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2005.10.31

本「クローン人間」

 このたび、ジャーナリストの粥川さんの講義を聞く機会があるということで、著書を読みあさりましたよ。

クローン人間  (粥川準二)
光文社新書 735円
 
 
 現在、クローン技術を用いた治療の是非を論じる際に問題とされているのは主に技術的もしくは倫理的な問題であり、これらの問題点の多くは将来の技術の進歩により意味が無くなってしまう事が予想される。だが、多くの人が気づいていない(気づかない振りをしている)最大の問題点は、ヒトの肉体が資源として扱われはじめていることであると、著者は喝破しているわけだ。

 現状のままだと、いずれ人体は他の資源と同様に、巨大な商業主義に飲み込まれていくことが予想されるわけだな。しかも、それは正式に民主的な手続きを踏んだ上で行われ、そうなった後ではもう後戻りは不可能なわけだ。商業主義であるから、金になる遺伝子と金にならない遺伝子は明確に区別され、優生思想が幅を利かせるかもしれない。著者が危惧しているのはまさにそんな世の中になってしまう事であり、現状のままほっておけばこーゆー未来がくるのは確実である。SFみたいだが、そんなに遠い未来の話ではないぞ。こわいこわい。
 
 
 だが、あまり知られていないが、クローン技術の現状は、実は今だってかなり酷いものなのだ。

 著者の取材によると、現在クローン技術に利用される卵子や胚の提供は無償の善意に頼っている。これによりクローン技術は商業主義とは一見無関係であるように見えるが、その裏では、提供された人体を利用する企業や医療関係者は国からの莫大な研究費をもらい特許報酬などで莫大な利権を得ているのだ。自らの人体や遺伝子の提供した者には一銭も支払われる事無く、その遺伝子や細胞は彼らのあずかり知らぬことろで半永久的に培養されつづけ、徹底的に商業的に利用され、企業や研究者達に莫大な富を与え続ける。

 こんな偽善に満ちたバカバカしい現状よりは、遺伝子も資源として資本主義のルールの元で正当にお金が払われる世の中(著者が危惧する未来の世の中)の方がまだマシである、てな意見も当然でてくるはずだ。どうせ後戻りはできないのだ。自分の遺伝子や細胞は自分の物、それから得られる利益は自分の物、商業主義万歳! 要するに、遺伝子も肖像権や著作権と同じような感じで扱われるのが正しい姿なのではないか、……という意見に対して反論する術はあるのだろうか? 
 
 
 てなわけで、クローン技術に関連する異常な現状を告発し、予想される未来に警笛をならしてくれる、なかなか凄い本でした。 「じゃあどんな未来ならいいの?」てなあたりはいまいち見えてこないのが残念ですが、ジャーナリズムってのはそーゆーものなのかもしれません。

 なんにしろ、絶対におすすめの一冊。著者の取材力と戦うジャーナリストとしての姿勢には、ちょっと感動してしまいました。で、実際にお会いしたときは、おもわず握手とサインまでもらってしまったミーハーな私でした。

アマゾンの詳細
クローン人間(粥川準二)


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2005.10.30

はやぶさ、最終ミッションへ

数々の野心的なミッションをこなし、最終的には小惑星のサンプルを持ち帰る事まで目指している宇宙探査機8823。いろんな障害を克服しつつ、ついに最終ミッションに挑むらしいぞ。

探査機「はやぶさ」、小惑星のサンプル採取へ(読売)

今日の「はやぶさ」(JAXA)
はやぶさ(MUSES-C)(JAXA)

「はやぶさ」サンプル採取の日程決まる!(JAXA)


「本年7月31日および10月3日に、リアクションホイール(姿勢制御装置)3基の内2基に相次いで不具合が生じ、同ホイール1基とジェット(化学エンジン)による姿勢維持機能に切り替えて運用を行ってまいりました」

「帰還までの運用を完遂するためには、姿勢維持に必要な燃料消費量を削減することが必要です。このほど、新規に導入した制御策により、微小なジェットの噴射を精度よく管理して加える方法にめどがつき、帰還までに必要な量を確保できることが確認できました

すげぇ。 何がすごいって、宇宙の彼方の探査機を襲う数々の予期せぬ故障を、努力と根性と知恵と勇気だけで克服しているJAXAのスタッフ達がすごい! 映画「アポロ13」に出てくるヒューストンのスタッフ達にも匹敵する凄さだと思う。……実際に見たわけじゃないが。

で、肝心の最終ミッションのスケジュールはこちら。

「1.11月 4日(金)リハーサル降下、88万人の名前を載せたターゲットマーカ投下
2.11月12日(土)第1回着陸・試料採取
3.11月25日(金)第2回着陸・試料採取」

成功する確率はそんなに高くはないのだろうが、心の底から成功を祈ってるぞ。

JAXAも、自分たちのやってる仕事の凄さをもっと積極的に広報すればいいのに。少しはNASAの派手な広報を見習いなさい。それが予算獲得にもつながるだろう。

それにしてもマスコミは、こんな野心的でロマン溢れる世界的にも最先端を走るすごい宇宙探査計画が日本で行われていることを、もっと積極的に報道してくれないものかね。JAXAの貧弱な広報体制はともかく、この計画の凄さくらい自分たちでもわかるだろ?

 

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J2第38節 仙台2-2札幌


コンサドーレ札幌 応援日記

2005年10月29日(土)
J2第38節 仙台 2-2 札幌(仙台)
ニュース等で結果を知る

勝ちたかった。……いや、負けなくてよかった。

 
くわしくはこちらを見てね。
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
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2005.10.29

ウイルスとホワイトリスト

ウイルス関連の興味深い話題ふたつ。
 
 
その1 スパイウェアの定義

スパイウェアの定義文書、対策団体が公開(IT media)
ASC

「スパイウェア対策に取り組む業界団体Anti-Spyware Coalition(ASC)は10月27日、スパイウェアの定義に関する最終報告書を発表した」だそうだ。

ウイルス対策ソフトが、あるソフトウェアを「スパイウェア」として検知・駆除したとき、「よくも我が社のソフトをスパイウェア扱いしたな! 訴えてやる!!」となる可能性も無いことはないわけで、しっかり定義を作っておくことは必要だと思うよ。


でも、スパイウェアの扱いについては、既に裏で取引や恣意的な扱いが行われているというお話も無いこともない。
MSのスパイウェア対策ソフトは「スパイウェア賛成ソフト」と呼ぶべき(IT media)
まぁ、営利企業がやることだから、なかなか難しいこともあるわな。

ところで、よく考えてみれば俗に言うウイルスやワームだって、「よくも我が社のソフトを勝手にウイルス扱いしたな!」となる可能性もあるわけだ(ウイルス対策ソフトの誤検知かもしれないし、ウイルス扱いされたソフトの確信犯なのかもしれないが)。何がよいソフトて何がわるいソフトなのか、まじめに考え始めるときりがないね。
 
 
その2 ホワイトリスト方式のウイルス対策

上で述べた問題の解決策になるかもしれないソフトが開発された?

IBM、「ウイルス実行をほぼ不可能にする」ソフトを開発(IT Media)

「既知のマルウェアを遮断するという従来のウイルス対策技術はあまりに扱いにくくなってきているため、このようにアプリケーションの「ホワイトリスト」を作るというアイデアは、セキュリティベンダーにもっと広く取り入れられるようになるだろう」

今のウイルス対策ソフトの類は、あらかじめ作られたパターンファイル(要するにブラックリスト)とマッチングする事によって、ウイルスやらスパイウェアを発見するわけだ。だがこの方式では、膨大な数の新ウイルスが毎日登場し、さらに猛烈な速度で世界中に拡散していく現状に対して、リストを完全に対応させるのは難しい。

さらに、上の話題で述べたように、現在はスパイウェアと一般のソフトの境目が曖昧な状況であり、特定のソフトを迂闊にスパイウェア扱いすると訴訟沙汰になりかねない。

それに対してホワイトリスト方式ならば、ユーザが認めたアプリ以外は動作させないわけなので、上の問題点はほとんどクリアされる。弱点は運用上のめんどくささだろうけど、企業ユーザにとってはそれほど問題はないだろう。これから世の中は、基本的にこの方式に移行していくんじゃないかね。


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2005.10.28

デジタルでの感情表現

 
;-p とか (--); とか orz とかの記号、すなわち顔文字やアスキーアート(AA)の類は、もともと感情を込めにくい活字だけの文章で、なんとか豊かな感情表現をしたいという目的で使われるものです。

この手の感情表現をするための記号は、世界的にみればタイプライターの文化とともに発展してきたと言っていいのでしょう。日本の場合なら、パソコン通信やらインターネットの掲示板、そして携帯メールが舞台ですな。

では、それより古い通信手段では、この手の表現は存在しなかったのでしょうか?
 
 
たとえば、モールス信号

ト、ツーのデジタル表現しか存在しないと思われがちなモールス信号ですが、ちょっと調べてみると、なんとびっく、ハムの世界では顔文字と同様に感情表現をするための手段があるらしいですよ。

"モールス 感情がこもった" でググってみて出てきたサイト。
モールス

これによると、
「例えば「R 」(rogerの略語で了解の意)ひとつをとってもただ単に 「ト、 ツー、 ト」ではなく、「ト、ツーーー、ト」と言うふうに「弱いけど全文りょ~かいしました!」の如く、感情のこもっている符号が存在します」 ……なのだそうです。

これは知らなかった。
 
 
それでは手旗信号は?

これはもう「モンティ・パイソン」ですな。
抱腹絶倒必至である「手旗信号版・嵐が丘」の話をみれば、手旗信号がいかに感情表現豊かなメディアであるかすぐに理解できるはず。(ホントか?)
 
 
おそらくこの調子で、狼煙とか太鼓の音による情報伝達にさえも、この手の感情表現の方法はあったのでしょう。人間のコミュニケーション能力、コミュニケーションにかける執念って、たいしたもんだね。
 
 

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2005.10.27

ニュータイプについて進化論から考えてみた

 ちょいと仕事で過去に書いたメモを調べていたら、ディスクの中から変な文章が出てきました。ちょうど今週末公開のZガンダム映画のことで頭がいっぱいだったので、思わず読み直しちょっと修正してみました。20年前のガンダムを知らない人には、何の事やらさっぱりわからないと思います。
 
 
その1 ジオン・ダイクンの言う「ニュータイプ」なんて本当にありえるの?

 かつてジオン・ダイクンは、地球から最も遠い宇宙植民地・月の裏側にあるサイド3に住む人々、すなわち宇宙の深淵を見た人々は、宇宙に適応した新しい人類「ニュータイプ」に進化すると説いた。おそらくこれは、地球連邦政府の圧政に苦しむ宇宙植民地の現状を見かねたダイクンが、宇宙に住む人々「スペースノイド」の自治権奪取のため、サイド3の民衆を扇動しようと考え出した宣伝であろう。

 この「スペースノイド=新人類(ニュータイプ)=旧人類である地球人の支配下にあるべきではない」というわかりやすい論法はそれなりに効果があったようで、実際にサイド3では市民の蜂起による連邦からの自治権獲得に成功した。また、後にダイクンから政権をむしり取ったギレン・ザビによっても、大戦中の戦意高揚のために利用されている。

 で、ダイクンが定義した「ニュータイプ」がどんな物だったかというと、シャアなどの劇中のせりふを聞く限り、おそらく「宇宙は果てしなく広い。そしてヒトは一人では生きられない。故に、宇宙に住む人は、距離に関係なく他人とコミュニケーションがとれるようなテレパシー能力を持つはずだ」という、非常に単純な脳天気なものだったらしい。

 しかし、サイド3市民はダイクンの思想を信じていたようだが、ダイクン本人はもちろん、ギレン・ザビや地球連邦政府にしても、本気でニュータイプなんてものが存在するとは考えてはいなかったのではなかろうか。彼らにとっては、「ニュータイプ」は単なる宣伝であり方便であったわけだ。(レビル将軍はソロモン要塞ではっきりとそう言ってた)

 ところが、人類の半数を死に至らしめた連邦とサイド3の大戦争の中、ジオン・ダイクンの唱えたニュータイプの超能力を具現化し、化け物じみた戦果をあげる文字通りのニュータイプが登場してしまう。連邦軍の秘密兵器「ガンダム」のパイロット、アムロ・レイである。
 
 
その2 ニュータイプ=新人類=スペースノイド?

 そもそも生物の進化というものは、品種改良や遺伝子操作等の人工的なものでない限り、方向性とか目的なんてものは無い。遺伝子のプールの中から、たまたま生き残った物を「進化した」と言うのだ。40億年の生物進化というものは、その結果の積み重ねにすぎないわけだ。

 はたして、「人間が広い宇宙に進出した時、コミュニケーション能力が強化され、いわゆるテレパシーで他人の意志が読めるニュータイプに進化する」などという便利な事が起こり得るのだろうか? あるとすると、どのようなシナリオだろうか?

 考えられるシナリオは、たまたま宇宙移民が始まった時期に、偶然にも突然変異として他人の意思が読める遺伝子を持った人間が出現した。もしくは、もっともっと以前から、決して目立たなかったけれども、そーゆー遺伝子を持った人間が存在した。宇宙移民が始まる以前は、そーゆー遺伝子は生存に有利でも不利でもなかったので、ある確率で遺伝子プールの中に存在しつづけた。

 で、宇宙移民が始まり人類の過半が宇宙に住む時代になると、その遺伝子を持った人間は、持っていない人間より子孫を残す確率が高くなった。その結果、人類の遺伝子プールの中で、その遺伝子の存在する確率が上昇していった。・・・てなところかな。

「そんな超能力を発現する遺伝子が存在するわけがない」 てな事は、ここではとりあえず置いておく。 ここで問題にすべきは「宇宙移民時代になれば、本当にニュータイプ能力を持つ人間の方が生存に有利なのか?」でしょう。

 連邦とサイド3の戦争中に、ニュータイプであることが兵士として生存に有利であるのはわかる。実際、アムロは化け物じみた戦果をあげ、終戦まで生き残った。あのような戦争が恒常的に(何万年も)続けば、人類は全てニュータイプになるかもしれない。しかし、アムロが生まれたのは戦前、表面的には平和な時期だ。しかも、人類が宇宙に進出したと言っても、せいぜい月軌道の内側のみ。すべての電波を遮断すると言われるミノフスキー粒子も、平時には利用されていない。たとえ宇宙移民でも、携帯電話さえ持っていれば、他人とのコミュニケーション能力に差がついたり、さらにそれが生存に有利に働くとは思えないよなぁ。

 つまり、現代の進化論から考えるに、少なくともガンダムの物語の設定の中では、すべての人類がニュータイプに進化すると考えるのは難しい。アムロやララァのような、劇中でニュータイプと呼称される人々は、進化した新人類というよりは単なるすごいパイロット、もしくはエスパー、もっとはっきり言うと一種の奇形、「人類の変種」に過ぎないと考える方が自然だろう。(劇中でシャアやマチルダさんも似たような事いってたね)

「エルメスのララァ」や「光る宇宙」で表現されたアムロとララァの官能・・・いや、感応のシーン、アムロの「僕は……取り返しのつかない事をしてしまった」の台詞は、他に続く者のいない超人仲間を失ってしまったこと、そして永遠にアムロはひとりぼっちであることに対する嘆きなのだ。
 
 
その3 じゃぁアムロってなんだ?

 要するに、劇中のニュータイプってものは、人類全体の進化とは関係ない、単なる超人だったのである。

 ガンダムと言っても所詮はスーパーロボットの物語。主人公やライバルは超人である方が物語を制作しやすいに決まっている。実際、物語後半のアムロの活躍は、まさに超人、身震いするほどかっこよかった。

 それでも、ガンダムはそれまでのロボットアニメには無いリアルさを追求した作品である。善悪ですら相対的に描くことを目指しているのに、主人公が単なる謎の超人では面白くない。ならば、主人公は一見超人に見えるけど、誰もが将来は同じ能力を持てるようになれる可能性のある新人類(ニュータイプ)ということにしよう。さらに、劇中にも同じ事を信じている人々(サイド3市民や多くのスペースノイド)を出せば、視聴者も同じように信じてくれるだろう……ってなことなんでしょう。

 そんな見え見えの富野監督等スタッフによるもくろみは見事に成功し、我々は20年たってもいまだにガンダムの虜なわけだ。ちょっと、くやしいね。
 
 
その4 ジオン・ダイクンとギレン・ザビと富野監督

 まとめると、富野監督は、物語にわざわざジオン・ダイクンという「宇宙に住む人々は皆ニュータイプに進化する」とするニュータイプ論の提唱者を登場させていながら、同時に、主人公だけが超人で他の人はいつまでも古い人類のまま進化しない世の中を描いているわけだ。

 これって、自分ではダイクンの思想をまるっきり信じていないのに、ダイクンの後継者を自称して独裁者となり、サイド3市民をその気にさせた劇中のギレン・ザビと全く同じだな。 

 ダイクンの思想に共鳴し、革命に参加し、さらにダイクンの死語はギレンの演説に酔いながら、連邦との戦いにかり出されていったサイド3の市民達が、本当にかわいそうだ。劇中でギレンが内心思っていたとおり、そして富野監督の設定したとおり、彼らは超人アムロとは違う。彼らは確かにスペースノイドではあるが、主人公ではない彼らは決してニュータイプにはなれないのだから。

 劇中のお話とはいえ、酷い話。宇宙世紀の人々も、そして現世のわれわれも、神に選ばれず主人公になれなかった小市民はつらいわけだ。ガンダムって、ある意味、世間の厳しさを教えてくれる教育アニメの側面もあるかもしれないなぁ。

 
 
補足

「Zガンダム」や「ZZガンダム」、「逆襲のシャア」など後に制作された続編では、ニュータイプの描き方がかなり破綻していることは、あえて気にしないでおきましょう。……たぶん、何度もガンダムを続けてるうちに、スタッフ達自身も信じちゃったんでしょう。自分もニュータイプになれるかも、って。

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2005.10.25

サイエンスネットカフェなんてどうかな?

 先日行われた「サイエンスカフェ札幌」は大盛況に終わりましたが、もともと「サイエンスカフェ」というものは日本ではなかなか定着しないのではないか、なんてことを心配している人がいるようです。

 俗にいうカフェの文化があるイギリスなんかとはちがい、日本では同じ趣味を持つ不特定多数の人が飲み屋に集まりみんなで語り合うという習慣がありませんから、無理もないことかもしれません。スポーツカフェなんかも、ちょっとしかありませんし。
 
 
 じゃあ日本でそのような場がないかと考えてみると……あるじゃないですか、ネットの匿名掲示板が。

 そう、サイエンスカフェといっても、別にリアルなカフェで行う必要はないのです。

 たとえば、発表する人はリアルタイムにキーボードを打ちながら画面や声で(TVとかラジオとかストリーミングとか)登場します。で、たとえば2chの実況板のようなノリの掲示板に、発表者自らが降臨。 発表の合間に、もし可能なら発表しながら、文字通り聴衆との双方向の対話が成立するかもしれません。

 掲示板でのルールを確立するのが大変でしょうが、2chとかの実況関連の掲示板の盛り上がりを考えると、決して不可能じゃ無いような気がするなぁ。 ……単なる無責任な思いつきなんですけどね。
 
 
 おまけ。

 ちょっと古いですが、こんなイベントがあったそうです。

 マッドサイエンティスト・カフェ
 HAMACON2 企画紹介

 これ、日本SF大会で行われたイベントらしいのですが、これってオタク大国日本でサイエンスカフェを企画する際には、非常に参考になる企画であるような気がするのは、私だけかなぁ。私だけだろうなぁ。
 
 
 以下は余談ですが。

 サイエンスカフェといっても、その日の話題によってはだいたい想定されるお客様の層があるはずで、その層にあった趣向をこらすのは悪くないことだと思ったりします。たとえば、オタク受けしそうな話題なら上記のようなオタク系のイベントもいいだろうし、奥様むけならサイエンスお茶会とかサイエンスディナーショーとか、オヤジむけならサイエンス居酒屋、お子様にきて欲しかったらサイエンスヒーローショーなんてどうでしょう。どうせ今の日本で万民に受けるイベントなんてありえないのだから、せっかく来てくれそうなお客様に対しては、これくら媚びてもよろしいかもしれませんね。


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2005.10.24

いぬ日記

本日、我が家にいぬがやってきました。

ミニチュアシュナウザーの女の子。生後3ヶ月。

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元気に育ってくれ。

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本「Winnyの技術」

本を買った日記

Winnyの技術 (金子 勇)
アスキー 2,520円

 不法なファイルのダウンロードやら多くの情報漏洩事件やらで有名な国産P2Pソフト「Winny」。その話題のWinnyについて、逮捕までされた開発者自らが記した、これぞWinny解説本の決定版だ。

 とはいっても、いわゆる厨房向けの裏技の本ではない。かといって、ソースコード満載のバリバリの技術書というわけでもない。

 この本は、一人の技術者のP2Pソフトに対する熱く先進的(?)な思いが記された思想書。もしくは、全く新しいソフトウエアを0から開発するまでの過程が記された歴史書といえるだろう。ひとりでものを作ったことのない新人技術者向けの教科書としては、最適かもしれない。

アマゾンの詳細

Winnyの技術

 Winny というと、不法なファイルのダウンロードだとか、情報漏洩の舞台だとか、さらに開発者の逮捕とか、妙な事でばかり注目されがちではある。しかし、ソフトウエアそのものとしては、その開発の背後にある思想も含めて、なかなか侮れないものだと言うことが、もっと広く知られてもいいんじゃないかな? 

 たとえ悪用されがちな技術だとしても、厨房たちの厨な利用の実態と、ソフトウェアそのものの価値、そして開発者の志は、それぞれ別の事だ。これは、科学技術一般にいえることだけどね。

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2005.10.23

J2第37節 札幌3-1山形

コンサドーレ札幌 応援日記

2005年10月22日(土)
J2第37節 札幌 3-1 山形(函館)
ニュース等で結果を知る

勝った! ……そろそろ入れ替え戦に向けた準備が必要か?

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2005.10.21

パスワードをメモすることの是非とか、その他

ここ数日で気になったアレな記事いくつか。

なぜか異常に忙しい上に体調も最悪なので、リンクだけ。ちょっと古い記事ですが。
 
 
増えるパスワード破り,あなたはどうしていますか?(IT Pro)

「たとえパスワードをそのまま紙に書いていたとしても,記憶できないようなパスワードを書き留めておくことは,簡単に覚えられるようなパスワードを設定することよりもずっと安全だ
(But even if you don't do any of this, writing down your impossible-to-memorize password is more secure than making your password easy to memorize)」

そのとおり。「パスワードをメモしてはいけない」という妙な神話があるようだが、時と場合によるんだよ。
 
 
着心地は意外に良い!? “萌え”ジャージを着てみた (やじうまWatch 2005/10/18】 )
美少女キャラに包まれた萌えPC「モエコン」(やじうまPC Watch)

かなりいい感じで狂ってきたな、インプレス。こーゆーノリは、私は大好きだ。

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2005.10.19

プリンタが追跡コードを強制的に付加している?

ゼロックスのプリンタでカラー印刷すると、どのプリンタでいつ印刷された物なのかかがわかるコードが、問答無用で印刷されてしまうそうな。

Xeroxプリンタの印刷物に追跡コード(スラッシュドットジャパン)
Xeroxプリンタに追跡コード――EFFが警告(IT Media)

「研究者らは15×8の格子に並んだ黄色いドットのパターンがすべてのカラーページに繰り返し印刷されていることを発見した」
「これらのドットは拡大鏡を使うか、青い光を当てたときにのみ見える。青い光の下では黄色いドットは黒に見える」
「研究者らはこれらドットの一部がプリンタのシリアル番号に対応することを発見した。ほかのドットは印刷した日付や時間に対応している」

……だそうだ。

こちらが情報元の EFF のサイト
DocuColor Tracking Dot Decoding Guide(EFF)

件のドットパターンのきれいな写真つき
 
 
偽札の作成防止のため、カラー印刷の時だけ強制的に印刷されるものらしい。そして、ゼロックスの印刷エンジンは、国産メーカーのプリンタにも利用されているそうなので、日本のユーザも他人事じゃないぞ。

偽札の作成を防止するという目的は理解できないこともないが、ユーザに黙ってこーゆー機能を組み込んでいるというのが気にくわない。お上は捜査以外には使わないかもしれないが、能力のある人がその気になれば全ての印刷物の出所を調べられてしまう世の中って、どうよ。 そして、本当の悪人が悪事を働くときは当然この程度の仕組みは回避するので、結局プライバシーを侵害されて迷惑するのは善良なユーザだけなんだよなぁ。
 
 
今回暴露された件は拡大すれば目に見えるドットパターンが利用されているけど、文字や画像を表現しているドットの微妙な配置にコードを隠されたら、どうやっても見つけられないだろうなぁ。そしてこの先、印刷物だけじゃなくて、音楽でも映像でも、デジタル化の過程でトラッキング用のコードを組み込まれる世の中になってしまうんだろうか?
 
 
この手のステガノグラフィって、作成者が理解した上で行うのなら、情報漏洩防止や複製防止などに非常に役立つ技術である。しかし、作者も知らないうちに機械によって強制的に組み込まれるのは、著作物の改変ということで著作権法とかにひっかかるような気がするのだが。なにより、道義的にイヤだ。

イラストとか写真を商売にしている人、または印刷屋さんからしたら、こーゆー事するプリンターって許せんないんじゃないかな、たぶん。

……一番困るのは、エロ同人誌を作ってる人たちだったりして。


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2005.10.17

ホリエモン 宇宙へ?

なんとびっくり、あのホリエモンが、宇宙旅行ビジネスに手をだすらしい。

ホリエモン、宇宙旅行ビジネスに参入(スラッシュドットジャパン)
堀江氏、「ジャパン・スペース・ドリーム」を設立、数年以内に宇宙へ(PCWEB)
ライブドアの堀江社長、宇宙旅行ビジネス参入を表明(読売)

「ライブドアの堀江貴文社長は16日、福岡市で記者会見し、2008年にも宇宙旅行ビジネスに参入する計画を明らかにした」……のだそうだ。

ついに日本にもこーゆー夢を見せてくれる金持ちが出てきたか。見直したぞ、ホリエモン。

どうやら、個人が保有する株を売った資金で始める個人的な事業らしい。 確かに、ライブドアの新規事業とするにはさすがにリスクが大きすぎて、社内でも反対者が多いのだろうなぁ、宇宙ビジネスは。
 
 
なんのかんの言っても彼も実業家であるから、いろいろ思惑やら計算があるのだろう。しかし、それでも彼には、いや彼だからこそ期待してしまう。

一生かけてもとても使い切れない金を若くして稼いでしまった男が、子供のような夢を追い求め、私財をなげうち、ただ無邪気に前だけを向いて突っ走る。それも、追求するのは個人のわがままな夢ではなく、人類の夢、宇宙旅行ときたもんだ。男として、こんなにうらやましい事はない。応援するぞ!

おそらく、ビジネスとしてはうまくいかないだろう。しかし、文明の進歩には競争原理が不可欠であることはあきらかであり、ホリエモンのおかげで国策以外の要素が投入されることにより、遅々として進まない宇宙ビジネスがひょっとしたら本物になるかもしれない。
 
 
「また思いつきで……」と、彼の事をクールに醒めた目で見てる人も多いのだろうが、科学技術やビジネスのブレークスルーには、こーゆーバカで酔狂な人間が必要なんだ。がんばれ!一応忠告しておくが、あとでゴタゴタしないよう、文部科学省やJAXAや関係官庁との調整を忘れるな! そして、私が生きているうちに、宇宙に連れて行ってくれ! 
 
 
……資金集めや人気取りが目的の、ただのパフォーマンスでないことを、心の底からいのっているぞ。こんなにワクワクさせてくれたんだから、今さら裏切るのは勘弁してくれ。おねがい!
 

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Windows アップデートすべきか? それとも。


先日マイクロソフトから公表された Windowsアップデートですが、適用するとPCがやばくなる場合があるらしいです。

問題になる脆弱性と対応パッチはこれ。10月12日にでた9件のうちの一件ですな。

MSDTC および COM+ の脆弱性により、リモートでコードが実行される (902400) (MS05-051)(マイクロソフト)
 
 
で、このパッチをPCに適用すると、PCにいろいろ問題が生じる場合があるらしい。

セキュリティホールmemo 2005.10.17
緊急パッチMS05-051にPCへ障害をおよぼすバグ(スラッシュドットジャパン)
既定以外のファイルのアクセス許可を持つコンピュータにマイクロソフト セキュリティ情報 MS05-051 で提供された更新プログラムをインストールした後、様々な問題が発生する(マイクロソフト セキュリティアドバイザリ (909444))

「MS05-051 で提供された更新プログラムがインストールされた後、%Windir%\Registration フォルダに既定以外のアクセス制御リスト (ACL) 設定を持つコンピュータで様々な問題が発生する可能性があります……だそうです。

いろんなサイトをみると、生じる「問題」の中身にはいろいろなパターンがあるようですな。

困ったもんだね。 既にこのパッチを適用してしまい、運悪くドツボにはまってしまったシステム管理者の方々はご愁傷様です。
 
 
やはり、マイクロソフトのパッチを適用する前には、特に大量のPCに一気に適用する前には、それなりに時間と金をかけてきちんと検証しなきゃだめだね。 そんな余裕が無い場合は、せめてパッチが公開されてから1~2週間くらいたつまで、世間の評判が確定するまでは我慢した方がいいわけだ。
 
 
……とはいっても、この問題を恐れてパッチ適用を後回しにしていると、ウイルスの餌食になってしまうらしいぞ。すでにこの脆弱性を利用したワーム出現の可能性についてニュースが出てる。

「ワーム攻撃の前兆」--Windowsのエクスプロイトコードに専門家が警鐘(CNET Japan)

悪人達は仕事がはやいねぇ、ホント。
 
 
さて、世間のシステム管理者は、いったいどうしたらいいのだろう?

