« 2005年11月 | トップページ | 2006年1月 »

2005.12.31

ブログでの議論なんて誰もみていない


ブログではできないことについて考えてみました。
 
 
blog上で他人の意見を読む。それについて賛成なり反対なり意見を言いたくなったら、トラックバックを送りつつ、自分のblogに意見を書く。

こんな感じで、トラックバックの連鎖による意見の応酬がweb空間に広がっていくのが、本来のblogの使われ方なのでしょう。
 
 
たしかに、私のblogに対してトラックバックが張られたら、私はトラックバック元のエントリーを見に行きます。で、もし必要があれば、私の方でも意見を書くでしょう。もちろんトラックバックした上で。こんな感じで、当事者同士の議論にとって、blogのトラックバック機能は大きな意味があると言えます。
 
 
しかし、そのblogを「訪れた」第三者が、トラックバック元を何段階もたどり、議論の成り行きを見守る、もしくは議論に参加する事って、実際問題としてあるのでしょうか?

世間から注目され発言力がある人のblogの中のエントリーが注目され引用されることはあっても、そこに張られたトラックバックをわざわざたどる人なんてほとんどいません。 実際、トラックバックを何段階もたどっていくのは、かなり面倒ですし。

今の日本におけるblogの使われ方は、blogの持ち主の魅力に引かれた人々が、定期的に「訪問」するだけです。議論が起こっても、議論に参加しているのは当事者達だけで、第三者は議論自体に興味はありません。仮に議論が結論なり合意なりに達したとしても、それが他人のblog上で述べられていれば、第三者がそこまで達することはありません。今のblogは、既存の日記サイトと同じ使われ方しかしていないわけですな。
 
 
要するに、blogをコミュニケーションのツールとして見た場合、書き手から読み手への一方通行のコミュニケーションについては、確かに既存の日記サイトと同程度には機能しています(コメント機能とかつかえるし)。 そして、双方向のコミュニケーションとしても、blogの持ち主同士の当事者間での議論には役立っているかもしれません。しかし、広く世論を形成するコミュニケーションのツールとしては、第三者が議論の成り行きや結論に関わることがほとんどない点において、あまり機能していないと言っていいかもしれません。

ネット上での議論の様子を第三者が俯瞰するツールとしては、スラッシュドットとか2chとかの昔からの掲示板システムの方が、はるかに適していると言えるでしょう。
 
 
てなわけで、少なくとも今の日本では、コミュニケーションツールとしてのblogに市民による合意の形成とか世論形成の役割を期待しても無駄なわけです。 選挙結果にblogが影響を与えるなんてのは、絶対に無理だろうなぁ。 一言で言うと、ツールの使い分けが必要だと言うことですね……ありがちな結論ですが。 
 
 
余談ですが。

blog上のある話題の議論に注目し、トラックバックやリンクを自動的にたどって、見やすいスレッド掲示板方式でエントリーを羅列してくれるツールがあれば、話はかわってくるかもしれないなぁ、なんて思ったりします。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005.12.29

メソッドメソッド

ちまたで話題のプレゼンテーション手法に、「高橋メソッド」とか「もんたメソッド」とか呼ばれる物があります。

どちらも内容を説明されてみれば「似たようなことは昔からやられていた」と感じるものなんですが、こーゆーのをコロンブスの卵というのでしょう。

しかし、両者の流行(?)を語るときもっとも重要なポイントは、おそらく「名前が付けられた」事じゃないですかね。

「○○さんのプレゼンは何となく凄い!」のままでは、ここまで流行ることはなかったでしょう。今までは特に意識されることもなくなんとなく行われていた手法が、「○○メソッド」と名付けられた事により、明確な意志と狙いのもとで実行されるようになったわけです。さらに、他人に対してその手法の内容を正確に伝えることができるようになりました
 
 
これはプレゼン手法に限らず、どのような分野にでも応用可能だと思われます。会議のやり方でも、システム障害が起こったときの対処方法でも、家事等の掃除の方法でも。

つまり、どんな分野の事でもいいですから、もしあなたが何らかのノウハウを保有しており、それを世の中に広めたいと思うのならば、まずは名前を付けましょう。とりあえずは「○○メソッド」という名前でいいです。

もちろん、最終的にそのノウハウが世間で流行するかどうかはその中身の価値によりますが、漠然とした個人技のままでいるよりは、世間に受け入れられやすいのは確実です。
 
 
てなわけで、上で述べたノウハウ「あなたがノウハウを持っているのなら、まずは○○メソッドと名付けよう」という手法に対して、名前を付けてみます。
 
 
「メソッドメソッド」なんてどうですかね? 
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.12.27

科学リテラシーとセキュリティリテラシー

 ウイルス対策ソフトとかファイアーウオールとかのセキュリティ関連ソフトは、最近はそれほど特別なものではなく、一般の消費者も普通に利用するようになりました。一方で、スパイウェアとかボットとか、特定少数をピンポイントで狙う悪の手口は巧妙化の一途をたどり、市販のセキュリティ製品では防ぐのは非常に困難になってしまいました。いまや、消費者のPCの安全を守る方策は、いかにして消費者自身のリテラシーを向上させるのか、その点にかかっていると言えます。

 で、高木先生はこうおっしゃっておられる。

アンチウイルスベンダが消費者のリテラシー向上を期待しないという構図(高木浩光@自宅の日記)

「今第一に行うべきことは、ユーザへのリテラシ教育に他ならない。「無理です」と言ってみせるのは簡単だが、やれることはあるだろう。それを差し置いて、あたかも対策ソフトを買うことで問題が解決するかのようなことを言うのはエゲツない。」 ……そのとおりですな。

 サイバーテロの問題が注目をあび、政府の第1次情報セキュリティ基本計画」(案)には「個人の情報セキュリティリテラシーの向上を目指して教育を推進」とうたわれている状況では、業界も金儲けだけ考えていてはダメだろう。

 いかにして消費者自身のリテラシーを向上させるのかを、業界全体の問題として(もちろん政府も巻き込んで)、検討しなくてはなりません。
 
 
 さて、はなしはかわって。
 これと似たような問題提起を最近どこかで見たような気がすると思ったら……思い出しました。

 北大で受けてきた「科学コミュニケーション」関連の講義のひとつです。 関連した記事がないかとググって探してみたら、出てきた記事がこれ。引用の引用で申し訳ないですが、おそらくもっともわかりやすい記事です。

科学コミュニケーション(Fixing A Hole)

「アメリカでは「Scientific Literacy」をキーワードに、科学の専門家ではない一般市民の科学理解を向上させる試みが、あれこれと行われてきたのだとか。しかしそうした試みの中で、当の科学者のあいだからも「科学コミュニケーション」の困難さを訴える声が出ているらしい」

 要するに、「一部の科学者は市民の科学リテラシーを向上させるべくいろいろ努力しているのだが、「市民は無知だから教えてやる」という発想だと、これがなかなか難しい」……ということかな。
 
 
 科学者もセキュリティ屋も、悩んでいることは同じなわけですな。
 
 それでも、科学者達はかなり昔から市民の科学リテラシー向上のための方法を社会学的にいろいろ研究しているらしいです。その成果をセキュリティ分野にも応用できないものですかね?
 
 
 もちろん、セキュリティ関連業界は一般消費者をあくまで商売のターゲットとしてみているわけで、科学者達とはちょっと立場が違います。私だって、個人消費者を相手にするメーカーに勤めているわけじゃないので、こんな気楽な事をいえるわけですが。

 でも、似たような問題は、科学者だけでなくあらゆる業界の現場で起こっているはずです。営業面とはまた別に、どうすれば市民のリテラシーを高められるのか、いろんな業界で悩んでいる現場の人はいっぱいいるでしょう。ちょいと、そっち方面をいろいろ調べてみようかね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.12.25

あまりにもワンパターンな都市伝説「アラブ人のテロ」

ここ数日間、検索エンジン経由で見に来る人が多いわけです。

特に特定の検索ワードで見に来る人が多くて、そのワードは

「札幌 テロ」。

なぜこんな検索が多いのか? このblogでこの検索にヒットする記事は、数ヶ月も前に書いたサイバーテロ関連のエントリーなのに。

……というわけで調べてみると、どうやらネット上でバカバカしい噂が流れていたせいらしいです。
 
 
以下、yahoo で「札幌 テロ」と検索すると、一番上に出てくるサイト(05年12月24日現在)から引用です。

札幌でクリスマスにテロ!(ススキノ・クレイジー・ナイト)
最近複数のお客さんや知り合いから聞く話しで札幌の地下鉄でテロが起きるというもので内容はこうだ「ある人がヒッチハイクしてきた外人を車に乗せ目的地に送って降ろすときに言われた言葉が、「あなた、いいひとだから教えてあげます。札幌の地下鉄ででクリスマスにテロがあるので、地下鉄乗らないほうがいいよ。」で、怖いので一応警察に行って相談すると、手配書の中の写真にそのヒッチハイクで乗せた外人がいたという」

……あまりにもパターン通りなバカバカしい噂でびっくり。上記サイトさんもおっしゃっているように「私の見解はガセ確定」
 
 
さらにバカバカしいことに、福岡方面でもほとんど同じ噂が同じ時期にささやかれていたらしいですよ。

福岡と札幌でテロとのデマ(笑)(おーくぼん@しゃちょーのBlog)
「Xマスに地下鉄テロ」はデマ~福岡県警が冷静対応を呼びかけ(読売)
 
 
この「親切にしたアラブ人からテロ情報を教えられた」というアホな噂は、テロの場所や内容だけ微妙に修正されマイナーバーションアップを繰り返しながら、数年前から何度も何度も流行しているわけで、今さらだまされる人がいるとは不思議だなぁ。

ちょっとググっただけでいくつも出てくる。

2004年クリスマスから正月に大阪USJで
大阪でテロが起きるという噂(なにわっち's Weblog)

2004年クリスマスから正月に名古屋駅で
この頃都に流行るもの(ディープ・ダンジョンver2.1)

2004年3月19日頃に渋谷ハチ公前で
テロ予告チェーンメール(tarosite.net)

2001年の秋頃にロンドン
No.9 「テロのうわさと口裂け女」の巻(2001/11/08)(つぶやきエッセーfromロンドン)

2001年10月15日頃に都内の地下鉄で
特集 「10月15日の地下鉄」のうわさ(うわさとニュースの研究会)

最後の奴は、911のニューヨーク貿易センタービルのテロの直後に、全国的にささやかれた噂ということで、かなり話題になりました(多くの新聞でも扱われた記憶があります)。さらに、同時多発的に世界中で似たような噂が飛び交ったらしく、いろんな意味で興味深い現象でした。

ほとんど同じ噂が、時を越え場所を越えいまだに定期的に流行するというのは、ある意味感慨深いものがあります。それにしても、いまだに信じてしまう人がいるんだなぁ。

だれかこの「アラブ人テロ情報」の拡散や再生産や修正履歴などについて、研究してくれないかな? 世界中にある噂なので、おもしろと思うよ。
 
 
おまけ

やはり数年ごとに流行する噂に「当たり屋情報」があります。これと同じでこれからもずっと未来永劫にわたり国内を循環し続けるんだろうなぁ。

参考
当たり屋情報(当たり屋情報は偽情報!)


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005.12.24

科学者のアウトリーチ活動の動機


最近、特に若手の科学者や研究者の間で、アウトリーチ活動というのが流行っているそうです。

ちなみに、「アウトリーチ活動」というのは、「研究者等が自ら地域社会等の中に入り、市民と双方向のコミュニケーションを実現し、市民に学習機会を提供すること」平成17年度版科学技術白書)だそうです。

企業による広報や営業活動とはことなり、直接商売(科学者なら研究)に結びつくわけじゃないけれど、市民とのコミュニケーションそれ自体を目的とする一種の広報活動、という理解でいいのかな?

こーゆー活動に意義がある事には全く異存はないのですが、科学者でもなく若くもなく野次馬根性ばかりが旺盛な一市民としては、若手の科学者や科学者未満の学生達がこのような活動にあくまで自主的に精を出す「動機」というのが気になります。そして、中堅以上の科学者達が、このようなアウトリーチ活動にあまり興味を持たない理由も。
 
 
で、まずはアウトリーチ活動を行う人の動機について、勝手に想像してみました。ポイントは、活動するに当たって負うべき責任だと思うんですよね。

(1)個人的な楽しみ

科学者に限らずどんな職業や立場の人でも、自分が一生懸命やってる仕事の意義について世間に訴え理解されることは、うれしいことです。この場合、内容に責任を負うかたちで情報発信を行う必要はありません。どんなメディアを利用するにしろ、冗談交じりでおもしろおかしく語ればいいわけです。

(2)社会への貢献

どんな職業の人でも同様ですが、自分の知識や技術が社会に役に立つのなら、少しでもみなさまの役に立ちたいと思うのは人情でしょう。ただ、このような動機の場合、それなりの責任を負う覚悟の上で、それなりの権威のある方法をつかって世間に訴えなければ、市民は信用してくれないかもしれません。

(3)自分自身や所属する団体の立場のため

自分の所属する大学や学会の社会への貢献度を世間に訴えることで、世間から支持を得られれば、予算等が増え研究もしやすくなるかもしれません。市民とコミュニケーションを行う事自体がキャリアになる場合もあるでしょう。このような、見返り期待の動機でアウトリーチ活動を行う場合、市民に対してある程度の責任を負う覚悟の上で発言を行う必要があります。そうでなければ、効果は望めないでしょう。

(4)知識人としての社会的責任

科学者は、科学の研究という崇高な職業についているのだから、社会に対して啓蒙活動をおこなう必要がある、という責任感も動機になるでしょう。少なくとも一般社会の方は、知識人達がそのような形で社会に対して貢献するのを当然だと思っています。この場合、科学者達は発言内容について、社会全体に対して非常に大きな責任を負う覚悟が必要です。知識人としていい加減な事を言うわけにはいきませんから。
 
 
てなわけで、アウトリーチ活動にはいろいろな動機が考えられますが、動機によって覚悟せねばならない責任の大きさが違ってくるわけです。

おそらく、若手研究者達がアウトリーチ活動に熱心なのは、その動機が(1)や(2)であり、あまり責任や覚悟が必要ないからなんでしょう。逆に、中堅以上があまり熱心でないのは、背中に背負う物が大きくなり、その動機も必然的に(3)や(4)を意識せざるを得ないからじゃないですかね。そんな大きな責任を負う覚悟をしてまでアウトリーチ活動するくらいなら閉じこもって研究してた方がいいや、てな感じでしょうか。

