「ネットワークがおかしい、助けてくれ」との事で、とある学校に行って来た。
電話による説明では「ウイルスかもしれない」ということで、それなりに用意を整えて緊張しながら現地にいったわけだが、ちょっと調査してみるとあっさりと解決。 原因は、DHCPがアレでIPがアレなせいであった。
しかし、本番はこれから。 なかなか驚かされる事が多かったので、箇条書きにしてみる。
驚いたこと その1 最近のお子様
最近のお子様達って、校内にインターネットを利用できる専用の教室があって、授業でインターネットの使い方を習うんだ。ハイテクだ、いいなぁ。 俺のガキの頃なんて、ボロいTVが置いてあるだけの「視聴覚室」が、最新鋭メカの部屋だったよなぁ。
その2 ネットワークがぐっちゃぐちゃ。
作った頃はそれなりにシンプルだったらしいのだが、いつの間にやら魑魅魍魎の跋扈するネットワークになってしまっている(それほど大規模なLANでもないのだが)。 構成がわかってる人が誰もいないし。
その3 謎の機器がいっぱい
予算を握っているはずの教育委員会すら知らない機器がいっぱいある。 先生達の私物のPCなんて当たり前。 いつの間にやら無線LANが増設されていたことには、さすがに教育委員会の人も驚いていた。(なんでも、プリンターを導入した際、ついでにメーカーさんに頼んでみたら、チョイチョイっと設置していってくれたそうな)。
その4 セキュリティ皆無
そんな状態だから、各PCもルーターも、もちろん無線LANも侵入自由だ。 ウイルス対策ソフトは、私物PC以外のPCには一応導入されているものの、パターンが更新されてないぞ。
その5 おまけ
当たり前の話だが、先生達はそんな環境のPCで生徒の成績を管理している。
……実に困ったことに、こーゆー学校は少なくない。 さて、いったい誰が悪いのでしょう?
無頓着な先生達や、お金を出さない教育委員会を責めるのは簡単だ。 しかし、少なくとも現場の人たちは、彼らなりに必死なんだよなぁ。 彼らを責めたところで、現状は全く良くはならないんだよなぁ。 かといって、とにかく貧乏な自治体の議員や役人に営業をかけても、こんな事に金を出してくれる可能性は皆無だ。
どうしたもんかねぇ。
……以上、単なる愚痴でした。 愚痴なので、結論じみたものは無しです。
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