月刊マイクロソフト10月号とか、その他」(2005.10.13)でも書いたのだが、世の中の人々がこーゆーパッチのリスクを理解するきっかけの事件になってくれればいいけど。

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2005.10.16

J2第36節 湘南0-0札幌


コンサドーレ札幌 応援日記

2005年10月15日(土)
J2第36節 湘南 0-0 札幌(平塚)
ニュース等で結果を知る

得点力不足ここに極まれり、ってやつか。


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2005.10.15

本「心と脳の正体に迫る」

本を買った日記

「心と脳の正体に迫る 成長・進化する意識、遍在する知性」
(瀬名秀明、天外伺朗)

PHP研究所 1,575円

うーーん、がっかり。

あの瀬名秀明が心と脳の正体に迫ってしまう本だ、これは期待せねばなるまい……と思って読んだのだが、ちょっと期待はずれだったかも。

もともと個人的に非常に興味がある分野のお話で、書いてある内容自体はとても楽しく読めた。だけど、語ってくれる方法論がページごとにコロコロかわって一貫してないので、読んでいて戸惑ってしまう。

脳科学はまだまだ未熟な分野だし、哲学は自然科学とはちょっと方法論が違うし、心理学は自然科学としてちょっとアレだし、おまけに神秘体験とか宗教的な内容まで含むということで、これらすべてを包含したお話を一冊の本の中で展開するのは難しいのは理解できる。

そして、この本は科学論文じゃないので、なにからなにまで厳密に科学的に迫る必要は無い。科学的な方法論で語れる部分と、それが不可能な部分があるのは当たり前のことだ。そこらへんはSF的な馬鹿話として、面白おかしく語ってくれれば別に問題ないんだけどね。

しかし、現在の科学的な方法論で語れない部分、あるいは語ってはいけない部分を、無理やり科学的な言葉や方法論に当てはめてまことしやかに語るのは、ちょっとまずいだろう。疑似科学屋さんやオカルト屋さんが、信者を騙すのためによくやる手法と全く同じだな。もしくは、高名な学者さんが歳とってから神秘主義にはまってやっちゃう、よくあるパターンの本と同じ臭いがする部分がある。
 
別に科学が万能だなんて言うつもりは全くなくて、科学の方法論は他の分野に応用できるほど万能では無いだろう、残念ながら今の科学レベルでは、……ということです。

瀬名さんの方はそれがわかっているらしく、きちんと方法論を分けて考えているように感じられるのだが、天外さんの方はわざと混同させているような気がするな。このふたりの語り方が一冊の本の中に混在しているので、どうしても統一感が感じられない。

てなわけで、この分野の雑学の集大成としては面白い本なのだが、それ以上では無かったなぁ。残念。

あまぞんの詳細ページ
心と脳の正体に迫る 成長・進化する意識、遍在する知性

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2005.10.14

「ゲーム脳」が大好きな読売新聞


文部科学省で、「情動の科学的解明と教育等への応用に関する検討会」という、なにやらあやしげな検討が行われていたらしい。

情動の科学的解明と教育等への応用に関する検討会について(文部科学省)

上記サイトによると、検討のテーマはこれ。
「子どもの情動等に関して科学的に解明するとともに、その成果を集約し、教育等へ応用させていくための諸方策について検討する」

科学的に解明するのが難しそうなのは、素人にも想像できるね。
で、その報告書が最近まとまったらしい。残念ながら、文部科学省のサイトでは報告書は公開されていないようだが、数社から報道されている。
 
 
まずは朝日。
「キレ」防止に3歳までの愛情大切 文科省検討会が提言(asahi)

---ここから引用。
 提言は、人間の情動は5歳ごろまでに原型が作られると指摘。「その後の取り返しは不可能ではないが、年齢とともに困難になる。3歳ごろまでに母親をはじめとする家族の愛情を受けるのが望ましい」と述べている。

 脳内でコミュニケーションや意欲をつかさどる「前頭連合野」の発達は8歳ごろがピークで、20歳ごろまで続くとも述べ、乳幼児から小学生までの教育の大切さを強調する内容になっている。
---引用終わり。

……まぁ当たり前というか、非常に口当たりのいいことが書かれている。この内容が科学的に正しいのかどうかは私にはわからないし、朝日が報告書の内容をどの程度独自に編集しているのかはわからない。しかし、記事のタイトルも含めてこの内容に反論できる人は少ないだろう。

そして、ゲームオタクとして気になるのは次の部分。

---ここから引用。
 一方、テレビやゲーム、インターネットなどが心に与える影響については「十分なデータがなく、一層の研究が必要」と述べるにとどまった。
---引用終わり。

ふむ。ちょっと慎重すぎる気もするが、まぁ妥当な報告と言えると思うよ。
 
 
次は読売。
早急な研究を…「キレる子」と「ゲーム脳」の関係(2005年10月12日 yomiuri)

うーーん、タイトルからして香ばしい。いきなり「ゲーム脳」ときたもんだ。上記の朝日の記事とはかなり雰囲気が違うね。

---ここから引用。
 インターネットやゲームへの熱中が反社会的な行動につながるという指摘に対しては、「脳の広くに顔を見てのコミュニケーションに反応する部分があるということは大人では分かっているが、ITを通じた顔を見ないコミュニケーションで子どもがどう成長するかについて、科学的データは無い」(津本忠治副座長)として、早急に研究を進めるべきだと結論付けた」
---引用終わり。

なんとなく世間一般には受けそうな内容ではあるのだが、いったいどこに「ゲーム脳」なんて単語があるんだ?(報告書の原文にはあるのかもしれないが)

そして、「科学的データはない」という副座長のお言葉が、「早急に研究を進めるべきだと結論付けた」と唐突に繋がるのも、かなりどうかと思うぞ。普通は「科学的データはない」と言われたら、「根拠はない」と言ってると解釈するだろ。せめて朝日のように「一層の研究が必要と述べるにとどまった」と否定的な表現になるんじゃないかな、普通は。
 
 
上のふたつの記事のどちらが正しいのかはわからない。どちらも報告書の一部を正しく伝えているのかもしれないし、そもそも報告書自体がいい加減である可能性もある。

だが、ふたつの記事が読者に伝えたい内容の方向性が、それぞれ全く異なることだけは確かだ。

で、「ゲーム脳」などという非科学的、というかオカルトな単語を持ち出してきた時点で、読売の記事に不気味なバイアスを感じてしまうのは私だけじゃないと思うな。少なくとも、ゲーム好きな人間とゲーム業界を敵にまわしているのは間違いないぞ、読売は。


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2005.10.13

月刊マイクロソフト10月号とか、その他

マイクロソフトからの月例アップデート、今月も出たぞ。

WindowsやIEのセキュリティ・ホールが9件,深刻度が最悪の「緊急」を含む(IT Pro)
10月のMS月例アップデート公開、「緊急」レベルは3件(IT Media)

マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS05-046,047,048,049,050,051,052)(10/12)(@police)

2005 年 10 月のセキュリティ情報(マイクロソフト)
絵でみるセキュリティ情報(マイクロソフト)

事前の予告通り。 深刻度「緊急」のもあるので、さっさと適用しておきましょう。
 
 
パッチの話題ついでに、数日前にいい記事があったので。

「パッチ適用のリスクは経営者が負うべき」---ラックの三輪氏(It Pro)

「大事なサーバーにパッチを適用するかどうかはビジネスの問題。経営者が判断すべきであり,その判断の結果生じるリスクは経営者が負うべきである。システム管理者が判断することではない」……いいこと言うね。

windows には定期的にパッチを適用しないとセキュリティ的に危険だということは、それなりに広く理解されてきたと思う。だが、稼働中の Windowsサーバにパッチを適用するリスクの大きさってのは、どの程度理解されているだろう?

Windows サーバーにパッチを適用したとたんにアプリが動かなくなる事って、確かにある。それも決して希なお話ではない。さらに、端末のPCへのパッチ適用でアプリが動かなく場合もたまにある。大企業でサーバと数千台のPCの全てにサービスパックを適用したら、社内の基幹アプリが停止してしまった……想像するだに恐ろしい事態だな。 全てのPCを復旧するまでの数日間は業務停止に陥り、その損害額は莫大なものになるわけだ。

そんなわけで、世間の大企業では、社内サーバとPCにパッチを適用する前に、莫大な金と工数をかけて検証するわけだ。だが、どうしてもある程度のリスクは残ってしまう。そして、逆にパッチを適用しなくても、上で述べたようにセキュリティ的なリスクが残る。 システム管理者としては進退窮まってしまうわけだな。(いっそ、パッチ適用なんてはなからやる気がない無責任管理者なら、こんなに悩むこともないのだが)。

要するに、この残存リスクについては、システム管理者レベルではとても負いきれないほど重いものなので、経営者がしっかり負ってもらわんと困るということだ。

……社内の全てのPCがこんなに大きなリスクとコストを抱えていることをきちんと理解している経営者って、いったいどれくらい居るんだろう?