市民の側から見れば、中堅以上の研究者も、そんなに悲壮な覚悟の上での啓蒙活動ばかりではなく、(1)(2)のノリで気楽に交流してくれれば、……とも思うのですが。かといって、お互い無責任な仲良しのおつきあいだけでは、それこそ知識人として義務を果たしていないと思われます。きちんと責任をもって(4)もやって欲しい。私も含めて、大衆はわがままですな。
 
 
考えてみれば、科学者ではない一般の職業の人なら、広報活動とか営業活動とか、職場の外のお客さんとコミュニケーションすることは当たり前で、その時には当然、企業なり職場の看板を背にしょい、お客さんに対して大きな責任を負っているわけです。

知識人も市民をお客と考えて同様に活動すべき、なんて言うつもりはありません。しかし、もし「科学者はアウトリーチ活動が必要である」とのコンセンサスがあるのなら、いっそのこと「科学者は、年に○○時間以上アウトリーチ活動を行わなければならない」とか文部科学省で決まりつくればいいのになぁと思います。(予算に関しては、広報にかける割合が決まっているらしいですが)。そうすれば、負うべき責任の大きさに躊躇していた研究者達にも、仕方なくアウトリーチ活動を行うきっかけを与えてやれるのにね。

科学者達の方も、「これだけアウトリーチ活動をやったのに、やっぱり愚かな大衆はわかってくれない」と言い訳もいいやすくなるだろうに、……というのは意地悪な冗談ですが。
 
 
というわけで、特に結論じみた物はありません。ただ、若手の研究者の方々が、アウトリーチ活動に対して本気で悩み考えているのを見て、まだまだ日本の科学界も捨てた物じゃないかもなぁ、なんて思っていたりします。あと20年も経てば彼らが主流になるんでしょう。それまでがんばれ。

北海道大学の"科学技術コミュニケーター養成ユニットの某講義を聴いた感想でした。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.12.22

伝染する「自由」

オープンソースのソフトウェアの多くが採用しているライセンス、GPL の改訂作業が始まったそうです。

FSF、GPLライセンス改定計画を発表(IT media)
欧州のフリーソフト団体,GPL新版「GPLv3」の策定プロジェクトを発表(日経 IT Pro)
FSF、GPL Version 3の改定作業に着手(スラッシュドットジャパン)

ほほぉ。
 
 
さて、いきなり話はかわりますが。

このGPLというライセンス、発想がなかなかおもしろいんですよ。

せっかくなので、ソフトウエアを詳しく知らない一般の人にもGPLが理解できるように解説しようと試みてみます。「科学技術コミュニケーション」ってやつの一環のつもりで。 ……成功しているかどうかは、自分ではよくわかりませんが。
 
 
GPLというのは、フリーソフトの多くが採用している、ソフトの利用条件です。

PCでWindowsしか利用していない人はあまり意識することはないでしょうが、メールサーバーやWWWサーバーなどインターネットの基盤を支えているソフトウェアは、ほとんどこのGPLのライセンスで配布され、GPLの元でフリーな利用が保証されています。ソフトウエアのバージョンアップなども、GPLのおかげで世界中の人の手を借りることができ、今のインターネットはGPLのおかげで成り立っているといっても、過言ではないかもしれまんせんん。身近では、フリーのOSであるリナックスなんかも、GPLを利用しています。

まずは言葉の意味から。

--- 以下ウィキペディアからの引用

大まかに言えば、GPLとは著作権者が利用者に対し次のような許可を与える契約である。

1. このソフトウェアを誰でも自由に実行してよい。
2. このソフトウェアを誰でも自由に複製してよい。
3. このソフトウェアを誰でも自由に改変してよい。
4. このソフトウェアやそれを改変したものを誰でも自由に頒布してよい。有償で販売しても良い。ただし、その際には頒布を受けた者に対し1から4の許可を与えなければならない。

--- 引用ここまで
GPL(ウィキペディア)
 
 
GPLが適用されたフリーのソフトを改造したり、自分のアプリケーションに組み込んだりするのは自由です。しかしその場合、その成果物もまたGPLで公開しなければならなりません。

要するに、
「他人が作った物を参考にしたのなら、その結果も同じように自由に他人に利用させなさい。自分の成果だけ秘密にするなんて、もってのほか!」
というライセンスですな。

一度GPLに「汚染」されると、それ以降のバージョンはGPLの呪縛から逃れることはできません。まさに末代まで祟られます。

しかし、そのおかげでフリーソフトの自由が守られ、世界中の人が自由に開発に加わることが可能になり、世界中の人がその恩恵に浴することができるわけです。感染性のある「自由」。 一度「自由」に汚染されたソフトは、「自由」から自由にはなれないわけです。(「汚染」とか「感染」とか言葉は悪いですが、あくまで例えです)

ちなみに、この「末代まで遺伝する自由」の決まりさえ守っていれば、GPLのソフトを利用してお金を稼いでも問題ありません。リナックスで商売している会社(レッドハットとか)は、決してソースを秘密にしませんし、売ってるCDの中身を自由に使っても文句はいいません(GPLに従う限り)が、ちゃんと商売になっています。

もうひとつちなみに、このGPL、問題が無いこともないです。他の相反するライセンスと混じってしまったときにどうなるのか、各国の法律(著作権法とか)と矛盾が出たときどうすればいいのか、このあたりは裁判とかで個別に判断されることになるでしょう。
 
 
ライセンスの内容はこのへん(英語です)
GNU General Public License(FSF)
GNU General Public License(GNU)

GPLの日本語訳(あくまで非公式。正式なライセンスは英語のみです。)
GNU 一般公衆利用許諾契約書(オープンソースグループ・ジャパン)

参考になるのは、たとえばこのへん
いまさら人に聞けないGPLの基礎 (1/2)(IT media)
 
 
他のフリーソフトのライセンスとの比較はこのへん
さまざまなライセンスとそれらについての解説(GNU)

一口に「フリーソフト」といっても、GPL意外にもいろんなライセンス形態があることがわかります。GPLと似ているけど微妙に違うライセンスもあります。なんにしろ、「フリー」は「無料」ではなく「自由」の意味であり、「自由」なものを使うときにはそのかわりの制限があるのが普通なので、注意が必要です。
 
 
余談ですが、「使ってもいいけど、成果物も同様に他人に自由つかってもらえ」という形態のライセンスは、ソフトウエアを売って商売する企業にとって、なかなかやっかいなライセンスです。もし質の高いフリーソフトが身近にあったら、ソフト開発の際にそれを参考にしたいのは人情でしょう。でも、GPLのソフトを一部分でも参考にしてしまったら、その成果物もGPLに従わなければなりません。つまり、ふりーだからとGPLのソフトをちょっとでもパクッてしまったら最後、その成果としての商品の中身を公開し、誰にでも自由に中身を利用させなければならないのです(中身さえ公開すれば、製品として売るのは問題なし)。

GPLのソフトを利用しているのにも関わらずその製品の中身を非公開にしていると、どんな大手メーカーであろうと、世界中のGPL原理主義者達から総攻撃をうけます(最近も日本の某メーカーがしでかしました)。その手の方々はたいてい凄い技術を持っているので、一般に販売されている製品では隠し通すことはできないと思った方がいいでしょう。自分の製品の中身を公開したくない場合は、フリーだからといって気楽にGPLのソフトを利用しない方がいいですな。

というわけで、GPLを「堅苦しすぎ!」と批判する人も結構います。だけど、GPLがイヤなら、GPLのフリーソフトを参考にせず、最初から自分で作ればいいわけで、他人のふんどしを使っておいて自分の成果は独り占めという発想は、そもそもどうかと思うな。
 
 
……というわけで、こんなもんかな。私自身も特に法律的な側面はあまり詳しいわけではないのですが。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.12.21

北海道米がうまい


最近、ご飯がおいしくておいしくて、おかず無しでも平気になってしまいました。

おそらく、新米の季節だからなんでしょうが、昔よりも北海道米がかなり美味しくなってきたのは、確かみたいです。
 
 
で、やっぱり美味しいと思うのは、定番「ほしのゆめ」。 親戚の農家から直接仕入れたお米を、少しづつ精米していけば、これだけでお茶碗2杯はいけます。

それこそ清水の舞台から飛び降りるつもりでお米屋さんから買ってきた高価な「コシヒカリ」と比べても、決してひけをとりません。いや、「ほしのゆめ」の方が美味いような気がします。(お米屋さんで売ってるのは、本当にコシヒカリ100%なのかなぁ?)
 
 
それと、最近こっているのは、今のところまだ幻のお米、水稲農林389号「おぼろづき」。 今年はまだ試験販売ということらしく広くは出回わっていないのですが、おいしいですよ、これ。

私はどちらかというと柔らかめのお米が好きなのですが、この「おぼろづき」は非常にモチモチしていて、さらに甘くて、とてもわたし好みのお米です。個人的には「ほしのゆめ」よりも美味しいと思うな。機会があったら、是非一度ためしてみてください。

このへんも参考になります。
おぼろづき(ウェブシティさっぽろ)
 
  
余談ですが。

ご飯の味って、炊飯器の性能もかなり効ききますね。実家にある噂の鳥取サンヨー製炊飯器で炊いたご飯は、確かにうち炊飯器よりも美味しい。米がたっているし。 炊飯器はケチらない方がいいですな。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2005.12.20

「不気味の谷」と「萌えの山」


ここのところ、「萌え」が流行語だそうですが。

マンガやアニメの女性の絵が、所謂「萌える」ためには、どの程度写実的であるのが適当なんでしょうか?
 
 
あまりに写実的な絵だと、かわりに写真を撮ればいいわけで、二次元萌えの方々にはまったく受けないでしょう。

かといって、崩され過ぎた絵、所謂「下手ウマ」では、やはり最近のオタクの方々は決して萌えることはないでしょう。

グラフにすると、絵のリアルさを横軸に、萌え度を縦軸にとれば、ちょうど正規分布のような山形になりそうです。

リアル過ぎず、下手過ぎず、ちょうど中間あたりに「萌える」ゾーンがあるといえるかもしれません。
 
 
まじめなお話にかわりますが、ロボット工学の世界には、「不気味の谷」という有名な言葉があるそうです。

参考になりそうなサイトはこのへん。
動作と見かけの関係(大阪大学 工学研究科 知能ロボット研究室)

「ロボットの見かけや動作が人間に近づけば近づくほど、親密度は上がっていくが、ある非常に近い類似度において親密度は急落すると言われている」……だそうです。

要するに、「中途半端に人間っぽいロボットは、かえって気持ち悪い!」……ということらしいですな。

上記サイトの写真をみれば、よくわかります。また、中途半端にリアルなアンチーク人形を想像してみてもいいです。
 
 
さて、先にあげた「中途半端に本物の女性っぽい絵」にこそ「萌える」という現象は、この「不気味の谷」のちょうど逆になりませんかね?

てなわけで、私はこの現象に「萌えの山」と名付けました。
 
 
「不気味の谷」と「萌えの山」の秘密を解くことこそ、今や日本の文化を引っ張っているといっても過言でもないオタク産業とロボット産業を結びつけ、日本の未来を切り開くための最重要課題といえるでしょう。


(不眠症でもんもんとしている間にパッと思いついただけです。本気でロボット工学を研究している方々、ごめんなさい)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.12.18

いぬ日記。ワクチン3回目

本日、3度目のワクチンの注射をしてきました。

あいもかわらずマイペースで、病院の待合室で他の犬にガンとばされようが、尻に体温計つっこまれようが、ブスッと注射されようが、耳の中をゴシゴシ掃除されようが、まったく意に介しません。たいしたもんだ。
 
051218

りりしく成長した、さくらタン。
 
 
これで3ヶ月半。うちに来た頃はでっかいネズミくらいの大きさだったのに、いつの間にやら中型犬になりつつあります。日々成長しているので、目を離せません。

「まて」や「すわれ」もだいたいできるようになりました。ウンチやシッコも、平常心の時ならばほとんど失敗しなくなりました(興奮してると、走りながらポロポロこぼしますが)。

健康面もほとんど問題ないのですが、耳の中の掃除がちょっと問題。うちでも、綿棒で慎重に拭っていたつもりなんですが、初心者がおっかなびっくりなもんで、やっぱりなかなか綺麗にはできませんでした。獣医さんに掃除の仕方を教えてもらったのですが、あんなに男らしく(女医さんでしたが)ゴシゴシ拭いてやっても平気なんですねぇ。勉強になります。

一週間後くらいから、外に出せるようになるそうです。他の犬と接触したとき、どんな反応するのか楽しみだ。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2005.12.17

ウサギ解剖で停学?


お馬鹿な医学生が、ウサギ解剖の様子をネットにアップして停学くらったそうです。

ブログにウサギ解剖写真、宮崎大生6人を停学処分(読売)

「うさぎ狩り部」に関する学生の処分について(宮崎大学医学部)
 
 
こいつらがバカなのはいいとして。
 
 
例えば私が魚釣りに行き、針にひっかけた魚を釣り上げる様子をブログにアップしても、問題はないのだろうなぁ。

つり上げたお魚を、その場で3枚におろす様子でも、おそらく問題にはならないでしょう。

つり上げたのが食えない魚だったため、怒りくるった私がその魚を足で踏みつぶす様子なら、どうだろう?
 
 
魚でなくカエルの解剖の様子なら? 学術的に解説するサイトならいいのかな?

学生の頃、シカの生態を追いかけるため、害獣駆除のハンターさん達について山に入った事があるのですが。 撃たれたシカを解体して頭をもらってドロドロとかして頭蓋骨をいろいろ測定する様子をもしネットに公開できたら、学術的であるということで許されるだろうか?

そういえば、学部3年になった時の最初の実験が、ウサギの皮をはいで筋肉をばらして溶かして紐状にして、ATPをかけたら縮んだ! というものだったが、この様子も一般の人から見たらスプラッタだよなぁ。
 
 
何が言いたいかというと、大学がこの学生達を処分するにあたり、どのような理由をつけたのだろうかと、ちょっと疑問だったんです。

「今回の行為は本学の教育理念・教育目標から著しく逸脱したものであり本学の信用を失墜させ、医学科学生としての本分に反するものであることから……」……だそうなのですが。

この学生達の行為は確かに気持ち悪い。でも、法律にはおそらく反していません。「教育理念・教育目標から逸脱」してるのは確かなのかもしれませんが、ならば、これがウサギではなく魚だったら? ナマコは? ホヤは? ミミズなら誰も文句言わない?

種類だけでなく行為も問題です。遊びで解剖がダメなら、個人的な好奇心での解剖はどうでしょう? 夏休みの自由研究とかで解剖シーンをネットで公開なら問題ない? 金儲けのための医療行為は?

画像を公開するという行為が問題なのかな? 隠れてスプラッタ行為を行うのと、どっちがいいのだろう? 

処分するのが医大で、処分されるのが医学生だからこそ、そこら辺の倫理観の問題をきちんと議論して公表して欲しかった。世間から非難されたからといって、思考停止の末の即「停学!」というのは、ヒポクラテス弟子を育てる機関として、そして同時に科学者を育てる機関でもある大学として、どうなのかなぁ?

 

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005.12.16

プレゼンテーションの技法あれこれ つづき


「プレゼンテーションの技法あれこれ」のつづきです。

プレゼン手法と言っても、世の中にはいろいろあるもんだ。というわけで、自分用のメモ。
 
 
その1 もんたメソッド

「もんたメソッド」は○○なプレゼン手法だ (説明ムービーなど)(bricklife.weblog.*)
もんたメソッド(はてな)

最近ちょっと話題。

いいなこれ。こんど機会があったらやってみよう。
 
 
その2 バリアフリープレゼン

色盲の人にもわかるバリアフリープレゼンテーション法(国立遺伝学研究所)

日本人男性の5%が関係する「色盲」(リンク先では、あえて「色盲」と呼んでいます。理由等はリンク先を見てください)。 プレゼンを多くの人に理解してもらいたいなら、考慮すべきだね。
 


| | コメント (0) | トラックバック (0)

「男系」の議論の中の嘘

いまさらという感もありますが。

人間の細胞にあるY染色体は、男性から男性にしか引き継がれません。女性は持っていないわけです。これを根拠に、代々男系のみで家を継いできた家系は、太古から途切れない由緒正しいY染色体を受け継いでいるんだ! と言ってる人がいるようです。
 
 
私には兄弟が一人います。つまり、私の父のY染色体は、私も含めて二人に伝わったわけです。

父には兄弟が4人いますので、父の父、すなわち祖父のY染色体は、5人に伝わった事になります。私のいとこ(男)は10人ほどいるので、祖父のY染色体は2世代で10人に伝わったわけですな。

逆に言うと、10人分のY染色体があっても。たった2世代さかのぼれば、祖父という普通の大工のY染色体に行き着いてしまいます。
 
 
お話を一般化してみましょう。

考えやすいように、仮に平均して全ての人が男の子を2人づつ設けたとします。

1世代前のお父さん達は、自分のY染色体を、今の世代の2人の男の子に伝えています。

2世代前のおじいちゃん達は、自分のY染色体を、今の世代の4人の男の子に伝えています。

3世代前の曾おじいちゃん達は……8人に、4世代前の曾曾御陣ちゃん達は……16人に。

以下同文で、10世代前の昔の人の子孫は1024人、20世代前の中世の人の子孫は1,048,576人、100世代前のある弥生人の子孫は1,267,650,600,228,229,401,496,703,205,376人。

これは、以下のように考えられないでしょうか。弥生人から適当にひとり選んで(王様でも奴隷でもいいです)その人のY染色体を調査したとします。弥生人の人口が何人いたのか知りませんが、その中の例え誰を選んだとしても、そのY染色体が現在の世代の地球人すべての男の子のY染色体のおおもとであってもおかしくない、ということじゃないかな。 もちろん、ほとんどの系統は途中で途絶えてしまったわけですが。

今度は逆に考えてみます。当たり前ですが、現在いきている世代は途中で途絶えなかった系統の生き残りであるわけです。したがって、現在の日本の男性からどんな集合を選んでも、弥生時代までさかのぼって調べれば、必ずひとりの弥生人のY染色体にさかのぼれる……じゃないかな?
 
 
要するに、どの系統でもいいんです。適当に選んだY染色体の系統に注目して、十分過去までさかのぼっていくと、必ず全ての日本人がそこに収斂してしまいます。

あなたのY染色体は、任意の系統のY染色体と必ずつながっています。問題は、何世代前までさかのぼるかだけです。日本人の総数なんてしれてますから、どの系統を選んでも、せいぜい数百世代でしょうが。
 
 
数学的な面にはあまり自身がなかったりするのですが、どこか間違ってますかね? 指摘していただけると光栄なんですが。
 
 
ついで・・というわけではありませんが、女系にのみ伝わっていくミトコンドリアのDNAについて、同様に考えることもできるでしょう。

母の母の母……と数百世代さかのぼれば、上のY遺伝子の考えと同様に、人類がひとりの女性に行き着くはずです。それを「イブ」と呼ぶべきか、それとも「天照大神」と呼ぶべきか。
 
 
まとめてみます。

女系天皇に反対している人たち。

男系にこだわるのは結構。伝統を大事にするのも結構。そーゆー論点で議論すればいい。千年以上続いてきた継承に関する伝統の制度を守るのは、私も意味のあることだと思うし。

だけど「Y染色体の連続性……」といった、非科学的で嘘ばっかりの議論はやめませんか?
 
 
おまけ。

グレッグ イーガンの短編集、「祈りの海」 に収録されている「ミトコンドリア・イヴ」を読めば、Y染色体云々の議論がいかに馬鹿馬鹿しいのか、よく理解できると思うよ。
 
 
12月16日追記

よく見に行くblogの中の人が「Y染色体の連続が……」などと言い出したので、私も自分の意見をまとめるために文字にしてみただけだったのですが。

5号館さんにトラックバックいただいてしまって、あわててググッてみると、世間的には完全に旬を過ぎた話題だったようです。10世代で1024コピーとかいうお話は、立花隆さんが既にやってるし。

ただ、私は別に男系に反対というわけではありません。伝統を守る事はそれなりに意味のある事だというのはわかるんです。一方で「うら若い女帝」ってのも萌えるし、個人的にはどっちでもいいのですよ。 でも、そんな議論の中で、「Y染色体云々」と伝統もへったっくれもない似非科学をまことしやかに語る人だけは許せないな。
 

| | コメント (7) | トラックバック (1)

2005.12.15

政府セキュリティ基本計画とかJNSAサンプルとか


興味あるドキュメントいくつか。時間がないので、りんくだけ。
 
 
その1 政府のセキュリティ基本計画

政府のセキュリティ政策「第1次情報セキュリティ基本計画」素案を公表(INTERNET Watch)
政府の情報セキュリティ計画案まとまる、目指すは「情報セキュリティ先進国」(IT Media)
政府、IT安全対策3カ年計画を了承(日経)
「第1次情報セキュリティ基本計画」(案)に関する意見の募集(スラッシュドットジャパン)

「第1次情報セキュリティ基本計画」(案)に関する意見の募集(内閣官房情報セキュリティセンター(NISC))
「重要インフラにおける情報セキュリティ確保に係る『安全基準等』策定のための指針」(案)に関する意見の募集(内閣官房情報セキュリティセンター(NISC))

パブリックコメント募集中だそうです。
 
 
その2 JNSAによるWEBシステムセキュリティ要求仕様

提案依頼書に盛り込むべきWebセキュリティ項目,JNSAがサンプル提供(日経BP)

JNSAセキュアシステム開発ガイドライン「Webシステム セキュリティ要求仕様(RFP)」編 β版(JNSA)

