戦略は崩壊してしまうわけです。

すなわち、北海道の農業がこの条例を元に「食の安全」のイメージ戦略を仕掛けるつもりなら、遺伝子組替え作物の安全性に関してはいつまでも曖昧であり続けた方が有利なわけですな。
 
 
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……お話はちょっと脱線しますが。

上述の「北海道産作物の安全イメージ作戦」を唱えるのは、一般的には遺伝子組替え作物「反対派」と色分けされる人々でしょう。しかし、おなじ「反対派」でも、遺伝子組替え作物の安全性そのものを問題にしている人々とは、明らかに意見の本質が違います。北海道産作物イメージ戦略重視の方々にとっては、遺伝子組替え作物の安全性に関してはいつまでも曖昧であり続けた方が有利なんですから。

遺伝子組替え作物反対派と呼ばれる方々ご自身では、そこらへんの矛盾をどのように解決しているのでしょう? そして、一般的なイメージとして行われる「賛成派」「反対派」という色分けは、果たして適当なものなんでしょうか? マスコミのあり方も含めて、科学コミュニケーションの重要な問題かも知れません。
 
 
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……おはなしを本筋にもどします。

この条例、上のような論点からみると、ちょっと引っかかる点が見えてきます。

遺伝子組換え作物に関しては、反対派賛成派それぞれ多くの論点から議論をしています。消費者の立場から健康に対する遺伝子組替え作物の影響を心配している人たち、国の食糧自給率を心配している人たち、米穀物メジャーからの支配を心配する人たち、将来の競争激化に備えた技術の停滞を心配する人たち。それぞれ反対賛成の意見は違っても、少なくとも表面上は国民全体の事を心配しているように見えます(かなり感情的な人や、あきらかに利権目当ての人も確かにいますが)。

その中で、今回の条例は、北海道だけ自分の利益を求めてうまく立ち回ろうとしているように見えるのは、私だけですかね? 私はこーゆーエゴ自体が悪いとは全く思ってはいないのですが、条例を作った人たちや一般の道民に、どの程度自覚があるのかがちょっと気になります。

まぁ、どうせもともと、いくら議論しても結論なんてでない問題ですし、悪いのは全国的な対応策を全く提示しない国や農水省ですから、時代の流れが日本農業全体を襲う前にイメージだけでも上手く取り繕って北海道は儲けておこう、という発想ができるということには、一般の北海道民としてちょっと頼もしくはあります。このイメージ戦略が成功するかどうかは別としても。
 
 
つれづれなるまま書き連ねるうちに、いったいなにを言いたいのかよくわからなくなってきましたが、最後にひとこと。

たとえ北海道のエゴだとしても、議論の出発点として全国初の条例を作っちゃたのは、ある意味たいしたものです。しかし、遺伝子組替え作物の栽培を禁止したせいで失った物は確実にあるのですから(例えば、遺伝子組替え作物を使えば栽培コストを低下できるのに、とか)、条例に基づいて行われるイメージ戦略による道産作物販売への効果、または利益については、きちんと数字で押さえて、道民に発表して欲しいもんです。


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2006.02.11

いぬ日記 トリミング失敗編


うちのミニチュアシュナウザーの「さくら」は、バカなりに順調に成長しているようです。

いま約4ヶ月半。犬歯の乳歯が抜けました。「ふせ」ができるようになりました。ウンチを踏んづけた手で乗っかって来やがったので、お仕置きしてやりました。

で、毛が伸びてきたので、先日トリミングに連れて行きました。

もともとカットの形とか全く気にしない、見てくれなんてどうでもいい家庭なので、特に顔の鬱陶しい毛をきれいに切ってくれるよう頼んだのですが……。

終わってみてびっくり。シュナウザーの特徴である眉毛や口の周りが、ばっさりとカットされてしまいました。
 
060211

写真ではよくわからないかも知れませんが、眉毛も髭もほとんどありません。
 
 
こいつ、こんなに小顔だったんだぁ。元々下半身デブな犬種なので、余計目立つようになってしまった。ここまでかわると別の生き物に見えるな。まぁ、これはこれでかわいいからいいけど。
 
 
それにしても、トリミングってお店によって明らかに腕やセンスが違いすぎ。店によっては、明らかに下手くそで、左右非対称だったりする場合さえある。

今回のお店は、カットも爪切りも耳掃除も確かにしっかりやってくれていて、腕はいいと思うのだけど、……正直センスはどうなのかなぁ。
 

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2006.02.10

ドアのカギは拳銃で撃てば開くのか?

主人公の行く手をさえぎるドア。開かない!施錠されている。 主人公は拳銃をカギに向け発射。カギが破壊され、めでたくドアが開く。

……映画やTVでたまに見かけるシーンですが、本当にこんな事が可能なんですかね?
 
 
で、カギというものの構造を知るためにググってみました。素人ですから、あまり詳しく解説されても理解できないので、適当な図解を探しました。

錠前の種類について(美和ロック株式会社)


あくまで素人なりの想像なのですが、基本的に普通のドアのカギなら、仮に拳銃の弾でカギのシリンダーそのものを破壊できたとしても、それだけではドアは開かないんじゃないかな? おそらく拳銃の破壊力なんて知れているでしょうから、カンヌキ(デッドボルト)をちぎってしまうのは無理だと思われます。最終的には、なんとかして手動でカンヌキを引っ込ませないとドアは開かないわけで、シリンダーを破壊してしまったらかえってドアは開かなくなりそうな気もします。

どうしても銃を使ってカギを開けたいのならば、例えばマシンガンを何十発も乱射してカギの周りを撃ち抜いたり、対戦車ライフルのような破壊力のある銃でカンヌキそのものを破壊すれば何とかなるかもしれませんが。

(一応ことわっておきますが、カギにもいろいろ種類があるらしいですし、何よりも私は拳銃がどれくらい威力があるのか知らないので、以上はあくまでただの推論です。本気にしないように)
 
 
似たような誤解はコンピュータの世界でも沢山あります。例えば、映画の中には、ハッキングされたコンピュータが物理的に火を吹いたり電流がパチパチ火花を散らしたり、宇宙人のコンピュータに地球製マックからウイルスが感染したり、「それは嘘だろ」という描写がたくさんあったりします。

有名なドキュメントをリンク
コンピュータジョーク(「映画の中のコンピュータ」の部分)

他の分野でも、こーゆー誤解ってたくさんあるんだろうなぁ。
 
 
以下余談。

一応ことわっておきますが「一般に利用されているカギというものは意外と頑丈なんだ」と言いたいわけではありません。誤解されぬよう。

あくまで聞いた話ですが、一般の住宅のカギという物は、拳銃で撃って開くかどうかはともかくとして、ピッキングとかサムターン回しとかで簡単に(本当に簡単に)開けられてしまう物が結構あるそうです。そもそも、大抵の家庭のドアなら「バールのような物」で無理矢理こじ開ければ一発なんだろうなぁ、きっと。

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2006.02.09

掃除いらずの風呂


放っておけば、勝手にお掃除が澄んでしまう浴室が開発されたそうな。

自分で自分を清掃する浴室(スラッシュドットジャパン)

「オーストラリアニューサウスウェールズ大(UNSW)の研究グループが「自己清掃機能付浴室」のためのコーティング材を開発した」

こいつはすごい。で、問題のコーティング材の仕組みはというと、

「このコーティング材は有機物を分解する活性酸素を発生させる二酸化チタン微粒子の光触媒作用を利用したもの」……だそうです。

本当なら確かに凄い。すごいとは思うが、お風呂の汚れってのは有機物だけなのかね? カビの類は分解されるだろうけど、水垢とかきれいになるのかな?

さて、この技術の応用として誰でも考えつくのは、トイレや洗面台、そしてキッチンでしょう。 その他、水分があり有機物が汚れとして考えられるものというと、……「歯」。歯にこいつをコーティングすれば、虫歯はゼロになるかもしれませんよ。(光触媒なので、いつも口を開けておく必要があります)

透明な素材には使えるのかな? めがねの脂汚れとか、コンタクトのタンパク質とかを分解してくれるととても便利だが。

……もしかして、この技術を浴室ではなく人間の肌に利用できれば、そもそもお風呂に入る必要すら無くなる? 

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2006.02.07

はたして脅威はあったのか?

数日前から業界の一部で囁かれていた「Kama Sutraワームの脅威」ですが、Xデイである2月3日には、いったい何が起きたのでしょう。

元記事
As Promised, Blackworm Strikes (internetnews.com)(February 3, 2006)
日本語
文書破壊ワーム、予告通りに攻撃を実行(IT media )(2006年02月06日 11時14分 更新)

「「Blackworm」「KamaSutra」「Grew」「MyWife」など、さまざまな名前が付けられた悪質なワームが、あなたのコンピュータに入っていたとしたら、あなたは文書ファイルの大半をすでに失っている可能性が高い。セキュリティ専門家らは1週間余り前から、「CME-24」として指定され、上記のようなさまざまな名前で呼ばれているワームが2月3日に破壊活動を実行すると警告してきた」

「セキュリティ企業のLURHQは、同ワームの感染を受けたユーザーは全世界で60万人近くに上ると報告した」

これが本当なら、2月3日に世界中で大騒ぎが起きていても不思議はなかったはずだが。
 
 
元記事
Kama Sutra worm hype may bite back(CNET News.com)( February 3, 2006, 2:28 PM PST)
日本語
不発に終わった「Kama Sutraワームの大流行」--専門家の反応に隔たり(CNET Japan)(2006/02/06 12:25)

「……しかし、ウイルス対策メーカー各社によると、アダルトコンテンツを偽装する同ワームは全く危害を加えていない」 

少なくとも日本では、ほとんど話題にさえならなかったような気がする。

「一部のセキュリティ業界関係者が、相当数のPCが感染したとする報告を行うなど「多少の誇張」もあった」

実際に世界は危機に瀕していたけどセキュリティ各社の警告と対策のおかげで回避できたのか、それとももともと初めからそんな危機自体がなかったのか、とても気になるところですな。各ウイルス対策メーカーには、そのうちきちんと総括してほしいもんだ。
 
 
「PCユーザーがセキュリティアラートに慣れてしまうと、次に似たようなことが起こっても適切な処置をとらなくなることから、こうした誇張は危険だ」

その通りだね。

(関連記事を集める気力がでなかったので、これ以上の詳細はわかりませんが。)
 

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2006.02.06

「セキュア・ジャパン」とか「ロシア証券取引所がウイルスでダウン」とか

いろいろ立て込んでいるときに限って熱がでる。……というわけで、気になった記事をリンクだけ。
 
 
政府、「第1次情報セキュリティ基本計画」を正式決定(IT media)
政府の「第1次情報セキュリティ基本計画」などが正式決定(IT Pro)
政府のセキュリティ戦略「第1次情報セキュリティ基本計画」が正式策定(PCWEB)

内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)
情報セキュリティ政策会議(NISC)


交通とかエネルギーとか重要インフラのセキュリティ対策については、政府は金を出して尻をたたきさえすれば、関連業界団体がそれなりに頑張ると思う(良かれ悪しかれ利権も絡むだろうし)。それよりも、自治体や一般市民の情報セキュリティ関連のリテラシー向上については、政府が主導しないとどうにもならないような気がするな。

どうでもいいけど、「セキュア・ジャパン」というスローガン(?)は、センス悪いと思う。
 
 
もうひとつ別の話題。

ロシア証券取引所がウイルス感染でダウン(IT media)
Computer virus forces suspension of Russian stock exchange(SOPHOS)

「ウイルスが原因で証券取引が停止」というのは、すげぇ重大な事件だと思うのだが。

「2月2日にロシア証券取引所のインターネットに接続されたコンピュータ1台がウイルスに感染した。ウイルスの種類は不明だが、このコンピュータから大量のメールが送信されたせいで、通常のメールの送受信ができなくなってしまった。これが原因で株式市場と先物市場などの取引が一時中断した」

……sophosのニュースリリースを読んでも、いまいち状況がよくわからないね。果たしてウイルスそのものが原因なのかな?