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2005.10.12

究極の個人情報漏洩

 また winny で情報漏洩。なんと今度は保険会社から。しかも、漏れたのは名前だけじゃないぞ。

 個人情報流出:ウィニーで564人分 宮崎の保険代理店(msn 毎日)

 当社販売代理店によるお客様情報の流出について(Aflac ニュースリリース)


 「アメリカンファミリー生命保険(アフラック)は7日、ファイル交換ソフト「ウィニー」を通じて、宮崎県西都市の専業代理店のパソコンから、564人分の顧客情報が流出したと発表した」
 「名前や電話番号などの情報が流出し、うち79人分はがんなどの病歴、2人分は銀行口座の番号も含まれていた」 ……だそうだ。酷い話だね。

 最近の情報漏洩事件は、起こるたびに毎回「まさかこんな事件が実際に起こってしまうとは」と驚かされるわけだが、今回のこの事件にはちょっと驚いた。うちにもちょうどアフラックから生命保険料控除の紙が送られてきたところだし。

 これだけ winny での個人情報漏洩事件が報道されているのに、それでも対策を行わずにやらかしてしまうってのは、いったいどーゆー神経をしている会社なのか、非常に興味があるな。
 
 
 保険会社が握ってる病歴などの情報は、いわば究極の個人情報である。自分たちがお客様の唯一無二取り替えのきかない究極の個人情報を扱っているという自覚がないのかね? そして、一度世間に漏洩してしまった個人情報はなにをやっても絶対に消せないという事が、まだ理解できていないのかね?

 この情報漏洩を起こした保険代理店ってのは、おそらく非常に小さな個人事務所なんだろう。しかし、アフラックに管理責任がある事は明白であり、言い逃れはできんぞ。どんなシステムで個人情報を扱い、代理店にどんなマニュアルを渡しどんな教育をしていたのか、きちんと公表してくれ。そしてもちろん、今後の具体的な対策も。

 こんな立派なページは用意されてるんだけどねぇ。。。
 個人情報の取扱いについて(Aflac)
 
 
 あくまで私の知っている範囲だけのお話だが、保険会社に限らず医療関係ってのは、個人情報の取り扱いが甘いところが多いような気がする。業界全体での、扱う情報の重要さと、その情報の扱い方の朴訥さを鑑みると、電子カルテとか遠隔診療とかなんて100年早いような気がするな。少なくとも、病院や薬局間をネットワークでつないでカルテの共有とか、今の状況のままでは絶対にすべきではない。せめて、カルテのファイルをDVDで患者に渡し、患者自身で持ち運ばせる形にしないといかん。

 保険会社のDBを、ろくなセキュリティ対策もなされてない個人代理店から自由に検索できるなんてシステムなんて言語道断であることは、いまさら言うまでもない。(今回のアフラックの件が、どんなシステムで起こった事件なのかは知らないが)
 
 
 アフラックという業界でもそれなりに有名な保険会社が、今後この事件に対してどう落とし前をつけるのか、これからしっかり監視する必要があるぞ。
 
 
 ……近い将来、個人のDNA情報が漏洩、などどいうSFみたいな事件が実際に起きて、大騒ぎになるんだろうなぁ。

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2005.10.11

NASAの科学技術コミュニケーションとか、イグノーベル賞とか

本日のアレなニュースいくつか
 
その1 科学コミュニケーション@NASA

テキサス大学オタク博士がNASAのミッションを説明するマンガ製作:もしかしてNASAもオタク率高し?(英語で!アニメ・マンガ)

ひょっとして、これこそ科学コミュニケーションの本来あるべき姿なのかもしれない。

で、これがそのコミックらしい。
Cindi in Space Comic Book

……あたりまえだが、アメコミだぁ。 この分野でだけは、オタク大国日本が負けるわけにはいかない。 CoSTEP でも、このあたりに注目せねば。
 
 
その2 イグ・ノーベル賞

裏ノーベル賞が今年もきまったぞ。

ナイジェリア詐欺がイグ・ノーベル賞を受賞(ITMedia)

「34年間の自身の食事を撮影し、分析したことで、ドクター・中松氏が栄養学賞を受賞した」……まぁこれはどうでもいい。 確かにめでたい、というか笑えるお話ではあるが。

そんなことよりも大事のはこちら。

「有名なネット詐欺の手口「ナイジェリア詐欺」の考案者が文学賞を受賞した」
……こりゃすごい。選定委員会の英断に拍手、といかそのセンスに脱帽。

ところで、「私の名はクリストファー・エリクソン」の中の人は? 世界中で単純に騙された(?)人数の多さでは、こちらの方が多いような気がするが。
 
 
その3 超音速実験機

JAXA が超音速実験機を飛ばしたそうな。

「次世代」超音速旅客機の飛行実験、宇宙機構が成功(asahi)
宇宙機構の小型超音速機、15分の飛行実験に成功(日経)
小型超音速機、飛行実験に成功…豪州で宇宙機構(yomiuri)

小型超音速実験機(SST)飛行実験結果について(宇宙航空研究開発機構)

ニュースで映像見たけど、かなり格好いいな。 実際の超音速旅客機開発に繋がるかどうかはわからんが、この手の基礎実験はやっておいて損はないと思うぞ。 ガンガンやってくれ。

それにしても、失敗した時は大げさに報道するくせに、成功したときの記事は小さいなぁ。なんとかならんか、マスコミは。(よく言われる事だが)。
 

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本「ディアスポラ」「反哲学教科書」


ここ数日で買った本。
 
 
ディアスポラ (グレッグ・イーガン)
早川書房 945円

まだ読んでる途中なのだが、これぞハードSFのひとつの頂点……じゃないかな?

相も変わらず、他の作家なら長編一本書けそうな科学的哲学的に独創的なアイディアを、いくつもいくつも同時に思いつき、短編ひとつの中に惜しげもなくぶっこんでしまうしまう姿勢がすごい。小説としての完成度を目指すよりも、アイディア自体を考えるのが楽しいんだろうなぁ。

それにしても、イーガンの頭の中では、未来の人類は符号化されてコンピュータの中に人格ごと移住しているのが当たり前なのね。はやくそんな未来がこないかな。

はやく続きを読まなきゃ。

アマゾンの詳細
ディアスポラ
 
 
反哲学教科書(ミシェル・オンフレ)
NTT出版 2,520円

本屋さんでタイトルだけ見て衝動買いしたのだが、案外真面目な哲学の教科書だった。

フランスで実際に利用されている教科書だそうだが、日本でもこれくらいわかりやすい教科書で哲学を教えれば、世の中も少し変わりそうな気もしないでもない。どんな方向にかわるのかは知らんが。

あまぞんの詳細
反哲学教科書

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2005.10.10

天皇杯3回戦 札幌0-2佐川急便


コンサドーレ札幌 応援日記

2005年10月09日(日)
天皇杯3回戦 札幌 0-2 佐川急便東京(室蘭)
ニュース等で結果を知る

やっちまった! いや、これはJ1入替戦に向けた布石に違いない。 ……ユースは頑張ってるのになぁ。 つらい。

くわしくはこちら。
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2005.10.09

科学戦隊「コーステップ」 めぐりあい宇宙編


本日は、札幌駅前の紀伊國屋さんでサイエンスカフェでした。

サイエンスカフェ札幌公式Webページ

タイトルは「宇宙の香りのコーヒータイム」ということで、のんびりコーヒーでも飲みながら、天文学の最近のトピックについて専門家のお話を聴きましょうか、というイベントです。

……だと思っていたのですが、あまりのお客様の数の多さにまずビックリ。 私自信も非常に興味があり、是非とも近くで聴きたいお話だったのですが、会場は人でびっしり、とても中まで入っていけません。

「サイエンスカフェ」って、もっと静かに専門家と語り合うイベントだと思ってましたが、おそらく主催者の予想をこえたお客様が集まったということなんでしょうねぇ。イベントとしては大成功だったのかな?