ふむ。 役に立ちそう。
 

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2005.12.14

月刊マイクロソフト12月号


今月も出ました。

2005 年 12 月のセキュリティ情報(microsoft)
12 月のセキュリティ リリース(日本のセキュリティチームの Blog)
マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(警察庁)

「緊急」が1件。IE関連で、ほとんどのWindowsが対象。ほっておくと、かなりやばそうな脆弱性かも。

「重要」が1件。こっちの対象はWindows2000だけ。

さっさとWindowsアップデートしておきましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

脳味噌のマッチポンプ

私は昔から非常に眠りが浅い人間で、ずっとウトウトしつつも朝まで眠れなかったり、ちょっとした物音でもすぐ目が覚めてしまったりします。

若いうちは多少眠らなくても平気だったのですが、年とってくると眠れなかった次の日(ほとんど毎日なんだこれが)は正直ちょっとつらいわけです。

さらに、とにかく血圧が低い人間で、健康診断なんかでは 80-60 とかいう数字を叩き出し、先生から「ゾンビみたいだね」なんて言われたりもします。

てなわけで、私を一言でいうと、昼だろうが夜だろうが一日中、とにかく半開きの目でボーッとしている人間なわけです。

で、風邪引いて行きつけの病院に行ったついでに相談してみたところ、いろいろ薬をもらってきたので飲んでみたのですが、これがなんというか。。。
 
 
まずは、寝るための睡眠薬

定番と言われているらしい「ハルシオン」。
確かにこれはなかなか効きます。飲んでしばらくすると、脳味噌が自動的に思考をやめてしまうのが凄い。眠くなるまでと思って本を読んでいると、30分ぐらいで、字が書いてあるのはわかっても何が書いてあるのかわからない状態になります。酩酊状態がちょっと心地よかったりしますが、あまり眠るのを我慢していると脳味噌が危ないような気もしますな。

次に「レンドルミン」。
飲んでも飲まなくてもあまりかわらないような気がするなぁ。量にもよるんでしょうが。

市販の「ドリエル」も飲んでみたことありますが、私にはさっぱり効きませんでした。
 
 
ついでに血圧を上げる薬ももらってきました。

最初は「リズミック」。
なんか心臓がドキドキして、自分でちょっとヤバゲな感じがしたので、やめました。

次が「ジヒデルゴット」。
正直言って、効いているのかどうかよくわかりません。血圧は上がっているのかもしれませんが、頭が冴えるわけじゃないのは確かです。
 
 
先生が私の自己申告をちょっときいただけで、すぐに薬を切り替えてしまうので、患者としてはちょっと心配になってきます。この手の薬の場合、人によって薬の効きがえらい違うそうなので、試行錯誤しか方法がないかもしれませんが。

内緒ですが、先生の指示をちょっとだけ無視して、量や組み合わせをいろいろ試したりしました。その結果、睡眠については、特定の薬を飲めばそれなりに寝られる事がわかりました。しかし、血圧に関しては、数字はあがっているのでしょうが、ほとんど実感はありません。私の血圧ひとつ操れないとは、現代医学もたいしたことないなぁ。
 
 
それにしてもよく考えてみると、血圧を無理矢理上げるということは、自律神経的には普段と比べて興奮状態なわけですよね。そして、夜になったら睡眠薬でむりやり眠る……これって、自律神経からみればマッチポンプ状態なわけで、かえって体に悪いんじゃないのかなぁ。
 
 
余談。
たかが睡眠薬の小さな錠剤で、自分の脳味噌の睡眠中枢が操られてしまうのを自覚するのは、なかなか不思議な気分になります。 脳とは? 自我とは? 意識とは? 哲学の勉強をしたくなりますな。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.12.12

広い意味での「東証システム」の欠陥?

先日の、みずほ証券によるジェイコム株の大量誤発注について、東証がプレスリリースをだしました。

なんでも、東証のシステムに問題があったため、みずほ証券の注文取り消しを処理できなかったのだそうです。

投資家及び関係の皆様へ-12月8日のジェイコム(株)株式の注文取消処理に係る株式・CB売買システムの不具合について-(東証)

「ジェイコムショック」、東証のシステムが原因?(スラッシュドットジャパン)

株の事を全く知らないド素人が口を出しても、恥をかかくだけなのかもしれませんが、素人なりの感想をひとつ。ももしまったく見当はずれのことを言っていたら、ご指摘いただけると助かります。
 
 
このプレスリリースで、東証は想定外の事が起きてしまったための不具合と言いたいのでしょう、たぶん。でも、新規上場ってのは、証券取引所にとってすごく大きな意味のあるイベントであると想像するのですが、ちがうのですかね? このあたりの設計には、特に注意して当然であるような気がするけどなぁ。ちょっと情けないかも。
 
 
さらに、東証やみずほ証券の今後の対応についても気になります。

欠陥システムを運用していた東証は、もちろんその責任を取るのでしょう。日本経済全体のために、何らかのイレギュラーな緊急対策を行うことも、仕方ないことかもしれません。だけど、それはそれとして、みずほ証券の責任もきっちり追及する必要があります。大手証券会社だから無条件で救済されるというのは、許されないでしょう。いままで、他の投資家が似たようなミスをやらかし、それの取り消し処理がうまく働かなかったとしても、自己責任ということで済まされてきたのでしょうから。
 
 
それにしても、今回のシステムの欠陥とは関係ないお話ですが。

自分では持っていない株、それどころか発行数をはるかに越える数の株を、「売る」ことができるということに、単純に驚きました(この点は、プレスリリースを読む限り今回の「システムの不具合」ではないらしいですな)。

これって、大手証券会社なら自由に株価が操作できるということが明らかになった、という認識で正しいのですかね? もし無限の「空売り」が可能なら、極端な話、どんな株でもひたすら空売りしまくって株価が1円になった時点で買い戻せば、いつでも大儲けできそうな気がするのですが(もちろん、実際にはそんな単純なお話じゃないのでしょうが)。

今回は、みづほ証券がたまたま大きなミスを犯したためバレてしてしまいましたが、証券会社にとって空売りは普通の事だったのかもしれません。
 
 
この前の取引システム停止の時には、システムの運用の面でかなり問題があることが露呈してしまいました。

狭い意味でのコンピュータシステムではなく、株式の取引の仕組み全体としての広い意味での「システム」に、なにか欠陥があるんじゃないのかなぁ?


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.12.10

祝!甲府J1昇格!!

ついに甲府がJ1昇格を決めてくれました。

しかも、誰からも文句のつけようのない見事な勝ちっぷり。走ってプレスでサイドから縦に出す、単純でアクティブなサッカーを長いシーズンの間つらぬきとおし、最後の最後にこの一年間の結晶ともいうべきおそらく今年一番の攻撃的サッカーを披露したうえで、J1チームを奈落の底に沈めてしまったのは、ホントお見事。たまたまバレーの6得点が目立ってしまいましたが、チーム全員の「勝ちたい」という気持ちが伝わってきて、見ていて気持ちのいい勝利でした。

正直言って、来年のJ1の舞台での戦いはかなり厳しいものになるでしょうが、今日のような試合を1年間続けることができれば、それなりにいいところにまでいけると思います。再来年うちが昇格するまで、J1でまっていろよ!
 
