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2005.02.25

RFID でお子様を守れるのか?


RFID を使ったお子様監視計画が挫折したそうな。

米小学校、RFIDを使った児童監視システムを廃止--保護者などの反対を受け(CNET Japan)

「小さなRFIDタグが内蔵されたカードが児童のプライバシーを侵害すること、そして無線が健康に害を及ぼす可能性があること」 ……が理由らしいが。

RFID の問題点として、プライバシーの問題は避けてとおることはできない。 だが、この場合は対象がお子様だけにプライバシーについては微妙な問題となるわな。「ガキのプライバシーよりも、ガキの安全のほうが重要だ」……と言われて反論するのは難しいだろう。

だけどね。

その前に 「RFID は本当にガキの安全に寄与するのか?」という点が十分に考えられたのかどうかが、非常に疑問だ。

もし私が児童誘拐を狙う犯人だったら、学校から連れ出す際 RFIDだけ校内においていくぞ。 たったこれだけのことで、かえって初動捜査が大幅に遅れることになりゃせんか?

また、もし電波が遠くまで届きリーダーが町じゅうにあるのだったら、犯行直後に RFID をそこらへんで信号待ちしているトラックに載せてしまってもいい。 簡単に捜査が攪乱されないか?

それ以前に、目標のお子様の位置を悪人に教えてしまう、悪人にとっても便利なツールになりゃしないか?

(このへんは、GPSつきの携帯も同じだね)
 
 
もしいろんな問題点がクリアされて世の中が RFID だらけになれば、私のようなおたくな人間がワクワクするようなSF世界がくるのかもしれない。 コンピュータの外界に対する認識力が劇的に、おそらく人間以上にまで一気に強化されるわけだから、それこそ世の中のありとあらゆる仕組みがかわるかもしれないわけだ。

てなわけで、RFID の類の技術が大きなビジネスチャンスにつながるのは間違いないだろう。 

推進する側が焦る気持ちもわからんでもないのだが。 プライバシー擁護の主張をきちんと論破できるよう、弱点が無くなるまでよく考えなくちゃいかんだろうに。

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