ついでにもう一言。
「証券取引を中断させられるようなウイルスは経済的損失につながる可能性があり、公衆の面前で公的機関の信用に傷が付く恐れもある」

……その通りなんだが、ウイルスに感染しなくても停止してしまうどこかの国の証券取引所に比べればマシかも。

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2006.02.02

サンダーバードの自動カメラ探知機、ついに発売?

みなさんご存じ国際救助隊のメカには、「自動カメラ探知機」なる機械が装備されています。

サンダーバードのスーパーメカは軍事利用も可能であり、その技術を狙う悪人からトレーシー一家の秘密を守るためには、救助活動を写真に撮られるわけにはいきません。そこで天才ブレインズ博士が開発したのが、この「自動カメラ探知機」です。どんな原理かしりませんが、カメラを向けられシャッターを切られるとピコピコ反応してくる、とても頼もしいメカです。

救助隊の面々は、自分の写真を撮った相手に対して容赦はしません。たとえ相手が民間人であっても、秘密を守るためには発砲も辞さない覚悟で臨みます。正義と中立を守るということは、かくも厳しいものなのですな。

さて、昔TVでサンダーバードをみていたとき、子供心にも疑問に思ったものです。いったいどんな原理を利用して、写真に撮られたことを探知するのでしょう? そんな疑問を解決してくれる製品が、ついに実際に発売されたらしいですよ。


ATMの盗撮カメラも自動検出,プログレッシブ・システムズが発売(IT Pro)

肝心の原理はこれ。

「1MHzから6GHzの周波数の電波を監視し,独自のアルゴリズムで盗聴器や盗撮カメラ特有の電波を自動的に解析」……だそうですが。

うーーん、意外とつまんない原理だな。

これじゃあ画像を電波で発信しているカメラしか検知できない。 しかも、無線だとしても、Webカメラと無線LANの組み合わせには対応できないだろう、これ。

現実がサンダーバードに追いつくまでには、まだまだ時間がかかりそうですな。
 
 
ところで、劇中でサンダーバードの写真を撮ることに執念をもやしていたのは悪人「フット」ですが、彼は各種超能力を使うことができました。ある意味、サンダーバードの超科学技術の対極に位置するオカルト野郎として描かれていたわけですな。でも、よく考えてみると、もともと超能力が使えるんだから、「念写」すればよかったのにね。自動カメラ探知機がどんな原理だとしても、念写には対応できんだろう、さすがに。
 

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2006.02.01

こいぬの夢

うちの犬はよく寝言を言います。どんな夢を見てるのか知りませんが、寝ながら「クーンクーン」鳴きまくりです。起きている時はほとんど吠えないのに。

特に、ちょっとお出かけした日とかドッグランで遊んできた日の夜になると、確かに寝ているのにもかかわらず、手足をジタバタ激しく動かします。夢の中で走っているんだろうなぁ。
 
 
てなわけで、愛犬「さくら」は生後5ヶ月になりました。初めて飼う犬なので想像でしか無いのですが、そろそろ自我(?)ができつつある頃なんでしょう。
 
 
さて、犬の生後5ヶ月がどの程度知能を持っているのかしりませんが、かなりリアルな夢を見ていると思われるこいつは、果たして夢と現実の区別がついているんですかね?

まだ赤ちゃんですから、現実の世界に対する認識力だってあやしいもんです。日中もたっぷり寝てますし、彼女にとって現実と夢の境界線は、かなり曖昧なものでしょう。何も存在ない空中をボーっと眺めている時は、起きていても夢の続きを追いかけているのかもしれませんな。
 
 
……ひょっとすると、夢を見ている彼女をボーっと眺めている私自身、実は彼女の夢なのかもしれません。目が覚めたらいぬだったりして。世の中がこんなにいい加減で曖昧なのも、生後5ヶ月のいぬがみている夢なんだから、仕方ないかもね。(きっと荘子も犬を飼っていたのだろう)
 
 
どうでもいいお話ですが、「夢」が脳味噌における「ガベージコレクション」のような物だとすると、最近睡眠薬を飲んで夢もみないでぐっすり眠っている私の脳味噌は、どんどん利用できない無駄な領域が増えてるって事なのかなぁ。やばい。
 

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