 
てなわけで、来年のJ2はヴィッセルとベルディにレイソル、そして愛媛が加わることになりました。本気で昇格を狙うシーズンという前提で考えると、既存のJ2メンバーも含めてどこも強敵になりそうですが、正直言って甲府さんがいなくなってくれてよかったなぁ……なんて思っているのは私だけ? 元J1チームの方々には、できるだけJ2を舐めていて欲しい物ですな(1年間で52節48試合なんて、想像もつかんだろ?)。
 
 
ワールドカップなんぞより、ライバルを蹴散らしてコンサドーレが活躍する(予定の)来年のJ2が、心の底から楽しみだ。はやく来シーズンが始まらないかなぁ。……って、こないだ今シーズンが終了したばっかりでしたな。
 

| | コメント (0) | トラックバック (1)

ネットワークセキュリティと物理セキュリティ


世間の多くのPCは安全対策がなっていない。しかし、多くのユーザーは自分のPCだけは安全だと思っている……だそうだ

本当に「自分は安全」か? 認識に大きなギャップ(IT Media)

この調査では、インターネット接続を利用している一般家庭354世帯に専門家を派遣し、パーソナルコンピュータのセキュリティ対策を調べた

81%のホームPCが「最新のウイルス対策ソフト」「スパイウェア対策」「ファイアウォール」のうち1つ以上を欠いていた

それにもかかわらず、調査参加者の83%が自分は安全だと思いこんでいた

……細かい数字はともかく、だいたい想像通りの内容だね。
 
 
そもそも、こーゆー傾向は「ネットワークセキュリティ」とか「情報セキュリティ」に限らなくて、あらゆるセキュリティに関していえることだろう。いまだにピッキングし放題のドアとか、プロがちょっといじったら簡単ににあけられるカギとかで安心している家庭の割合って、同じくらいあると思うぞ。そんで、そーゆー家庭に限って「うちが狙われるわけがない」と思ってるの。スキミングやら振り込め詐欺にしても同様で、すべて「自分は安全だ」という思いこみから引き起こされるんだろうなぁ。
 
 
それでは、いったいどうすれば世の中が安全になるのかというと、上の逆にすればいいわけだから、全ての人が「自分は安全だ」とは信じない世の中になればいい? ……「周りは悪人だらけだ」とみんな疑心暗鬼になってる世の中が、果たして良い世の中といえるんですかねぇ?
 
 
ちょっとだけ話は変わって。

上のPCのセキュリティ調査と同じような調査が、例えば一般家庭のドアのカギや窓ガラスの安全性など、物理的なセキュリティについて為されたという話は聞いたことがない。特に地方都市や田舎では、プロの目から見ればセキュリティ皆無、ほんの数秒あれば忍び込める家がほとんどじゃないかと思うのだが、なぜそのような調査がなされないのだろう?

警察の思惑なんかもあるのだろうが、業界の姿勢の違い、あるいは「建物」と「PC」の製品の性質の違いなんだろう、きっと。

建物がそこにあれば、その安全性はともかくとして、なんらかの「カギ」の類は絶対に最初から備わっているわけだ。必然的にカギのコストが、建物全体のコスト、すなわち価格にからんでくる。だから、必要以上に安全なカギシステムはついてこない。さらに、売ったあとの建物のカギの脆弱性を調査して、「このメーカーのカギはやばい」「あの建物のカギはすぐあけられる」とは、同じ穴の同業者には言えないよなぁ、きっと。警察も「犯罪を煽る」とかで発表させないよう圧力をかけるだろうし。

一方で、幸か不幸か、現在の買ってきたばかりのPCにはセキュリティ関連のソフトはついていない(一部はあるが)。従って、ネットワークセキュリティ業界の中の人が現状の危険性を調査、結論を大声で訴えても、気分が悪くなるのはマイクロソフトだけ。他の業界他社にとっては、セキィリティ関連の商売のチャンスが増える可能性があるかもしれない。

どちらの業界がうまくやっているといえるのでしょう?
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.12.08

入れ替え戦 甲府先勝!


なんと、初戦は甲府が勝ってしまいました。

……いいですねぇ。この調子で、J2も舐めたもんじゃなということを、全国に知らしめてやって欲しいものです。

数年前までぶっちぎりのJ2最下位、しかもチーム消滅の危機にまで陥っていた状況から、よくぞここまできたものです。 このまま昇格したら、プロジェクトXのネタになってもおかしくないぞ。

来年J2を戦う身としても、正直ちょっと手ごわい甲府さんよりも、おそらく来年になってもJ2を舐め切ったままのレイソルの方がやりやすいような気もするし(2000年のレッズみたいな感じ)。

次の試合もきちんと勝って、J1昇格を勝ち取ってくれ。応援しているぞ。がんばれ甲府!!

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2005.12.07

洗脳と宗教とハッキング

以下、妄想です。ケントンプソンや宗教とかについて脈絡無くぼーっと考えたことを、整理するために文字にしてみただけだったりします。

かなり長くなってしまったので、続きは下をクリックしてください。 
 

続きを読む "洗脳と宗教とハッキング"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.12.06

「青木まりこ現象」異論あり!

ちょいと調べ物がありまして、北大の図書館に行って来ました。

大学の図書館なんて十数年ぶりだったのですが、落ち着いた雰囲気がなかなかよろしいものですな。会社が終わった後の時間だったので、あまり学生がいなかったせいもあるのかもしれませんが。


さて、図書館だけでなく本屋さんでも同様ですが、本に囲まれると必ずおそってくるのが、アレです。そう、便意ってやつです。インクとカビの香りが漂う異空間には、人々をトイレに導く不思議な魔力に満ちているのです。

てなわけで、図書館や本屋さんに行くとトイレに行きたくなるのは私だけじゃなくて全国にたくさんいるらしく、この不思議な現象にはきちんと名前まで付いているそうですよ。その名も「青木まりこ現象」。かなり有名なお話なので、知ってる人も多いのでしょうが。


ググルといっぱいみつかるけど、一番詳しそうなサイトはこのへん
本の雑誌社25年史(1985年のあたり)(WEB本の雑誌)

【無駄知識】本屋で催す現象を青木まりこ現象と言う(まめちしキング)
「青木まりこ現象」と「眼瞼性頭痛」(その1)2003/01/14(しろくま 不定期日記)

きっかけは、『本の雑誌』第40号(1985年2月号)に、ある読者からの質問投稿があった事らしいです。

私はなぜか長時間本屋にいると便意をもようします。三島由紀夫の格調高き文芸書を手にしているときも、高橋春男のマンガを立ち読みしているときも、それは突然容赦なく私を襲ってくるのです。これは二、三年前に始まった現象なのですが、未だに理由がわかりません。(中略)

長時間新しい本の匂いをかいでいると、森林浴のように細胞の働きが活発になり、排便作用を促すのでしょうか。それとも本の背を目で追うだけで脳が酷使され消化が進むのでしょうか? わからない! 誰か教えて下さい。(後略)

 青木まりこ(会社員29歳・杉並区)

このたったひとつの投稿が「本の雑誌」誌上で大きな反響をよび、青木さんはこの現象に名を残す栄誉を担うことになったのです。

で、上のサイトによると、この現象の原因は

本屋での「立ち読み」の姿勢というのは、直立した状態で前屈みになって、やや伏し目がちに手にした雑誌の活字を追うワケだけれど、この姿勢は自律神経の1つである副交感神経(迷走神経)を興奮させ、腸の蠕動運動が昂進して便意をもようす」……のだそうです。

まぁここまでは異論はありません。でも、次がちょっと問題あり。

確かに、座って本を読む場合が多い図書館では「青木まりこ現象」は出現しないようで

……これは嘘だ!

私の場合、そこが本屋さんだろうが、図書館だろうが、古本屋さんだろうが、マンガ喫茶だろうが、とにかく本がたくさんある空間に行くと、必ずトイレに行きたくなるぞ! 

「青木まりこ現象」に悩む人に問いたい。あなたは、図書館ではトイレに行きたくなりませんか? 私が異常ですか? それとも、私の現象と青木まりこ現象はちがう現象なのか?
 
 
ついでにもうひとつ。

手元に本がないので確かめようがないのですが、やはり1985年頃に平凡パンチの連載されていた「愛のさかあがり」(とりみき)というマンガで、やはり同じような現象が紹介されていたような気がするのですが、気のせいかな? うっすらとしか覚えていないのですが、「本の雑誌」といったいどちらが先だったのだろう?
 
 
おまけ。

この「青木まりこ現象」ですが、うんちくとして扱いやすいネタなので、どうもネット上のサイトやblogに取り上げられるブームが、定期的にあるようです。

ここ数年では、なんとなく以下の時期にブームがあったらしいですな。

アエラで取り上げられた2003年11月頃
R25で取り上げられた2004年の10月頃
 
これからも、どっかのメディアで紹介されるたび、ネット上でうんちくとして取り上げられ続けるのでしょう。このまま地味に語り継がれていけば、いつかはこの「青木まりこ現象」も、現代用語の基礎知識なんかに掲載される日がくるだろうか?

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2005.12.05

ファンクラブ会員手続き&シーズンチケット予約!


コンサドーレ札幌 応援日記

来年分のファンクラブ会員継続手続き、プレミアム会員継続手続き、そしてシーズンチケット予約をしてきましたよ。

弱小貧乏チームのサポータたるもの、シーズンが終わったからといって安心してはいけません。既に来年のJ1昇格と黒字経営に向けた戦いは始まっているのですから。
 
 
……詳細は、こちら。
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
http://homepage3.nifty.com/dole/
 

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2005.12.04

J2第44節 札幌2-1草津


コンサドーレ札幌 応援日記

2005年12月03日(土)
J2第44節 札幌 2-1 草津(札幌ドーム)
ニュース等で結果を知る

終わりよければ全て良し! ……ということにしておきましょう。

詳しくはこちら
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
http://homepage3.nifty.com/dole/
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.12.02

個人情報保護法と同窓会名簿

個人情報保護法でいろいろ問題がでているぞ、と言う記事。

個人情報保護法:行き過ぎ続々…「配慮」どこまで(MSN毎日)

保育施設の合同写真展
誕生月の園児の顔写真と氏名を掲示

……などが、法律に引っかかるのを恐れて行われなくなったのだそうだ。

法律そのものとか各省庁のガイドラインとか、一応読んではみたものの、いまいちよくわからなかった人間なので、決して偉そうなことはいえないのだが。

これはどう考えても法律の趣旨に反するよなぁ。ちょっと関係者が法律をへんなふうに意識しすぎでしょう。
 
 
でも、毎日新聞も他人事みたいにいってるけど、こんな状況になってしまったのは、法律制定の時にマスコミがさんざんあおったのも原因の一つだと思うよ。 個人情報保護法バブルを狙った情報セキュリティコンサル業界も同罪だが。

まだ一般に馴染まれた法律だとは決していえないけど、うまく運用されれば、自分の個人情報についてコントロールできる可能性があるわけで、それなりに意義はあると思うな。法律施行以来、少なくとも大きな企業はそれなりに個人情報保護に気を遣ってはいるし(成功しているとは限らないが)、まったく野放し状態であるよりは遙かにましだと思う。完全でない点は、これから整備していけばよい。
 
 
あと、

大阪電気通信大は5年ごとに発行する約4万人の同窓会名簿がピンチ
約30万人の同窓会員がいる慶応大も4年ごとに「塾員名簿」を製作……法成立を受けて昨春から配布をやめた

……などとも記事には書かれているのだが、これは名簿掲載の了解を確認するのが当たり前だろう。それができないのなら、名簿作成なんてやめてしまうべき。

顔見知りのクラス会名簿とか、せめて同期生だけならともかくねぇ。 自分の個人情報を、見ず知らずの同窓生全員に教えたい人が、そうたくさんいるのか?

少なくとも私は、こんな同窓会名簿に現在の住所氏名年齢職業等を掲載されるのは、ちょっとイヤだ。全員を信用なんてとてもできないから。ついでに、他の同窓生の情報も見たいとは思わないぞ。
 
 
なんにしろ、こんな記事を書いているということは、毎日新聞的にはこれは残念なことなのだろうか? いったい何がいいたいのか、よくわからない記事だな、これ。
 

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2005.12.01

世はおしなべて寄生虫?

 うちの犬は、ちょっと油断すると、人間の顔をペロペロ舐めにきます。顔が奴のよだれでベトベトになるほどなめます。

 で、ふと疑問に思うのですが、犬にとって、人間の顔をなめ回すという行動にどんな意味があるのでしょう? なぜ、犬にはこんな行動が進化してきたのでしょう?

 そういえば、子犬には寄生虫がいるという話を聞いたことがあります。ひょっとして、こいつは寄生虫を人間に伝染させようとしてるのではないか? いや、人間を最終宿主とする寄生虫が犬の脳まで入り込み、犬は寄生虫によって操られているのではないか? そして、犬が人間の顔を舐めることにより、寄生虫は人間に移り住む事ができるわけだ。 さらに、寄生虫にやられた人間もやはり操られ、寄生虫の次の世代のため、また犬を飼わずには居られなくなるのだぁぁぁぁぁぁ!

(いくら舐められても、かわいいので許してしまいますが)
 
 
 これはよく知られた事実ですが、ある種の寄生虫の幼虫は、宿主であるカタツムリに寄生すると、カタツムリの触角の色を鳥が好む色に変化させます。その結果、カタツムリは鳥に狙われやすくなり、捕食されると同時にこの寄生虫も鳥の体の中に入り込みます。これは、鳥の体内で繁殖する性質をもつ寄生虫にとって、とても理にかなった行動であるわけです。カタツムリからみれば、たまったもんじゃありませんが。
 
 
 ひょっとして、単純な進化論で説明できないような動物の行動ってのは、上の例と同様にすべて寄生虫で説明できるのかもしれません。

 いつまでも海岸で寝そべって人気者になったアザラシは、陸上でしか繁殖できない寄生虫に脳を操られ、寄生虫の繁殖のため上陸してきたのでしょう。

 立ち上がったレッサーパンダもきっとそうです。風にのって空気感染する寄生虫に脳を操られ、ちょっとでも高いところから風に乗るため、意味もないのに立ち上がるのです。

 人間が宇宙を目指すのも、宇宙から来た寄生虫のせいにちがいないありません。太古の昔、彗星とともに地球に落ちてきた寄生虫が人間に入り込み、世代を越えて寄生しつつも故郷に帰る夢を断ち切れず、なんとか宿主を宇宙へ導こうとしているのでしょう、きっと。
 
 
 ついでに、ブログばっかり更新している人間は、「コンピュータミーム」に感染、操られていると言えるのかもしれないなぁ。

(……うーーん。ギャグとしてはいまいち切れがよくなかったな。 オチがオチになってないし。)
 


| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2005年11月 | トップページ | 2006年1月 »