てなわけで、お話はほとんど聞けなかったのだが、とりあえずアストロノミカルトイレットペーパーとコースターをゲット。嫁さんには不評でしたが、個人的にはこーゆーノリ好きだなぁ。
 
 
さて、この手のイベントをおこなう研究者達の動機としては、大きく分けてふたつが考えられると思います。

その1 世間へのアピール(予算等の見返りを期待)
その2 純粋な研究に対する思いを一般の方に伝える喜び

若い研究者の場合は、おそらく2がメインなんでしょう。確かに、天文学の場合、夜空のロマンについて語れば、それだけで一般の人の心に訴えるものがあります。

でも、研究を続けるためには1だって重要なはずで、多少大げさでもいいから「天文学によって、地球に小惑星がぶつかるのを防ぐことができます」くらい、一般の人向けにアピールしてもいいのになぁと思わなくもなかったりします(もちろん嘘でない範囲で)。「そんな事のために研究してるわけではない」とか「天文学と惑星科学とロケット工学は違う」とか「実際には映画みたいにうまくいかない」とか、いろいろあるのもわかりますが。

もちろん、文部科学省や大企業などのスポンサーに対しては、学会の偉い先生たちが必死こーゆー働きかけをしてるんでしょう。 それだけでなく、若い研究者による一般向けの活動も、あまり理想主義にこだわる必要は無いんじゃないかいな、ということです。

今にもつぶれそうな貧乏サッカーチームを応援している身としては、いかに立派な地域スポーツに対する理念を訴えても、それだけじゃお金をくれるスポンサーはついてくれない事が、身にしみてますので。 最後は、「地域経済に対する貢献」とか「如何に儲けに繋がるか」とか、生臭い話が必要になるんだよね。
 
 
サイエンスカフェは来月も行われるそうです。次回も期待しましょうかね。


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2005.10.07

セミナー講師で生中継未遂


先日、某厚生労働省関連の施設において、セミナー講師なんてものをやったわけだ。

無線のピンマイクを胸につけて、セキュリティについていい気になって一日中しゃべりまくっていたわけだ。

事件はセミナーも佳境に入った頃、唐突におこったわけだ。

「なんか腹具合がおかしいぞ」と思うや否や、突然無性にトイレに行きたくなった。

で、我ながら明らかに中途半端なタイミングで、強引に休み時間を作ったわけだ。(基本的に腸が超弱い人間なので、こーゆー非常事態の対応には慣れているのだ)。
 
 
トイレに駆け込み、ベルトをはずそうと下を向いた瞬間、私は重要な事に気づいた。

「マイクの電源が入っている!」

……まさに間一髪!

気付くのがあと1分遅れたら、いろんな音を生中継してしまうところだったぜ。
 
 
大バカ映画、「裸の銃を持つ男」(goo映画)で、まさにこんなギャグがあったような気がするが、まさか自分がやりかけてしまうとは。。。

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本「デカルトの密室」とか、いろいろ


本を買った日記

デカルトの密室(瀬名秀明)
新潮社 1,995円

まだ初めのほうしか読んでないのだが。

人間と動物と機械との違いってなんだ? チューリングテストにパスした機械は心があるのか? そして人間に意識なんてものが実在するのか?  ……自分が普段から悩んでいる(それほど深刻ではないが)のと同じようなことをきちんと考えていて、それを小説として書いてくれる偉い小説家が世の中にいるってのは、ホント嬉しい事だね。

続きを読むのが楽しみだ。

あまぞんの詳細ページ
デカルトの密室
 
 
どうでもいい話だが、著者の瀬名秀明って、私と同じ頃に同じ大学ですぐ隣のキャンパスに居たらしい。「パラサイトイブ」ってその頃に書かれた作品なんだよね。凄い人だなぁ。
 
 
さらにどうでもいいお話だが。やはり似たような時期に同じ大学に居た人(実在はしないが)関連の blog を見つけたので。

野口江里子の日記(容疑者 室井慎次)

あの室井さんも、あの頃(数年ずれているが)あのキャンパスにいたんだねぇ。

高山書店やフォーラスやベニーランドでのデート。生協のバイトの方々に対してふざけたメッセージを「一言カード」に書いて投稿した記憶もある。よく調べてつくってるもんだね。 ……映画は見てないのだが、見てみようかな。

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月刊マイクロソフト10月号予告


「10月公開のセキュリティ情報は9件,『緊急』を含む」---マイクロソフトが予告(IT Pro)
10月のMicrosoft月例パッチは9件(IT Media)

マイクロソフト セキュリティ情報の事前通知(マイクロソフト)

今月は10月12日。

内容は 「Microsoft Windows に影響を及ぼすマイクロソフト セキュリティ情報 8 件。これらのセキュリティ更新プログラムに関する最大深刻度は「緊急」」……だそうです。

今月は予告どおり出るかな? とりあえず、忘れずに覚えときましょう。
 

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2005.10.06

J2第35節 横浜1-1札幌


コンサドーレ札幌 応援日記

2005年10月05日(水)
J2第35節 横浜 1-1 札幌(西が丘)
ニュース等で結果を知る

勝ちきれません。 悔しいなぁ。

こちらもどうぞ。
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科学戦隊「コーステップ」 NHKようこそ編

本日より、科学技術コミュニケーター養成ユニット(CoSTEP)の講義が本格的に始まりました。

このユニット、その筋ではそれなりに注目されているというのは本当らしく、講義の様子をNHKが生中継しに来ましたよ(札幌ローカルですが)。
 
 
で、嫁さんに録画しておいてもらったのをついさっき見たのですが、なんとびっくり私の姿もTVに写ってるじゃないですか、……0.5秒くらい。

周りの受講生達が必死にノートを取っている中、なんか一人だけ態度のデカイおじさんの姿が映っていて、我ながらちょっと恥ずかしいですな。 自分ではあれでも精一杯集中して聴いていたつもりなんですけどね。
 
 
さて、これからは講義の度にいろんな立場の方々のいろんなお話をうかがえるわけです。 次の講義の日が楽しみだ。


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2005.10.05

ウイルスのネーミング規則?

同じウイルスでもメーカーによって名前が違う……という困った状態が長く続いているわけだが、これをなんとかしようという動きがあるらしい。

マルウェア共通命名計画が10月に始動へ(IT Media)

「現行のマリシャスコードに対する命名システムでは、各企業が自社の脅威データベースに基づいて発見した脅威を命名している」

要するに、現在はウイルス対策メーカーがウイルスを発見するたびにメーカーが自分勝手な名前をつけているわけだな。従って、同じウイルスでもメーカーによって名前が違うことがよくあるわけだ。

この現状をなんとかするため、

「米コンピュータ緊急対策チーム(US-CERT)は、「Common Malware Enumeration」イニシアティブと呼ばれるプログラムの一環として、コンピュータウイルスやワーム、その他の悪意あるコードに対する単一の「命名」を来月より開始する」……のだそうだ
 
 
もしうまく機能するのなら、これは素晴らしい試みであると思う。

流行の初期の段階でウイルスの名前がメーカーによって異なると、一般ユーザーの間で大混乱が起こってしまう。特に一般のマスコミに報道されるような大流行の場合は、素人の方々は、たまたま報道されてしまった特定の名前に惑わされるわけだ。 実際、あまり詳しくないユーザーからの「今日うちの会社で検出されたウイルスは、新聞に出てたウイルスとは違うのか?」てな問い合わせはよく聴く。

また、亜種の名前の添え字の部分(netsky.a なら "a" の部分)だけがメーカーで異なるような場合、多少詳しいユーザーでも同定は至難の業になる。自力での対応については完全にお手上げだ。
 
 
とはいっても、最近のウイルスの大流行は、流行り始めるとあっという間に世界中のPCが酷いことになるから、ウイルス発見後に悠長にメーカー間で調整してる時間なんて無いという事情も、わからないでもない。新種に対して如何に早く対応するかという、メーカー同士の熾烈な競争でもあるしね。
 
 
……学生時代、分類学の先生に言われたことがある。
「花の名前なんて知らなくても花の研究はできる、という人もいるけど、やっぱり名前を知ることが基本なんですよ。分類して名前をつける……生物学に限らず、これが研究の基本です」
ウイルスの命名規則すらない現状では、学問としてのコンピュータウイルス研究も、なかなか難しいのだろうな。
 
 
話は元に戻って。
てなわけで、CMEのサイトはここ。

Common Malware Enumeration

最近のういるすでは、 Zotob の亜種たちに対してIDがつけられているらしい。

それから、このサイトのトップページによると、
CME is not an attempt to solve the challenges involved with naming schemes for viruses and other forms of malware, but instead aims to facilitate the adoption of a shared, neutral indexing capability for malware.
……だそうなので、厳密なネーミング規則を作ろうというお話では無さそうだ。 それでも、共通のIDをふるだけでも、とりあえず現状よりはよくなるんじゃないかな? 今後の運用に期待しましょう。

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2005.10.03

「遊びながら学べる」に、ろくな物無し


遊びながらプログラミングを学べるゲームだってさ。

遊びながらプログラムの基礎を学べるボードゲーム『c-jump』(hotwired)

c-jump: Ski & Snowboard Race

「『Java』や『C++』などのコンピューター・プログラミング言語の基本を楽しみながら学べるボードゲーム」……だそうだが。

上のサイトを見る限り、激しくつまらなそうなゲームに見えるなぁ。「遊びながら学習」の前に、まずは「遊んで楽しい」ことがゲームとして最も重要なことだと思うのだが。

だいたい、JavaとかCとかの手続き型言語をすごろくにしても、あたりまえすぎて全く面白くない。プログラムカウンタとかレジスタとか使ってアセンブラを教えてくれるのなら、今の若い人達に役に立つような気もするんだけどね。

せめて、オブジェクト指向についてゲームの中でうまく表現できていれば、それはそれですごいのだが。
 
 
……LISP とか SQL あたりの言語を楽しいゲームに仕上げられたら、すげぇ大発明だと思う。買ってやるぞ。

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複葉機とか、歌う翼とか、USBめいど服とか

本日の気になった記事、いくつか。

その1 超音速複葉機

超音速旅客機の騒音低減 東北大流体研が「複葉翼」理論確立(河北新報)

「薄いひし形の断面を持つ従来の1枚翼ではなく、薄い三角形の断面の翼2枚を、三角形の頂点が向き合うように上下に配置する」

まずは上記記事のイラストを見て欲しい。

……かっこいい! これは、翼を開く前の X-wing そのものじゃないか?
 
 
その2 歌う翼

「歌う翼」で航空機の揚力が向上(hotwired)

「電流を通すと振動する圧電材料で覆われた翼型をテストした。(電気信号を送って)音が最も効果的なピッチ(音高)になった場合、この翼の揚力は、圧電材料による音のない場合と比べて22%高まったという」

この技術って、飛行機よりも潜水艦や魚雷のスピードアップに使えないか? バブルスライダー魚雷よりもスピードでるかも。(静粛性の点ではダメだろうが)
 
 
その3 USB めいど服

PCに繋がる黒猫メイド服「コスプレUSBドライブ」発売(やじうまPC Watch)
USBメモリ内蔵の「黒猫メイド服」(スラッシュドットジャパン)

ここまでバカバカしいと、いっそすがすがしい。

次は、PC に繋がる「USBメガネ」でも作ってくれ。 ……バカバカしさで対抗するのなら、「USBカツラ」とかはどうだ? 「USBパンツ」とかいうと、一気にいかがわしい製品になってしまうが。

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2005.10.02

科学戦隊「コーステップ」 開講式編

北大の科学技術コミュニケーター養成ユニット(CoSTEP)が、ついに開講です。 というわけで、北大まで開講式にいってきましたよ。

科学技術コミュニケーター養成ユニット

文部科学省の偉い人や北大総長直々の祝辞から始まり、その筋の有名な研究者達や NHK 「サイエンス ZERO」の眞鍋かをりと熊倉悟アナウンサーから送られたビデオメッセージが放映されます。国内でもそれなりに注目されているんですね、このプログラム。

そして、第一回目の講義とガイダンスに続いて、受講者のウエルカム・パーティ。いろんな方とちょっとづつお話しさせていただいたわけですが、先生達も含めてみんな熱意あふれる目がきらきら輝いた若い人ばっかりで、おじさんちょっと熱気に当てられてしまいましたよ。

ホント、あんなに熱い人ばかりが集まっているとは思いませんでしたわ。勢いで応募してしまったものの、これまでの人生をひたすらマイペースでのんびり生きてきた私としては、これからの授業についていけるのか、ちょっとだけ不安になってしまいました。 ……まぁ、いざとなったら会社サボればなんとかなるでしょう、きっと。

さて、水曜日からさっそく本格的な授業が始まります。ちょっと気合いを入れて、勉強に挑んでみましょうかね。
 
 
ついでに、どうでもいいお話ですが。

本日(10月2日)の北海道新聞に開講式の小さな記事が載ってまして、その小さな写真に私の姿が写っていたりします(あまりに小さいので、肖像権とかは関係ないのかな?)。そういや数十年前の共通一次試験で北大に行ったときも、道新に私の写真が載っていたなぁ。「北大に行くと道新に写真が載る」というのも、妙なジンクスですが。
 
 
もうひとつ余談。

授業のスケジュールがコンサドーレの試合とうまい具合に重なってしまうのは、ホント困ったもんだ。これでJ1昇格が決まる……なんて試合の日には、究極の選択を迫られるかもしれないなぁ。

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J2第34節 札幌2-0徳島


コンサドーレ札幌 応援日記

2005年10月01日(土)
J2第34節 札幌 2-0 徳島(厚別)
ニュース等で結果を知る

やればできるじゃないの。 メンバーもフォーメーションも大きく変えて臨んだ試合、みごとに完勝でまた3位が見えてきましたよ。


くわしくはこちらを見てね。
超私的 コンサドーレ札幌 応援日記
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2005.10.01

ダイオウイカのこうげき!

深海の大王、ダイオウイカの生きている姿がついに撮影されたそうな。

巨大イカを世界で初撮影 日本人研究者チーム(CNN.co.jp)
Scientists photograph giant squid(CNN.com) (動画あり)
生きているダイオウイカの撮影に成功(スラッシュドットジャパン)

すげぇ。 研究チームの執念と撮影技術はたいしたもんだ。。

ダイオウイカといえば、マッコウクジラと深海の覇者の座をあらそっていると言われている、深海の巨大生物である。デカイだけでなく、この手の頭足類はクジラに負けず知性もかなり高いはずだ。

人跡未踏の深海で人知れず繰り広げられている、知性をもつ2大巨大生物の壮絶なバトル……想像しただけで血圧が上がる!

次はぜひバトルシーンの撮影に挑んでもらいたい。マッコウクジラの体になんとかカメラを取り付けられんものかね? 深海にまだ生き残りがいるとの噂もある超巨大サメ「メガロドン」なんかも、バトルに参戦してるかもしれないぞ。深海に行ってみたい!


ところで、「そのイカ、食ったら美味い?」などと反射的に考えてしまうのは、海洋民族である日本人の性なんだろうなぁ。

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