ツンデレアプリ実現の可能性
ここ数日、なぜかアクセス数が激増しておりまして、1日5桁にも迫る勢いです。で、いったい何があったのかと恐々としながらちょっとログを調べてみると、以前書いた記事「ツンデレセキュリティ」にアクセスが集中しているようです。
リンクしていただいた方、見に来ていただいた方々には、ホントありがとうございます。
元ネタを3秒で思いつき、「ツンデレ」の単語でググッて上の方に出てきたサイト(2chネタを集めたサイトだったと思う)の中から選りすぐった文章を、ちょいちょいっとセキュリティっぽく修正しただけのネタですので、わざわざ見に来ていただいた方々にはちょっと申し訳ない気もしますが。
それにしても、みなさんツンデレ好きですねぇ。……私も好きです。
さて、世の中にツンデレ好きが多いとして、実際にこのようなツンデレ成分を持つソフトウエアを作って大儲けすることを考えてみましょう。
PC上で無理なく動くアプリと限定した場合、すぐに思いつくのは人工無能の類でしょうか。しかし、確かにある程度ツンデレっぽい会話をこなすことは可能でしょうが、実際に毎日会話して相手を飽きさせない能力を持つ人工無能を、自然な形でPCアプリに組み込むというのは、プログラムの規模とかPCの性能から考えて、難しいんじゃないですかね。
では、毎日の会話で相手を飽きさせないためにどうすればいいでしょうか。ひとつの方法として、ネット経由で毎日ツンデレっぽい要素をダウンロードする方法があります。これならば、PC上のアプリはそれほど大きなプログラムである必要はありませんし、サーバ側で毎日新鮮な単語を用意さえしておけば、おそらく会話の相手は飽きることはないでしょう。アプリの種類によっては、新鮮なグラフィックをダウンロードさせることによって、効果倍増かもしれません。
ここでひとつ問題があります。今の世の中、それがどんな目的のアプリにしろ、勝手にベンダーのサーバに接続しにいくソフトというのは、スパイウェア扱いされる可能性があります。通信しようとしたとたんに、パーソナルファイアーウオールにブロックされるのがオチでしょう。
もうひとつ。これが一番重要ですが、ツンデレ化で大儲けするためには、利用者が毎日欠かさず利用して、ツンデレな会話をしてくれると嬉しいアプリケーションでなくてはなりません。そんなアプリケーションとは、いったいなんでしょうか?
これらの点から考えると、実は「ウイルス対策ソフト」ってのは、もっともツンデレ化させやすいアプリであることがわかります。
ツンデレ会話の素やグラフィックは、パターンファイルと一緒に毎日ダウンロードすればよいわけです。数年前「ウイルスキラー」という製品で、ケンシロウのグラフィックがキティちゃんに化けてしまった事件がありましたが(「ウイルスキラー北斗の拳とキティちゃん」を参照してください)、これと同じ事をわざとやればいいわけです。ウイルス対策ソフトがやることなら、ベンダーのサーバに自動的に接続しにいっても、文句を言う人はいません。毎日利用せざるをえなくて、しかも会話できれば楽しいアプリであることは、言うまでもないですな。
てなわけで、技術的にも問題ないだろうし、本当にどっかのメーカで作らないかな? ツンデレウイルス対策ソフト。
追伸。
わざと触れるのを避けていたのですが、実はもう一つ大きな可能性があります。それは言うまでもないマイクロソフト。毎月のウインドウズアップデートを利用してOS自体をツンデレ化されたら、他社では対抗不可能だろうなぁ。さらに、MSオフィスのヘルプのイルカや冴子先生をツンデレ化される可能性もあるし。
これに日本メーカーが対抗するには、いろんなベンダーのアプリで使えるような共通ツンデレヘルプ機能をつくり、さらにダウンロード元のサーバも各社の物を選択できるようにして、各社でツンデレデータを競いあう世の中になるしか無いかもしれません。
いや、逆に考えると、例えばリナックスあたりで実現された「アプリ共通ツンデレ化機能」もしくは「デスクトップツンデレ化機能」こそが、日本がMSの一極支配から抜け出すきっかけになるかもしれないぞ。
(「ツンデレ化」というのは、もちろんたとえ話でありまして、このお話はアプリになんらかの日替わりインターフェース機能を持たせること一般に通じるわけです)
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント